二次創作小説(映像)※倉庫ログ

ショートランドの艦これ日和:その1 ( No.739 )
日時: 2015/04/29 08:44
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: rCcrGyYb)

今回はグレイディアさん、ヤマビコさん、琴葉姫さん達とのコラボ。
艦これを始めてはや1ヶ月ちょっとですが、未だに司令官レベル35のスローライフを楽しんでます。





小ネタ:艦これのキスカ島について。


八雲の答え:駆逐艦専用拷問地。

伊村の答え:深海棲艦が駆逐艦に「お前ら全員死刑ね」と軽いノリで言ってくる場所。

五月雨の答え:せめて軽巡を加えても攻略できるようにしてください(史実のキスカ島撤退作戦は阿武隈と木曾と多摩も参加していた)。

WS島風の答え:『幾つになっても歯医者は嫌』の銀さんと土方と同じ気持ち。

若葉の答え:拷問天ご……いや、私にとっては無念の海。香取さん明石さん、今日も痛いのを……いや、なんでもない。


おい若葉ww本音が零れてるぞwww





ショートランド泊地海域。


吹雪(ヤ)「ショートランド泊地って言うと、大体この辺りですよね?」

太平洋南部。視界に広がる広大な海を、艦娘の一団と結構武装した船が目的地に向かって航行していた。

熊野(琴)「日傘を用意して正解でしたわ。ですが、本当にこの諸島にいるんですの?」

朔「マップ検索サイトで調べたから間違いないと思うけどさ……」

ほむら「それにしても暑いわね;初春を連れてかなくて正解だったわ;」

現在琴葉姫サイド、グレイディアサイド、ヤマビコサイドの3チームは最近艦これを始めたと言う八雲のいるショートランドへと船で向かっていた。因みにこの船、現在舵を握っている人物が使っている輸送船である。更に付け加えるならグレイディアサイドの療養中&出撃不可の艦娘以外は艤装を装備して移動中です。

ブラッドレイ「態々すまないな。我々だけでなく療養中の子達まで」

操舵手「気にすんなって。それに、ここらはショートランド群島から南にそれると深海棲艦の棲地の領海に入るからな。もうすぐ到着するぞ」

羽黒(グ)「大丈夫……なんですよね?」

時雨(グ)「大丈夫でしょ?そうそうにブラック鎮守府があるわけ無いじゃない」

グレイディア「いやお前ら会った事無いだろ」

そんなこんなでやりとりしていると、目的のショートランド泊地に到着した。





八雲「よ、よよよ、ようそこいらっさいますたたたたたた(gkbr」

龍田(グ)「落ち着いて(薙刀の石突で八雲の頭を叩く」

八雲「ほげっ!?」

五月雨「ヨーコソ、イラッシャイマシタ、ワタシ、ヒショカンノ、五月雨、デス。サイショノ、ポケモン、デス」

吹雪(ヤ)&叢雲(ヤ)&長月(琴)「落ち着け!(空手チョップ」

五月雨「ほぶしっ!?」

着いて早々ガッチガチな2名にいきなり艦娘が攻撃を仕掛ける。おい、大丈夫か;
だがその攻撃で我に返ったのか、改めて八雲と五月雨が立ち上がった。

八雲「あー、まぁともかく、だ。ようこそいらっしゃいました!元帥と作者の皆さん!」

五月雨「本日はお日柄も良く、また、足元がお悪い中……」

霧島(ヤ)「晴れ?雨?どっち?」

比叡(ヤ)「完全にガッチガチですよ!ロボみたいにガッチガチですよ!」

おい、お前らいい加減に落ち着けよ……;漸く深呼吸で落ち着くと、改めて自己紹介をした。

五月雨「では……五月雨って言います。八雲司令官の秘書官をしています」

グレイディア「どーも。あ、初期艦全員揃ってる」

漣(ヤ)「おお!初期5人娘ktkr!」

八雲「一応もうすぐ他の連中も来るけど……あ、来た来た」

腕時計を見て再び海の彼方を見ると、こちらに向かってくる6つの艦娘が。八雲は彼女たちの帰還を待って自己紹介を行う。




現在睦月型育成中。

ショートランドの艦これ日和:その2 ( No.740 )
日時: 2015/04/29 08:49
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: rCcrGyYb)




