二次創作小説(映像)※倉庫ログ

錬金術師とのカードバトル!:その1 ( No.834 )
日時: 2017/08/18 21:06
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)

今回はヴァイスシュヴァルツネタ。WS世界から新たなキャラが登場します。



ヴァイスシュヴァルツ。それは、様々なアニメのシーンを再現した50枚1組のカードで戦うカードゲーム。
アタックで相手のクロックにソウルを溜め込ませ、7枚揃えばレベルアップ。相手のクロックを計28枚=レベル4にすれば勝利だ。自分ではなく、相手のレベルを4にすれば勝利です。大事な事なので2度言いました。
対戦だけでなく、集めるだけでもその作品のキャラに宿る魂が自然と伝わるのも特徴の一つ。作品の垣根を越えたクロスオーバーデッキも思いのまま。まさにエンタメカードゲームに相応しいと呼べるゲームだろう。





しずる「シンフォギアGX!発ッ!売ッ!」

武「しず姉、テンション高いね;」

しずる「当然よ!!あのアニメがヴァイスシュヴァルツとして参戦できると思うともうエンジン全開よ!!」

冬雅「テンションの高さも言いようだぞ。そういえば李里香はどうした?」

皐月「さっき連絡があったわ。なんでもWS側のレオンミシェリさんが風邪を拗らせたから、今日はパスするって」

なのは「そっか……WS世界の私に会えると思ったのになぁ……」

狭間の館でヒーターの効いたリビングに集まっていたWSCFC(ヴァイスシュヴァルツカードファイトクラブ)と武の義理の姉しずる、そしてWS世界のシンフォギア7人、更に小茂井になのは、アリサに詩乃までもがテーブルの周りに集まっていた。そのテーブルには2つのカードBOXが置かれている。

ミチ「でも私も楽しみだわ。シンフォギアデッキの強化できるとなると楽しみね」

ぷちふぉぎあ&かみじょうさん&はるひちゃん「みゅー!みゅー!」

集まっている面々は既にカードの内容が楽しみで仕方の無い様子。この後はチューニングのファイトをする予定だ。

アリサ「2人ともレアカードが出ると良いわね!」

ミチ「バカ言わないでよ。滅多に出ないからレアカードだって呼ばれてるんだから」

しずる「このドキドキ感も楽しまなきゃね?」

小茂井「ま、ぬか喜びに終わったらシャレにならないのですが」

単なるデッキ強化と取っているミチに対し、しずるは乗り気である。そしてミチが手に取ったパックの封を開けた途端、お互いのパックから1つの光が外に飛び出した。

ミチ「へ?」

現れた光に思わず間の抜けた声を上げるミチ。その光は広間の一角に着くと突然の旋風が巻き起こり、その中から2人の影が現れる。

皐月「ねぇ、これって……!」

呆気に取られている一同を余所に、旋風はその勢いを弱め、次第にその中の人物がはっきりと映し出す。魔術師風のローブを来た、双子の様にお互いの顔立ちがそっくりな2人の少女に。

?1「お前らか?俺たちを呼んだのは」

?以外全員( °Д°)ポカーン……。

双子が現れた時には既に全員呆然と口を開いたまま動かなくなっていた。そしていち早く我に返ったアリサが部員達にツッコミを入れる。

アリサ「って、何で皆まで固まってるのよ!皆だって契約キャラでこうなったのを見てたでしょ?」

皐月「いや、私達はデッキのエースがいきなりああなったから……パックから登場したのはこれが初だし……」

どうやら彼女らはこの手の登場は初めてだったようだ。改めて小茂井が2人の前に立ち、事情聴取に取り掛かる。

小茂井「と、とりあえずお二人のお名前をお聞きしてよろしいですか?」

?1「まぁな。俺はキャロル・マールス・ディーンハイム。んで、コイツが……」

?2「エルフナイン・マールス・ディーンハイムです」

ミチ「あれ?確かエルフナインって、キャロルが作ったホムンクルスだよね?なんでキャロルと同じ苗字があるの?」

キャロル「……お前何言ってるんだ?」

ミチ「え?」

思わず口にしたミチの言葉に、キャロルと名乗った少女が怪訝な顔で返す。そしてエルフナインも彼女に続くように疑問符を浮かべながら返した。

エルフナイン「ホムンクルスは確かに実在しますけど、完全な人間って訳はありませんよ?」





武「姉妹?お前らが?」

エルフナイン「はい。僕らはパパの下で錬金術の修行をしていたんです」

あの後、改めて聞いた結果、意外なことが解った。キャロルとエルフナインは姉妹であり、彼女たちの言うホムンクルスも人の形はしているものの人間並みの知性は無く、せいぜい使えるのは力仕事の運搬程度だという。

