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〜第二章 私たちの過去〜 第一話 スイート・マーガレット ( No.7 )
日時: 2012/12/28 10:29
名前: ☆+:*.苺ろ〜る.*:+☆ ◆N1toQkxgzc (ID: GTsKO5qg)

〜第二章 私たちの過去〜 第一話 スイート・マーガレット

その夜、私は決めたんだ。
「お母さんに本当のことを言う」って。

「お母さん、話があるの。ちょっと聞いて。」
「どうしたの?」
「実は私…」

私はすべての事を話したんだ。
いじめられたこと。
それに味方してくれるせなのこと。

「なんで今まで言わなかったの。ちゃんと話してくれれば、もっと早く終わっていたのかもしれないのに。」
「うん。でも、今まで言う勇気が出なかったの。ごめんなさい。」

私は思わず泣いてしまった。
でも、お母さんは言った。
「自分に自信を持ちなさい。」と。
「そうすれば、きっと強くなれるから」と。
私はその時、初めて自分の心が弱いことを実感した。

ー次の日ー

「ちょっと、マーガレット、こっち来て」

いつものやつらが言った。
でも、もう私は違う。もう弱くなんかない。

「嫌よ。用があるなら、そっちが来てよ。」

私は上手く言えた。
そしたらー。

「ねぇ、マーガレット、こっち来て!!!」

せなだ。
まぁ、せなの言うことだし、私はついていった。
そしたら、あいつらの取り巻きもついてくる。
なにかがおかしい。
やがて、私は体育館裏の人目のつかないところに連れて行かれた。

「ねぇ、あんた、なんか今日は反抗してるわね。」

せな?どうしたの?急に。
せなも私をいじめる気?

「あんたがそういう態度なら、私、あんたのこと見捨てるよ?それでもいいの?」

ーせな・・・ー
私は、せなと離れるのは嫌だったけど、いじめられるよりはマシ。

「いいよ。用はそれだけ?なら教室に行くから。」
「ちょっと、待ちなさいよ!!!」

私はせなに叩かれた。蹴られた。
でも、あいつの取り巻きは一言も喋らなかった。