出撃していた八雲の第一艦隊が帰島したことにより、改めて第一艦隊の自己紹介に入る。


五月雨「改めてもう一度。白露型6番艦五月雨です!」

若葉「初春型3番艦、若葉だ」

五十鈴「長良型2番艦、五十鈴よ」

赤城「航空母艦、一航戦の赤城です」

摩耶「高雄型3番艦の摩耶だ」

愛宕「同じく高雄型2番艦、愛宕でーす。ヨーソロー♪」

榛名「金剛型2番艦、榛名です!」

八雲「この面子と+αが、今のここの艦隊の第一艦隊だ」

まどか「うちとは全然違うんだね。特に榛名ちゃんと赤城ちゃんが」

榛名&赤城「バックナンバーとか見たけど何あれって思いました(´・ω・`)」

榛名(グ&琴)&赤城(グ)&島風(グ)「私もチラッと見たけど、あれは無いって思いました;」

ヤマビコサイド「誠に申し訳ありませんでしたOTL」

あの2人にはこっち側の当人にはキツイようです;場の空気を見ていた操舵手が自己紹介をする。

操舵手「あー、俺はここらの鎮守府の司令塔を担う元帥、佐伯ってんだ。よろしくな」

朔「そうだったんですか。態々元帥が直々に……」

佐伯「畏まるなって。あんまりそういうの苦手だし。それじゃあ第1艦隊は補給後は自由時間。提督側は俺らと一緒に来てくれ」

佐伯元帥が八雲の代わりに指示を出し、提督側と艦娘側に分かれて行動していった。





ヤマビコサイド&榛名&琴葉姫サイドの戦艦娘「小っさ……」

金剛(琴)「ベリースモールデース。まるで第六駆逐隊みたいデスネー」

榛名(グ)「こうも簡単に抱えられます」

比叡(グ)(・ω・)←榛名(グ)に抱えられている。

まずは戦艦娘たちの交流。みんな小さくなったグレイディアサイドの金剛型3番艦に興味心身だ。

武蔵(ヤ)「深くツッコミは入れたくないが、こうなる前はこっちみたいに元の姿だったんだろ?」

榛名(グ)「はい。私達と同じくらいでした」

榛名「まさか……それって……!」

金剛(琴)「榛名?」



※ちょっとうちの榛名の予想に付き合ってください。


私は金剛型2番艦探偵の比叡。姉で同級生の金剛と、遊園地に遊びに行って、白尽くめの妖しげな男の取引現場を目撃。
取引現場に夢中になっていた私は、背後から近付いてくるもう一人の仲間に気付かなかった!
私は、その男に毒薬を飲まされ、目が覚めたら……!



——身体が縮んでしまっていた!
比叡が生きている奴らにばれたら、周りの人間にも危害が及ぶ。大和博士からの助言で正体を隠す事にした私は、金剛から名前を聞かれて、咄嗟に『八島』と名乗り、奴らの情報を掴む為に、提督が探偵をやっている鎮守府に転がり込んだ。




武蔵(ヤ)「コナンの劇場版の奴じゃねぇかあああああ!!」

榛名「おっごぉ!?」

大和型2番艦のツッコミがてらのドロップキックが炸裂。八雲サイドの金剛型3番艦が飛ばされて突き当たりの壁に激突した。

武蔵(ヤ)「完全にコナン映画の最初に良く見るアレだよな!?流れからするとおっちゃん役がグレイディアさんだよなこれ!?」

榛名「いたた……;いや、小さくなったって言うからこれが一番かと……」

榛名(グ)「比叡姉様はそんな物騒な毒薬なんて飲まされてませんからね!?」

比叡(ヤ)「と言うか、黒の組織が真っ白だから!黒の組織ならぬ白の組織になってるでしょ!」

寧ろそんな薬品どこで手に入れたのか聞きてぇよ(ヤマビコサイドの武蔵)。後比叡(ヤ)、誰がうまい事言えと?
と、話もそこそこに戦艦寮にまで足を運ぶ。ふとそこで、琴葉姫サイドの金剛が疑問を口にした。

金剛(琴)「そういえば、+αって言ってたけど、本来誰がいるんデスカ?」

榛名「山城です。航空戦艦にまで引きあがったんです。ですが……」

戦艦寮にいる扶桑型2番艦の話に入ると、榛名の表情が暗くなる。急に暗くなった彼女を見て他の艦娘は疑問に思いつつも、彼女に尋ねた。

榛名「彼女も初めの内は貴重な戦艦と言うの戦力として活躍してくれました。LV20になったら更に強くなり、戦闘ではMVPをほぼ独占……だけど、彼女はもう限界なんです。激しい戦闘で肉体はボロボロになり、精神は疲弊しきっているんです!このままじゃ出撃しても大破、最悪轟沈なんて事も……!」

山城(ヤ)「酷い……!八雲さん、そんなに酷使してるの!?」

扶桑(グ)「同じ扶桑型なら、彼女の治療に役立てるかもしれません!ちょっと、行ってきます!」

榛名「あ、でも扶桑さんは離れた方が……」

八雲サイドの扶桑型2番艦が酷使されている事に怒りを覚えるヤマビコサイドとグレイディアサイドの扶桑姉妹。榛名の制止も聞かず、山城の部屋に入っていった。

陸奥(グ)「ねぇ、そんなに酷使されたんなら大破状態が続いてるんじゃないの?さっきの自己紹介じゃそんな風には見えなかったけど……」

榛名「無理も無いです。確かに身も心もボロボロだって言ってたけど、根本的な原因は……」

















榛名「姉分不足です(遠い目」

他の艦娘s(純粋組除く)「」

え?なんて言った?姉分不足であんなシリアス紛いな事が起きたの?
因みにうちでは扶桑はまだおりません。そういえば、前に千代田が来た時は戦艦水鬼が逃げ出しそうな負のオーラが吹き出していたっけな……;ゲーデさんこの負を処理してくださいお願いします。

陸奥(グ)「……どうする?」

比叡(グ)「ねーねー、扶桑達はどうするの?」

金剛(琴)「デスヨネー。覗いて見るとかどうネー?」

榛名(琴)「やめてくださいお姉さまがたには早すぎますOTL」

榛名「大破や轟沈は無いと思いますが……十分に姉分を補給できれば元気になるでしょうからほっときましょうか;」

霧島(ヤ)(見捨てた!扶桑を見捨てたよこの艦娘!)

