二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 君がいた夏は……後半戦:その1 ( No.783 )
- 日時: 2015/08/24 20:44
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: V89zVUtf)
ようやく……ようやくE−2をクリアしたぜえええええええ!!!しかも、江風だけじゃなく、瑞鳳まで来てくれたよ!よし、艦娘たちは暫く戦いからはなれて休暇!
初動作戦攻略艦娘s「ぁ゛ぃ゛……;(疲労困憊」
時雨「うわー、ズタボロだね;でも、江風だけでも連れて来てくれてありがとう」
扶桑「暫く戦いからはお休みね。あと1週間、楽しみましょう」
八雲「ゆっくり過ごせよ。あの軽巡のお姫様の為に持ってかれたボーキ満タンになるまで(遠い目」
前回の続き。夏祭りはまだ続く。
支部長「さて、夏祭りイベントの続きをといいたい所だけど、そろそろお昼だ。お腹もすいた頃だろうからお昼にしよう!」
サヤ「確かにお腹がすいたミュー;それじゃあ12時まで休憩!皆は午後に向けて英気を養ってほしいんだミュー!」
2つのイベントを終えてもう時間は昼に近い。次のアトラクションまでに英気を養っておこうと言うのだろう。スタッフが次のアトラクションの準備を進めている中、参加者であるトコハ達も休憩を取る。
ログ「次は12時開始か。屋台も出てるそうだから、全員腹を満たしたらここに集合だ」
ミチ「次は3つのアトラクションが来るのね。武、そんなに落ち込んでないで屋台に行こう?」
武「ぁぁ……そぅだね……(意気消沈」
かみじょうさん「」←撃沈
まだ精神ダメージが残っている2人は放っておく事にする。というか、シャマルやスイコでなければこの精神ダメージの回復は無理だろう。
しずる「大丈夫かしら、武……あ、そうだ!この時のために私、お弁当を作ってきたの!」
しずるが用意したもの:弁当箱から這い出ようとしている何か(因みに卵焼きととんかつとカップパスタ(どれもアルカノイズ使用)だそうです)。
その変異体が出現した途端、用意したしずる以外の全員がその場から消えていた。
†
屋台エリア。
音也「マジで死ぬかと思った……;あの人、今年の初めの事もう忘れたんですか?(死と隣り合わせの料理会参照」
すずか「聞いてます;人食い料理なんてどうやったら出来たの……?」
セレナ「私も聞きたいです;(荷台の上に用意したプールに入っている」
しずるの魔物料理から逃れた3人は屋台の並ぶ道をぶらぶらと歩いている。とりあえず適当に昼食代わりの屋台の商品を買ってベンチで一休みしている。
音也「にしても、よく幼児用のプールが見つかったね。売ってたの?」
すずか「私も売ってあった事に驚いた……;でも、セレナが溶けた方がもっと驚きだよ;」
セレナ「クレイでの海暮らしが、暑さに弱い人魚に拍車を駆けたのかもしれませんね;お嬢様、ご迷惑を掛けて申し訳ありません」
すずか「気にしなくて良いよ。もし溶けて消えちゃったらどうしようって思ったから」
音也「はは、まさか蒸発したら消滅したりして……;」
セレナ「笑い事じゃないですよ!」
あのお祭り好きの支部長ならこの後も更に面白いものを用意してそうだ。すずかも不安げになるが、参加したのだったら最後まで楽しもうと思うのだった。
広場エリア。
ミチ「何とか生き延びられたわね;」
ぷちふぉぎあs「もしゃもしゃもしゃもしゃ(辻宗さんが送ったうな丼を食べている」
はるひちゃん「みゅー;(辻宗さんが送ったうな丼を食べている」
ジェシカ「あんな化け物を召喚するなんて、一体どんな腕してるの;」
トコハ「辻宗さんには感謝しないとね;」
広場エリアでは、女子3人とSD化した契約キャラが昼食を取っていた。
炎天下のこの日を考慮してか、広場エリアには日傘が用意されており、日差しを遮ってくれている。
ミチ「この次のために、しっかり体力をつけてよね」
ぷちふぉぎあs「みゅー!(でしゅー!)(みゃー!)」
?「あれ?トコハちゃんじゃん!」
気合を入れる女子3人に、誰かに声を掛けられる。その人物はトコハが良く知る人物だった。
トコハ「トリニティドラゴン!?」
ツネト「なんだよ。トコハちゃんも参加してたのか?」
トコハ「いやいや、それはこっちの台詞よ!何でここにいるの!?」
山路「何でって、こっちも参加してたんですよ。岡崎さんも呼んで。安城さんも誘おうと思ったけど、用事がある見たいで……」
どうやら彼らも参加していたみたいだが、連絡のすれ違いで届かなかったようだ。
ツネト「ま、別のチームだったらどっかで当たるだろうな。じゃあな」
伝えるだけ伝えて去っていくトリニティドラゴンの2人。となると、ケイもここにいるのだろうか?だが、そんな事よりトコハは彼らが去って行った後、うなだれて呟いた。
トコハ「呼ぶ気あるんだったら誘えよ」
控え室
ログ「さて、次のイベントは……」
三和「あんまり煮詰めると身体壊すぜ」
その頃、控え室では次のイベントに備えてログが参加者を決めている。その付近ではベンチで恭平が昼寝、武はまだダメージが抜けずに落ち込んでおり、三和に至ってはその恭平に落書きをしようとしているのか、黒マジック(水性)を用意している。
ログ「結構大変だぞ。競技が解っているのならある程度対策を建てられるが、そもそも今回は夏物限定。どれが来るのかも予想しなければならん」
三和「なるほどなー。って、ちょwww我ながら酷い出来www」
落書きをしてた三和がペンに蓋をする。悲惨な事になってしまった恭平の顔を見て爆笑しているなよ;だがその時、彼の頭をがっちりと褐色の腕が掴む。
三和「え?」
恭平「何してんだゴルァ(^ω^#)」
その後、一人の男の悲鳴が海上に響き渡ったという……。
†
12時。
支部長「さて皆、お昼は済ませたかなー?いよいよ後半戦の開幕だぁぁぁぁ!」
サヤ「今度の相手は『夏祭り連合』対『ツヴァイ・ジェネレーション』だミュー!そしてこの2チームが戦うゲームは……これ!」
支部長「『Splatoon』!また涼しげのが出たね〜」
昼の休憩の後の午後の部の最初のゲームの対戦相手が発表される。
新導「なんだよ?安城まで来てたのか?」
トコハ「え?クロノ!?」
三和「おいおい、今度は新導達と鉢合わせか?」
なんと、今度は新導と綺場、カムイとエミまでもがチームに入っていたのだ。流石にこれはトコハは耐えられずにOTL状態。
トコハ「何で同じチームなのにこうなるのOTL」
エミ「何かごめん;私もバミューダのチームに入ろうとしたけど、ちょうど新導さんから誘われて……」
新導「ってか、お前岡崎と組んだんじゃ「3バカに盗られましたOTL」おぅふ……」
完全に撃沈しているトコハは放って置いて、今回のゲームのルール説明を行った。
『Splatoon〜インクサバイバル!〜』ルール説明。
1.お互い3人が参加する4対4のチームバトルを行う。
2.プレイヤーはそれぞれ剣と銃、サブとなるインクボムを選択。相手のチームを全滅させたほうが勝利となる。
3.剣は相手を倒す事に特化したソードとリーチの短いダガー、二刀流のツイン、リーチが長く穂先を90度傾けて壁にもインクを塗れるスピア、床を広範囲に塗り進むローラーの4種類。
4.銃は連射に特化したシューター、溜める事で遠くの敵を撃つチャージャーの2種類。
5.インクボムは壁や床に設置してから近付いたプレイヤーに反応して爆発するキューバン、地面や遮蔽物、プレイヤーに触れるとすぐに爆発するクイックの2種類。
6.インク切れ担ってしまった場合、東北と南西に位置する補給ポイントで
7.味方を誤って倒してしまうと、ペナルティとして倒したプレイヤーも脱落する。
今度はスプラトゥーンをモチーフにしたゲームのようだ。
説明を入れるがスプラトゥーンとは、インクの銃を使って自軍の面積を広げるオンライン制のナワバリバトルだけでなく、イカとタコの戦いを描いたストーリーのヒーローモード、1対1のガチマッチ、風船の割った数を競うバトルドージョーの様々なモードから選んで遊ぶゲームである。そしてこのゲームはシューティングだけでなく、「ギア」と呼ばれるアイテムでプレイヤーキャラのファッションを楽しめるのもこのゲームの特徴であり、「ギア」によって能力が変化するのだ。
ログ「今回は音也、三和、翼、響。頼むぞ」
三和「やっと出番だね。それじゃ、軽く潰しに行ってくる」
クリス「2人とも頑張れよな?」
翼「ああ。後輩ばかりに出番を取られてはたまらないからな」
響「ばっちり白星上げてくるからね!」
向こうは新導、綺場、カムイが参加するようだ。まずお互いこの戦いでの服に着替え、武器を選ぶ。ここからもう試合は始まっていると言っても良いだろう。
数分間の武器選択の末、以下の通りになった。
綺場:剣(ソード):クイック
新導:銃(チャージャー):キューバン
カムイ:剣(スピア):キューバン
エミ:銃(シューター:クイック
三和:剣(ツイン):クイック
翼:剣(ソード):クイック
音也:剣(ダガー):キューバン
響:銃(シューター):クイック
支部長「それででは……スタート!!」
久しぶりの更新&夏の間に執筆できた。
- 君がいた夏は……後半戦:その2 ( No.784 )
- 日時: 2015/08/24 20:47
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: V89zVUtf)
BGM:Splattack!
