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Re: ポケットモンスターBW2 幻のクロスワード:オリキャラ〆切 ( No.112 )
日時: 2013/03/08 06:50
名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 39RfU1Y2)

バトル38:第一爆撃ユニット戦線

 その頃、第一爆撃ユニットでは、IPQメンバーが、爆撃ユニットを
停止させる為に動いていたが、やはり、内部にはセキュリティー・イッシュの隊員達が徘徊しており、こちらを見付けるなり、ポケモンバトルを仕掛けてきた。

「おいおい、きりがないぞ!!」
「ひゃっはーっ!!どうした?もう燃料切れか!?IPQが情けねーな!」

 必死に突破を試みるIPQメンバーだが、やはり敵の数が多すぎる。
と、その時だった。

「ゴウカ、フレアドライブ!!」
「なっ・・・!!」

 レイがゴウカザルのゴウカに指示を出し、したっぱ達のポケモンを一気に吹き飛ばした。やや強引だが、突破することは出来た。

「よし、先に進むわよ!!」
「おーう!」

 奥には、巨大な扉が先の道を塞ぐ。

「パスワード式らしいな。」

 メンバーの1人が言った。

「よし、パスワードをかいせ・・・。」
「ゴウカ、戻って。エレキ!ギガインパクトッ!!」

 お構いなしに、エレキが破壊してしまった。

「えーッ・・・・。」

 パスワードの解析を試みたメンバーは、ちょっと強引じゃないのかと言う顔をしていた。

「さあ、とっとと進むわよ!!」
「おめーが仕切るなよ!!」

 メンバーの1人が突っ込んだ。部屋の奥には、コントロールポッドが見えた。ただ、想定外だったのは、その前に人影が見えたことだ。レイには見覚えがあった。

「あ、あんた、セキュリティー・イッシュ四幹部・アゲハじゃない!」
「ほう、覚えてくれていたのだな。」

 アゲハは、鼻で笑う。一度レイはライガと一緒に、カシワとダブルで組んできたアゲハと戦っている。軍配はレイ達に上がったが、最終的に
地面のワードは奪われてしまったのだ。しかも、レイはアゲハにチビ呼ばわりされ、そうとう怒っていたのは、読者の皆様も覚えているだろう。

「よくもあの時は、チビ呼ばわりしてくれたわねぇーッ!!」

 レイが怒りの形相を見せる。そして、周りが止めるのも聞かず、モンスターボールを取り出した。

「さぁ、私とバトルしなさい!!」
「ふーむ、だいぶお怒りのようだな。良いだろう。ならば、これならどうだ?今、俺のポケモンの中に、一体だけこのコントロールポッドを永久凍結させる電子キーを持つ者がいる。」
「何ですって!?」

 アゲハは6つのボールを手に持った。

「今から俺は、持っているポケモンを全員出す。お前・・・いや、お前達は、こいつらを倒すかして、電子キーを奪ってみるのだ!行け!!」

 ボールから現れたのは、シュバルゴ、アメタマ、ビークイン、ヘラクロス、メガヤンマ、パラセクトだった。

「上等よ!私1人で十分だわ!!」
「待て、レイ!お前は四幹部を甘く見過ぎている!そもそも、作り話かも知れないんだぞ!!」

 メンバーの1人が言った。しかし、レイが反論する。

「でもッ!どっちみち、それしか・・・。」
「・・・分かった。ヤツの挑戦は受けて立とう。」

 メンバーの1人がそう言った。みんなもうなずいた。しかし、喋るのを続ける。
              
「だがな、忘れるな!今回は、みんなの任務だ!お前一人だけの任務じゃない!お前の力は認めるが、特に今回は本気の四幹部が相手だ!だから・・・。」

 少し間を開けて彼は言った。

「みんなで協力して倒すんだ!」
「あ、ありがとう・・・!それにごめん・・・。今日、私張り切りすぎて、自分勝手になってた・・・。」
「いーんだよ!とにかく、やってしまおう!」

 彼の名は、リゲル。IPQの中でも、ライデンに次ぎ、最強の実力を
持つポケモントレーナーだ。それは、誰よりもチームワークの大切さを
知っている彼だからこそ、言えた言葉だったのだ。

「舐めた口を・・・。お前ら!やってしまうのだ!」
「「「「「「「「「「「へいーッ!!!!」」」」」」」」」

 そう言うと、コントロールポッドルームの入口から、たくさんのしたっぱが現れた。

「ちょっと!これはどういう事よ!」

 レイが猛抗議を浴びせた。アゲハが平然とした顔で返す。

「おっと失礼なのだ・・・!俺はこいつらに手を出すなとは言ってなかったのでな!おい、お前ら!手を出すんじゃないぞ!」

 すると、したっぱ達は口々にこういう。

「へいへい、了解した!」
「でも、ポケモンは出して良いんだよな!みたいな!」
「ぎゃはははは!!どっちみちアゲハ様が手を挙げる程の相手でも無い、雑魚共の集まりってこったな!!」

 すると、IPQ側からも猛抗議の嵐。

「雑魚とは何だ、卑怯者!!」
「お前らなんか、上司が居ないと何にも出来ないくせに!!」
「お前らに勝つことで、それを証明してやる!!」

 IPQメンバー達は、次々にポケモンを繰り出した。

「ワタッコ、頼むぞ!」
「ビーダル、バトルスタンバイ!」
「ネイティオ、君の出番だ!」
「ウェンディ、蹴散らしてしまえ!」

 一方のセキュリティー・イッシュしたっぱも、ポケモンを繰り出した。

「ハガネール、やっちまえ!」
「デンチュラ、てめぇの出番だ!」
「行け、ダストダス!」
「ぶっつぶせ、ボスゴドラ!」

 したっぱとはいえ、油断できない。全員、最終進化ポケモンだからだ。アゲハが口を開いた。

「こいつらは、精鋭、首領護衛部隊、通称・アゲハ親衛隊のメンバーだからな!あくまでも、俺がリーダーの親衛隊であって、ボスの親衛隊なのだ!」

  それこそワガママ野郎だ。レイがモンスターボールに手を掛けた。

「行くわよ、ユキ!」

 レイが繰り出したのは、色違いのユキメノコのユキだった。続いてリゲルもポケモンを繰り出した。

「行ってこい、カイリュー!」

 アゲハが口角を上げた。不気味に微笑んでいるのが分かる。

「お前達には勝機は無いのだ・・・。」
「やってみなきゃ、分からないわ!」

 その頃、17番水道でも、激闘が繰り広げられていた。ラプラスに乗りながら、水上でバトルしているのは、シホ、そしてシホのラプラスだった。何とバトルしているのか。それは、突如現れた、大量のアーケオスの群れだった。