二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 【まどマギ】それは優越感か、後悔か 【オリキャラあと一人!】 ( No.32 )
日時: 2013/02/28 16:07
名前: おなかへった ◆scEpNWmRjQ (ID: xMvaNGDO)

 売店までの、道の途中で考える。
 別にたのみ事をまかされるのはいい。今は落ち着いているものの、いつお母さんの病気がひどくなるか分からない。もしかしたら無理をして歩いたがために悪化するかもしれないし、こうやって私が予防することができるのだから構わない。ただちょっと引っかかっているのは、紫藤さんと一緒にいることだ。
 キレイで大人びていて、それと礼儀正しいなど、長点はいくらでもある。だが、彼女は私にとってちょっと話しかけづらい、遠い人だった。

——嫌いじゃないんだけど、仲良くもなれなさそうだなぁ・・・・・・。
 
「・・・・・ちゃん。巫子ちゃん」
「はっ、はい。何ですか?」
 あ、つい考えにふけりすぎたようだ。いしきを紫藤さんに向けて、問いかけに応じる。
「巫子ちゃんはいくつ?」
「えと、9歳で、四月から小学4年生です。・・・・・・しどう、さんは?」
「私は14歳。中学二年生になるわ」
——えっ、14歳!
 せいぜい16、17位かと思っていた。顔が大人びている上、胸も大きいのだから中学生とは想像もしなかった。
「すごい、大人っぽくてキレイですね。てっきし高校生かと・・・・・・」
「ありがとう」
「えと、その、どういたしまして」
 そこで会話はとぎれる。だんまりがなんだか気まずい。私は何か話すことがないかと考えをめぐらせるが、上手く話題が思いうかばない。
——ええと、あー・・・・・・。面白かったこととかないかな。・・・・・・あっ、あれだ!
 
 とつぜん、頭の中にひらめいた事。
——グリーフシードを落とした人のこと聞いてみればいいんだ!
 そうすればいいのだ。彼女は私より遅く病院に来たのだ、手がかりが見つかるかもしれない。面白いことでもなんでもないが、静かな状況も変えられ、情報も手に入れることができる。口に出さない訳がない。
 
 ちょっと、自分から話すのは勇気がいる。
 でも、なんとか頑張って、内気な私は名前を呼んだ。

「し、紫藤さん」



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まだまだ続きます。今はこんな関係ですが、みこと紫藤さんは一番・・・・・・おっと、これ以上は控えておきまするる。

巫子は小4ですが、固有名詞はまだ習っていなくても漢字で表します。