しずる「……なんか、設定が違ってない?」

鶴来「死銃事件と同じだね。僕らの知ってる物語と何か違ってる(『氷の狙撃手と光の剣士の先導者』参考」

詩乃「私もこの前見せて貰ったけど、確かに内容が違っていたわ」

武「その事件を経てアイチの事が好きになったんだよな」

詩乃「そうね。まぁコーリンって言うライバルもいるけど、いつかはアイツを倒してアイチと……」


※暫くお待ち下さい。


詩乃「で、貴方の持ってるそのファウストローブのダヴルダブラの件だけど……」

武「」←頭にでかいたんこぶ。

エルフナイン「それはパパが遺した琴だったんです。そのパパも昔事故で……」

アリサ「そっか。お父さんを褐色の男に殺されて……」

なのは「え?」

まるであわせていたかのようにアリサが話を繋げたことに隣に板なのはは思わず彼女の方を向く。そしてこれまた合わせていた様に小茂井と冬雅が話に乗り込んできた。

小茂井「雨の夜、キメラという獣の研究をしていた父親の元に、突然顔に傷のある褐色の男が乗り込んできた……」

冬雅「突然の出来事に驚いた2人の父親の顔にいきなり男が掴み、火花が散ったと思うと父親の頭から血が破裂した水風船の様に噴出したのか……」

小茂井「ええ。そのと「それってハガレンだろうがああああ!!!」ごばっちょふ!」

思いっきり違う事を話してる3人にキャロルのドロップキックが炸裂しました(笑)。いや、確かにあれも錬金術が元ネタだけど。

エルフナイン「それ絶対ハガレン読んで得た知識ですよね!?イシュヴァール人なんて存在しないし虐殺の事件も知らないですよ!大体人間を造ろうとか動物を混ぜようなんて、発想がぶっ飛びすぎてまともな人間じゃ思いつこうともしませんよ!!」

キャロル「そんなの本当にやらかしたら教団連中がこぞって捕まえに来るわ!!魔女狩りより大惨事になるわ!!」

なのは「そうなの?まぁ、あのアニメはかなり人気だったけど……」

キャロル「当然だ。大体不老不死なんて突拍子も無い御伽噺見たいな事が出来ると思ってるのか?」

アリサ&小茂井&冬雅 Σ(°Д°)!!!

エルフナイン「今知ったような顔止めてください」

あおい(あ、私の思ってたのは錬金術ではあるほうなんだ;)

どうやら彼女たちの言う錬金術は上の3人が思っているようなものではないらしい。等価交換の代価の法則などを話したが、ある程度は昔の学者みたいなものだと言い切った。つか、何で昔の人物っぽい2人がハガレンを知ってるって点にはツッコミを入れないで下さい。
錬金術の話に盛り上がっている所、皐月が話の腰を折るように姉妹に尋ねる。

皐月「ねぇ、2人はヴァイスシュヴァルツは知ってる?」

キャロル「ん?あぁ、これの事か?」

そう言ってキャロルは本を取り出し、その中に2つのデッキを取り出した。それを見たアリサはミチ達に尋ねる。

アリサ「そっちは?」

ミチ「ちょっと待って。まだ——OK!」

向こうもどうやらデッキを整えたらしく、錬金術師の姉妹と共に狭間の館のメインホールに向かう。

エルフナイン「ステージタイプはスタンダードでよろしいですね?」

しずる「いいわよ〜!」

あおい「タイプ?」

皐月「こういうのは……ナレーション、お願い!」

なのは「ナレーションに丸投げ!?」

はーい、丸投げされたナレーションです。
ヴァイスシュヴァルツには3種類のデッキ構築法が存在し、オープン大会のみ使える配布された全てを使えるスタンダード、プレイヤーが指定した一つのタイトル(そのタイトルのシリーズ作品なら使用可)で構築する最もポピュラーなネオスタンダード、シンフォギアやリリカルなのはなどのヴァイスサイドに属するタイトル、フェアリーテイルや艦これなどのシュヴァルツサイドに属するタイトルだけ(作品の括りは無し)で構築したサイドが存在する。大会ルールには主催者が決めた作品のみで戦うタイトル限定大会もあると記載しておく。
そうこうしているうちにメインホールに到着。デッキを専用のファイトテーブルの位置に置いた。

しずる「じゃあ私が最初で良いかな?」

置くと同時にしずるが挙手。どうやら最初にやりたがっていたらしく、誰も反対せずにエルフナインとの対戦を承諾した。

エルフナイン「2つの世界が重なる時、今ここに紡ぎ歌が世界に響く!セットアップ、『ツヴァイド・ミュージック』!」

しずる「4つのビートは砕けぬハート!セットアップ!『巫女の四重奏』!」

2人「ヴァイスシュヴァルツ!ステージオン!」

『Stage UP!』

錬金術師とのカードバトル!:その2 ( No.835 )
日時: 2015/12/16 11:39
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: zSZyy9Vi)


バトルスタート!


