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- 〜第三章 光と闇〜 第二話 ダーク魔法 ( No.49 )
- 日時: 2013/01/11 21:18
- 名前: ☆+:*.苺ろ〜る.*:+☆ ◆N1toQkxgzc (ID: GTsKO5qg)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
〜第三章 光と闇〜 第二話 ダーク魔法
(さくら視点)
「ふふふ…それはどうかしら…?」
「え…?」
私はその言葉を聞いて、逃げ出そうと階段のほうに向かう。
でもバリアらしきものが張られていて、逃げれない。
「ふふふ…無駄よ、私の魔法は最強…なんだから…」
「っく…」
私は次第に動けなくなった。
これも舞苦の魔法なの…?
そして、近くのアサガオのつるが私の体を縛りあげていく。
「うぅ…いや…」
苦しい…これが…ダーク魔法…?
きずけば縛りあげられて学校の門でつりあげられていた。
「ふふふ…まだこれはダーク魔法ではないわよ…?」
「え…?…うっ」
もう、体力なんてない。
このつるに力を吸い取られているような気がした。
いつにか、魔法使いの変身は解け、ボウシは消えていて杖は地面に落ちていた。
「さぁ、ここからが本番よ…」
舞苦が言った。
そして、暗いオーラを放ちながら、呪文を唱えていく。
「魔法…記憶…闇…禁断…」
杖が…変色した…?
本来なら黄色く光るはずの杖。
でも、舞苦の杖は紫色に怪しげに光っていた。
ーそして、舞苦は私に向けて杖を振った。
「くぅ…あぁぁぁぁぁ!!!!」
体中がだるかった。
絶望に満ちていた。
そして、目の前の世界が消えて、暗い闇の中に一人、私がいた。
一時すると、目の前に嫌なものが見えてきた。
大和…。
「白河、大丈夫か?」
大和はやさしく手を差し伸べた。
私はその手をつかもうとした。
でも、つかんだその手を大和は振り払った。
そして、うしろにいた一人の女の子に手を差し伸べた。
その女の子と楽しそうに喋りながら歩いていく大和ー。
私が唖然として見ていると、その女の子が振り向いた。
……マーガレット?
うそ…そんな…。大和はマーガレットと…
これ以上考えたくなかった。
考えれなかった。
そして、私にとどめをさすようにあの一言がよみがえった。
「白河なんて好きになるわけないじゃん!!」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
私は元の世界に戻った…みたいだ。
これが…ダーク魔法…。