三和「しっかし、よく見たら響以外全員剣なんだな」
響「あ、本当だ。なんで銃にしなかったの?」
翼「私は、単に使い慣れている理由で使っていだったが」
音也「翼さんに同意権」
どうやら3人とも使いやすいという理由で剣を選んだらしい。因みにバトルフィールドはこの場所の天然の地形を利用したオリジナルフィールドだ。
響「あはは;でも、この4人ならすぐにやっつけ——ぶべっ!?」
笑っていていた響が後ろを振り向いたその時、赤いインク(仕様)が直撃。その瞬間響がアウトになった。
三和「おっと!お出ましみたいだな!」
敵との接触を確信した3人は咄嗟に陰に隠れる。
相手側の新導とエミはチャージャーを持っている。今回用意したチャージャーは原作にも登場した「スプラスコープワカメ」の様にスコープ機能が付いているのだ。こちらは剣系が3人もいるので結果的に近付いて倒すのが完全なセオリーとなっているのだ。
翼「まず、新導をどうにかしなければならないな。ここから死角を縫って行けるか?」
音也「賛成。チャージャーは射程は広い代わりに装填時の隙と一発分のインク量は大きいからね」
三和「そんじゃ、俺は足止めついでに手合わせし解きますかね」
音也「手合わせ?誰と?」
三和「向こうの鉄砲玉とだよ!!」
その直後に三和は抜刀し、物陰から出た瞬間に誰かの攻撃を防いだ。
三和「よう、クソガキさんよ……!お元気そうじゃねぇか……!」
カムイ「余計なお世話だっての!」
三和「まあ丁度良いじゃねぇか。魔法抜きの一本勝負——」
カムイ「おう、受けて立ってやろうじゃねぇか!!」
そのままぶつかり合い、インクが周りに飛び散り真っ赤にさせてしまった。
思わず激しいぶつかり合いの展開に一旦全員呆然となるが、改めて行動を開始する。
新導「チッ、逃したか……」
綺場「速く補給ポイントに行って。今のでインクをかなり使ったみたいだし。次のチャージも考えたほうがいい」
エミ「私が援護します!」
新導「ああ、頼むぞ!」
音也「——いた!」
一方、先制攻撃を仕掛けた新導と綺場を見つけた音也と翼。すぐにチャージ時間を考慮した綺場が新導を引き下がらせ、自分は得意のフェンシングの要領で剣を構える。
翼「新導は任せた。私はコイツを食い止める!」
音也「了解!」
こちらもすぐに二手に別れ、新導を追う音也と綺場と戦う翼の組み合わせとなる。
綺場「その構え……まるで和の国の剣士ですね。幕末の壬生の浪士ですか?」
翼「西洋の騎士に言われたくは無いな。お前も相当な手練れと見る」
綺場「持った得物は違えど、剣士に変わり無いって事ですよね?それ」
翼「まぁ、そういうところだ……!」
こちらでも再び激戦の予感がする中、補給ポイントへと急ぐ新導は……。
エミ「奥は大丈夫です」
新導「よし、あいつらが足止めしてくれてるうちに補給ポイントに……」
カムイ?「おーい、クロノー」
新導「カムイ……さん?」
エミ「カムイ君!?」
補給ポイントへと向かおうとしたギアクロニクルの先導者とメガラニカの先導者に突然、三和と戦っているはずのカムイが突然声を掛けてきたのだ。って、「?」って何?新導が妖しく思うのも無理は無い。オマケに声と影は確認できるが肝心のカムイ本人の姿が見えない。
エミ「……なんでここに?三和さんと戦ってたんじゃなかったの?」
カムイ?「一気に片付けてきたんだよ。それで、そっちは?」
新導「補給ポイントに……ってか、なんで姿見せないんスか?」
カムイ?「色々事情ってもんがあるんだよ。それよりそっちの通路はさっき相手が罠を仕掛けたんだ!」
新導「罠?」
カムイらしき声に新導が曲がり角の死角キューバンボムが設置されている。もう少し進んでいたら、キューバンボムの爆発でアウトになっていただろう。
カムイ?「ともかく、迂回ルートを俺が見つけといたからそこを使ってくれ」
新導「そっか。ありがとうございます」
早速そこを利用する新導。そこには確かに補給ポイントと繋がっていており、ボムも設置されていなかった。そのままそのコースを使い、補給ポイントに到達した。
新導「よし、補給して綺場の援護を……!」
カムイ?「いや、もういい」
新導&エミ「え?」
その直後、新導とエミの悲鳴が補給ポイントに響いたのだった。
- 君がいた夏は……後半戦:その3 ( No.785 )
- 日時: 2015/08/24 20:55
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: V89zVUtf)
その頃、三和とカムイの戦闘は更に激しさを増していた。双剣の乱舞と槍の鋭い一撃が互いにぶつかり合い、既に周りは赤いインクに塗れて真っ赤になっている。
三和「いい加減倒れろっての!」
カムイ「そいつはこっちの台詞じゃあああああああ!!!」
両者の得物がぶつかり合う度に辺りに赤い雫が辺りに飛び散る。この惨状を見てると赤いインクが血に見えてしょうがないのは気のせいですか?
三和「血だったら怖ぇだろ。昼寝してる奴らそこらに置いたら猟奇殺人の現場だぞ!」
カムイ「いや、俺らも血だらけだから十分怖いけどな!」
それを言うなよ……;そんなナレーションが愚痴ってる時、カムイが突きを放った瞬間に足を滑らせる。その隙を目ざとく突いた三和が双剣を振るい槍を弾き落とす。慌てて駆け寄ろうとするが、三和が剣で阻害する。
カムイ「やっべ……!」
三和「終わりだな?じゃ、覚悟しな!!」
カムイ「こうなったら……」
トドメを刺そうと振るった片方の剣の一撃を後ろに飛んで避ける。そして背中から床に着地すると、壁を押し、その勢いでインク塗れの床を滑る。するりと三和の攻撃を避け、滑る先は先ほど落とした槍……!
それを掴んで起き上り振り向き様の薙ぎ払いと、三和の双剣の突きがほぼ同時に互いにヒットした……!