2人がデッキを構えると同時、彼女らを取り囲むように地を走る光が長方形を形作り、まるで一つの舞台を形作る。

エルフナイン「ドロー。クロック&2ドロー。『“夏祭りデート”西木野真姫』を前列中央、『“お菓子の妖精”小泉花陽』を右前列コール!」

まずは序盤の定石。クロックを使い2枚引きつつ手札のキャラをコールする。ヴァイスシュヴァルツは先攻第1ターンでもドローできる上に、手札から不要なカードを1枚クロックに置けば、追加でデッキから2枚引ける。自分がレベル4—即ちクロックに累計28枚溜まると—負けになる。だが、このゲームでダメージを受けるのは結構運が絡む。遊戯王で例えるならお互いライフが2万8千もある状態であり、ライフポイント1千を払えば2枚引けると思ってもいい。序盤はレベルの高いキャラを呼ぶためにも、積極的にクロックを溜めたほうが良い。

エルフナイン「効果で山札の上4枚を確認。——あった。花陽でダイレクトアタック!」

最初に花陽の黒子トークンの槍撃がしずるに直撃する。トリガーアクション(攻撃時、山札の1番上を公開するアクション。カードの右上にアイコンがあるならトリガー発動。効果はアイコンで変わる)でソウルトリガーを引き当て、いきなり3点ダメージを受ける。

しずる「やるじゃない。ドロー。クロック&2ドロー!“飛び入り参加”調右後列、“明るく元気”切歌を右前列にコール!」

反撃にしずるも高パワーのキャラを展開し、相手のキャラに立ち向かえるような陣営を築く。

小茂井「そういえば気になったのですが、響さんってアニメでは戦いとか誰かを傷つけるのは嫌だったのでは?」

アリサ「ひょっとして、WS世界の住人のヴァイスシュヴァルツの戦いは、フロニャルドで言う戦興業と同じなんじゃないかな?ほら、アレも余程の事が無い限り死ぬ事も傷を負う事も無いし」

なのは「つまり、競技感覚見たいなものなんだね?」

外野が憶測染みた説明している間に、しずるはキーボードと一体化させたミュージックギターを、ミチはシェンショウジンの大技『閃光』放つために脚部の鏡を展開した姿を模したギターを装備する。


BGM:JUST LOVING X−edge


黒子トークンの花陽の薙刀と切歌の鎌の鍔迫り合いの後、下段の薙ぎ払いを避けた切歌がジャンプ中の斬り払いで黒子トークンの胴を切り裂いた。





十数ターン後。激闘を繰り返すファイト。お互いレベル2以上となり、クロックの数ではややミチ達が優勢か。因みに舞台はこんな感じ。


エルフナイン:レベル3 クロック1 手札5 ストック6 思い出2

しずる:レベル2 クロック5 手札3 ストック7


『形式番号XMH020』ガリィ・トゥーマーン “ライブの差し入れ”真姫

※私服の花陽 ※“クリスマスデート”西木野真姫 なし



“向き合う勇気”切歌 ※“背負った重み”クリス ※“XDモード”切歌

“響の師匠”弦十郎 “QUEENS of MUSIC”マリア


※1“夏祭りデート”星空凛の現パワー9千5百。

※2私服の花陽の現パワー6千。

※3“XDモード”切歌の現パワー7千5百。

※4“背負った重み”クリスの現パワー9千。




エルフナイン「ドロー。クロック&2ドロー。右前列に僕自身、“作られた存在”エルフナインをコール!」

エルフナインが自分と同じカードをコール宣言した瞬間、彼女の影が引き剥がされるように実体化し、宣言した場所にコールされるとエルフナイン自身へと姿を換えた。

エルフナイン「イベントアクション、『引き継がれし命』。僕自身にパワー+4千。そしてクライマックス、『真姫の隠し事』!私服の花陽にパワー+2千&ソウル+1!」


クロック(エルフナイン) 1>2

手札 5>6>4>6>5>4


作られし存在現パワー 4千>8千>9千>1万

クリスマスデートデート現パワー 9千5百

私服の花陽 現パワー 6千>7千


エルフナイン「真姫さんでフロントアタック!ガリィ、協力お願いします!」

ガリィ「はいはーい、水の魔法陣ですねー」

真姫が駆け出した瞬間に後列のガリィが水流を放つ。それが凍りついて足場になると、スケートの要領で滑り、切歌に肉薄した瞬間にダガーで斬り裂き、切歌を倒す。

エルフナイン「相手を倒したので、2枚ドロー。花陽さんと僕でフロントアタック!」

WS花陽「解ったよ!真姫ちゃん、行くよ!」

エルフナイン(分身)「はい!」

花陽(今度は黒子トークンではなく当人)も槍の一突きと水の魔法陣から出た水流でしずるにダメージを与える。しずるも弦十郎の効果を使い、何とかクリスだけは生き残らせた。


