二次創作小説(映像)※倉庫ログ

星のオーラ2 ( No.12 )
日時: 2013/04/21 09:31
名前: スライム会長+ ◆WEmWDvOgzo (ID: WEFYk.MN)

 「あぁ、ナイン。」
世界樹へ向かう途中、番人なのであろうか、世界樹への道に立っている天使が声をかけてきた。
「こんにちは。」
「話は聞いてるよ。星のオーラをささげに行くんだってね。
さっきイザヤールさんが通って、ナインはもうここを通ったかと聞いてきたよ。」
「…てことは、もうお師匠さんはさきにいるってことですか?」
「そういうことになるね。
さぁ、どうぞ通ってください。」
番人は道を通した。
さっきの門番との会話のせいか、ナインの歩幅が大きくなった。


ナインは世界樹にたどり着いた。
世界樹の根の近くにはすでにイザヤールがいた。
「待っていたぞ、ナイン。
さぁ、星のオーラを世界樹に捧げるのだ。」
イザヤールは言った。
 ナインは手を世界樹に差し出した。
すると、星のオーラが手のひらの上で温かく輝き始め、ふわりと世界樹の幹の中へすいこまれるようにして動いていった。
 すると、世界樹は葉や枝、幹全てが黄金色に輝いた。
眩しいくらいだった。
「美しいだろう…この頃世界樹はかつてないほど美しく輝くのだ。
もうすぐ約束の日がやってくると、オムイ様も言っていらした。」
光り輝く世界樹を見ながらイザヤールは言った。
「さぁ、ナインよ。もう1度地上階に降り、星のオーラを集めてくるのだ。」
「もしかして…僕1人でですか?」
「今回のチェックで分かった。お前ならもう1人で大丈夫だ。自信を持って行ってこい。」
「はいっ!」
威勢のいい返事をして、ナインは元の道をかけていった。



 「本当に1人で行くのね?」
「はい!」
 先ほど天使界についたときに声をかけた女天使が聞いた。
ナインに悔いなどない。
 ナインは天使界最下層の光あふれる小さな湖のようなところの前に立った。ここから地上界に降りるのだ。
 ナインは羽を大きく広げ、その湖向かって突っ込んでいった。