二次創作小説(映像)※倉庫ログ

リクエスト話5・魔女っ娘レッスン☆(前編) ( No.71 )
日時: 2014/05/26 18:59
名前: エスト ◆yExe7MqAhc (ID: kI5ixjYR)

前書き
長らくお待たせして申し訳ありませんでした、りゅーとさんのリクエスト話『ルイ子のアイドルデビュー☆』のお話を書き始めます。

(代・ω・)今日から始まったモバマスのイベントを少しやって、突如頭の中にネタが「キタ——(゜∀゜)——!!」ってわけで急きょこの話を盛り込んでいきます!もちろん新アイドルも登場しまっせ!
ダブルイ「精神的負担を増やすのが好きなのかこのドS!!」





ダブルイ……ルイ子がアイドルとして活動を始め、早1か月。
いつもと違う自分を演じながらアイドルの活動をするのは少し気が引けると思いきや、意外にも楽しくやっていっている。
サイン会やトーク、ミニライブもそこそこながら賑わいを見せ、過去の経験もあってか、今では色んなアイドルとレッスンなり営業なりを楽しんでしまっていた。

そんなある日、千佳のもとに一通の手紙が……



千佳「えーっ!?あ、あたしが主役の魔女っ娘映画ー!?」
手紙の内容は、まさに千佳が言ったことだ。今度公演される魔女っ娘映画の主人公に、千佳が採用されたのだ。
千佳「えーと、なになにー……『他にアイドル2名の魔女っ娘への変身を手助けしてやってほしい』……わぁ!魔女っ娘になれる人が他にもいるなんて!」
まさに『愛と勇気と希望で世界を救う』そんな王道の魔女っ娘アニメのような映画になる、そんな予感が千佳を喜ばせる。
千佳「そうだ!ちょっと頼みごとをしてこようかな……」
千佳に浮かんだある考えとは……——





ダブルイ「ちょっと待てぇぇぇぇぇ!!!なんでオレなんだぁぁぁぁぁ!!!!」

——やはりというかなんというか。千佳はダブルイが本当の魔女っ娘だと知っているため、もしかしたら協力してくれるのかもと思い、大胆にも『直接交渉』してきたのだwwwww
千佳「うぅー、お願い……二人のサポートをしてあげてほしいの。もちろん千佳も精一杯頑張るから……!」
ダブルイ「きゅ、急に言われてもなぁ……;;」
リコリス「いいじゃない、お兄ちゃん。たまにはそういう活動をするのも悪くないわよ?」
やってきたのは彼の妹・リコリス。彼女はどういうわけか、背中を押している。
ダブルイ「大体、オレが5歳以上年下の女の子が苦手なの知らないはずないだろ;;」
リコリス「だからなのよ、この機会にレッスンのサポートを通じて年下の女の子との付き合い下手を克服したらどう?」
ダブルイ「う……;;」

確かに、自ら年少組との付き合いを避けていたのかもしれない、でもそれでは仮に年少組とライブ活動とかをすることになった場合、失敗に終わる可能性もあったりするのだ。実際、そうしたケースをダブルイは見たことがある。
ダブルイ「……はぁ;分かったよ。千佳、オレも付き合う」
千佳「ホント!?ありがとう、ダブルイくん!!」
ダブルイ「うわっ!!い、いきなり抱きつくなっ!!/////////」
嬉しさのあまり、千佳はダブルイにどーんと抱き着いてきたのだ。このリア充め←
ダブルイ「た、ただし条件を付けるけど;魔女っ娘の正体がオレであることを言わないでほしいんだ;」
千佳「そうなのー?」
ダブルイ「あ、あぁ;その時が来たら、オレから言う……あまり言いたくないんだけどな;;」
千佳「うん、それでいいよ!やったぁ♪ルイ子ちゃんと一緒に魔女っ娘レッスン!」
リコリス「千佳ちゃん、よかったわねー♪」
ダブルイ「……はぁー;めっちゃ不安だ……;;」

こうして千佳はダブルイと共に、ともに魔女っ娘を目指すアイドルとの合流に向かったのである。



—某レッスン場前—
ダブルイ「……じゃあ、誰もいないよな。変身するから、少し待っててくれ;」
基本的に、レッスンや仕事は変身した姿で行うため、いつも近くまで来たら変身することにしている。
千佳「はーい、大丈夫だよー」
ダブルイは宝石を掲げ、ルイ子へと姿を変える。その瞬間を千佳は初めて目の当たりにし……、
千佳「すごーい!本当に魔女っ娘の姿になっちゃった!」
ルイ子「レッスンとかお仕事の時以外は、ほとんどやりたくないんだけどね……あはは;」
千佳「(そっかー。正体を知られたくないから、しゃべり方を変えているのかな?)」
千佳はすかさず、ルイ子についてまた1つ見破った。同じ魔女っ娘を志すアイドルとして、侮れない存在だ。

