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〜第三章 光と闇〜 第一話 魔法テスト ( No.38 )
日時: 2013/01/04 20:05
名前: ☆+:*.苺ろ〜る.*:+☆ ◆N1toQkxgzc (ID: GTsKO5qg)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode

〜第三章 光と闇〜 第一話 魔法テスト

深い深い森の中。
時刻は夜の7時。あたりはうす暗く、ちょっと怖い。

「よし!!!練習するぞ!!!」

自分に活を入れて、魔法使いに変身した。

「魔法…秘密…探す…」

━シーン━

全然杖に呪文が入らない。
こんなんじゃ皆、魔法どころか杖にも呪文をこめられないよ。

「魔法…秘密…探す…」
「魔法…秘密…探す…」
「魔法…秘密…探す…」

・・・だめだ。

「どうして?杖に魔法語がこもらない!!!」
「そんなに怒らないで。私が教えてあげる。あなたが魔法を使えない理由を。」

私が嘆いてると、透き通った声が私に呼び掛ける。
その声はかすんでいて、今にも消えそうな声だった。

「なに?なんなの?魔法を使えない理由って…」

そしたら、ふわりと白いワンピースを着て頭に光る輪をつけた金髪の子が現れた。

「ゆっ、幽霊!?ヒェェェェェ!!」

私はクラっと目まいがして、倒れそうになった。
でも、その女の子は、

「ちょっと、失礼ね。私は魔法使いの生みの親。キュリーよ。」
「え?きゅうり?」
「違う!!!キュリー!!!」
「あぁ、キュリーね。って、生みの親〜?」

私はまた倒れそうになった。

「まぁまぁ、そんなことよりも、あなた魔法を使うとき、どんなこと思ってた?」
「え?うちのチームの仲間が全然練習しないから、明日のテストは私が皆を引っ張らないとって。」
「あら。それは魔法が使えないはずだわ。魔法を使うときはそんなこと考えちゃだめよ。
 私はね、元は魔法で皆が幸せになれるように。と作ったのよ。
 まぁ、魔法を悪用してダーク魔法って言う悪い魔法を使う人も中にはいるけど。」
「え?」
「まぁ、杖に魔法語をこめるときは皆が幸せになれるようにって願わないといけないの。」
「うーん、ようするに、皆が幸せになれるようにって願いながら魔法語を唱えればいいのね?」

私はもう一度、その方法で魔法語を唱えてみる。
この街の皆が幸せになれますように…

「魔法…秘密…探す…」

キラキラキラ〜ン

杖が光った。

「うふ、よかった。それじゃあ、頑張ってね…」
「あ・・・」

私が振り向けばもう、キュリーは消えていたー。