支部長「あ、相討ちぃぃぃぃぃ!!三和選手とかムイ選手、まさかの相討ちぃぃぃぃぃぃ!!はっきり言って白黒はっきり着けたい!でも……!調べる方法が無い……!!つまり……!両者、引き分け……!」
セレナ「2人とも、凄い……!」
トコハ「こっちじゃ私達と年はあんまり変わんないのに……!」
クリス「秒刷された響はともかく、あの2人どんな修羅場を潜って来たんだよ……!」
激戦の末の相討ちは、観客や控えの選手達の開いた口がふさがらなくなっていた。あの2人、かなりガチだった様子です。
サヤ「うわぁー……サーヤもこの決着は白黒ハッキリさせたかったミュゥ……!でもでも!新導お兄ちゃんとエミちゃんを倒したから2対1!夏祭り部隊が俄然有利!」
支部長「だけど!ツヴァイ・ジェネレーションにも綺場シオンという最後の砦がある!彼のフェンシングの腕をどう生かせる!?」
クライマックスに近付く中、相手側は綺場一人なので、勝負を着けるのは容易い……そんな時、勝負が着いた。
支部長「おぉっと!ここで決着ゥゥゥ!勝ったのは……ツヴァイ・ジェネレーション!」
夏祭り部隊「え!?」
なんと、勝利したのは夏祭り部隊だったのだ!しかも原因は翼が味方を倒した事によるペナルティ敗退……!何が起こったのか解らないまま、参加者の4人が帰ってくる。
綺場「……;」
エミ「ペナルティって……どういう事?」
新導「俺がカムイさんにやられたのと同じ状況か?」
カムイ「いや、俺今の今まで三和と戦ってたぞ?あ、映像が出た」
どうなっているのか困惑していると、映像が流れ出した。映像は綺場と翼が戦っている所であり、そこに新導とエミを倒した音也が合流する。傍から見れば綺場が絶体絶命の状況に見えるが、音也が姿を表した途端に翼ががっくりと膝をつく。何が起こったのか綺場が困惑していると、立ち上がった翼が綺場を押し退けてふらふらと音也の前で止まり、ソードを振り下ろしたのだった。その時の顔は、衝動的な殺人を犯す直前の加害者の怒りと憎しみの顔だったという。
一部を除く両チーム「……どゆこと?」
エミ?「ゴメン会長;まさか足を引っ張るなんて……」
カムイ「え?エミさん?」
エミ「わ、私じゃないよ!?それに、なんだかちょっとトーンが低いような……?」
切歌?「あぁ、ゴメン。また声がおかしな方向に……;」
調「切ちゃん、語尾に「デス」が消えたよ?」
切歌「いやいやいやいや!あたし喋ってないデスよ!?」
ログ「……音也か」
ログの言葉に声のした方向を全員が向くと、オと矢が申し訳無さそうな顔で立っていた。ログは彼にボイスレコーダーを渡すと、改めて一同に説明する。
ログ「こいつは一度聞いた他人の声を真似る事が出来る特技を持っている。その特技のお陰で色々役立ってはいるが、時々自分の声を忘れてしまうのが玉に瑕でな;」
武「どういう喉してるんだよ!?喉に変声機でも仕込んでんのか!?」
ミチ「いや、寧ろ声紋キャンディーでしょ;って事は、まさか……;」
翼「……奏かと思って驚いた矢先に、これだった……(´;ω;`)」
響「トラウマ、思いっきり抉られちゃったんだね……;」
その言葉に夏祭り部隊は思わず言葉が出なかった……;ってこれ、要するに音也が原因の自滅じゃねぇか!?音也の声変化の術(作者命名)がこんな形で足を引っ張るとは……;だが、祭りはこれで終わりではない。落ち込んでいる場合ではない。このゲームで負けはしたが、このままなら総合得点の優勝の可能性もある……!
まさかの敗北!感想まだ。
- 君がいた夏は……後半戦:その4 ( No.786 )
- 日時: 2015/08/28 08:11
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: V89zVUtf)
支部長「さぁお祭りの4回目のゲーム!今度は『夏祭り部隊』対『トリニティ・ドラゴン+』!それとチーム2人追加だ!」
サヤ「いつもの様にクジでゲームを決めるミュー!えーっと……これ!」
支部長「出たのは『攻略!カードウェイ』!さて、ここでルールの説明だ!」
『攻略!カードウェイ』※ルール説明。
Ⅰ.4組の参加チームに詰め将棋式のカード問題が出される。
Ⅱ.答えが解ったチームは50メートル先のボタンを押し、回答者に選ばれた一人が問題を解く。
Ⅲ.正解なら先ほどまでいた地点に留まり、不正解なら1つ前の地点に戻る。
Ⅳ.最終的に100メートル先のゴールに最初に到達したチームが勝利となる。
武「これってペケポン+でよく見るなぞな城のアレだよな?」
三和「あー、俺も知ってる。」
ジェシカ「それのカードゲーム版って事ね」
ログ「これは俺達5人とジェシカで行くぞ。シロエ、準備はいいな?」
白坊「ふしゅ!」
ミチ「ハルヒもお願い!翼も、落ち込んでないで行くよ」
ぷちつばさ「みゅ……(´・ω・`)」
はるひちゃん「みゅい!」
もうこのゲームの参加者は決まっていたらしく、SD化している自分の契約キャラ達にデッキを翳す。契約主のデッキに触れた契約キャラ達は、瞬く間に1枚のカードとなってデッキの中に入っていった。残る響、未来、切歌、調の4人も同じ様に1枚のカードに姿を変え、しずるとミチが用意したデッキの中に入っていった。
トコハ「え?あれ??消えた???」
すずか「そういえばトコハさんもこれを見るのは初めてでしたね。響さん達はなんというか、原作の世界じゃないんです。ちょっと説明するのは私にも難しすぎてちょっと説明しづらいんですよね」
三和「後でトコハちゃんらも、伊村達から説明を受けるか?」
ジェシカ「いや、遠慮しとくわ;」
改めてスタート位置に並ぶ6人。場所はトリニティ・ドラゴンの3人とクミのいる隣だ。全チームがスタート地点に並ぶと、スクリーンに映像が映し出される。内容はこちらから見て右からの前列の左右にシンク・イズミと中央にミルヒオーレ・F・ビスコッティの3人の黒子トークンが並んでいる。そしてこちらから見て右から黒子トークンの“領主の覚悟”ミルヒと“ビスコッティ領主”ミルヒの2人後列にいる状態だ。相手のレベルは3、手札は2枚、クロックは1枚。自分の場には前列に右からパジャマの絵里、登場時効果を発揮している“ひつじのきもち”ことりの2人。後列はマーカーのある“お祭り娘”東篠希だけ。手札はイベントカード『福娘ここにあり』、『新年のおまじない』、“希望の光”アスナ、クライマックスカードの『《世界樹》の上で』、“Happy maker!”絢瀬絵里、“良い子のクリスマス”矢澤にこ、“読書の秋”絢瀬絵里。クロックは4、ストックは3だ。
そして画面上部に『相手はこちらのアタックを2回クライマックスキャンセルをする。このターンで勝利せよ』と書かれていた。そしてスタートの合図と同時にツネトが高笑いする。
ツネト「なんだこんなの!簡単じゃねぇか!」
ログ「何!?」
なんと、ツネトがいきなり問題の回答にこぎつけたのだ。そのまま3人を連れて50メートル先の回答ボタンを押した。
†
※嗜好を凝らしてみました。
ツネトが問題の回答に入ると画面の中から彼をモデルにしたアバターが現れる。
ツネト「要するに相手のクロックを7にすれば俺の勝ちって事だよな!手札から、“希望の光”アスナを前列にコール!そしてクライマックスフェイズに『《世界樹》の上で』発動!これで前列のキャラ全員のパワー+1千&ソウル+1!このまま総攻撃だ!」
クロックフェイズを飛ばし、一気にクライマックスを使ってパワーを上昇させた後、3人一気に総攻撃を始めた。だが、当然の如く絵里、響の攻撃はキャンセルされ、更に……
『助太刀アクション!』
ツネト「何ぃ!?」
手札にあった助太刀能力を持つカードで強化され、全員ものの見事に迎撃されてしまった……;当然これは不正解でスタートへ。
セレナ「……全然ダメでしたね;」
ジェシカ「あいつ、まさか攻撃が通ればキャラはどうなったっていいって思ってたんじゃないの;」
ログ「あのバカ……;ただソウルを溜めて勝てば良いってもんじゃないぞ;」
音也「取り合えずアイツ殴っていい?(・ω・#)もう問題は解いたから、今度はこっちの番だ」
入れ替わりに夏祭り部隊が50メートル先の問題解答地点に到達。すると、しずると音也のデッキからカードが1枚ずつ回答台のカード差込口に勝手に差し込まれた。
†
『グラナ砦』
絵里「あれ?ここは……」
音也「なんでそこにいるの?」
いきなり自分の契約カードが画面側に現れたことに驚く音也。場所はDOGDAYS1期のラストの舞台となったグラナ砦の屋上だ。絵里の正面には問題と同じ様に編成された黒子トークンが並んでいた。
絵里「どうやら映像と同じ状態みたいね。音也、問題はわかったの?」
音也「ご心配なく。クロック&2ドロー」
やり取りを終え、すぐに行動を起こす。因みに来たのは“ラヴバインド”海未とクライマックスカード『シンフォギア』である。
まずどうにかしなければならないのは1万5百と1万1千にまで跳ね上がっているシンク・イズミだ。
音也「奴の手札にはパワー1千を追加する助太刀カードがある。かといってバトルを回避するサイドアタックだとクリアできない。そこで、手札のこの2人に手伝ってもらうんだ。イベントアクション、『福娘ここにあり』。山札の上を確認……これはそのまま。カードはストックへ。続けてイベントアクション『新年のおまじない』山札の上を公開。カード名は“夏祭りデート”東條希。効果で強化されていないシンクのパワーを−6千!」
手札 7>6>8>6
クロック 4>5
音也ストック 3>4>2
NPCシンク現パワー 1万1千>5千
絵里「よし。これでパワーが下がって攻撃可能になったわ!」
音也「更に“読書の秋”絢瀬絵里をコール。コストを払い、“気まぐれにゃんこ”凛を手札に加え、前列中央にコール!そして“読書の秋”絵里と“ラヴバインド”海未を交代コール」
ツネトとは違い、効果やイベントカードを使って一気に磐石の態勢を立てる。だが、ここで問題が……!