しずる:クロック 5>10 レベル3にアップ。クロック3


しずる「私もそろそろ本気を出してもいいかしら?“QUEENS of MUSIC”と交代。ホロウパラディンFANTASIA!そして、“アガートラームの装者”マリアを右前列、“明るく元気”切歌を左前列、“新たなる力”調を左後列にコール!調ちゃんの効果で切歌ちゃんに効果を追加。更にイベントアクション!『イチイバル(GX)』。“背負った重み”を手札に戻して再びコール。効果で合計パワー1万。更に『黒いガングニール』で《武器》を持つキャラすべてのパワー+1千5百」

詩乃「しずるの手札、もうあれだけのカードしか無いみたいね。でも、相手もレベル1のカードが2枚だから……って!?」

相手はレベル1が2人。そう思っていた詩乃は相手の場を見て驚いた。


作られた存在 8千>1万3千

クリスマスデート 9千5百>1万2千


なんと、パワーが最初の3倍に跳ね上がっていたのだ。彼女のターンでイベントを使ったが、それでもまだパワー8千。となると残る4千は……

エルフナイン「僕の効果です。相手ターン限定ですが、僕の手札が5枚以上ならパワーが本来の数値の倍になる前の僕のターンで発動したイベントアクションと合計すると、その合計は元々の3倍以上。更に真姫さんも効果でパワーは1万2千。その程度では超えられ——」

しずる「超える気なんて無いよ?クライマックス『自分らしくあること』!すべてのキャラのソウル+2!マリア、アタックお願い!」

エルフナインの言葉を遮り、しずるがアタックを宣言。すかさずマリアがダガーを取り出して駆け出す。それと同時に、アガートラームの左腕の装備を模した赤いギターが出現。しずるがそれを持つと弦を引き、音楽を鳴らし始めた。


BGM:シンフォギア’sサビメドレー『銀腕アガートラーム&TRUST HEART』


エルフナイン「パワー6千で攻撃?特攻ですか?」

しずる「いいえ。私の目的はバトルじゃないわ。マリアに指示したのは、正面の相手のレベルの数値だけ自分のソウルを減らす代わりにプレイヤーに攻撃をするサイドアタック。本命はクライマックスコンボよ!ストック1と山札から1枚クロックに置き、黒子トークンの真姫を退場させ、パワー+1千!」

エルフナインの横を駆け抜けるマリアが飛び上がり、そこかラスタスターが噴出す。そして超高速で真姫の黒子トークンを切り裂き、そのままエルフナインにもダメージを与える。

ガリィ「後列を潰すとは……勝つのを諦めたやけっぱちアタックですか?」

真姫「バカ!応援効果をよく見なさいよ!」

真姫の言葉にガリィは自分の眼前に指を線を引くように横に動かし、効果を確認する。すると、自分の応援効果が先程より半減していた。

ガリィ「嘘、何で!?」

花陽「後列を潰して、中央と私のパワーを下げたのよ。正面のキャラを倒すより、ソウルを下げて攻撃したほうが、ダメージを与える確率が高——い!?」

WS花陽がガリィに説明している間に、切歌の接近を許してしまい、そこから叩き斬られてしまう。それと同時に放った『切・呪リeッTぉ』で3ダメージを受ける。

エルフナイン「で、でも真姫さんのパワーはそっちのクリスさんと互角!キャンセルさえすればこっちにターンが周ります!」

FANTASIA「相討ちとは些か聞き捨てなりませんね。能力発動!場を離れた相手のキャラのレベル1につき、パワー+1千!」

エルフナインの言葉にFANTASIAが槍から放たれたエネルギーのオーラをクリスに纏わせる。それと同時にパワーが追加され、正面にいる真姫の攻撃力を上回った。それと同時にクリスの双銃が変形し、長いライフルへと変形する。

真姫「まさか、零距離砲撃!?」

クリス「殴るんだよ!!」

真姫の予想を裏切り、まるで槍か鈍器の様に最上段から殴りつける。まさかの打撃に怯んだ真姫に、クリスは着地と同時に肩に展開した巨大ミサイルを射出。大爆発を巻き起こし、トドメの2ダメージを与え、決着した。


GAME’END.WINNER’MITOGAWA SHIZURU!


しずる勝利!

