二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- デート体験—その1・前編— ( No.24 )
- 日時: 2013/10/21 20:45
- 名前: エスト ◆yExe7MqAhc (ID: MMm5P7cR)
(代・ω・)全然アンケート集まらなかったな……
ダブルイ「お前がオレを出汁にするのがいけねぇってのがわからないのか」
(代・ω・)とりあえず数キャラ分同じデートを体験しますが、『本編』扱いになっているのは『その1』の話です。
なお、その2以降は同じ体験でありながら本編とは別の時間軸扱いとさせていただきます(言うならばゲームのセーブデータを作っておいて全キャラ体験させるようなものだと思ってくれれば)
MZD「さて、デートの相手は決まったか?」
あまりにも唐突すぎるデートの相手選び。しかも『義務』とかほざくから逃げようがない。そして彼は完全に妹にはめられたのである。
ダブルイ「本当に選ばなきゃいけないのか;;」
MZD「そりゃそうだ。ここで選ばないと今後の人生は絶対よくならないぞ?」
ダブルイ「はぁ……;」
目の前にはデート希望者である女性が21人。妹は一体どうやってこれだけの人物を説得してここに呼び出したのか……あとで問いただす必要がありそうだ;
ダブルイ「わかった;一番きっかけを与えてくれた……みらい、いいか?」
その発言にみらいの顔が真っ赤になってしまった、当然かw
みらい「わ、わ、私でいいんですか?////////」
ダブルイ「えっと……ああ。大丈夫か?;」
みらい「ちょ、ちょっと驚いただけです、大丈夫です……//////はい、ありがとうございます!」
MZD「よーし、決まったな。それじゃ楽しんでくれよー」
ダブルイ「館の中はいかにもって感じだなー;よく作ったよあのバ神」
カップルが楽しめるように趣向を凝らしたMZD渾身の作というが、まだプロトタイプなのか、外観と内装がミスマッチしているのは否めない。
みらい「うぅー……ダブルイさんと二人きりで、すごく恥ずかしいです……」
ダブルイ「無茶言うな;オレだって恥ずかしいんだから……;」
アイドルに恋愛ごとはご法度とかいうルールを設けているグループもあるとかないとか。しかしMZDはそんな下らないルールなぞいらないということで自由にしているらしい。
ダブルイ「ここは……」
ダブルイが扉を開けた先に広がった光景は、たくさんの書物が置かれている部屋。つまり、
みらい「図書室みたいですね……少し本を読みながら休みませんか?」
ダブルイ「ああ、そうだな。どんな本があるんだろう……」
PART1〜図書室〜
ダブルイ「そういえばみらいはどんな本をよく読むんだ?」
みらい「え?私ですか?うーんと……やっぱり、恋愛物ですね」
ダブルイ「みらいが初めてソロを担当した曲があったよな、もしかしてそれができたきっかけも?」
彼が言っているのはアドベンチャーでみらいが初のソロ担当となった『恋のミラクル』。彼がみらい達に会いに行くきっかけとなったのも実はこの曲だったのはここだけの話。
みらい「はい……運命の王子様が私にも現れたらいいなって。でも私はネットアイドル。現実の人を好きになれるかどうか不安だったんです」
ダブルイ「……」
ネットで知り合った人が本当に自分のことを好きなのかはリアルに会い、接してみるまで分からない。ネットでは好意を持っているはずが、現実でその人のいいようにされることだってあり得ない話ではない。だからみらいは現実の人に恋をする自信が無かったのだ。
みらい「でも、あなたに……ダブルイさんに会って、ちょっとアクシデントもあったけど一緒に活動を始めて……あなたの『現実の』優しさに触れて、私……」
ダブルイ「みらい……?てかそのアクシデントは言わないでくれ、黒歴史だ;;MZDにバレちまうとは思わなかったんだ;;」
その黒歴史がなんだったのかは、推して知るべし(笑
みらい「ふふっ……。あれほど自信が無いって言ってた私が、あなたに恋をしちゃうなんて……」
ダブルイ「えっ……?み、みらい!?」
みらい「この気持ちは、ネットでの仮想的な恋ではない、現実の……本当の恋なんだって」
ダブルイ「……でも、オレは……」
本当ならここで定番のフラグクラッシャーを発動させようとするダブルイだったが、それよりも早くみらいが口を開いた。
みらい「あの……もし自分が後ろめたいことを引きずっているのなら、その件に関して妹さんから伝言があります」
ダブルイ「リコリスから伝言だって?」
というより、なぜそのことをみらいが知っているのか、それも気になったがその伝言というのは……
みらい「……『もう自分自身を許してやってもいいんじゃないかしら』」
ダブルイ「……!!」
その時、この場にいないリコリスの姿がみらいに重なっているように見えて、訳もなく気持ちがあふれていくのを感じた。
リコリス『もう、わたしは大丈夫……大丈夫だから、だからお兄ちゃん、お兄ちゃんも元気出して……でないと、わたし……』
