二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 実験の犠牲者・1 ( No.4 )
- 日時: 2013/08/28 22:26
- 名前: エスト ◆yExe7MqAhc (ID: 96KXzMoT)
前書き
これはとあるゲームのとあるキャラクターのギャグパートを元に書いたものです。
まぁ、どんなネタだかは見ればすぐわかると思いますけど←
この日、菜々はとあるファミレスで食事をとろうとしていた。
菜々「たまにはファミレスもいいですよね、変装しなきゃいけないのがつらいですけど……」
変装して、自分がアイドル『安部菜々』だということを周囲に知られずに目的地に行く心境、いかばかりか。
テーブル席に座り、注文を取ろうとした菜々だったが、ふと向こうに目線をやると……
菜々「あれ?あそこにいるのはミアちゃんと……ダブルイさん?」
大きなハンバーグを食べているミアとおすすめメニューを静かに食べているダブルイがいた。
菜々「はて?ダブルイさんがファミレスに来るのは別に構わないんですけど、どうしてミアちゃんを連れているのでしょう……?」
ミアはダブルイを勝手にライバル視して、何度も戦いを挑んでいるのだが、いつも負けている。それでもくじけず挑み続けるミアは、ダブルイにとって少々苦手意識を持ってしまっていた。
……というより、ダブルイは妹を除いてほぼ女性全般(特に年下)が苦手で、特に色恋沙汰はまったくと言っていいほど聞いたことが無い。
一部の人からは「恋人を紹介してやったのにもったいねーぞこの一級フラグクラッシャーが」とかいう苦情が来てたとか。
それはともかく。
なぜダブルイがミアと共にファミレスに来たのか、その経緯を知りたくなってきた菜々は、彼に声をかけることにした。
菜々「ダブルイさん、いったいどういう風の吹き回しなんですか?」
不意にかけられた声にダブルイがびっくりして振り返ると、
ダブルイ「げっ、菜々かよ!なんでここにいるんだ!」
菜々「そりゃあもう……こんないたいけな女の子を連れてファミレスにやってくるなんて……」
ダブルイ「おい、言っていいことと悪いことがあるぞ;;」
ミア「あたしだって本当はダブルイと一緒にご飯なんて食べたくないけど、無理やり連れてかれたのよ」
ダブルイ「おい、言い方がおかしい!;;」
ミア「で、菜々さんだっけ?あたし達を見てジェラシーでも感じたの?それじゃあ勘違いもいいとこだわ」
明らかにミアは悪びれもなくしゃべっただけだが、それがある意味で菜々の神経を逆なでした。ダブルイはそれを見逃さなかった!
菜々「ねぇダブルイさん?」
ダブルイ「な、なんだよ……?」
しかし予想に反して菜々の声は優しげ。
菜々「ちょっとプレゼントがあるんですけど、受け取ってもらえないですか?」
ダブルイ「おい、ファミレスで渡すとか何の冗談だ;」
菜々「いいから、少し目をつぶってください」
ダブルイ「……悪いけど、今は飯の時間だから、また後d」
菜々「ていっ!!」
—ゴスッ!—と華麗なチョップがダブルイの後頭部に決まり、白目になった彼の意識が飛んだ。
菜々「ちょっと、お仕置きしてあげないといけませんねー」
菜々は楽しそうにポーチの中から『眼鏡』を取り出すとダブルイにかけた。
ちなみにこの眼鏡、形状はどう見てもレンズがハートの形をしている。
菜々「晶葉ちゃんっ!」
背後に現れたのは発明好きアイドル・池袋晶葉だ。
晶葉「ここにいるぞ」
菜々「これの説明をしてくれますか?」
SE:ジャーン!
晶葉「うむ、それじゃあ僭越ながらこの私、池袋晶葉が説明しよう!」
晶葉「たった今、菜々がダブルイ君の顔に装着した物は『モテメガネ』。その名の通り、かけるだけで誰でもモテモテになってしまうという、世にも恐ろしい魔道具で、私の最高の傑作品だ!