—某レッスン場—
レッスンルームに入ると、千佳に手紙を差し出した張本人(そしてすべての元凶←)であるMZDが待っていた。
ルイ子「やっぱりあなたの仕業ねー!!;」
MZD「まぁそーカッカするなよ。それにしても、千佳がこいつを連れてくるなんて、やるじゃないか」
千佳「えへへー、そーお?」
ルイ子「いや、それ褒めてないから……多分」

MZD「さて、本題に入るぞ。おーい、二人とも入ってこい!」
MZDに促されて入ってきたのは、ポニーテールをした黒髪の女の子と、灰色の髪に近いウェーブがかった髪をした女の子だ。
千佳「二人とも、今日はよろしくね♪そうだ、今日はこの子もサポートしてくれることになったのー♪」
ルイ子「え、えぇと……初めまして、ルイ子って言います」
舞「初めまして!私、福山舞(一輪車が趣味の黒ポニーテールの女の子)です!今日はよろしくお願いしますね」
由愛「えっと……成宮由愛(絵描きが好きな灰色のウェーブヘアーの女の子)です。よ、よろしくお願いします……」

MZD「よーし、それじゃ皆揃ったことだし、簡単に内容を説明するぞー」
—説明は省略な←—

千佳「つまり、二人の魔女っ娘への変身をサポートして、そのうえで演技のレッスンをするってこと?」
MZD「そういうことだ。もちろん、お前達にもレッスンはしてもらうぞ、ともに仕事をこなすのだから、当然だがな」
ルイ子「じゃあ、始めちゃおうか。映画撮影のためにも、必ずレッスンを成功させよう!」
舞「はいっ!」
由愛「は、はい……!」



—こうして、舞と由愛が魔女っ娘アイドルへと変身すべく、二人のコーチのもとレッスンを開始したのである。



(代・ω・)一旦ここまで……次を書くのはもう少しイベントを進めてからで(まだ由愛と仕事できない状態)

リクエスト話5・魔女っ娘レッスン☆(中編—1) ( No.72 )
日時: 2014/05/23 23:44
名前: エスト ◆yExe7MqAhc (ID: kI5ixjYR)

(代・ω・)由愛と仕事ができるようになったので中編うpります。ゲストが登場しますがどう見てもゲスト回。オリジナル設定が含まれていますがご容赦くださいm(__)m
後、中編は2部構成です



舞と由愛のレッスンをコーチしていく千佳とルイ子(一応今はアイドル衣装ではなく私服)。
千佳「ほら、由愛ちゃん!もっと台詞に心を込めて!」
由愛「はい……っ!」
ルイ子「舞ちゃん!動きが少し遅くなっているよ!」
舞「はぁはぁ……すみませんっ。ま、まだやれます!」

何の心境の変化か、ルイ子が『いつも以上に本気で』コーチをしていることに、千佳も気付き始めたようだ。
千佳「そろそろ、ここらへんで少し休憩いれよっか」
ルイ子「そうしようかな?舞ちゃん由愛ちゃん、少し休憩しよう!」
舞「はい、わかりました……っ」
由愛「はぁ、はぁ……つ、疲れましたぁ……」
相当のレッスンを仕込まれたのか、舞と由愛から疲労の色が見えているのは明らかだ。これ以上やったら、体が壊れ始めかねなかったのかもしれない……。

千佳「はい、二人に差し入れだよ。映画を楽しみにしている人からだってー!」
舞「一体誰なんでしょうか?」
千佳「実はレッスン場の近くに来ているんだって。呼んでくるね」

—数分後—

宮地(りゅ)「よう、その差し入れは俺からだ。遠慮せず食べて飲んで疲れをとってくれよ」
ルイ子「えっ;;」
差し入れを送ってきたのはりゅーとさんのところの宮地先輩だった。その姿を見たルイ子が若干引いたのを誰も気付かれずに済んだのは幸いだったのか……。
舞「あなたは宮地清志さんですね、こちらの作者さんから話は聞いてます。今日は来てくれてありがとうございますっ」
ルイ子(素)「……(やっぱりあの饅頭の仕業か←)」
……おい、一瞬変身前の本性が出たぞお前←

由愛「あ、ありがとう……ございます」
宮地(りゅ)「それにしても、こんなにちっちゃい子達がアイドルで、それに魔女っ娘だなんてな。ほんと、アイドルの世界は幅広いぜ」
千佳「おにーさんも、あたし達アイドルが好きなの?」
宮地(りゅ)「そりゃもちろん。好きじゃなきゃファンなんてやってられんからな。まぁ、無理しない程度に頑張れよ」
舞「はい、ありがとうございます!」
宮地(りゅ)「それと、映画が出来たら絶対観るからな。ファンとしてこれも当然のことだ」
千佳「うん!プリティーハート・チカに不可能はないよ!絶対映画を成功させてみせるもんっ!」
宮地(りゅ)「……さて、俺はお暇するぜ。これ以上居続けてレッスンの邪魔になったらみんなのためにならん」
ルイ子「……そうですか、分かりました」
宮地(りゅ)「ああ、じゃあな」
宮地は軽く皆と話をした後すぐに去ったが、どこか目つきが鋭かったような……。
ルイ子「あの人……」
千佳「んー?どーしたの?」
ルイ子「……ううん、なんでもない。それじゃあレッスン再開しましょ!」