武「……あ、音也のやりたい事は大体解ったけど、チェンジのコストが足りないぞ」
音也「大丈夫。何のために希さんが出てるの?」
武「え?あ、そうか!」
音也「“お祭り娘”東條希のアビリティアクション!」
希「うちの出番やな!このマーカー、使こうて!」
音也「自分のキャラがチェンジを発動する時、自分の下に存在するマーカーを取り除く事でストック1枚分の肩代わりとなる!よって、手札のキャラ、ストック1枚、マーカー1枚と絵里自身を控え室に置き、“狐の嫁入り”絵里をスペリオルステージアップ!同時にラヴバインドをレストし、狐の嫁入りにパワー+1千。トドメにクライマックス、《世界樹の上で》!これでパワー+1千とソウル+1!」
手札 6>5>4
ストック 2>1
ひつじのきもちパワー 1万1千>1万2千 ソウル2>3
気まぐれにゃんこパワー 1万5百>1万1千5百 ソウル2>3
狐の嫁入りパワー 1万5百》1万1千5百>1万2千5百 ソウル2>3
ついに音也のエースカードである絵里をコールした。だが、まだバトルは始まっていない。音也は冷静に場の攻撃順を模索する。
音也「まず、ストックを溜める事もあるから、ことりでフロントアタック」
ことり「任せて!」
最初にことりがシンクの黒子トークンへと戦いを挑む。杖の連撃を巧みに盾で防ぎ、横薙ぎを回避した所で投げた盾をブーメランの様に回転させてシンクに直撃させる。当然ダメージはキャンセルされるが、それが狙いでもある。
音也「ことりが登場してる間にダメージがキャンセルされた時、追加の1ダメージを与える!そして、シンク・イズミが退場した時、更にプレイヤーはダメージ1!」
ストック 1>2
NPCクロック 1>2>3
追加効果を得ていることりが更にプレイヤーに羊の綿を投げてダメージを与える。そして、次は絵里が挑む。
音也「絵里、正面の勇者にフロントアタック!もうストックが2枚あるから、ストック2をコストに、ミルヒオーレを手札に戻す!」
絵里「解ったわ!」
ストック2>0
絵里も黒子トークンのシンクの攻撃を巧に避け、飛び上がると両袖に仕込んだ苦無をミルヒの黒子トークンの足元に投げる。
絵里「消えなさい!“黄泉返し”!」
空中で印を結ぶと、苦無が突き刺さった所から異空間の穴が開き、そのままミルヒ(黒子トークン)を異空間へと消えていった。そして砦の壁に着地すると、床に着地すると再び印を結ぶ。
絵里「次は貴方の番よ。侵食凍土!!」
その直後、苦無が突き刺さった所から氷が徐々にシンクを侵食していく。そして完全に氷像と化したシンクは自然と爆発したように粉砕された。
NPCクロック 3>4
ジェシカ「……なるほど。ダメージキャンセルが発生するのは2回目のバトルまで。3回目と効果ダメージは無効にできない。それに最初にことりがアタックした事でストックが2に増え、コストを確保できたのか」
音也「ラストは凛にお願い!更に手札とストックを1枚をコストに、効果発動!自身を選択し、パワー+3千とソウル+1!ダイレクトアタックで更にソウル追加!」
凛「行っくにゃー!はぁっ!」
手札 4>3
ストック 1>0
“気まぐれにゃんこ”パワー 1万4千 ソウル4
最後に凛が浮遊する岩から岩に飛び移り、いつの間にか現れた鉤爪を構え、NPCにその攻撃を見舞わせた。
凛「グラップル・ネイル!」
NPCクロック 4>7
YOU WIN!
元ネタは5Dsの詰めデュエルから。
- 君がいた夏は……後半戦:その5 ( No.787 )
- 日時: 2015/08/24 21:08
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: V89zVUtf)
支部長「出だしは夏祭り部隊がリード!次の問題を解けば勝利だ!因みにヴァイスシュヴァルツのデッキは一つのタイトルシリーズだけで構成しなきゃ、通常の公式大会に参加できないし、中にはデッキへの投入の禁止や枚数制限が強いられてるカードもあるから、プレイヤーの皆は気をつけてね!」
サヤ「ミュー!夏祭り部隊はゴール地点の問題を解けば勝利だよー!ってか、WSスクフェスのお姉ちゃん達ってあんな格好だったっけ?」
一歩リードした夏祭り部隊だったが、まだ油断は出来ない。次の問題を攻略しなければ勝利ではないのだ。そんな時、武が疑問を口にする。
武「あれ?より確実に倒すんだったらツネトの時みたいにアスナのクライマックスコンボの方が手っ取り早いんじゃなかったか?」
クリス『ありゃフェイクだ。あのクライマックスコンボは、相手をリバース(相手によって倒されたキャラの状態を指す)させた瞬間にストック送りになるからな』
しずる「シンク・イズミのデメリットは舞台から控え室に置かれた時だけ。アスナのクライマックスコンボは強制だから、必然的にシンクのデメリットは回避される訳」
翼『最初からあの答えの為のコストとして使えという事だったのか』
そうこうしている内に次の問題が出された。内容はヴァンガードであり、相手はV(ヴァンガード)に星輝兵フリーズレイ・ドラゴン。R(リアガード)は存在せず、ダメージは3で手札は0枚。一方こちらはVは剛槍の解放者ブレオベリス。Rは右下に五月雨の解放者ブルーノとVの後ろの呪縛(ロック)された黒鎖の進撃カエダン、更に後列にいる神技の騎士ボーマン。手札には霧雨の騎士ベルナルドと神聖魔道士ブイス、解放者ホーリーシャイン・ドラゴンの3枚で、Gゾーンは裏向きのカードが7枚と既に超越をして表になったレインエレメントマデューの8枚。『このターンで勝利せよ』と書かれている。
セレナ「これはかなりの難問ですね。ダメージを受けた途端、呪縛とパワーアップでこちらの計算が狂わされる……」
すずか「ダメージ3だから、事実上リミットブレイクの範囲内になっているからね」
この問題はフリーズレイの能力をどうやって攻略するかがカギとなっているようだ。この問題には流石に全員苦戦し中々回答者が現れない。だが、その中で武が思いついたように駆け出した。
武「この問題、貰った!」
早速駆け出す武。この問題をクリアすれば勝利する。だが次の瞬間、彼の顔に水風船がぶつかる。
武「ぶっ!?」
支部長「あ、忘れてたけど50メートル地点からは水風船と濡れた足場の妨害があるから気をつけてね」
武「先に言えよ!」
ツネト「チャンスだ!急げ!」
武が倒れた隙にトリニティドラゴン+が50メートル地点の回答ポイントに走る!そしてクミが到着し、回答ボタンを押した。そして画面からケイを模したアバターが現れる。
ケイ「まずは、ホーリーシャインでGゾーン解放!疾駆の黄金騎士カンベルに超越!ブルーノの前にベルナルドをコールしてキマルクスを解呪。その前方にブイスをコール。アタックフェイズ。まずはブイス単体でアタック!」
当然NPCのフリーズレイはガードせず、ダメージを受ける。だが、次の瞬間にフリーズレイが右手を翳す。その瞬間にベルナルドが呪縛された。
次の攻撃はカンベルの番だ。その巨大な剣でフリーズレイに痛烈な一撃を与える。その瞬間に再びフリーズレイがブイスの後ろのボーマンを呪縛する。
ケイ「まずはカンベルの効果!山札の上から4枚見て……このカードは、デッキと同じクランと国家に所属する。アースエレメンタルポックルをブイスと交代!ソウルブラストでボーマンを解呪。そのボーマンをコストに、カエダンの効果発動!朝影の騎士キマルクスをコール!そして最後にポックルでヴァンガードにアタック!」
最後にポックルが足元の地面を拳で叩き壊し、その地割れから突き出た岩の刃がフリーズレイを直撃した。そのままスマブラの様に画面外に吹っ飛ばされのだった。
YOU WIN!