錬金術師とのカードバトル!:その3 ( No.836 )
日時: 2015/12/16 11:40
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: zSZyy9Vi)



しずる「よっし、勝利!」

能力を巧みに使いこなしたしずるが勝利した。バトル終了と同時に長方形のフィールドが消え、ファイトしていたマリア達もSD化してしずるの元に寄ってきた。

しずる「お疲れ様。エルフナインちゃんも凄かったよ。手札数を生かした青属性らしい戦いだったわ」

エルフナイン「ありがとうございます。それで、次の対戦はミチさんですね」

次の対戦はミチとキャロル。キャロルの方も《錬金術》を中心に構築したデッキだろう。入れ替わりに対戦者が交代し、デッキを用意する。

キャロル「俺の対戦ルールはスタンダードでいいな?」

冬雅「スタンダードというと、すべてのカードを使ったルールか」

ミチ「OK。その条件で良いわ」

キャロルが掲げたルールにミチの方も承諾。その間にカットも終了した。

キャロル「万象全てを知る歌よ!真理をもって世界を壊せ!セットアップ『賢者の鉄槌(アルケミックカルト)』!」

ミチ「雑音を、清めて響かす、我が音色。セットアップ!『桜翼三重奏(おうよくさんじゅうそう)』!」

2人「ヴァイスシュヴァルツ!ステージオン!」

『Stage UP!』


キャロル「ドロー。クロック&2ドロー。イベントアクション、『レベルアップ』!」

いきなりペルソナ3で登場した、自発的にレベルアップするイベントを使ってきた。


キャロル、レベルアップ。『アルカ・ノイズ』をレベル置き場に。


キャロル「『自動人形レイア』を右前列、『自動人形ガリィ』を左前列、『満ちたる力キャロル』を中央前列にコール。レイア、攻撃だ」

自らレベルを上げると、レベル1のキャラと、色制限の無いレベル0の自動人形をコールする。

レイア「私に地味は似合わない。一番手は派手に決める!」

一番手を取った自動人形はどこからか取り出した大量のコインの連射でミチに2ダメージを与える。

ミチ「やってくれるじゃない。なら私は、“久々のデート”未来を中央前列、“新たなる力”響を右前列、“学園祭の準備”翼を左前列にコール!」

前列に3人のキャラをコールしての攻撃態勢。キャロルの陣形を真っ向から立ち向かう気満々だ。そしてシェンショウジンの大技『閃光』放つために脚部の鏡を展開した姿を模したギターを装備する。


BGM:歪鏡・シェンショウジン


まず未来が展開した丸鏡を響が足場代わりに跳び、レイアの放つコインを弾き返しながらレイアの腹部にボディーブローを喰らわせた。続く翼もガリィの放つ間欠泉を俊敏に避け、一太刀で斬り捨てて沈める。

キャロル「レイアの能力発動!ストック1と山札からクロックに1枚置き、自らを思い出に送り、錬金術のキャラ1枚を手札に加える。更にガリィも効果で自らを思い出に!」

負けじとキャロルもまた倒された時の能力を使い、エースらしきカードを手札に加えると同時に思い出置き場にカードを溜める。だが未来の攻撃力は中央のキャロルを上回っている。未来も響同様に丸鏡を足場代わりに跳び、巨大扇の照準を場のキャロルに絞り、光線を発射する。だが、場のキャロルはそれを跳躍で避け、五指に張った糸を使い、未来をバラバラに切断した。

響「未来!」

翼「バカな!小日向の攻撃力は、お前を上回っていたはずだぞ!」

キャロル「満ちたる力は思いで置き場に存在するカードで発動する『記憶』を持っている。それにより、今のこいつのパワーは6千だ。さっきガリィとファラを倒しただろ?」

ミチ「!」

今ミチは中央のキャラのパワーを上げる為にレイアとガリィにフロントアタックを仕掛けた。だが、向こうも倒されたのをトリガーに思い出置き場へと送られるカードを用意していたのだ。2回目の攻撃が決まると同時にパワーも上昇し、未来を返り討ちにしたのだ。
未来を返り討ちにしたキャロルは人差し指を振り、『まだまだ甘いな』とでも言いたそうに挑発する。どうやら彼女も、一筋縄ではいかないようだ。





十数ターン後。激闘を繰り返すファイト。お互いレベル2以上となり、クロックの数ではややミチが優勢か。因みに舞台はこんな感じ。


キャロル:レベル2 クロック6 手札3 ストック3 思い出4

ミチ:レベル2 クロック0 手札4 ストック5


なし “新しいタタリ”吸血鬼シオン

※“満ちたる力”キャロル なし ※吸血鬼シオン



※“登校風景”未来 ※“父への思い”翼 “防人の生き様”翼

“スキンシップ”響 “シンフォギア装者”響


※1“満ちたる力”キャロルの現パワー6千

※2吸血鬼シオンの現パワー7千5百。

※3“登校風景”未来の現パワー7千5百。

※4“父への思い”翼の現パワー1万1千5百。


キャロル「なるほど、中々やるな。俺もそろそろ本気を出すか……!ドロー。クロック&2ドロー。それと同時にレベル3にアップ。『“自動人形”ミカ』をレベル置き場に。このカードは、思い出置き場に4色の自動人形が存在する時、このカードはレベルを一つ下げ、コストを−2する。俺自身を前列中央にコール!」