—一方—
宮地(りゅ)「……おい、何コソコソ隠れてんだ。姿を現せ」
レッスン場から少し離れた木陰に向かって徐に宮地が呟いた。
???「へっ、なんだよ……アイドルに直接手を出しているこの落ちぶれ者が」
木陰から現れたのは、どこからどう見てもチンピラの男数名だった。手には刃物を持っており、いかにも『オレ達犯罪者でーすwwwwww』と言わんばかりの容貌だった。
宮地(りゅ)「落ちぶれ?そりゃテメェらのことだ。かつてはテメェらも何らかのアイドルのファンだっただろうが」
チンピラ「んだとコラァ……いっぺん痛い目みねぇとわかんねぇみてぇだなぁオラァ……」
チンピラが煽るも、宮地は冷静……というより冷徹。一体何故……

チンピラ「死ねやオラァ!!!」
チンピラ集団が宮地を囲み一斉に襲い掛かってきた!!
宮地(りゅ)「…………死ぬのはテメェらだ!!」
すかさず跳躍して攻撃をかわした宮地が、着地後すかさずチンピラ集団に連撃を浴びせてあっさりと返り討ち。宮地ってつえー←

チンピラ「……くっ、くそっ……」
宮地(りゅ)「これでわかったか、もうテメェらにアイドルを見せる資格なんざねぇってことが」
チンピラ「なぜだ、なぜてめぇは……」
宮地(りゅ)「……かつては俺も同じだった」



—一年前—
宮地(りゅ)「くっ、またあのアイドルのライブを観れずに終わっちまったのか……くそっ、くそっ!」
打ちひしがれる雨の中、宮地は地面を殴っていた。血が出るのも厭わずに……
宮地(りゅ)「……ん?」
そんな中、こちらに向かって歩いている人影を発見。それは……
宮地(りゅ)「あ、アンタは……!!」
???「……あなた、わたしのファン……よね?」
現れた姿を見て、宮地が仰天する。どうやら宮地が『ファン』としているアイドルだった。
宮地(りゅ)「……ああ。だが、結局アンタのライブを観ることはかなわなかったよ」
???「アイドルの世界ってのは、厳しいの。それは、ファンも同じ。でも、どこの世界にも汚いことをする人がいる。わたしは見たの。汚い手であなたの当選したはずのライブチケットを奪われたのを」
宮地(りゅ)「じゃあ……じゃあ、どうして止めなかった!!」
???「分からない?ライブが始まって騒ぎでもおこったら、わたしだけならともかく、見てくれたファンのみんなに迷惑がかかるのよ」
宮地(りゅ)「……」
???「あなたには、そうなってほしくない。純粋なファンでいてほしい」
宮地(りゅ)「……だが、俺には……、……それは!?」
???「次のライブツアー、5箇所を回るんだけどそのうちの1箇所のチケットを、スタッフに頼んでもらってきたわ」
宮地(りゅ)「……!!すまねぇ、すまねぇ……!!こんな俺のために……!!」
???「わたしも、不正行為をする人が許せなかっただけ。とりあえずやった人は二度とライブに行けなくなったわ。これで許してくれなんて言えないけど……」
宮地(りゅ)「とんでもねぇ……俺、ちゃんとアイドルのファンをやる!ファンレターや差し入れもたくさん送る!アイドルのために、俺は……」
???「それでいいの。わたしはもう行くね」
宮地(りゅ)「ま、待ってくれ!もう一度、もう一度だけアンタの名前を……!!」



ルイ子「わたしは、魔女っ娘……ルイ子よ」





宮地(りゅ)「いくらアイドル見たさに汚ぇ手を使ったところで、バレバレなのは目に見えてんだよ。諦めろ」
チンピラ「くそぉっ!!覚えてろ!!」
月並みな台詞を吐き、チンピラ共は去っていく。お約束のテンプレである。
宮地(りゅ)「……まさかまた会えるとは思わなかったよ。やはり、俺はお前のファンだぜ……ルイ子」

……それはいいんだが、正体を知った途端愕然とするのは気のせいだろうか(台無し



(代・ω・)てかあいつ、宮地を助けた経緯があったのかよ……←
中編—2では、アイドル達との交流も書きますよー。感想あったらよろー