この後、大破状態の山城が2人、鎮守府湾内で浮かんでいたのをこちらの睦月が目撃したのを記載する。



早く扶桑来てくれ。妹の為にも。

ショートランドの艦これ日和:その3 ( No.741 )
日時: 2015/04/30 12:15
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: rCcrGyYb)


重巡&軽巡&空母組


千歳(グ)&千代田(グ)&隼鷹「と、言うわけで酒を片手に語り合いましょうか」

他の重巡&空母艦娘「何が『と、言うわけで』ですか」

食堂の飲酒スペースで酒豪艦娘が一升瓶片手に語らおうと準備していた。

由良(グ)「さすが酒豪艦娘……;つか、どこから用意したんですか;」

隼鷹「細かいこたぁ気にすんな!別の鎮守府から来たっつー奴と酒を交わせる機会なんて早々に無いだろ?このまま一生分飲み干してやるぞー!」

千歳(グ)「おっしゃー!ガンガン飲むぞー!」

千代田(グ)「二日酔いがなんぼのもんじゃああああー!呑まれたら飲み返したらぁああああー!!」

那智(グ)「よし、私も付き合おう(杯用意」

羽黒(グ)「那智姉さん、せめて千代田さんにはお酒を飲ませないで;」

龍田(グ)「大丈夫よ。千代田ちゃんが暴れたら私が沈めるからね〜♪(薙刀シャキーン」

おい、確かに那智は酒豪ネタがあるけどせめて裸族になりかけの千代田を沈めてからにしろ。一方のヤマビコサイドの天龍はグレイディアサイドの由良と琴葉姫サイドの熊野を誘い、こちら側の五十鈴と共に昼食を兼ねて叢雲改二実装化記念小パーティを行っていた。

加賀(琴)「とりあえず千代田型2番艦は沈めますか?(艦載機用意」

瑞鶴(グ)「やめなさいよ;あれ?そういやこっちの赤城はどうしたの?」

ふと辺りを探すと八雲サイドの赤城がいない。うろうろと探していると、離れた禁酒スペースの席にいた。

加賀(琴)「どうかしましたか?」

赤城「あ、朔提督の……実は私、お酒がダメなんですよ;」

羽黒(グ)「お酒が?」

?「ほら、空母って殆どが弓を使うでしょ?飲みすぎでその発着に支障を出さない為にも、殆どの空母は禁酒が言い渡されてるんだ」

酒がダメだと言う赤城の代わりに、臙脂色のセーラー服にキュロットを着用したボーイッシュな艦娘、最上が答えると同時に赤城の隣に座る。どうやら佐伯元帥側の方らしい(因みに八雲は既に持ってます。改になってます)。

川内(グ)「酒がダメ?あっちはあっちで宴会モードだよ?」

最上「確かに皆が皆酒がダメって訳じゃないさ。あっちは別って事」

衣笠(グ)「じゃあ空母の禁酒のルーツってあるって事?」

青葉(グ)「折角なんで教えてくれますか?いい新聞のネタになりそうですので」

青葉型2名が取材する気満々でそういうと、赤城と最上は神妙な顔になり、思わず周りも息を呑む。つか、青葉取材する気満々だなオイ。

赤城「しまね丸というのをご存知ですか?」

赤城(グ)「航空母艦機能を有したタンカーで、特1TL型の空母ですよね?艦娘として出ていたんですか?」

最上「うん。その艦娘と彼女の提督はかなりの酒豪で、1日酒樽1つ分のお酒を飲み干すって言われていたんだ。だけど、ある出撃任務で泥酔した状態で出撃したの。だけど毎日酒を飲んでいたことが原因で手が震えてまともに艦載機を発信できない状態だった。提督もその状況に気付かず艦隊を無理矢理前進させてしまい、しまね丸は深海棲艦に集中攻撃されて大破轟沈……その提督も、無理な進撃を指摘されて失脚。以降艦娘は出撃1時間前の飲酒を禁止する規律が作られたと言う……」

瑞鶴(グ)「一航戦五航戦以前に空母の恥でしょそいつ!泥酔したまま出撃するバカがどこにいるのよ?!」

青葉(グ)「そしてその反動で酒類がダメになった、と」

完全にインタビューする形で話を進める青葉型2名。
そして愛宕も思い出したように口にする。

愛宕「私もちょっと聞いた事あるわ。確か……」



愛宕による『八雲サイドの空母娘達の酒事情』。

加賀&翔鶴:出撃前に水と間違えて白乾児(パイカルと読むアルコール度数45前後のキツい中国酒)をコップ1杯分飲んでしまい、その時はなんとも無かったが、出撃中に思いっきりリバース。結局撤退する事に。

瑞鶴:隼鷹に勧められて思わずブランデーを飲んだが、直後にくさやジャムを食べた日常のみおの如く暴れまくった。

赤城:瑞鶴と同じく隼鷹に勧められて飲んだが、お猪口1杯分で泥酔。翌日二日酔いの為艦隊から外された)。

蒼龍&飛龍:飲んだ直後に毒を飲んだかのごとく悶絶し、急性アル中でダウン。

鳳翔:アサリの酒蒸しを作ってる最中、酒の蒸気で酔ってしまい、顔面を沸騰してる鍋の上にIN☆おかげで顔面を大火傷しました。

飛鷹:それなりに酒に対する耐性は強い。しかし妹並には飲まない。

瑞鳳:飲んだ1秒後に泥酔。眠る直前はなんか麻酔針を撃たれた小五郎みたいになる。

祥鳳:酔ったら「寒……っ」とか言い出してSKの服を引っぺがそうとした(その後、ZKの飛行甲板を頭部に叩きつけられ大破)。

千歳&千代田&隼鷹:酒豪艦娘s。一升瓶一本分飲んでも出撃に支障を出さないから凄い。

龍嬢:そもそもコイツ酒飲んだこと無い。



北上&青葉(グ)「ちょww酒一杯で大惨事www特に二航戦と鳳翔がwww」

摩耶「あたしも見たけど開いた口が塞がらなかったぞ;」

深い溜息のあと、赤城は思い出したように口にした。

赤城「そうだ、小パーティを開いている2人に伝えてくれないかしら?『五十鈴の前に牛の単語を使わないで欲しい』って」

川内(グ)「牛?干支とかに出てるあの?」

加賀(琴)「何故に?」

最上「それが……「ガッシャーン!!」あ……;」

何か言いかけたそのとき、天龍達が小パーティをしていたテーブルから盛大な音が響く。そこを見てみると、五十鈴が天龍(ヤ)と熊野(琴)、そして由良(グ)に向けて機銃を構えていた。鬼気迫る表情で。