自らレベル3にアップしたと同時にエルフナインと同じ様に自分の影がそのままフィールドのキャラに現れる。それも、隣の黒子トークンと同じ大人状態となって。

キャロル「連続イベントアクション、『ファウストローブ』。対象を俺と満ちたる力に、パワー+1千5百。使用したこのカードはストックへ。そしてストック1と思いで置き場のカードを控え室に置き、パワー+1千5百と耐性効果を得る。さっきの攻撃の礼だ。しかと受け取れ!」


BGM:殲琴・ダヴルダブラ


攻撃宣言と同時、鎧となったファウストローブの背中の部分が展開。手首のパーツから糸を出し、まるで爪撃を放つように五指を伝う糸が正面の翼を挟むように糸が張られる。その糸が翼といつの間にか用意したマネキンに絡みつかせ、糸を引くと同時にそのマネキン全てが翼に叩き付けられた。
同時に隣にいた黒子トークンも張り巡らせた糸を、スタントマンも顔を青くする位に糸から糸へ飛び移り、左手に槍の穂先の形状を形成した糸の束で未来を貫く。シオン(メルティブラッド)もまた糸を使って飛び上がり、空中からの強襲で翼の黒子トークンを仕留めるものの、その寸前の居合い斬りで相打ちに終わる。そして糸の斬撃がミチを襲い、ダメージを受ける。だが手札を1枚と1ダメージをコストに“防人の生き様”を『アンコール(コストを払うことでそのキャラを場に残せる効果。カードそのものではなく、エンドフェイズでキャラが舞台から控え室へと置かれた時に、コストを3点支払うことでも同様に場に残せる』で場に残す。


ミチ:クロック 0>4>5

Re: 小さな書庫の騒動【短編集】 ( No.837 )
日時: 2015/12/16 11:44
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: zSZyy9Vi)


アリサ「あたしはヴァイスシュヴァルツは良く解らないけど、2人ともバトルはかなり上級者みたいね」

なのは「というか、あれだけ暴れて壊れないのが不思議なんだけど;」

響「力をセーブされてるし、この舞台が発動している間は立体映像みたいに衝撃は無いの。他の世界で言う、『そりっどびじょん』って奴だよ」

未来「まぁ、ヴァンガードの世界観で言うギアースって奴かな?ほら、ジェネレーション編で登場した」

今更ながら説明するが、ここや李里香達の世界でもこうしたタイプの装置を使ったファイトが多い。この狭間の館でもその装置を採用しており、WS世界のキャラ達と契約していない人達でも気軽にこのようなファイトできるのだ。
その間にターンが移り、反撃を試みようとする。

ミチ(こっちはエースの片方があるけど、あのコンボには後クロックが1枚足りない……!それ以前に、相手のパワーは1万3千5百もある……!)

今のミチの手札のうち、あのコンボは狙える状況だが、それを使うには後クロックが1足りない。そのカードに適応した『チェンジ(コストを払う事で、控え室に存在するキャラをコストを支払わずコールする能力』も存在しない。クロック数は優勢だが、追い詰められている事には変わり無い。
クロック&2ドローで引いたカードはもう一つのエースである『“シンフォギア装者”翼』ともう一つのイベントカード。どう逆転するか知恵を絞る。

ミチ「(あ、ちょっと待って……これをこうすれば……いけるかも!)逆鱗REIMEI前列中央にコール。シンフォギア装者の効果で“防人の生き様”翼をレベル2として扱い、イベントアクション『天羽々斬』!防人の生き様を手札に戻し、レベル3の『“シンフォギア装者”翼』を前列中央にステージアップ!能力発動!自分と未来にパワーとソウルを追加!」

未来「ん……?ち、ちょっと待って!」

ミチが戦略を進めていく時、未来が突然口を挟んできた。

未来「ミチのやりたい事は解ったけど、今の状況じゃソウル合計は9。後一つ足りないんじゃないの?」

ミチ「解ってる!“スキンシップ”響!ストック1とREIMEIをレストし、能力発動!未来に更にソウル+1!」

REIMEI「最初からこれが狙いか。最初の頃より随分成長したな」

ミチ「そりゃどうも。ともかくこれでソウル10!武装、解禁!」

宣言と同時、REIMEIの身体の間接部から青白い炎が噴き出し、それが意思を持ったかのように翼に纏わり、青炎の渦となる。その渦の中から一閃。振り払うと共に鬼の鎧を纏いし翼が召喚された。

キャロル「!?なんだその姿は!?」

エルフナイン「自分の前列一つを空けて、より強力なキャラを呼び出した!?」

2人のリアクションから、どうやらモンスターエンパイアの存在も武装解禁も知らないらしい。

ミチ「クライマックス、『羅刹 零ノ型』!すべてのキャラにパワー+1千&ソウル+1!」


“消耗品の装者”現パワー 7千5百>8千5百>9千5百 ソウル4

“ЁVOLUTIΦN”現パワー 1万1千>1万2千5百>1万3千5百>1万4千5百


ミチ「未来でフロントアタック!トリガーアクション、ダブルソウルトリガー!」

黒子トークンのキャロルに向け、未来が脚部のブースターから展開した特大のビームを放ち、黒子トークンを消し飛ばすと同時にダメージを与える。だが、6枚目でクライマックスが出現し、そのダメージはキャンセルされる。

翼「今度は私が自ら向かわせてもらうぞ!」

ミチ「能力発動!手札1枚につきパワー+1千。今私の手札は2枚。よって合計パワー1万6千5百!」



反撃開始!

