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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 〜第二章 私たちの過去〜 第三話 大門 きく ( No.28 )
- 日時: 2013/01/03 22:43
- 名前: ☆+:*.苺ろ〜る.*:+☆ ◆N1toQkxgzc (ID: GTsKO5qg)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
〜第二章 私たちの過去〜 第三話 大門 きく
俺はどうしても、莉奈を助けに行けなかった。
他の女子の事が好きだったから。
え?どうして助けに行けないかって?
だって、莉奈は俺の事本気みたいだし、もしこれで俺が助けに行ったらますます莉奈は俺から離れなくなるし、
それに、俺にその好きな女子がいると知ったら、莉奈は年上だろうとだれだろうと、
何かをするに違いない。
今までだって、俺に告白しようとしたやつは全員、莉奈に変なことをされた。
そいつの家に行ってお風呂に虫を入れたり、
変な手紙を靴箱の中に入れたり。
だから、俺が莉奈を助けに行ってまた誤解されたらたまったもんじゃない。
別に、嫌ってわけでもなかったけど、莉奈はちょっと違うような気がしたんだ。
そして、俺はこの事件が解決するまで待った。
なにもせずに。ずっと。
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