二次創作小説(映像)※倉庫ログ

小ネタ:あるヤンデレの勘違い(新キャラもいるよ) ( No.46 )
日時: 2013/12/09 22:33
名前: エスト ◆yExe7MqAhc (ID: 62e0Birk)

ジン「ああ兄さん、兄さんはどこにいるんだ?見つけたら僕が殺してあげなきゃ……」

今、兄さんを求めて全力疾走している僕は統制機構の衛士を務めるごく一般的な青少年。
強いて違うところをあげるとすれば障害が嫌いってところカナ。

ジン「↑の自己紹介は止めろ、ユキアネサの錆になりたいのか?」

……すみませんでしたorz



そんなわけでジン=キサラギ、兄のラグナを求めて外を駆け回っていた。
ジン「参ったな……見慣れない地域というのは」
ラグナ達BBキャラは先日寮に来たばかり。周辺の地域のことを何も知らないも同然だったのだ。
そんな中……
ジン「(キュピーン!)あっ、あれは!あの銀髪と大剣は兄さんのものに相違ない!兄さん!兄さああああああん!!!」
ジンは思わず着てる服を脱ぎ棄て(←)ラグナに駆け寄ろうとするが。
ジン「……!?」
他に誰かの気配を察したのか、ジンは一旦そばにある木の背後に隠れた。
ジン「誰だ……兄さんの近くにいるのは……女2人?しかし、障害はいないな。とはいえ、兄さんを狙うのならば排除するまでだ」



その2人とは卯月と、未央・卯月と同じくニュージェネレーションを組む渋谷凛(最初にニュージェネレーションになったアイドル)だ。
卯月「買い物しようよ、買い物♪」
凛「あ、うん……いいけど。花を買っていこうかな?」
卯月「凛ちゃんの家、花屋さんだもんねー。きっと夕美ちゃん(相葉夕美・花が大好きなアイドル)がもっと気に入ると思うよー」
凛「も、もう卯月ったら……」

ジン「……買い物、か。ということは兄さんに興味は無いみたいだ。少しでも持っていたら凍牙氷刃でもくらわせてた。落ちつけ僕……」
もうこの状態で落ち着いているとは非常に言い難い。

卯月「ねぇねぇ凛ちゃん、そういえばどんな……が好きなんだっけ?」
凛「私は……『蒼』が好きだな」

ジン「……!!!!!」
非常に聞き覚えのある単語が、ジンの脳裏に叩きつけられた。

ジン「(馬鹿な!どういうことだ!!あの凛とか言う女が兄さんを好きだと!?まだ会ったことのない女に……!!この……障害があああああああああああ!!!!!!)」

ジン=キサラギ、怒りに任せて二人の元へ駆け寄る←
ジン「貴様らぁぁぁぁ!!!」
卯月「きゃー!!な、な、なんなんですか!!」
凛「……うるさいよ、静かにしてて」
当然卯月は慌てるが、凛は冷静だった。しかしジンの怒りはなおも高まっていく。
ジン「……凛とか言う女……今、なんと言った?」
凛「……何?」
ジン「何が好きだ、と言ったんだ。答えろ」
凛「だから蒼……」

その一言にジンの堪忍袋の緒が切れたw
ジン「貴様は障害だああああああああああああああ!!!!」
卯月「やめてぇぇぇぇぇ!!!凛ちゃんに手を出さないでええええええ!!!!」
卯月が必死にジンを止めている。傍から観ても明らかに卯月の方が力負けしているはずなのに、どういうわけか互角に見える。
ジン「貴様は!貴様は兄さんが好きだと言うのかあああああああ!!!」
凛「……えっ?」
凛にとってはまったく分からない質問に思わず首をかしげてしまう。
ジン「蒼が!蒼が好きだと言っただろうがああああああ!!!」
凛「……なんだ。そんなことか」
ジン「貴様ぁぁぁぁぁ!!!!」
あくまで冷静な凛に、ジンはブチギレ寸前だ←
凛「蒼って……好きな色だよ?」





ジン「……は?色?」





凛「卯月に好きな『色』は何かって聞かれて、だから蒼って答えたんだけど……」
あまりに(ジンにとって)見当違いな返答が出てきてしまい、戸惑ってしまう。
ジン「……えーと……」
凛「とりあえず、女に手を出した罪は償ってもらわないとね」
ジンは背筋が急に冷たくなる感覚に襲われた。間違いなくユキアネサの放つ冷気より冷たく、鋭い。
そして。

—カチャリ—
片桐早苗(婦警アイドル。28歳だけど童顔)「はい、刃物を持っているってことで銃刀法違反として現行犯逮捕♪」
この辺をパトロールしている早苗に見つかり、あえなく御用(笑
ジン「ま、待て!女に手を出すとか言うが、それならあの男はどうなんだ!!」
卯月「あの男?」
ジン「大量の女が寄ってくるあの男だっ!!名前は忘れた!!←」
卯月「ちょっと……いや、かなり失礼よそれ……」
その人が誰なのかを理解した卯月が攻勢に転じる。
凛「そうだね、あの人のことは卯月や未央から聞いている。悪い人じゃない、私には分かるんだ」
ジン「なぜだあああああああああ!!!!」
早苗「今の様子見てたらどう考えてもアンタが悪者にしか見えないってば。はい、キリキリ歩く!騒いだらシメるよ?」
ジンは早苗に引きずられながら消えていく。

ジン「兄さああああああああああああああああああん!!!!!」
後にはジンの断末魔が残るだけだった。



—ちなみに—
ラグナ「……なんかジンの声が聴こえたような……空耳だな。さてと。天玉うどん1つ」
店員「はいよ」
ラグナはとある店で好物の天玉うどんを食べていた(笑



終わっちまえ(後書き無し、感想おk)