天龍(ヤ)「ちょ、待て待て待て待て!どうしたいきなり血相変えて!?」

熊野(琴)「落ち着いて!落ち着いて話しましょう!?と言うかどこから用意したんですのその機銃!!」

五十鈴「…オメェらの……」

由良(グ)「はい?」

五十鈴「オメェらの……!」










五十鈴「オメェらの血は何色だあああああぁぁぁ!!!」

天龍(ヤ)「ぎゃああああ!マジギレだあああああ!!(逃走」

熊野(琴)「いやあああああ!?(逃走」

由良(グ)「わぎゃあああああ!!(逃走」

そう叫ぶと五十鈴は、戦艦以上の主砲を装備して天龍(ヤ)達に向けてきたああああ!逃走する3人を追う彼女の目は完全に殺る気満々であり、早く止めないとマジで死人が出る危険も……!

千代田(グ)「ちょっと五十鈴!何ぎゃあぎゃあ騒いでるのよ?折角の酒がまずくなるでしょーがぁ!しっかし牛肉か……おっしゃ!牛すじ甘辛煮込みひとつ追加でー!やっぱお酒のつまみっつったら牛すじの煮込み——」

※暫くお待ち下さい。

五十鈴「あ ん た も か」

千代田(グ)「」←機銃で蜂の巣。

千歳(グ)「千代田あああ!?」

関係無い千代田も標的になり、一瞬で機銃に蜂の巣にされました。そして蜂の巣にされた千代田を放っておき、改めて追い詰めた天龍(ヤ)達に向き直る。

五十鈴「さて……轟沈台詞は言ったか?」

由良(グ)「いやいやいや!陸で轟沈ってないでしょ!?轟沈しようにも出来ないって!!一旦タイム!マジでお願い!ねっ!?」

由良(グ)の必死の願いも聞かず、五十鈴は機銃の銃口を3人に向ける。あの状態の五十鈴は何をするかわからない。今にも発砲しそうだ。

愛宕「瑞鶴、これ」つ鉄板入りハリセン。

瑞鶴(グ)「ども。おんどるぃやああああ!!」

五十鈴「おぼすっ!?」

発砲しようとした直前、五航戦妹が愛宕から手渡された鉄板入りハリセンで暴走する五十鈴を静めました。
そして落ち着かせた後、彼女を正座させて話を聞く。

加賀(琴)「それで、何故にあんなことをしていたのですか?先ほどこちらの赤城さんから牛が禁句とか言っておりましたが」

愛宕「原因って言ったら、五十鈴牧場でしょうね。五十鈴にとってはトラウマクラスだし。で、3人とも何注文したの?」

天龍(ヤ)「うちの秘書艦の改二祝いに牛丼を」

熊野(琴)「牛ステーキですわ」

由良(グ)「牛肉コロッケ定食」

赤城「やっぱり原因これですね」

聞きなれない単語に八雲サイド以外が首を傾げる。
「まぁ、知らないよね;実を言うと私も知らないし」と愛宕が苦笑すると、摩耶が説明する。

摩耶「要するに、改になった五十鈴から装備を引っぺがして近代化改修の素材や解体に回してんだ」

千代田(グ)「そうなんだ。あれ?でも私とお姉、北上と大井、それに最上に伊勢型は五十鈴より低い10レベで改造できるのよ?なんで私達はそんな風に言われないの?(さっきの銃撃で酔いが醒めた」

北上(グ)「だよね。でもそんなの聞いてないし……」

熊野(琴)「ひょっとしたら、『れありてぃ』の関係ではありませんの?」

愛宕「熊野ん、ナイス指摘」

五十鈴牧場と呼ばれる所以(ゆえん)はそれだ。同じく低レベルで改造できるのは最上、伊勢型姉妹、北上、大井、五十鈴、千歳型姉妹、五十鈴の9人。
だが、レアリティ(艦娘の背景)は五十鈴が最も低く(千歳と千代田もレアリティは五十鈴と同じだが)、1−2からドロップできる上に、改になるとレア電探を持ってくるので、それに目を付けたブラック鎮守府連中が養殖を始めたのだろう……(北上と最上は銀背景のレア度3、大井と伊勢型は金背景のレア度4);

五十鈴「ひょっとしたら牛ひき肉使用とか言いながらバラバラにした私の肉を使ってるんじゃ……!」

天龍(ヤ)「お前、一回顔洗って自分のツラ鏡で見て来い。絶望ハンバーグじゃねぇんだぞ」

那智(グ)「つか、なんで牛縛りなんだ?瑞鶴に鳥は禁句だってのは知ってるが「射抜かれたいか貴様」すみませんでした」

五十鈴「改になったら生殺しにされるか殺されるかのどっちかよ。他の生き物はすぐに殺されるかのどっちかよ!豚ならすぐに殺されるし、ヤギなら放牧してる分まだマシよ!」

五十鈴以外の殆どの艦娘(うわぁ……;)