ダブルイ「リコリス……オレは、オレは……!」
そんな妹の声が頭に流れた錯覚がして、泣きそうだった。
みらい「妹さんはあなたのことをとっくに許しているんですよ……それなのに自分が許せないんじゃ、妹さんの気持ちを分かってあげられないのも当然だと思うんです」
ダブルイ「うっ、うぅ……」
みらい「だから、これからは妹さんの……リコリスさんのためではなく、自分自身のためにこれからを生きていてほしいんです。これは私達の気持ちでもあります」
ダブルイ「うわあああああああ……」
みっともないとはわかっていた。
でも泣きたくて泣きたくて仕方なかった。
だって、許しているはずなのに自分で許していないって思い込んでいたから。
妹の気持ちを無視していたから……。
でも……
ダブルイ「……あ……」
みらい「……」
ダブルイ「あり、がとう……みらい……」
みらい「ふふ……どういたしまして」
みらいに頭を撫でられ、しばらく泣き続けるダブルイの姿がそこにあった。
※以降彼のフラグクラッシャー消滅&恋人はみらい、ということになります
(代・ω・)てかこれデート館体験の話なのにどうしてこうなった。後編へ続く
- デート体験—その1・後編— ( No.25 )
- 日時: 2013/10/21 21:22
- 名前: エスト ◆yExe7MqAhc (ID: MMm5P7cR)
ようやく泣きやんだダブルイは、恥じた行為をみらいに反省。でもそんなことを怒るどころか……
みらい「ダブルイさんも大泣きすることがあるんですね、ふふ」
ダブルイ「うぅっ……;;」
彼の弱みを握ったみらいが悪戯っぽく笑った。
PART2〜食事処〜
ダブルイ「あれ?アッシュ?」
何故か食事処の奥にはアッシュがいた。
アッシュ「二人とも、ここで食事していくっスか?オレが腕によりをかけて作るっスよ」
みらい「そ、それは嬉しいんですけど、いったいどうして?」
アッシュ「MZDに呼び出されて『二人のために料理を振る舞ってくれ、その賃金は出すぞ』って……」
ダブルイ「つまりバイトか;;」
アッシュ「まぁ、そこに座ってくれっス。すぐ作るから」
言うなり、アッシュは厨房へ行ってしまった。
ダブルイ「……行っちまった;」
みらい「ふふふ、とりあえず待ちましょうね」
心なしかみらいの声が明るくなっているのは気のせいだろうか。いや、きっとそうだ。
自分が……ようやくこの呪縛を断ち切ることができたのだから。
—ぽーん(何—
アッシュ「お待たせっス」
次々にテーブルの上に出される彼の料理。どう見てもフルコースだ。早速食べてみると、やはり美味しい。
ダブルイ「……相変わらず料理の腕は高いなぁお前。レストランでも経営したらどうだ?」
アッシュ「さすがに無理っス。Deuilとしてバンドをしている時以外は、ユーリの城で料理を作るくらいしかできないっスから」
みらい「でも、それでも料理の腕は誰もが認めてますよ?」
アッシュ「はは……ありがとっス。ところで……」
ダブルイ「ん?」
アッシュ「……変わったっスね。MZDの言葉を借りるなら、『目に強い意志が宿っている』ってところっスかね」
ダブルイ「まぁ、いつまでも立ち止まっちゃいられないしな」
深く詮索しなかったアッシュに、少しだけダブルイはほっとした。
PART3〜ダブルベッド〜
みらい「えっ、えっ!?これって……!!」
最後の部屋の中にあったのは、大きめのベッドが一つ。
ダブルイ「おいおい、まさか……;」
そう、ダブルベッドだ。カップルが一緒に一夜を過ごすにはちょうどいい代物というわけでMZDが設置したのだ。
みらい「えっと……一緒に、寝てくれますか……?//////」
ダブルイ「すっかりその気だあああああ!!;;」
みらいは最早ネットアイドルとしての顔ではなく、完全に『一人の女』の顔になっていると察した←
みらい「えっと……えいっ!」
ダブルイ「え?うわぁっ!!」
あろうことか、みらいは強引にダブルイの腕を引っ張りベッドに倒したのだ。どこにそんな力があったというのか←
みらい「ダブルイさん、一緒に……」
ダブルイ「み、みらいっ……!!」
と、みらいが急接近してくる……と思ったのだが、
みらい「なんちゃって……ふふ♪」
ダブルイ「え……;」
みらい「ほら、出ますよ?」
……完全にみらいに振り回されたダブルイであった。
—退館後—
MZD「おう、お疲れー。どうだったよー……て、なんだお前、やけに疲れた顔してんな」
ダブルイ「……MZD……」
MZD「?」
ダブルイ「ベッドの設置だけはやめろおおおおおお!!!!」
MZD「はっはっは、それじゃあベッドの設置は確定ってことで」
ダブルイ「聞いてねぇしorz」
ちなみに選ばれなかった他の女性は怒っているわけでもなく、みらいが選ばれたことに安心と残念な表情をしていたらしい←
とりあえず本編であるみらいとのデートを書いてみました。なにこれひどい(文章が
機会があったら番外編で他の子ともデートさせてみます。感想おk