二次創作小説(映像)※倉庫ログ

〜第二章 私たちの過去〜 第三話 大門 きく ( No.26 )
日時: 2013/01/03 22:28
名前: ☆+:*.苺ろ〜る.*:+☆ ◆N1toQkxgzc (ID: GTsKO5qg)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode

〜第二章 私たちの過去〜 第三話 大門 きく

そして、次の日、莉奈が誘拐された。
俺はアの言葉を思い出した。

「お兄ちゃん、私の事を、いつまでも見捨てないでね。
 何があっても、絶対に守ってね。お兄ちゃん。私はお兄ちゃんが大好きだよ。」

あれは、このことの前触れだったのか。なんて思ったりした。
でも、そんなこと考える余裕もなかった。

莉奈の親も、うちの親も、警察に連絡したり、どこかに隠されてないか探したりしていた。
皆、ばたばたしていた。
俺もそれに交わる。

外の倉庫も、庭も、押し入れの中も探した。
でも、いなかった。
でも、俺は思ったんだ。
「どうして莉奈はこの事件が起こる前に守って。と言ったのだろう。」と。
俺は探したりする前に、莉奈の持ち物から探ることにした。
そして見つけたんだ。
莉奈の、携帯でのやり取りを。