羽黒(グ)(この人、どんな盛大なトラウマを抱えてるんですか;)

どうやらこの艦娘、相当なトラウマを持っているらしい;下手をしたらグレイディアさん達の所に行ってたかも……;

天龍(ヤ)「まあともかく……」

事の真相を知った天龍型のネームシップと最上型、長良型4番艦は五十鈴に向き直り……






熊野(琴)&天龍(ヤ)「勝手におたくの同僚を食べようとしてすみませんでした(謝罪」

由良(グ)「次女がこんな目に遭ってると知らないで注文してすみませんでした(謝罪」

五十鈴「まぁ、解れば良いわよ。伝えなかったこっちにも積はあるしさ」

千代田(グ)「んじゃまぁ飲みなおしと言うことで、牛すじの煮込み「さっき言ってた事もう忘れたんですか;」え?」


その後、鎮守府海域でボコボコにされつつ簀巻きにされた千歳型2番艦がぷかぷか浮いているのが発見された。


提督業してる人なら一度は聞いた事はあるであろう五十鈴牧場。

Re: 小さな書庫の騒動【短編集】 ( No.742 )
日時: 2015/04/29 09:08
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: rCcrGyYb)




駆逐&潜水艦娘組


吹雪(ヤ)「ここが出撃する場所の港なの?」

五月雨「はい。工廠と入渠用ドッグはまだ2つで効率は悪いけど……」

駆逐級、潜水艦娘は五月雨と若葉の案内で港を見回っていた。
出撃湾は横に並んだ『出撃』と書かれた6つの円形のマスに、そこから直線状に6つの水路があり、それらが巨大な出口に繋がっている。まぁ、これで解り辛いと言うんだったらアニメ艦これの出撃港をイメージしてください。

叢雲「んで?今どこまで進んでるの?」

五月雨「うーん……今、2−3まで攻略は完了したけど、2−4が……;」

春雨(琴)「私達駆逐艦だと、最悪真っ先に轟沈する可能性があるからね;」

皐月(琴)「重武装な戦艦なら攻略できるかもしれないけど……ラスボスがね;」

ここで説明するが、艦これの2−4は2−3までとは違って大分交差点が多くなり、ラスボスと言われる羅針盤が荒ぶりまくり、ボスにたどり着けない、行き止まりに到達して帰島、何てことがある。
だが、荒ぶる羅針盤の2−4をクリアしても冒頭の小ネタで駆逐艦達が紹介したアレが待っている……;

若葉「だが、勲章も取なければならないな。一部の改二には必要だし」

五月雨「提督は皆さんと比べて素人な点が多いからね……」

漣(ヤ)「まだ2−4はクリアしてないんだよね?だったら1−5だけ……」

琴葉姫サイドの第六駆逐隊&弥生&卯月&吹雪(ヤ)&叢雲(ヤ)「やめて思い出したくない」

春雨(琴)「あぁ、任務に皆が関係したのあったっけ……;」

艦これには任務と言うクエストがあり、それぞれ出撃や工廠での開発、艦娘の入渠などがあってそれらをクリアすると資材などが得られる。鋼材、ボーキサイト、燃料、弾薬は時間経過で少しずつ溜まっていき、司令官レベルがあがると資材の上限も増える。

因みに1−5と言うのは鎮守府海域の正規マップ4つを攻略後に南西諸島海域の最初のマップ開放と同時に鎮守府近海と言う所が開放され、そこで深海棲艦の潜水艦が登場する。そしてこのエリアでは任務で第六駆逐隊4人、初期艦2名&白雪と初雪、睦月、望月、弥生、卯月の編成で戦術的敗北以上を出せばクリアとなる。

だがこの鎮守府海域、『特定の編成かつ出撃する部隊の艦娘が4人以内』であるのがボス到達の条件であり、5人以上か特定条件を満たしていない艦隊だとほぼ必ずオシオキ地点かハズレ地点に行ってしまうのだ。あの任務ではその特定条件の片方を満たす事ができず、何度雷巡に服を引っぺがされた事か……;ある意味殆どの提督のトラウマかもしれない。因みに作者は第六駆逐隊の任務はクリアしました。