†
支部長「これで夏祭り部隊とトリニティドラゴン+が並んだー!」
サヤ「この2人のどっちが勝つのか!?はたまた他のチームがまさかまさかの逆転勝利なるか!?運命の第3問!」
ついに運命の第3問が公開される。内容はヴァイスシュヴァルツであり、相手の場には後列に“ベルベットルームの住人”エリザベスが2枚。前列には『進撃の巨人』の超大型巨人が前列全てを占めている。手札は1枚、クロックは7枚でレベル3。本来ならここで勝負は決しているが、どうやら今回は勝利が目的では無いらしい。
こちら側は後列に“物静かな少女”調。前列には右から奏を想う翼、暁切歌と、前列は全員レベル1以下のキャラだ。クロックは0。レベルは2。手札は心配する未来、“シンフォギア装者”響、“本当の願い”マリア、イベントカードは“包み込む優しさ”と“ソロモンの杖(1期)”。ストックは10枚で、勝利条件は『GIANT KILLING!!一撃で超大型巨人を討伐せよ!』である。
武「なんじゃこりゃああああー!?え!?アイツを倒せってのか!?しかも応援と両サイドのキャラと、イベントカード(他のカードゲームで言う魔法カードポジにあたるカード)『エレメンタルタロット・星』の影響で……合計パワー2万!?つーかそれ以前に他の前列のキャラはどこだよ!?」
カル「ちょっと待ってください……ありました!あれは3枚でひとつのキャラとして成り立ってるんです!しかも、中央に存在するカードがリバースしないと左右のキャラを倒せません!」
ツネト「複数枚でひとつのキャラだと!?エクゾディアやアニメ版機皇帝じゃあるまいし……!」
ただでさえ原作でも圧倒的なスケールを持つ超大型巨人の存在感に回答が中々出ない。たかだか50メートルの道のりも、その存在感の所為で50キロの果て無き道のりにさえ思えてくる。
天龍姉妹と海でイチャラブしたいおチームリーダー「これをこうして……!よし!攻撃だ!!」
超大型巨人『フッ……ヴヴア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ーーー!!!』
黒衣の天使を俺たちの愛で白くしてやるぜチームリーダー「じょ、蒸気!?ぐあああああー!!!」
何チームかがダメ元で挑むが、相手はまるで『お前らごとき触れなくても十分だ』といわんばかりの蒸気攻撃で撃退し、悉く不正解。暫く回答者が出ない間、残り時間が迫る。え?さっきのチーム名がおかしくなかったかって?そんな暇があるなら問題を答えろ。
しずる「——よし!」
支部長「おぉっと!タイムアップ目前で夏祭り部隊が動いた!だがしかし!水風船と濡れた床がその行く手を阻む!さぁどうやって攻略する!?」
ついに動き出した夏祭り部隊だったが、その直後に水風船が妨害するように襲い掛かる。更に床も滑るので回避は難しい……!
ログ「避けるのが難しいなら、この床を利用するまで!しずる、お前が決めて来い!」
しずる「え!?あ、ちょっと!?」
風船が当たる直前、ログはしずるの手首を掴み、ハンマー投げの要領で滑る床を利用して一気にゴールまで滑らせた。だが、ここまでは序章にすらならない。あの超大型巨人を討つのが本題……!
追い付いたミチから自分のを含めた7人の契約キャラを貰い、それらをカード差込口に入れて巨人討伐に取り掛かった。
月ブシでWSのページを見てこれだと思った。
- 君がいた夏は……:その6 ( No.788 )
- 日時: 2015/08/24 21:12
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: V89zVUtf)
ここのシーンはかなり力入れました。
『人類の国:居住区』
絵里の時と同様に、産業革命前のヨーロッパの街に飛ばされた7人。幸いにもこちらのレベルは現在2。高さが2、30メートル近い壁からはみ出ている頭だけでも圧倒的な存在感に威圧されそうになるも、しずるは答えを導き出すために、クロック&2ドローする。
クロック 0>1
手札 5>4>6
引いたカード:解放された未来、『生きるのを諦めないで!』
しずる「“本当の願い”マリアのクロックアクション。解放された未来と交代。コールしてアビリティアクション。控え室(他のカードゲームで言うドロップゾーンや墓地)から“XDモード”響を手札に戻し、コール!」
ストック 10>8>7
手札 6>5
響「——改めて見ると、滅茶苦茶デカいんですけど……;」
翼「ああ…;ネフィリムの心臓が我々と同じくらいのサイズに思えてきた……;」
クリス「あたしゃ、フィーネと融合したネフシュタンの鎧が太陽の塔ロボに思えてきたぞ;超合金ネフシュタンの塔ロボ……;我ながら笑えねぇな;」
マリア「この世界の人間は、こんな巨大な化け物を相手にしていたのね……」
ギア装者もその圧倒的なサイズに威圧的に潰されそうになる。だがログだけは「倒せぬカードなど無い」と言って行動を再開する。
しずる「そして調をコストにイベントアクション『包み込む優しさ』。カードを2枚引き、響にパワー+1千」
調「後はお願い」
XDモードパワー 7千5百>8千5百
手札 5>4>6>5
引いたカード:天羽々斬(1期)、カ・ディンギル
ストック 7>6
しずる「“シンフォギア装者”響をコールしてアビリティアクション。奏を想う翼のレベルを+1ここでイベントアクション、天羽々斬!レベル2となった奏を想う翼をコストに……風鳴る刃、悪鬼羅刹を斬り裂けり!風鳴翼をスペリオルステージアップ!そして翼の効果で2枚引き、1枚破棄」
ストック 6>5>3
風鳴翼パワー 9千5百>1万1千>1万2千
手札 5>4>3>5>4
引いたカード:Vitalization、“強い意志”未来
ここでレベル3が登場し、凄まじいパワーを得たログ。だが、前列正面の響の真正面にいる超大型巨人のパワーは2万。まだ半分以上も差が存在する。
しずる「ここで、“強い意志”未来をコール。手札1枚をクロックに置き、アビリティアクション。“世界の歌姫”マリアを手札に戻し、コール。交代により響は退場」
未来「響、後はお願い!」
響「うん!」
しずる「ラストにクライマックス、Vitalization!!全てのキャラにパワー+1千!」
手札 4>3>2>3>2
クロック 1>2
XDモード 7千5百>8千5百>9千>1万
風鳴翼 1万2千>1万1千>1万2千
素直になれたクリス 7千>8千
しずる「左右のキャラでフロントアタック!」
響「え?でもそれじゃあ翼さん達が……!」
翼「仕方の無い事だ。私達がリバース状態になるのはこの答えに入っているのだろ?」
鋭い翼の指摘にログは肯定する。響はその答えに顔をうつむかせるが、そんな彼女にクリスは言う。
切歌「そんな顔は響には似合わないデスよ。WSの赤属性は相手を道連れにするのも能力の一つ。やられる事前提のカードも揃ってるデス!」
翼「暁の言う通りだ。あの巨人に、お前の全力をぶつけてやれ」
2人に言われ、響も立ち直ったのか、手を前に突き出す。
響「解りました。でも、ぶつけるのは私だけの力じゃない。みんなの力です!」
翼「——そうだったな」
クリス「いっちょやってやるか!」
未来「ぶつかってって!」
マリア「ぶちかましてやりなさい!」
切歌「やってやるデス!」
調「ファイト……!」
自然と他の6人も響の手の上に自分の手を重ねる。そして、ハイタッチを交わすと元のエリアに戻り、前列の3人が歌を紡ぎだす。
BGM:radiant force(ノーマル&7人Ver)
翼&クリス「始まる歌——」
未来&切歌&調「始まる鼓動——」
響&マリア「響き、鳴り渡れ希望の音——」
7人「生きる事を諦めないと——」
マリア「示せ!」
調「熱き夢への!」
切歌「幕開けを!」
翼「爆ぜよ!」
クリス&未来「この!」
響「奇跡に!」
7人「嘘は無い!」
最初のフレーズが奏でられると同時、3人が超大型巨人に向かい飛び立った。
3枚でひとつのキャラとしている超大型巨人ではあるが、元は3枚のカード。左右のキャラでもフロントアタックは可能だ。
響と共に飛んだ翼と切歌は超大型巨人の両腕に斬撃を見舞う。だが、堅固な皮膚は天羽々斬の鋭い一閃ですら傷を入れられず、イガリマの斬り刻むが如く刃の嵐にも、山を砕いたガングニールの一撃にも微動だにしない。
鈍重な動きの超大型巨人に3人の動きを捉える事は至難の業だったが、大技『終虐・Ne破aァ乱怒』に立ち向かうが如く、直撃するのも構わず数軒の民家を巻き込んだ超大型巨人の拳が切歌を叩き潰し、滞空していた翼も蚊を叩き落とす要領の平手打ちを直撃。時計塔や巨大な建物を貫通して地面に衝突した。
しずる「ここで“世界の歌姫”マリアのアビリティアクション!」
マリア「自分のキャラがリバース状態になった時、他の自分のキャラのパワー+1千!2回分のパワーを全てXDモードに!」
しずる「そして、超大型巨人にフロントアタック!!クライマックスコンボは音楽のキャラ1人につき、パワー+2千。5×2千で+1万!」
XDモードパワー 1万>1万2千>2万2千
サヤ「ご、合計2万2千!?ここまでパワーアップすれば、ひょっとしたらひょっとするかもしれないミュー!」
倒せるかもしれない、響もサヤもそう思ったが、次の瞬間に殴りかけた響が誰かの妨害を喰らい、地面に落ちる。よく見てみると、超大型巨人の右腕に左右非対称のツインテールの髪をした、左目の辺りに青蒼の炎が灯した少女が現れる。
支部長「ああっっと!!NPCも助太刀アクションで“青き炎の瞳”ブラック★ロックシューターをコールしていた!これでパワー2万3千!これでは倒されてしまうぞ!」
響「……ッ!」
よりのもよって最悪のタイミングで助太刀が発動してしまった。これにより、超大型巨人のパワーは2万3千になり、響のパワーを上回った。このままでは響も超大型巨人に返り討ちに遭う……!
