二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- ヘタレを治せ!(アンケート有) ( No.14 )
- 日時: 2013/10/02 10:35
- 名前: エスト ◆yExe7MqAhc (ID: wf9BiJaf)
リコリスは落ち着かなかった。
ちびっ子2名が寮に加わってさらににぎやかになったのは嬉しいが、それに伴って一つの問題が生じた。いや、今までにも経験してはいたのだが、それの再来と言ってもいいだろう。
彼女の兄・ダブルイがちびっ子を含めた女性陣に対してさらに苦手意識を持ってしまったのだ。
元々彼は女性が苦手で、自分から接するようなことはしなかった……のだが、困っている人を見過ごすことができない性格が災いし、結果的に助けた女性に好意を持たれることが何度もあった。
もちろん彼は『理由』を提示し好かれ続けるのを避けている。しかし、リコリスはどうもそれが気に入らない。
その理由というのが11年前に彼女が引き起こした事件のこと。彼は「自分がそばにいれば妹はこんなに苦しまずに済んだはずだ」と、未だに自分を責め続けている。もうそんなことなどとっくに清算されているはずなのだが、彼はこの期に及んでそのことを引きずっているのだ。
これでは彼に一生恋人なぞ出来やしない、幸せになることができない。そう結論づけたリコリスは寮にいる女性陣ととある人物にある『頼みごと』をしたのだ……。
自分に恋人はできるのだろうか、そんな疑問は当然蚊帳の外だった←
—1週間後—
リコリス「お兄ちゃん、ちょっと頼みがあるんだけど……」
ダブルイ「なんだ?今ちょっと取り込んでで……」
—どかーんっ!!(近くの壁が光の魔力でぶっ壊れた音
リコリス「聞・い・て?」
ダブルイ「……はい」
行動するには今しかない、そう思ったリコリスは兄の事情を無視してでも話しかけるしかなかったのである。
リコリス「MZDさんがお兄ちゃんのことを呼んでるの。行ってほしいんだけど……いいかしら?」
ダブルイ「バ神が?あいつのことだからろくなことねぇけど……行ってくるよ;」
リコリス「うん。お願いね」
ダブルイ「……(またさっきのようにやられたくねぇからな;;)」
しぶしぶダブルイはMZDのもとへ行くことに。
—チューンタウン・ポップンTV—
ダブルイ「やれやれ、仕事も無いってのに呼び出しっていったいなんなんだか……」
ダブルイはなぜ唐突にMZDに呼び出されたのか分からぬまま、就業先であるテレビ局前に到着。入口に呼び出したMZD本人がいた。
MZD「おう、待ってたぜ」
ダブルイ「妹から話は聞いたけど、なんでオレを呼び出したんだ;」
MZD「実はよー、今度このチューンタウンにデートスポットを立てることになったんだよ」
ダブルイ「デートスポット?」
MZD「何事にも娯楽は必要だろ?でもこういったものはまだこの町にはなくて、これから作ろうというわけなんだ」
確かにそういう施設があって困ることは無い。特にニャミなんかはタイマーとしっかりしたデートをしたくて仕方がないんだろうが。相手はものすごいヘタレだけど←
ダブルイ「で、それがオレを呼び出したことと関係あるのか?」
そう尋ねるとMZDの眼鏡が一瞬光ったように錯覚した。嫌な予感が……。
MZD「お前にそのデートスポットでデート体験をしてもらうのSA☆」
ダブルイ「……は?」
MZD「出てこいよー!」
MZDのその発言を期に、あちこちの木陰から大勢の寮に住む女性陣が現れた!!
ダブルイ「ちょ、ちょっと待てー!!」
そら「待てなんていくら仕事の付き合いが長い私達でも待てないわよ、ねぇみらいちゃん、ひかりちゃん」
みらい「は、はい……一緒に、デートしたいです」
ひかり「あたしとデートしてよー!」
ポエット「ダブルイさんと一緒なら、ポエット嬉しいなー♪」
アン「たまには落ち着いてデートもしてみたいわね」
卯月「デートですか?頑張ります!」
未央「しまむー、何もデートで頑張る必要はないと思うんだけどなー。むしろダブルイ君にがんばってほしいくらいだしー」
菜々「ナナ、ダブルイさんとのデートをちょっと楽しみにしてたんです!」
法子「一緒にドーナツ食べながらデートしよ♪」
裕子「ユッコのサイキックパワーでデート大成功間違いなし、です!」
美由紀「一緒にデート、してみたいなぁ♪」
千佳「ダブルイくんとデートだー♪」
千枝「デート、したいけど……ダメ?」
ルキア「デートも楽しそうだなー♪」
ユリ「あたしとデートでしょ?でしょ?」
アイコ「マヤちんとのデートもいいけどダブルイくんとのデートもいいなー♪」
マヤ「まったくもう……私だってデートしたいわよ」
ライラ「君となら……きっと、落ち着いてデートできそうだ」
ミーティア「あ、あの……お願いします……」
スズ「あたしとあたしとー♪」
ミア「あたしは嫌よ、断固拒否!……で、でも、アンタがどうしてもってんなら、してあげないわけでもないけど……」
MZD「つーわけでダブルイ、今からお前にデートをする相手を選ぶ義務を与える。さぁ誰とデートするんだ?」
一斉に現れた女性陣と、何故かこの場にいない妹。そして張本人であるMZD。この3つから導き出される結論はただ一つ。
ダブルイ「図ったなああああああぁぁぁぁぁ!!!!111!!1!11」
そしてこの状況を引き起こしたリコリスは。
リコリス「すーすー……」
温かい部屋の中でお昼寝していた←
(代・ω・)というわけでダブルイのヘタレを治そうというわけで、急遽寮に住む女性陣に一斉に集まってもらいました。
そしてここでアンケートを実施します。内容はもちろん『ダブルイとデートをさせたい女性』です。一人につき5人まで選んでOKです。
5人ほどアンケート回答が出たら終了、最終的に票の多かった人1名(複数いたら2〜3名もあり)とデートをすることにします。
感想もおk