若葉(グ)「しかし、1−5のボスは手強いからな。対潜能力の高い艦でも倒せるかどうか……任務の方は大抵地獄だぞ」

若葉「方法ならある。私が考えた」

叢雲(ヤ)「方法って?」

若葉「これだ」


1:若葉を旗艦とし、任務の4人を編入して出撃。

2:必ずボスに向かうルートを進み、ボスマス前の分岐点で旗艦が看板を持ってオシオキマスに移動。これによりボスに4人が挑める。

3:旗艦は雷巡達にフルボッコにされる。


黒潮(グ)「……アンタ、アホとちゃう?」

不知火(グ)「自分からあのエリアに移動するなんて正気とは思えないわね。と言うか、何で看板が必要……」

不知火(グ)がその看板を見た途端、固まった。黒潮(グ)と浦風(琴)が見てみると……









『ドMな雌豚はここです。深海棲艦の皆さん、ビシバシ調教させてください!なるべく痛いのをお願いします!!』

不知火(グ)&黒潮(グ)&浦風(琴)&叢雲(ヤ)「ってお前ただのドMじゃねぇかああああああああ!!!(怒」

若葉「これで出撃成功率が3倍増すぞ。試して見ろ」

叢雲(ヤ)「何言ってるのよ!こんなん反則に決まってるじゃない!大体旗艦全員がマゾだなんて思ったら大間違いよ!バーカバーカ!ドM!変態!」

若葉「う〜ん。曙の糞艦娘や龍田の脅しもビリビリ来るが、今のも悪くないな。もっと言ってくれ(キリッ」

暁(琴)「キリッ!じゃない!自分からドMを認めたよこの子!姉妹艦が見たら泣くよ絶対!」

若葉(グ)「もうやだこの子OTL」

谷風(琴)「ぶっはwwwドMな若葉ってwwwファーwww」

漣(ヤ)「杏子相手のさやか並にヒドスwww安定の若葉ktkrwww」

若葉のドM設定は今のところ多分ここだけです。中破の台詞がかなり印象深かったからね……;
ドM若葉は放っておいて次の場所に移動すると、ある人物と遭遇する。

伊村「おぉ、結構な大所帯やな〜」

五月雨「あ、伊村さん。——この方はここの手伝いをしてくれる伊村ヒスイさんです」

島風(グ)「よろしくー。あ、頭の子可愛いね。それは?」

ぜかまし( ・ω・)つ『あたしだよ!』

伊村「お前様や」

島風(グ)「は?」

伊村「あー、なんちゅーかな?この子はこことはちょいと違う世界の艦娘で……」

確かにこの鎮守府に島風はいない。だが、伊村は原作の経験もあるのでちょくちょく手伝っているのだ。因みに彼の司令部レベルは105だったりする。
彼は自分と契約したWS世界の彼女といむやを紹介した後、思い出したように港先を指す。

伊村「おぉせやった。港でカノンがおもろい事しとるで。いっぺん見に行ったらどや?」

そう言って伊村と別れ、港に移動する一行。倉庫の前に到着すると、伊村のもう一人の契約者、カノンと会う。それと同時にもう一人、黒いセーラー服に三日月の飾りを着けた、弥生や卯月、皐月と長月と同い年くらいの少女とも会う。睦月型6番艦の文月だ。

文月「あ、弥生ちゃんに卯月ちゃんだー。あれ?でもうちにいたっけ?」

皐月(琴)「あー、僕達は別の鎮守府から来たんだ。文月こそ何をしてる?」

文月「カノンと遊んでたんだー。面白いから皆もやってみる?」

電(琴)「面白い遊び?どんなのですか?」

文月「ついて来て〜」

睦月型7番艦に連れられ、工廠ドッグ前に来る。そこのドッグの壁際でカノンが見回りしていた。



文月のボイス反則級だろwww

ショートランドの艦これ日和:その4 ( No.743 )
日時: 2015/04/29 09:12
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: rCcrGyYb)


カノン「文月、当機になにか問題でも見つかったか?」

文月「ううん。アレをやって欲しいの」

カノン「なるほど。了解した」

そう言うとカノンは体育座りの要領で腰を下ろし、ヨノワールのような胴体部分が上下に外れ、ホログラフ装置が機動。瞬く間にバイオハザードのラクーンシティへと概観を変えた。

純粋組などの艦娘s(((;;°Д°;;)))

文月「みんなどうしたの?」

浦風(琴)「どうしたん?じゃなかろ!なんなんこのバイオハザードもどきゃぁ!?アンタホンマにこれで遊んでるの?!」

雷電姉妹(琴)「gkbrgkbr……(震えてる」

吹雪「あばばばばばばば(震えてる」

浦風(琴)「五月雨、この子ら完全に怖がっとるけぇどっか別の場所に案内しちゃりて;」

五月雨「はーい;じゃあ皆さんはこっちへ……」

皐月(琴)「お、おー……;長月、お願いね;」

五月雨はゲームには参加せず、震え上がった艦娘を連れて倉庫を立ち去り、グレイディアサイドの夕立と時雨、八雲サイドの若葉、琴葉姫サイドの長月、ヤマビコサイドの叢雲が参加。模擬銃を手に地面に現れた矢印に添って移動する。

夕立(グ)「なんか、バイオハザードっぽい。ゾンビを倒すの?」

若葉「いいや。4に出てきた邪教徒というのがいるだろ?そいつを倒していきながら、進んでいく。もうそろそろ——ここらで敵が出る!」

時雨(グ)「了解!ヘッドショットで一げ……き……?」

長月(琴)「どうした?固まっ……て……?」

夕立(グ)「」

敵が出現すると同時に若葉以外が固まった。なぜなら……
















白髪に白目の老若男女が豆腐の入ったボウルを片手に襲って来たのだ(!?)。

豆腐教徒A「豆腐神の反逆者が現れたぞおおおおお!!」

豆腐教徒B「我らがハンク様の豆腐教、貴様らに潰させてなるものかああああ!!ぽいぽい教や文月教や食べりゅ教やぴょんぴょん教なんぞに負けんぞおおおおおおおお!!!」

叢雲(ヤ)「ぎゃああああ!!豆腐持った人達が襲ってきたあああああ!?」

夕立(グ)「だ、大丈夫!バイオシリーズは頭を撃てば一撃で倒せるっぽいから!」

夕立(グ)が驚きつつも模擬銃で豆腐教徒の一人の頭を撃ち抜く。撃ち抜かれた教徒は身体をのけぞらせ、数秒後には倒れ……なかった。

時雨(グ)(Д)        °°

夕立(グ)「ええぇぇぇ!?今頭を貫いたよね!?ヘッドショットだったよね!?なのになんで復活するの!?」

豆腐教徒B「甘いわ!我らはTo2−ウィルスの加護を受けたのだ!人間の肉体は最早我らの魂を繋ぎとめるだけにすぎん!銃弾だろうが爆弾だろうが高速建造材だろうが効かんわぁぁぁ!」