すずか「どうしよう、このままじゃ……!」
ログ「いや、安心しろ。奴は倒せる」
セレナ「はい?」
音也「会長の言う通り。もしあれが正解なら、山札の上は……」
しずる「トリガーアクション、クライマックスカード『FIRST LOVE SONG』!“世界の歌姫”マリアのセカンド・アビリティアクション!前列のキャラのトリガーアクションでクライマックスが出た時、自分のキャラにパワー+2千!」
XDパワー 2万2千>2万4千
再びパワーが逆転し、ブラックロックシューターを退けた響のギアの一部が外れ、巨大な手甲に合体。響の右手の動きに合わせるように動くその一撃が超大型巨人の鳩尾に直撃。2、3歩よろめいた隙を見逃さず、右手に手甲が装着されたアッパーカットが超大型巨人にクリーンヒット!
超大型巨人「ゴブッ……!」
響「うおおあああああぁぁぁーーー!!!」
手甲からブースターが現れ、威力を増幅させる。そして響の拳が超大型巨人の力を上回り、超大型巨人の足が地面を離れる。
超大型巨人「オゴァァァァァァ!!」
そのまま大きくのけぞり、背中から地面に身体を打ち付け、そのまま盛大な地響きとともに倒れていった……。それと同時、空中に『GIANT KILLING!!』の文字が浮かび、それを見た装者達の視界が光に包まれた。
巨 人 討 伐 ! 感想まだ。
- 君がいた夏は……後半戦:その6 ( No.789 )
- 日時: 2015/08/24 21:31
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: V89zVUtf)
支部長「ま、まさかの事態……!超大型巨人を倒した……!つか……あんなのを倒せただけでも奇跡なんだけど!?」
サヤ「と、ともかくこれで夏祭り部隊の勝ちだミュ!さぁいよいよ次が最後のイベントだミュー!最後は……これ!」
支部長「『スーパーマリオサンシャイン』!最後に相応しいゲームが出たぞ!」
『ゲッソーボードリレー』※ルール説明。
1.全長400メートルのコースを4人1組のチームがそれぞれ100メートルずつ走る。
2.走者はバトンを持って走行。バトンを落とし、回収不可能と判断されるとそのチームはそこで失格。
3.参加者4名の場合はコース上のアイテムボックスを通過する事で、5人以上なら待機している参加者の一人がランニングマシンを使ってエネルギーを一定値まで溜めるとアイテムを使用か1回のバトルスキル使用権利できる。
4.基本、3.の方法以外でバトルスキルを使った場合も失格とする。
5.アイテムボックスは誰でも使えるので5人以上での参加者はスキル発動権利を持ったままアイテムを使う事も可能。
再び海辺へと移動した一行が目にしたのは、様々な仕掛けが施された一つのコースとなっていた海だった。
支部長「このゲームを勝てば他のチームも逆転勝利する可能性がある。まずはトップの夏祭り部隊と歌姫の学園チームだ!」
すずか「この名前……またバミューダ△から?」
すずかが思わず呟いたが、どうやらその通りらしい。歌姫の学園チームが入場すると同時に海上から声援が沸き起こる。現れたのはリーダーのオリヴィアを筆頭にローリス、クルク、エミリア、リディ、アルミン、プーモの6人が入場してきたのだ。
三和「こりゃまた凄い面子だな。一人はGユニットだぞ?」
恭平「大方面白そうだから来ちゃった、的なことなんじゃないの?」
オリヴィアΣ(・ω・;)←図星
ともあれ、今回のゲームが最後であるならメンバー選別も慎重に選ばなければならない。あのゲッソーボード、ゲームにも登場していたのだがマリオカートの200ccクラスのスピードを誇る。素人が乗ると置き去りにされるのが目に見えているだろう。人魚であれどそれは同じこと。それを考慮してか、5分間の練習時間が与えられていた。
未来「こ、これ、滅茶苦茶難し……どひゃあ!?」
セレナ「乗る事や操作自体は大して難しくは無いのですが、やはりスピードが曲者ですね……」
三和「だな。原作での速さそのものだったら、じゃじゃ馬レベルじゃねぇぞこりゃ」
翼「それに……ブーストを使うと更に危険性が増すぞ……」
そう言った翼と調はなぜかずぶ濡れの状態だった。しかし、調は結んであるリボンを無くしたのか、ほどけて貞子のようになっているので怖い。
ログ「どうしたんだその姿?」
調「スピードに慣れたから、アイテムのブーストを使ったんだけど……」
1.翼と調はスピードに慣れたのでアイテムを使おうとした。
2.ブーストのアイテムを使用。
3.予想以上のスピードが出て放り投げられた。
どうやらスピードの出し過ぎが原因で吹っ飛ばされたようだ。このままでは不戦敗にもなりうる。そんな時だった。
恭平「何やってんの〜?(すいすい滑ってる」
クリス「お前ら置いてくぞ〜(すいすい滑ってる」
ログ「……まずお前らが参加決定だ」
響「ってか、クリスちゃん何でそんなにうまいの?」
クリス「はぁ?お前らも乗った事あるだろ?」
翼「私達も?」
翼&響「……?」
翼&響(ア レ か !(アニメ1期&3期、超ヒロイン戦記でミサイルに乗るシーンを思い出した)
その後、慣れるのが速かったジェシカと未来が参加する事に決定した。
†
支部長「さーて、準備も整ったのでいよいよスタート。優勝は誰の手に!?」
いよいよ準備が整い、参加者がスタート地点に集まった所でフラッグが降ろされ、その瞬間に第一走者がスタートする。
支部長「さぁ始まった最終戦!スタートダッシュを決めたのは夏祭り部隊先鋒ジェシカ・カイオスと歌姫の学園チームのリディだ!第1コースは連続カーブを伴ったストレートは殆ど無いコースだ。最後の4連カーブはどう攻略する!?」
ジェシカ「くっ……!滅茶苦茶速いわね……!」
リディ「悪いけど、突っ走らせてもらうわ!水よ、突き抜け!スプラッシュ!」
すずか「いきなり魔法!?」
なんと、いきなり魔法を放ったひたむき少女。彼女のサーフボードから波が湧き上がり、まるでリディのサーフボードを押し流すようにピンポイントで間欠泉が発生。リディはそのまま勢いに乗ってトップに躍り出る。
支部長「なんてこった!いきなり水魔法を使ってきたリディ選手!数名の参加者も間欠泉の発生と同時に起きた波に巻き込まれて脱落だ!」
どうしてこうなったのか支部長でも解らない。だが、使用して失格にならないという事はランニングマシンでのゲージが溜まったのだろう。だが、そんなに溜まるとは……?