錬金術師とのカードバトル!:その4 ( No.838 )
日時: 2015/12/16 11:49
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: zSZyy9Vi)

BGM:ЁVOLUTIΦN


攻撃と同時に黒い刀身の刀をモチーフにした弦楽器が出現し、弦を弾く。それと同時にあわせるかのようにREIMEIの腕と脚のパーツが変形し、スピーカーのような構造へと姿を変える。

翼「夢を羽撃(はばた)く者と激動の中にいてもなお志と共に生きた獣、その2つの力は何者も止められぬ!」

フィールドを駆け抜け、抜刀と同時にキャロルに斬りかかる翼。その直前キャロルは糸で構成された槍で防ぎ、鍔迫り合いに押し勝って押し返す。飛ばされた翼は地面に手を着いたと同時に脚部のブレードを展開。そのまま逆羅刹で再び斬りかかるも、キャロルは掲げた腕の腕輪から糸が伸び、天井に突き刺さると同時に上空へ逃げる。翼も更なる追撃といわんばかりに流れるように逆羅刹を止めて跳躍。空中にいたキャロルに、ついに強烈な一太刀を与えた。

ミチ「よっし!これで……え!?」

キャロル「ダメージチェック。——クライマックスキャンセル(ダメージチェック中に1枚でもクライマックスが出ればそのダメージが帳消しになる。1つのデッキにクライマックスは8枚まで)だ!それに、バトルは終わってないぞ」

攻撃が決まっていたかに見えたが、その実咄嗟に糸で構成した刃で翼の腹部を貫いていた。あの一瞬の最中、プレイヤーのキャロルが手札から『“世界を護るため”エルフナイン』助太刀アクション(コストの下にある拳のマークのあるカードのコストを払う事で、防御キャラのパワーを上げる)を発動していたのだった。
同時に糸が切れ、キャロルともども落下していく。

キャロル「だが、アンコールで復活すれば……!」

翼「いいや、確実にお前を倒す!ミチ!」

ミチ「解ってるわ!ストック3と手札2枚をコストに能力発動!」

ミチがコストを払うと同時、2人の落下地点に切り裂かれたような異空間が現れる。その空間に吸い込まれるようにキャロルの黒子トークンが吸い込まれ、同時に翼が脚部のブレードと共にキャロルの身体を拘束する。

キャロル「な、何だ!?」

翼「相手がリバース状態なら、コストを払えばアンコールを封印する!貴様には地獄まで付き合って貰うぞ!」

キャロル「う、うわああああああぁぁぁ!!」

完全に拘束されたキャロル諸共翼も落下。異空間に消えると切り裂かれた空間が口を閉じるように閉じ、そして縫い合わせるように亀裂が消失した。

武「ミチの奴、シンフォギアデッキを完璧に使いこなしてるじゃねぇか!」

詩乃「キャロルは前列は翼の能力で全滅。手札は1枚だけ。ミチの方はパワー6千5百の未来だけだけど、レベル2。存外勝負アリなんじゃない?」

このターンで怒涛の攻撃を決めたミチの勝利は近い。そう思っていた詩乃と武だったが、他の観客はそうは思っていない顔つきだ。

アリサ「ううん。たった1枚のカードで逆転なんて事もありえるわ。そんな誰でも経験あるでしょ?」

エルフナイン「キャロルもまだ諦めていませんよ。あの顔、まだ策が残っているみたいです」

そして運命のキャロルのターン。クロック&2ドローでキャロルのクロックは5枚。崖っぷちであるにも拘らず、引いたカードを見てキャロルは勝利を確信したように目付きが変わる。

キャロル「“錬金術師”キャロルを未来の前に。イベントアクション、『カ・ディンギル』!」

ミチ「!?」

なんとここで大ダメージを与えるイベントを使用してきたのだ。そしてキャロルが展開した魔法陣から放たれた光線がミチを飲み込む。ダメージチェックの結果はなんとダメージ成立。レベル2があっという間にレベル3、クロック5という窮地に立たされ——

ミチ「デッキが無くなった……!」

皐月「ちょっと、このタイミングでリフレッシュは不味いでしょ!?」

訂正。デッキが無くなったので控え室のカードを山札に戻し、山札の上1枚をクロックに置くリフレッシュが発生しました。これでクロック6枚になり、一気にミチも崖っぷちになってしまった。

キャロル「クライマックス、『数百年を経た記憶』!ストック1払い、デッキからアルカ・ノイズ2体をスペリオルステージアップ!」

なのは「連続コールしてきた!?」

トドメの追い討ちといわんばかりに、デッキからノイズをコールしてきた。黒子トークンのキャロル、中央のアルカ・ノイズのアタックを何とかキャンセルするが、3度目の攻撃でついにクロックに7枚目のカードが置かれた事により、勝負が決した。


GAME’END.WINNER’Carol・Mars・Deanheim!