その効力はこの世界観一帯を覆いつくし、どこにいようと『モテメガネ』のラブ魔力に惑わされ、普段はなんとも思っていない憎いあんちくしょうのことが恋しくて恋しくてたまらなくなってしまうのだ!それが『モテメガネ』……だ。
ちなみに、あまりの付け心地の良さに、装着した者は『モテメガネ』の存在に全く気付かないぞ」
菜々「ずいぶん長い説明ですねー;」
晶葉「まぁ、私が発明した中で最高のものだからな、仕方あるまい。それではな」
ただこれの説明をしたかっただけなのか、晶葉は説明を終えるとそのままファミレスを出て行ってしまった。
そして菜々がぱんっと手を打つと同時に、ダブルイの意識が戻った。
ダブルイ「はっ……今、一瞬意識が飛んだ気がするんだが?」
菜々「何を言っているんでしょうか?寝言は寝て言いましょうよ」
ダブルイ「……だよな……あれ?おい、ミア、どうした?」
ミアの異変に気付いたのか、ダブルイが顔を覗き込もうとしたとき、既にその効果は表れ始めていた……。
もうこのネタ分かるよね←
- 実験の犠牲者・2 ( No.5 )
- 日時: 2013/08/28 22:36
- 名前: エスト ◆yExe7MqAhc (ID: 96KXzMoT)
※ここからほぼ会話しかないと思いますorz
ミア「あ、あれ?やだ、あたし、なんでこんなドキドキして……」
ダブルイ「顔、真っ赤だぞ?大丈夫か?」
ミア「う、うるさい!!なんでもないんだから……!!」
ダブルイ「あ、そう。そんなら別にどうなろうと関係ないよなー」
ミア「そ、そんなこと言うなー!なんでそんなこと言うのよー!ダブルイの馬鹿!意地悪!!うわーんっ!!」
不意にミアの瞳から大粒の涙がこぼれた。マジ泣きもいいとこである。
ダブルイ「お、おい!なんでいきなり泣き出すんだ!!」
菜々「あーあ、なーかせた、なーかせた。いたいけなおんなのこをなーかせたっ」
ダブルイ「お、オレ!?」
ミア「うぅー……ぐすっ、ぐすっ」
ダブルイ「おい!とりあえず落ちつけ、落ちつけよ!」
なんとか泣きやませようとダブルイがミアを必死にあやす。もうそのあたふたした様子は菜々にとって新鮮なものだった。
ミア「ダブルイのせいよー!変なこというからぁー!もう、大っ嫌いっ!!」
ダブルイ「お、おい、大嫌いっていきなりそんな……」
ミア「大……大……大好きぃぃー!!」
ダブルイ「はぁー!?」
急に大好き発言をしてきたミアに、ダブルイは(゜Д゜)な表情になった。
菜々「ふふ、効いてますねー。さすが晶葉ちゃんのモテメガネ、そのラブ魔力には誰もあらがえません……」
遠くからミアとダブルイの様子を見ながら菜々が笑う。
ミア「ダブルイ!好きぃぃぃぃぃ!!!」
ダブルイ「うわぁ!やめろ、抱きつくなぁ!!」
菜々「ねぇミアちゃん、そんなにダブルイさんのことが好きなんですか?」
ミア「好きだ!」
菜々「それは困りましたねー……」
ミア「えぇー!なんでよー!?」
菜々「だって、ダブルイさんはナナを助けてくれて、その時からぞっこんですもんね」
ミア「えっ!?そうなの!?」
ダブルイ「助けたのは本当だがそれ以外はマジじゃねぇ!嘘だっつーの!!おい菜々、何の冗談だ!!」
菜々「いいんですよダブルイさん、恥ずかしがらなくて。さぁ言ってください、自分はこのナナと主従関係であると」
ダブルイ「主従関係を結んだ覚えなんかねぇよ!!」
???「ダブルイくん!」
???「ダブルイはいるの!?」
???「ダブルイさんは、こ、ここにいるんですね!?」
菜々「あら?なんだか珍しい組み合わせですねー」
突如ダブルイの前に現れたのは……
アイコ「いた!ダブルイくん!」
アン「散々探したわ!」
みらい「お、おとなしくしてくださいダブルイさん!」
普通ならありえない組み合わせパート1、アイコとアンとみらいだった。
ダブルイ「おいおいおい!いったいなんなんだっ!!」