クルク「ぬあああああああああ!!遅刻ゥゥゥゥゥゥ!!!」
会場の殆どの人達「お前かい!?」
なんと、クルクが異常すぎるスピードで走っていたのだ!?彼女の走りでゲージはドンドン溜まっていき、既に2回目の使用権利が整った。どうしてこんなにも走っているのかというと、彼女のユニット設定にあった……。
サヤ「お寝坊注意(ドリーマー・ドリーマー)クルクは、生徒会や先生がマークしている遅刻の常習犯だミュ。いつも夜8時には寝れているけど、朝は全然起きられない……!奇跡的に起きられてもパジャマのままだったり、カバンを忘れてしまったりで遅刻扱い……!」
三和「おまwww遅刻したくないのに奇跡www」
サヤ「だから今回も、遅刻するってイメージをしていたんだと思う……」
武「必死さは伝わったけど、遅刻したくないってだけでそこまで必死になるか?」
すずか「連続遅刻記録に終止符を打ちたい気持ちが、力に変わってるんだね;」
ログ「それを利用してああなった訳か;中々通してえげつない;」
サヤ「えげつないとか言うなー!バミューダの皆に謝れー!」
すずか「そうですよ!バミューダの皆に謝って下さい!」
セレナ「その通りです!ついでに私にも謝って下さい!」
ログ「オイ」
まさかのクルクの底力で魔法やアイテムの発動権利を得る歌姫の学園チーム。武も必死に走ってアイテムの使用権利を得る。今度は連続カーブを自分の足元に再びスプラッシュを間欠泉の様に噴出させてカーブを文字通り飛ばしてショートカットする。
だが負けじと夏祭り部隊もアイテム発動の権利を得る。
ジェシカ「これは……一つ上の順位の相手に必中するアイテムね。てやっ!」
別チームA「うわぁ!」
サヤ「ジェシカお姉ちゃん、アイテムを使って順位を4位に上げた!ここでバトンタッチだミュ!」
連続カーブを何とか大振りに越え、順位を6位に落として次の走者、雪音クリスにバトンタッチした。
クルクwww気持ちは解るが落ち着けwww
- 君がいた夏は……後半戦:その7 ( No.790 )
- 日時: 2015/08/24 21:21
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: V89zVUtf)
ジェシカ「後はお願い!」
クリス「おっしゃ!見てろ!」
支部長「雪音選手、さっきとは大違いなスピードとテクニックであっという間に6位に上り詰めたー!」
サヤ「因みに第2コースはジャンプ台を利用したショートカット中心のコースだミュ。ブーストパネルを利用して一気にショートカットを狙うんだミュー!」
次のコースはジャンプ台やブーストパネルの多いコースだ。現在トップの歌姫の学園のチームのオリヴィアを追いかけるようにクリスがインサイドに食いついて距離を縮める。
クリス「順当に飛んで行っても間にあわねぇ……!」
ログ「雪音、アイテム地点を通ってアイテムを持って待機。次のショートカット地点を過ぎた後、その後の地点のショートカットコースを飛べ」
クリス「はぁ?次の次……あそこか?」
見るとそこは道幅が広くなっており、所々ジャンプ台とスピードパネルがあるところだ。だが、そこを通過した直後にS字カーブを伴ったコースである。だが、そのカーブの入り口には次のコースへの入り口が見える。
まさかそこを行くのか?そう疑問に思っている間にもそのコースに迫り、ブーストアイテムを手に入れ、その地点に入る。
オリヴィア「ひとつひとつ渡っていきましょう!」
ローリス「オリヴィアさん、すぐにS字が来るから最後はスルーして。クルクさん、もう学校にゴールしたから教室で休んでいるように。プーモちゃんはクルクちゃんのサポートをお願い」
一つ一つスピードパネルを駆使しつつ、最後はS字カーブを減速しつつ、安全を最優先に進み、後々の事を考えてクルクを休ませる。それに対し、夏祭り部隊は……!
ログ「今だ、飛べ!」
セレナ「はい!?あそこまでの距離はブーストだけでは届きませんよ!?」
三和「いや、大丈夫だろ」
クリス「こうなりゃヤケっぱちだ!」
そのまま真っ直ぐ進み、S字の最初のカーブ地点に差し掛かった瞬間にブーストアイテムを使ってコースから外れる。大きく飛び越えてショートカット用のレーンに移る。その瞬間にある一点にミサイルを撃ち、その地点に着水した瞬間に水中のミサイルが爆発。その水柱を渡り、S字カーブを超えて一気に首位近くにまで躍り出た。
オリヴィア「嘘っ!?あんな方法でショートカットした!?」
支部長「雪音選手、戦闘スキルであるミサイルを利用して高く跳躍!一気に4位にまで追いついた!」
サヤ「凄い凄い!さぁ、全員がバトンを渡して次の走者に!ここでの注目ポイントは水鉄砲ポイント!勢い良く噴き出すエリアで挑戦者を襲うミュ!!」
支部長「因みに選手全員の服は特殊加工を施してあり、水を弾く設計にさせております。会場にいる変な事考えてる人達、そういうのは無いから諦めてね?」
花梨「……チッ…(舌打ち」
参加者女子s「……;」
今度のコースは水鉄砲による妨害が仕掛けられたコースだ「ぶぼっ!」。害は無いものの、水が当たってしまうとコースから気をそら「おべっ!」してしまう。かと言って必ず回避する方法「のぶっ!」はないので、バランスに注意しながら先のコースを見ることが重要「のぼちぇ!」視される。ここではアイテムは防「ぎょぶ!」御系が多く出るので、それを駆使して水鉄砲を「ぼげぶっ!」回避するのも手だろう「ぶばぁ!」って、誰だよさっきから水鉄砲の的にされてる奴!?多いといっても10や20くらいだろ!?ここまで被弾するか!?
アルミン「う゛ぇ゛ぇ゛……;(ずぶ濡れ」
支部長「うわー;狙ってるかのように全段命中してるよ;」
サヤ「アルミンお姉ちゃんは成績は良いのに注意力が致命的に欠けているのが弱点なんだミュー;その所為で傷は耐えないから、皆から『ぜんぽう不注意』の名前を送られているミュ……;」
支部長「それ、全ての方向って意味の『ぜんぽう』だよね?」
この地点で歌姫の学園チームに問題発生。『ぜんぽう』不注意と言われる人魚が出てしまい、水鉄砲トラップに当たりまくる始末。順位が変わっていないのが幸いだが、その分未来達との距離が縮まる。
アルミン「なんの!このアイテムを使って……!」
負けじとアルミンも妨害系アイテムやスピード強化アイテムを使ってなんとか1位をキープする。
未来「くっ……!こうなったら次のヘアピンカーブで……!」
未来も負けてはおらず、武から得たバトルスキルと同時に得たアイテムを使う。まずブーストでスピードを増してコースから外れる。そこで戦闘スキルを解放し、神獣鏡の帯を出してカーブの内側ポールを掴み、遠心力を利用して一気に上2つの順位にいる走者をごぼう抜きにした。
支部長「おぉっと!小日向ちゃんもスキルを多用して2位に出たぞ!ここで1秒単位の差でアンカーへバトンタッチ!」
サヤ「最後のコースは妨害&障害物付きのストレートコース!障害物を避けて海面を渡るか、障害物の上を突っ切ってそのまま直進するかの判断が重要だミュー!でも……これだけは言わせて。ローリスーー!!負けるなあああーー!!!」
ローリス「任せてー!絶対に勝ああああつ!!」
支部長「うわっ、声デカッ!ユニット設定もあながちバカにならないんだね」
改めて恭平とローリスにバトンが移り、ついに最終局面を迎える。最初に広いコースから突き出た棒の障害物を避け、水鉄砲の攻撃を回避する。
次は船のような障害物が立ちはだかる。これを上から渡るか横に避けるかのどちらかを選ぶ事で順位が変動する事もある。
ローリス「ここは……よし!」
恭平「……ふっ!」
未来の呼び声は障害物を避けて奥へと進む。それに対して恭平は、当たる前に一旦小さく飛んでボートを水に沈め、浮力の反動を利用して船のギミックの上に着地し、滑るように越える。
ローリス「あとは水鉄砲妨害のストレートコース……!プーモちゃん、クルクは?」
プーモ「もう走っていますよ!戦闘スキルもばっちりです!」
ローリス「OK!だったらここで……!」
緊迫した中、船のギミックを越えたローリスは減速し、詠唱を唱える。
ローリス「母なる海原、風と共に嵐となる。その息吹は災いの兆し。荒ぶる咆哮は荒波を巻き起こし、波風暴れて吹き飛ばさん……——」
支部長「これだけ詠唱が長いとなると……上級魔法!?」
ローリス「唸れ波濤!タイダルウェイブ!」
恭平が船のギミックから降りると同時、そこから大型の津波が発生。それと同時にスピードを調節しながら大津波に乗ってゴールを目指す!