キャロル「なるほど、これがヴァイスシュヴァルツか……」

ミチ「皆ゴメンね、負けちゃった……」

あおい「2人ともお疲れ様。それでキャロルちゃん達はこれからどうするの?」

勝負が終わり、あおいが2人に労いの言葉をかけ、錬金術師の姉妹のこれからを尋ねる。

エルフナイン「一応ゲートから出てきた以上、お二人と契約しなければ、元の世界に戻るしかありませんが……」

キャロル「俺は暫くここに残る。面白い体験もしたしな。まぁ、一応一旦帰って……」

どうやら暫くはこの世界に滞在するようだ。この館は他の世界を繋ぐだけではなく、ゲートと同じ効果を持っているので長期滞在しても問題は無い。

エルフナイン「じゃあ、とりあえず……」





キャロル&エルフナイン「暫くよろしくお願いします!」


次はオマケ。

錬金術師とのカードバトル!:その5 ( No.839 )
日時: 2015/12/16 20:40
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: zSZyy9Vi)



おまけ「アニメと違う所」


しずる「そういえば、キャロルのファウストローブって想い出を焼却して力に換えるのよね?」

小茂井「いわゆる等価交換と言う奴なのですね。あ、という事はこれを使う度に記憶が消えるのですか?」

キャロル「いいや、初めて使ったにも拘らず、昔の事はよく覚えている。もしこれも錬金術によって産まれた産物なら、その代償が必要なはずだ。これを纏ってる間俺が成長した姿になるのもてんで説明できない」

エルフナイン「『相応の物を得るにはそれと同等の犠牲が付き物』。錬金術師の世界では常識中の常識です。パパもダヴルダブラについて研究していました」

なのは「李里香ちゃんだったら兎か猫のぬいぐるみでやって欲しかったって言うかもね」

あおい「あはは、VIVIDからだね……;」



おまけ「影雄事変」


エルフナイン「ではこっちからの質問ですが、前のファイトでミチさんの使ってたカードは何だったんですか?」

ミチ「モンスターエンパイアのカードだけど、そういえば翼達はどうやって手に入れたの?」

翼「そうだな……私達がREIMEI達と会ったのは、影雄事変という事件の時だったな」

アリサ「何それ?」

マリア「フロンティア事変後の春、突然私達は自分の世界に良く似た全く違う世界に飛ばされた。そして、そこで『自分の影』と呼ばれる存在と戦ったの」

鶴来「自分の影、自分の世界に良く似た異世界……まるでペルソナ4みたいだね」

アリサ「それなら知ってるわ。個性の強すぎるボスならはっきりと;ってか、今でも正直忘れたいし;」

クリス「おいおい;——で、自分の影と戦った記憶は、今でもはっきり覚えている。今のあたしらを拒絶し、否定し、襲ってきた……今でも時々、あの影があたしらの中のどこかにあるんじゃないかって思ってる」

調「そんな時だった。突然私達の前に現れたのは」




『だ、誰……!?』

『貴方達の力になりに来た……』


『力、だと……?』

『ああ、その通りだ』




ミチ「その時に武装解禁とかも得たって事?」

マリア「ええ。それと同時に、このシンフォギアも手に入れた。彼らが言うには『滅びた私達の世界』の残骸の中から探したというけど」

エルフナイン「にわかに信じられませんね。そんなこと」

マリア「私は寧ろ妹のギアを纏えることに驚きよ」

しずる「普段は皆の影の中にいるし、ひょっとしたら本家みたいに『ペルソナッ!』的な事するんじゃない?」

響「いや、しないから;」



おまけ「時代のズレ?」


エルフナイン「それにしても、『てれび』とか『れいぞうこ』とか、僕らの時代じゃこんなのありませんでしたよね」

ミチ「ありませんでしたって、2人とも産まれ何年は?」

キャロル「そうだな……パパの買い物に付き合ってる途中で何とかの結婚って本を見かけたな」

しずる「なんとかの結婚?……ねぇ、2人の出身地は?」

エルフナイン「シュトラースブルクです」

しずる「シュトラースブルク……『科学の結婚』ね。1616年に出版された」

武「へぇ〜……ん?」

ミチ「武?」

武「つまりこの2人はざっと見積もっても400歳って事じゃねぇか!それって一体どんなロリババアだよ!?」


※暫くお待ち下さい。


キャロル「誰がババアだ誰が(・ω・#)俺らはこう見えてもまだ12だぞ!」

武「」←キャロルに倒されました。


長かった……;感想おk。