叢雲(ヤ)「いや、そこは火炎放射器とかでしょ!?つーかそんなんされて死なないなんて最早人間じゃないし!」

若葉「安心しろ、奴らとて弱点はある。ここを狙え!」

初春型3番艦がボウルを撃ち、それを落とす。

豆腐教徒A「ごふっ……!ま、まさかこの俺が……!あ、後は任せたぜ……!」

その途端に、ボウルを落とした豆腐教徒が銃で撃たれたように倒れ、それ以降動かなくなった。









長月(琴)「え?まさか、ボウルに入ってる豆腐が弱点?何?銀魂でカレー零した桂が血を吐いて倒れたシーン思い出したんだけど?」

叢雲(ヤ)「どんだけふざけたバイオハザードもどき!?」

豆腐教徒C「同士ぃぃぃぃぃぃ!!!おのれ、よくも「邪魔だ(by若葉」おっごぁ!?」

時雨(グ)「ねぇ、これってバイオ2の隠しシナリオの奴をアレンジしたのだよね;」

夕立(グ)「むしろ改悪っぽい;」

白露型が言うのはバイオハザード2の隠しシナリオの「The豆腐Survivor」であり、プレイヤーがベレー帽を被った真っ白な豆腐を操作するゲームだ(内容はThe 4thSurvivorと同じ)だがこの豆腐、移動するだけで変な音が出るし、ダメージを受けると豆腐が真っ赤に染まっていく。ゾンビゾやゾンビ犬や巨大ワニ、ロリコンカッコガチ親バカウィリアムパパ5世でのゲームオーバーシーンは完全に紅い豆腐を食べてるシーンにしか見えない。
因みに豆腐はハンクの好物らしく、クリア画面で豆腐を切り取って湯豆腐にする(ポン酢と鍋とガスコンロまで用意してある)シーンがあったのだ。つか、このゲーム絶対それを悪用しただろ。





提督室


佐伯「しっかし意外と多いもんだな」

朔「そりゃまぁバカみたいに着任待機してる提督がわんさかいるもんね。んで、聞くけどみんなのレベルは?」

ヤマビコ「僕はまだ新入りだから……レベル31です」

ほむら「私達の方でも、こことはちょっと違うからね(彼女はレベル93」

まどか「うん。こっちはスピリットのドリームイーターみたいなポジションで、カービィのコピー能力も覚えてるからね(レベル95」

グレイディア「俺らん所は大体原作と一緒だ。因みに俺のレベルは60。ブラッドレイは64だ」

琴葉姫「グレイディアさん俺より上かよ……;あ、ちなみに俺はレベル51で朔は108」

八雲「うわっ;俺レベル35;」

佐伯「あー、俺はざっと723かな?」

八雲&佐伯以外全員「ちょっと待てレベル数」

おい、佐伯元帥のレベルが狙ってるか否かのポツダム宣言だぞオイ(因みに司令官レベルは120が限界と思われる)。
海軍帝国を支える元帥の一人の提督レベルが海軍帝国が降伏した日と同じって……;
そんなこんなで八雲が時計を見ると、思い出したように言った。

八雲「そういやもうそろそろ出撃だったな。五月雨、文月、いけるか?」

五月雨『はい!いつでも準備完了です!』

文月『あたしだって、やる時はやるんだからね!』

八雲「山城、補給は?」

山城『……』

八雲「山城?おーい!どしたー?」

山城『……』

八雲「ダメだ。応答が無い」

どうやら山城は姉分をまだ補給したり無いらしい。後3、4人は欲しい所だが、高錬度の艦娘は今私用があるので下手に呼びたくはない。
どうするか考えてると、グレイディア達が名乗り出た。

グレイディア「よかったら、うちの子を手伝わせようか?」

佐伯「いいのか?」

朔「構わないよ。こっちも礼の一つや二つ」

ヤマビコ「僕らからもお願いします」

佐伯「……どうする?」

八雲「……仕方ありません。とりあえず1人ずつお借りします。けど、下手に手をださずに援護だけと厳重に注意してください」

無下にするわけにもいかず、支援のみという形で出撃させる事となった。



長くなりそうなんで今回はここまで。おまけがあるので待ってて。

ショートランドの艦これ日和:その5 ( No.744 )
日時: 2015/04/29 09:15
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: rCcrGyYb)



おまけ

『何故若葉はドMになったのか』


五月雨「うちの若葉ちゃんがああなった理由?」

ほむら「ええ。私は叢雲の次に初春を手に入れたから、姉妹艦の原因も知らないと」

武蔵(ヤ)「こちらでの若葉の設定は無いからな。そっちの事の発端はどうなんだ?」

叢雲(ヤ)「私からも。さすがにちょっときになるし」

どうやらここの若葉がどうしてドMになったのかを知りたいらしい。確かにうちだけだもんね、あんな設定は。
苦笑しつつも五月雨は3人に説明を始めた。

五月雨「私達が提督と会う前、休暇を貰った私達はキスカ島スケート場に行ってたんです」

武蔵(ヤ)「何だそこは。スケート場ってあったか?」

五月雨「そういうツッコミはあえて控えさせてください。だけど、私がきっかけである事件が起こったんです……」

ほむら「あるきっかけ……?」

いつになくシリアスな空気で語る五月雨に、ほむら達も思わず息を呑む。そして五月雨は、一呼吸置いて語りだした。

五月雨「私が足を滑らせて背中から転倒して、振り上げた脚に島風ちゃんが驚いて避けたけど、そのショックで響の背中に衝突。その響の正面にいた阿武隈さんが史実のトラウマから本能的に回避するけど、その所為で初霜ちゃんに衝突。初霜ちゃんはぶつかった衝撃で、前にいた夕雲さんの手を掴んだんだけど、その勢い余ってハンマー投げの要領でぐるぐると回転してしまい、手を離した瞬間正面を滑っていた若葉の首にラリアットをかましちゃったんです……;」