アイコ「いいからダブルイくん!何も言わずにマラリヤちゃん特製の惚れ薬を飲んで!一気に!」
アイコが素早く小瓶を取り出し、ダブルイの口へ運ぼうとする。
ダブルイ「がぼっ……!?」
みらい「ていっ!!」
すかさずみらいは持っていたサイリュームで薬を薙ぎ払った。
というかサイリュームはファンが持つものなのだろうが……。
アイコ「何をするのみらいちゃん!せっかくの薬が!!」
みらい「そ、それはこっちの台詞ですアイコさん!いきなりそんな破廉恥な薬を飲ませようとするなんて……!!」
アイコ「案外お子様なのねー、みらいちゃんって。愛って時には強引にいかなければいけないものなんだよ」
みらい「あ、愛って……」
アイコ「はっきり言わないと分からない?あたしはダブルイくんを愛しているのっ!」
みらい「で、でも!いくら愛しているからって薬はいけませんっ!!」
アン「そうね、その意見には賛成よ。そんな方法はフェアじゃないわ。口直しに持ってきた飴をあげるわ。はい」
ダブルイ「す、すまねぇな……」
その時。
アイコ「たぁーっ!!」
綺麗なアッパー(おそらくユリ直伝のスーパーウルトラ大パンチ)が決まり、飴が粉々に砕けた。
ダブルイ「ごぼっ!!」
アン「チッ……」
アイコ「油断も隙もありゃしない。さすがマジカル☆4のメンバーだよ……」
ダブルイ「ど、どういうことだ;;」
アイコ「ダブルイくん、今もらいかけた飴には淀ジョルが開発した超睡眠薬が入っていたんだよ!」
ダブルイ「げっ!!」
アン「よく分かったわね。確かに睡眠薬を混入させてもらったわよ。それもとびっきりのね!」
ダブルイ「おい、マジかよ!」
みらい「アンさん!その睡眠薬をダブルイさんに飲ませて何をしようとしていたんですかっ!!」
アン「決まってるでしょ?(自主規制)を(自主規制)して(自主規制)も(自主規制)も黙らせるほどの既成事実を作り上げるの」
みらい「ななななな……なんて卑怯なっ!!」
アン「なんと言われようと構わないわ。ダブルイが手に入ればそれでいいのよ!」
アイコ「ダブルイくんはあたしのものっ!」
みらい「ものとか言わないでくださいっ!」
ミア「何よ、黙りなさいよ!!」
アイコ・アン・みらい『アンタ(あなた)が黙って(黙りなさい)!!』
完全に修羅場
- 実験の犠牲者・3 ( No.6 )
- 日時: 2013/08/28 22:43
- 名前: エスト ◆yExe7MqAhc (ID: 96KXzMoT)
修羅場は続く&真打ち登場
みらい「いいですか!この際、はっきり宣言しますけど……ダブルイさんは……すでに……既に!わたしの旦那様なんですっ!!」
ダブルイ「おいぃぃぃ!?」
菜々「ひどいですダブルイさん!ナナという妻がありながらなんてことを!よよよよよ……」
完全な三文芝居をかます菜々に思わずダブルイが突っ込む。
ダブルイ「余計な茶々かますなっ!!」
ミア「どういうことよ!説明してよね!」
みらい「わ、わたし、さっきMZDさんが統括するポップンワールドの役所に、ダブルイさんとの婚姻届を提出してきたんです!」
ダブルイ「婚姻届ぇ!?ってどうやってだ!!」
アン「捺印はどうしたのよ。まさかあなたがダブルイのハンコを持っているわけじゃあるまいし」
みらい「ハンコはMZDさんが5秒で作ってくれましたよ?」
ダブルイ「このバ神ぃぃぃぃ!!お前何やってんだぁぁぁぁ!!!」
—パリーンパリーン—
菜々「あらあら、今度は異種間交流?」
やってきたのは前川みく(猫系アイドル)、ポエット、メディアの3人である。
みく「君がダブルイ君にゃ?にゃー、すっごいかっこいいにゃー!」
ポエット「ダブルイくーん♪好きー♪大好きー♪」
メディア「おにいちゃぁん♪大好きぃ♪」
みくとポエットが一斉にダブルイに抱きつく。思いっきり二人に挟まれたダブルイが苦しそうに悲鳴をあげる。
みらい「ちょっとやめてくださいっ!ダブルイさんはわたしの旦那様になったんですよ!」
