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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 守護天使の仕事 ( No.6 )
- 日時: 2013/06/21 15:37
- 名前: スライム会長+ (ID: hxRY1n6u)
そこには、橙色のバンダナを巻き、水色のワンピースに白いフリルのついたエプロンをつけた、ナインと同じくらい、あるいはナインより年下であろう、おかっぱの少女が、杖をついてよろめきながら歩いている老人を支えながら、ゆっくりと歩いていた。
老人と女の子は村に向かって歩いているようだった。
老人の足が止まった。
「おじいちゃん、がんばって。村はもうすぐそこだよ!」
女の子が老人を励ました。
「リッカよ…わしは大丈夫じゃ。わしなどにかまわずに先に村に行っておくれ。」
息を切らしは老人がとぎれとぎれに言った。
どうやら少女の名前はリッカといい、老人は彼女の祖父のようだ。
「何言ってるのおじいちゃん。おじいちゃんをおいているわけないじゃない。」
(このやり取りを聞いている時、ナインは隣から「お前もあのような優しさを持った天使になれ」というオーラをひしひしと感じていた…)
2人は二人三脚で声をかけながら村へと足を進め始めた。
問題はここからだ。
2人の後ろにある岩の陰からそのようすを魔物が見ていたのだ。
きゅうりに手足が生えたような体で、簡素な槍を持っている。
顔もついているが、きょとんとした目な上に舌は出しっぱなしで、正直頭のよさそうな顔とは言い難い。
そいつが1体と、水色のしずく型をしたきゅうりの魔物とよくにた顔を持つやつが2体。合わせて3体が、リッカと老人を襲う機会をうかがっていた。
イザヤールとナインは顔を見合わせた。2人とも真剣な顔つきだった。
「行くぞナイン。あのような事は起こってしまう前に済ませなくてはならん。
準備はいいな?」
「もちろんです、お師匠さん!」
二人は膝を曲げ、大きく腰を落とし、足に力を入れた。
2,3秒の出来事だった。
二人は空高く飛び上がり、羽を今まで以上に大きく広げた。
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