ほむら&暁美艦隊「なんだその玉突き事故」

五月雨の語りにほむら提督&暁美艦隊全員唖然。玉突き事故って言うか、もうビリヤードさながらの大惨事だぞ。
確かキスカでは、濃霧の中に突然現れた海防艦の国後が突然現れて阿武隈と正面衝突。その阿武隈に初霜が衝突し、更に若葉に衝突してその後ろで長波が衝突。若葉だけ船首を破損してキスカに戻ったんだっけ……;

五月雨「今思えばあの時からだったのかな……自分から被弾しに行ったのは;」

ほむら&暁美艦隊「なんですかその設定」

五月雨「上層部からもあまりの被害に首輪と鎖でストップをかけたんです;けど、なんか嬉しかったような……;」

武蔵(ヤ)「拍車を駆けてるよな?治療どころか倍プッシュだよな?」

※うちの若葉の設定。中破ボイスでこれ以外考えられなかったのだよ……

若葉「明石が来たら痛い修理を頼めるのになぁ……(´・ω・`)」

響「少し落ち着こう。それと、ドッグの前に病院に行こうか。頭の(真顔で若葉のネクタイを引っ張る」

まどか「こっちは意外と辛辣なんだ……;隠れS?」

グレイディア「そういやウェスカーが倒したセルゲイ大佐って奴もマゾだったって聞いたぞwww」

若葉「流石に化け物にはなりたくない。それに、提督はロック機能を使ってくれないんだ。あのハートの枷をされると飼われた気分になって……」

響「縄で縛って部屋に放って置く?」




『To2HAZARD』

1997年、ラクーンシティにの外れにある一軒の豆腐屋。30年前に日本から来た豆腐屋は、アメリカ社会には受け入れられなかった。
今日もまた一人も客は現れず、閉店にしようとした。その時に傘を名乗る人物が豆腐屋を訪れた。傘はある素材を渡し、「これを使えばよりうまくなる」と言った。

豆腐屋は傘に感謝し、まずは自分で作って試食してみる。その豆腐は、今まで自分が作った中で最高の味だった。早速その素材を使い、売り出した。すると興味本位で食べた客の一人がうまいと評し、その客の話から徐々に様々な客が増えていった。
だが翌年、ゾンビによるバイオハザードが発生した。生物兵器B.O.W.も出現し、ラクーンシティはパニックに陥った。これ以上の被害を出さない為にも、政府は水爆ミサイルを使い、街を消し飛ばした。だが、その街の生還者はレオン・S・ケネディとクレア・レッドフィールドだけではなかった。

あの豆腐を食べた客と豆腐屋、そして撃退用の豆腐を食べたB.O.W.と共に、今も世界の裏で暗躍していると言う……。豆腐屋ハンク率いる豆腐教として。


琴葉姫「悪意あるバイオハザードwwwww」

グレイディア「傘ってアンブレラだよなwww」



『おっそーい!(驚愕)』

島風(グ)「ねぇ、同じ島風ならどっちが早いか勝負しない!?」

伊村「勝負って……陸でか?」

島風(グ)「うん。正直海で勝負したかったけど、今回は艤装無いからね……」

伊村「碌な艤装も取り付けてへんのによーゆうわ;」

浦風(琴)「まぁ、島風は脚の速さじゃ誰にも負けんけぇのぉ。相手しちゃりたらどう?」

島風(グ)「あの灯台がゴールよ!じゃあ……スタート!」

グレイディアサイドの島風は伊村の話も聞かず、灯台へと駆け出した。高速の駆逐艦でもトップクラスの彼女はみるみる灯台との距離を縮めていき、一番乗りに灯台にタッチした。

島風(グ)「ゴォール!——あれ?」

到着すると、伊村と契約したWS世界の自分の姿は灯台のどこにもいない。もうゴールしたのかと思い、振り向いた。











ぜかまし( ⊃・ω・)⊃ ぺったん。ぺったん。ぺったん。

島風(グ)「……OSEEEEEEEEEE!!!??」

浦風(グ)「あら、良い魚雷飛び」

まだ30センチほどしか移動していませんでした。ダッシュしているのかと思いきや、まさかの超鈍足に島風(グ)はどこぞの女学生の魚雷飛びの如く飛んで海に落ちてしまった。

島風(グ)「——って、何でこんなにおそいのよ!?(浜から這い上がって灯台にUターン」

伊村「当たり前や!コイツは陸じゃまともに動けへんで。因みに海やと……」

説明ついでにぜかましをつまみ上げ、それを海に放り投げる。するとその途端、さっきと違って海上を滑るように走り出した。

ぜかまし( `・ω・´) ズバババババァァァ!!

島風(グ)「早いのは海限定なんだね……;」






現在イベント海域1を攻略中。せめて葛城だけでもゲットしたい……!

感想をお願いします。