みらいの叫び声にメディアは目の前に掌の中に握っていたものを見せる。
それはビリビリに引き裂かれた紙屑……つまり役所に届けたはずの婚姻届だった。
みらい「あああああ!わたしの婚姻届が!!」
菜々「『モテメガネ』……晶葉ちゃんの言うとおり、ナナが想像していた以上に強力なアイテムですっ」
更にメディアが懐から何かを取り出した。
菜々「それって、起爆装置ですか?」
メディア「はい、サンダースお兄ちゃんにお借りしたの♪」
と、言いながら起爆装置のボタンをポチっとな。
—ボンッ—
遠くで爆発音がした。これは流れからして……
アン「これは……ポップンワールドの一役所が破壊されたわね」
みらい「ええええええ!?そ、そんなぁ!それじゃもう婚姻届出せないじゃないですかぁー!!」
ミア「まだ出すつもりだったの?こすい女ねー」
アイコ「わざわざ偽印鑑を神様に作らせるくらいだもん、ちょっと引くよー」
ポエット「人として器が小さいよーって、ユーリなら言うよね」
みく「猫耳も尻尾もないただ恥ずかしがり屋なみらいちゃんなんて、ダブルイ君が好きになるわけないにゃ」
みらい「な、なんですか……みんなしてそんな風に責めなくても……。わたしはただ、ダブルイさんを愛してしまっただけで……」
????「今、なんて言った……?」
そこに現れたのは、金髪で白いワンピースを身にまとった、今日まで彼が護りとおしてきた……
BGM:Under Heaven Destruction(BBCSⅡ ラグナVSジンテーマ曲)
ダブルイ「り、リコリス!?」
菜々「ま、まさか……!」
リコリス「なんでお兄ちゃんの周りに女が……それに、こんなにいっぱい……!」
ダブルイ「お、おいリコリス……!?なんか目がハート型に……!?」
菜々「し、信じられません!家族まで導いてしまったなんて……!恐るべし『モテメガネ』!」
リコリス「お兄ちゃんに触らないで!お兄ちゃんから離れなさいっ!!この……障害があああああああ!!!」
菜々「い、いけません!!」
危険を察した菜々は床をトンッと蹴ると、窓から外へ飛び出した。
次の瞬間……
リコリス「『ホーリーブラスト・フルバースト』!!!」
—ズドオオオオオオオン!!!!!—
菜々の前髪を爆風が揺らす。
目の前にあるのは恋も愛も憎しみも……すべてを包み込んで燃え上がる某ファミレス。
ふと視線を落とした菜々は足元に転がっている『モテメガネ』に気づき、つまみあげてみる。
菜々「『モテメガネ』……なんて恐ろしい魔道具なのでしょう。老若男女問わず効いてしまうなんて……」
が、ここで一つの疑問点が浮かび上がった。
菜々「あれ?でも、どうしてナナには効かなかったのでしょうか……」
小首を傾げながらモテメガネをかけてみる菜々。
『モテメガネ』のレンズ越しに見える炎は
少し怖く、とても美しく、そしてちょっぴり甘酸っぱかった。
終わっちまえ(次は後書き)
- 実験の犠牲者・後書き ( No.7 )
- 日時: 2013/08/28 22:33
- 名前: エスト ◆yExe7MqAhc (ID: 96KXzMoT)
後書きっぽい何か
この話は家庭版『ブレイブルー コンティニュアムシフトⅡ』の主要キャラの一人・レイチェルのストーリーモードのギャグパートを自分が展開するオリキャラ・版権キャラでまとめてみました。
配役
レイチェル — 安部菜々
ラグナ — ダブルイ
プラチナ — ミア
ヴァルケンハイン — 池袋晶葉
ライチ — アイコ(本当はアメリア先生が適役だった←中の人つながりもあるし)
ココノエ — アン
ノエル — みらい
マコト — 前川みく
ラムダ — ポエット
ニルヴァーナ — メディア
ジン — リコリス
(代・ω・)最後の人選は勢いでやってしまった、反省も後悔もしていない(キリッ
リコリス「反省くらいしなさいよ!!」
感想おkですよー・x・