二次創作小説(映像)※倉庫ログ

依頼5:鈴の謎を解け(その1) ( No.680 )
日時: 2014/09/10 20:40
名前: りゅーと (ID: jJL3NZcM)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode

今回の依頼はヤマビコさんから。今回の依頼は恐怖系の依頼です。あなたはこの恐怖に耐えられますか?
つか、なろうの緊急メンテナンスマジで最悪。殴りたい





夏のある日、春香は地方ロケに来ていた。蝉がうるさく鳴き、眩しい日差しが差し込む昼下がり。彼女は今から収録する番組の台本を確認していたが、どこか上の空だった。


春香(二週間後にスペシャルライブがあるんだよね・・・今回はみんながいないからすごい緊張する・・・)


彼女は先にあるライブで不安になっていた。そのライブは生放送でいろんなアーティストが来る中で春香がソロで歌う事になっている。ソロや生放送は慣れているものの、今回は大規模なので緊張しない理由はない。


春香「どうしよ〜・・・;」


チリン・・・チリン・・・


春香「ん・・・?」


突然、鈴の音色が聞こえてきた。その音色は小さいながらも心地のいい金属音を響かせる。きょろきょろと見渡すも、どこから鳴っているか分からない。


春香「スタッフさん、今、鈴の音色が聞こえませんでした?」
スタッフ「え?聞こえなかったよ・・・」
春香「さっき、チリンと鳴って—————」


チリン・・・チリン・・・


再び鈴の音が響いた時、世界が色と音を失い白黒に変わる。自分だけは色と音はあったが、それ以外はたった一枚の絵画の如く動かない。世界が反転した事に彼女は不安になるがまた鈴の音が響く。


チリン・・・チリン・・・


春香「私にしか聞こえないの・・・?」


さっきから鈴の音が自分を呼ぶかのように鳴り響く。その場で待っていても解決はせず、自分が音の方へ向かうしかない。足は自然に動き、気が付くと深い森の奥。これは流石に引き返した方がいいと察したと同時に開けた場所に出た。





春香「校舎・・・?」





そこにあったのは古い校舎だった。過去に学び舎としてあった建物は激しく老朽化しており、壁や窓はボロボロと何かが出そうだった。まずいものに遭遇した765プロのエースアイドルはしばし校舎を見る。と、同時に・・・





チリリン・・・





再び鈴の音が響く。その音が響いた時、再び世界に色と音が戻る。気が付くと、元の場所にいた。先ほどのは白昼夢だったのだろうか・・・?


春香「夢だったのかな・・・?」
スタッフ「春香ちゃん、その鈴のアクセサリー可愛いね。」
春香「え?」


彼女の腕には鈴が付いたブレスレットがあった。いつ付けたのか気になるが、その鈴から鳴る音色は先ほどのと同じ・・・。





あのあと、ロケを終えた彼女は校舎と鈴の事が気になった。みんなに聞くも、スタッフから「そんなものはない」と言われる。あれは暑さと疲れによって見た夢なのか?この鈴も朝につけた事を忘れたんだろう。そう思い、彼女は眠る事にした。


春香「お休みなさ〜い」


一日の疲れを癒すべく、彼女は深い眠りについた・・・





???「はあ・・・はあ・・・」
???2「どこに行くの?××××ちゃん?」
???「来ないで!私の友達を殺したくせに・・・!」


夢の中、誰かが走っていた。走っていたのはジャンパースカート状の制服を着た少女であり、年齢は春香とほぼ同じ。彼女の腕には鈴のブレスレットを身に着けており、それは春香の腕についていたのと同じだった。肝心の顔は暗がりのせいでまったく見えないが、彼女は何かに追いかけられており焦っていた・・・。場所はどこかの建物内なのか?場所も気になるが、その背後には少女を追いかける何かがいた。それは・・・





巨大な包丁を持った髪やヒゲを長く伸ばし、下劣な笑みを浮かべて大きく目を見開いた男の姿だった・・・!





男は人ではない禍々しい気を放ちながら少女を殺そうと包丁を振り下ろす。幸いにも、彼女には刺さらなかったがその際にブレスレットにかすり、何かが飛んで行った・・・。


春香「いやあああああー!!!」


春香はそこで目を覚ました。時間は夜中の一時半。彼女は呼吸が一時的に乱れ、尋常じゃない量の汗をかいていた・・・。見た夢は一時的なものであるも、それは人を恐怖や不安に落とす悪い夢、悪夢だ・・・。


春香「今の夢って一体・・・!?夢にしては凄いリアルだった様な・・・!?」


一時的な悪夢に恐怖の底に落とされた彼女は汗を流そうと洗面台へ向かう。だが・・・





春香「あれ?この鈴は寝る前に外したのに・・・?」





この日をきっかけに765プロのエースアイドルは悪夢を見続けた。見る夢は少女が包丁を持った男に追いかけられる決まった悪夢であり、目を覚ますと腕に鈴がついていた。だが、この鈴の音色を聞くと心が安らぐ・・・。
この悪夢のせいで仕事に少しだけ影響が出てしまい、ヤマビコに呼び出された。何もないと隠すが、自分を十分知る作者に嘘は不可能。観念して全てを話す。話を聞いたヤマビコはある決断を下す。


ヤマビコ「春香、僕のおすすめの機関がある。そこへ行け。事務所には言っておく・・・」


作者の勧めである場所に行くと、そこはWSTのギルド。ドアをノックして中に入ると、ルイージとポエットとナカジとタローとサユリがいた。


ナカジ「客が来たぞ・・・」





『春香からの依頼:鈴の謎を解いて』
地方ロケの時に怪しげな校舎を見かけ、その際に私の腕に鈴がついたブレスレットがつけられた。それがきっかけで私は悪夢を見るようになった。その夢はある建物内で女の子が何かから逃げており、その背後には巨大な包丁を持った男だったの!ただ事ではないと判断したのでWSTに依頼をします。嫌な予感がする・・・!
報酬:70万円+オリハルコン
挑戦者:ルイージ・ポエット・ナカジ・タロー・サユリ


補足1:今回の依頼は危険度が高いのでオカルト関係に強い子達のみで動く
補足2:下手したら五体満足で帰れない事が・・・!





今回は危険な依頼・・・!