ジェシカ「ちょ、あんなのアリ!?」
支部長「観客や参加者は巻き添えを食らってないとはいえ、かなり強引だね;でも、これなら真っ先に1位を獲得できそうだぞ!」
巻き起こした波に乗り、水鉄砲の障害もなんのそのと乗り越えるローリス。このまま勝利してしまうのかと思った時、メガラニカの人魚姫がある事に気付く。
サヤ「あれ?波に何かいるよ?」
支部長「え?」
- 君がいた夏は……後半戦:その7 ( No.791 )
- 日時: 2015/09/24 09:38
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: fMybl0cm)
サヤ「あれ?波に何かいるよ?」
支部長「え?」
彼女が見たものとは……
恭平「便乗させてもらうよ〜(平然とした顔で波に乗っている」
ローリス&サヤ&支部長「うっそぉ!?」
なんと、波に乗っていたのはローリスだけではなかった!恭平も降りた瞬間にタイダルウェイブに乗っていたのだ!2人ともサーフィン宜しく波に乗り、ゴールを目指す。負けじと波の上に移動するローリス。そして波が水面に衝突すると、水面から飛び上がった2つのボードは宙を舞い、空中からゴールに突っ込んだ!
支部長「両者、同時にゴール!まさかまさかの展開!同着で夏祭り部隊と歌姫の学園チームが同着だー!」
サヤ「凄かった〜!まさか同時ゴールするなんて思わなかったミュー……」
結果は同時ゴール。その直後に着地に失敗したのか、プカーッとローリスと恭平が浮かぶ。
恭平「引き分け、だってさ」
ローリス「うー;あのタイダルウェイブを利用されるなんて思わなかった……;でも、すっごく楽しかったよ!」
恭平「そりゃどうも」
ボードから起き上がって陸に戻った2人は互いにハイタッチを交わした。そして、総合結果は……
支部長「総合結果は……夏祭り部隊が優勝!!」
夏祭り部隊「よっしゃあああああ!!」
サヤ「激闘を繰り広げてくれたみんな、ありがとうだミュ!激闘の癒しとして、私が一曲歌ってあげるミュー!」
激戦の後、最後はアイドルライブで今回のイベントは無事終了。そして、その日の夕方……
イベント終了。
- 君がいた夏は……後半戦:その8 ( No.792 )
- 日時: 2015/08/25 20:58
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: V89zVUtf)
お祭りガール@げきおこアル:あんたらなんで私を呼ばなかった?(激怒マークを付けた超サイヤ人化した悟空の画像)
ぐるぐる巻きの古時計@申し訳ありません:すまん;もう既にチームが決まっていたから……;つか、画像が既にお怒りと書いてるぞ;
ギドラ(レフト首)@ごめんなさい:こっちもチームが……;ってか、サイヤ人クラスまで怒ってる!?
ほっこりばとるしすたー@ごめんね;:本当にゴメン;後でこれの埋め合わせをするから;
太平洋の人魚@ごめんなさい:無理も無いですね;というか、綺場さんは?
ぐるぐる巻きの古時計:あいつこういうのは持ってないらしい。聞いてみたけど、LINEをヤード・ポンド法の方ですらすら答えてたぞ。
お祭りガール@げきおこアル:
ギドラ(レフト首)@ごめんなさい:
太平洋の人魚@ごめんなさい:
ギドラ(ライト首):LINEを知らない人がここにいた;
ギドラ(センター首):ある意味珍種だね;
スペードジャック:珍種違いだろ;つーかアイツを動物扱いすんなし。
お祭りガール@げきおこアル:つーかドンドン話が脱線してるでしょーが!
ぐるぐる巻きの古時計:すいませんでしたッ!!
ほっこりばとるしすたー:すいませんでしたッ!!
ギドラ(レフト首):すいませんでしたッ!!
ギドラ(ライト首):すいませんでしたッ!!
ギドラ(センター首):すいませんでしたッ!!
太平洋の人魚:すいませんでしたッ!!
スペードジャック:すいませんでしたッ!!
†
おまけ「呪いへの叛逆」
今、マリアは己が忌み嫌う呪いが眼前にあった。それはイグナイトの呪いよりも、いや、彼女が味わった苦痛が皆無に思えるほどの強大な呪いだった。
マリア(お願い……早く、早く私にトドメを刺して……!この呪いは私が産まれた時から付き纏っている……!今この瞬間も、まるで嘲笑うかのようにその呪いは私を苦しめている……!どうしてこの呪いは一思いにトドメを刺さない?なぜ無駄に時間を稼ぐ……?)
いくら彼女でも、この呪いはまるで彼女の頑張りを嘲笑うかのように延々と続く。そしてついに、マリアが膝を地面についた。
マリア(殺してよ!!もういっその事殺しなさいよ!!調と切歌に私が悶え苦しむさまを見せて泣き叫ぶ姿を見たいの!?そんなに私の無様な姿を晒したいのか!?お願いだから!!こうしてただ黙って目の前の呪いの儀式を目の当たりにするのは気が狂いそうなのよ!!お願いだぁ!!早く私を、私を殺してぇぇぇぇぇ!!)
最早彼女の精神は限界だった。そのまま泣き叫ぶように懇願する姿は、シンフォギアを纏って戦う彼女からは、とても想像できなかった……。
しずる(*´ω`)つねこじゃらし
マリア「〜〜〜〜〜〜〜〜!(必死に堪えている」
調「いくら『自分らしさが強さであるなら』って言ってたマリアも、流石に猫っぽさは無理なんだね;」
切歌「猫じゃないって言ってたデスからね;」
※呪い=猫扱い
「あの時のシーンNG」
マリア(私が弱いばかりに、魔剣の呪いに抗えないなんて……!強くなりたい……!)
——トンッ!
マリア「……!」
一人黄昏ているマリアの元に、バレーボールが弾んで彼女の脚にぶつかって止まる。その直後にエルフナインがボールを追ってマリアとばったり会う。
エルフナイン「ごめんなさい。皆さんの邪魔をしないよう思って——」
マリア「にゃっ、にゃっ、にゃっ……あ」
エルフナイン「……」
思わず無意識に、バレーボールを転がして遊んでいた所をよりにもよってエルフナインに目撃された。少しの沈黙の後、マリアはボールを足元に置き、砂浜に踵を返す。そして両者同時に、陸上競技選手顔負けのスタートダッシュで砂浜を走り去っていった。
「再登場の間」
キャロル「そうか。ガリィとミカが……」
レイア「派手に散りました」
キャロル「そうか……おい。このアルケミックカルト、漢字で書くとどうなる?」
ファラ「えーっと……(PC操作)魔法少女事変ですね」
キャロル「そうか。そういえばこの中で修復していた間暇だったんでアニメを見たら、こんなのがあった」
つ『魔法少女リリカルなのはVividのDVD』
ファラ「なるほど。キャロル様もファウストローブを使うと成長しますね。親近感が湧いたんですか?」
キャロル「そんなんじゃない。こいつらの周りに浮遊している物体を調べて、ファウストローブを強化させようと思っているだけだ」
レイア「派手なサブ計画ですね。本音は?」
キャロル「正直こういう可愛いのが欲しかった」
3人「……」
3人(やっぱアイツを最初にしたのは間違いだったかなぁ……アイツのツッコミが妙に恋しくなってきた……(脳内にガリィのツッコミシーン×10が浮かんでくる)
感想おk。