二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ポケットモンスターBW2 幻のクロスワード:番外編投票! ( No.118 )
日時: 2013/03/09 12:36
名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 39RfU1Y2)

バトル39:水道の死闘

 2時間前。IPQメンバー達は、19番水道で自分のポケモンに乗って、移動していた。普通に空を飛ぶで、移動すれば良かったのだが、何せ第二爆撃ユニットは、3機の中で最高の火力を持っているため、何が何でも守りたいのだろう。ステルス機能が付いていたのか、今朝、急に
場所が特定できなくなったのだ。それでも、大幅に移動するわけは無い。何故なら、その地形に合わせた作戦を使うため、大幅な移動は、再び準備と作戦の練り直しを要するからだ。そこでライデンは、IPQメンバーに加え、ある人物の力を借りることにした。水上を移動中のメンバー達に、グリードとの激戦を終えたばかりのライデンが、一斉メッセージを送ってきた。

『第二爆撃ユニットがステルス機能を搭載している事は、知っているだろう。そのため、強力な味方を臨時的にこの作戦に加えた。時間が経てば分かるだろう。 ライデンより』

 何のことだと首を傾げる、メンバー達。その時、上空で強烈な羽音がした。

「・・・・あれって、フライゴン!?」

 メンバー達は驚愕した。フライゴンに乗った女性の名は、シホ。以前、ライガ達と共に、ライモンシティに現れた、セキュリティー・イッシュ四幹部、カシワを撃退したのだった。(カシワと戦ったのは、シホだが。)ところが、彼女は相当の強者で、観光という名の全地方ジム制覇という大それた事をやらかした人物なのだ。現在は、ライモンシティに落ち着いていた。シホは、フライゴンから、ラプラスに乗り換えて言った。

「初めまして。私の名前はシホです。」
「す、すげえ・・・。こいつは確かに強力な助っ人だ・・・。」

 メンバー達は、ポケモンを止めて、ざわつく。その時だった。

「あ、あれは!?」

 ステルス機能を搭載した、第二爆撃ユニットが姿を現したのだ。第二爆撃ユニットは、どうやら情報によると無人で動いており、時間になると、ミサイルを大量に発射する仕掛けになっている。

「出たな!!行くぞ、お前ら!!」
「おーう!!」

 メンバー達は、飛行ポケモンに次々と乗り換え、飛び立とうとする。
が、シホが止めた。

「待って!水中をよく見て。」

 全員の視線が、水中に行った。目を凝らすと、上空にある爆撃ユニットと同じ物が、水中にもあるでは無いか!

「おいおい、どういう事だ!?」
「爆撃ユニットが2つ!?」

 シホが首を振る。

「いいえ、上空の物は恐らく、ダミー。多分、ホログラムでしょうね。
水中から投影しているのよ。そうなんでしょう?」

 シホが、水中に向かって声を掛けた。

「四幹部のカシワさん。」

 その瞬間、水しぶきが上がり、現れたのは、かっちゅうポケモン・アーマルド、そして酸素ボンベ、シュノーケル、何故か浮き輪を身につけたカシワが上に乗っていた。

「ははは!2度も擬態(?)が破られるとは、私としたことが愚の骨頂!」

 ところが、場は笑いに包み込まれた。IPQメンバーが口々に言った。

「おいおい、浮き輪だって!?いい歳して、泳げないのかよこのおっさん!」
「しかも擬態だってよ!!水の中に潜ってるだけじゃねーか!!」

 今ので、おっさんプッツリ来たそうです。

「うるさーい!!人が泳げないのを言うなー!!」
「結局泳げないんだ!?」
「行け、アーケオス!ユレイドル!オムスター!アーマルド!アバゴーラ!カブトプス!」

 そう言って、5つボールを取り出すと、投げた。そして、カシワ自身は、アバゴーラに乗り換えた。カシワのエースメンバー達は、様々な場面を予想して編成されているため、空中戦、水中戦、陸上戦、どれでも
活躍が可能なのだ。それは、岩タイプが苦手とする、水上・水中・空中
での戦いを、タイプによって克服したのだ。さらに、ユレイドル・アーマルド・オムスター・アバゴーラ・カブトプスにおいては、水辺を住み家としているため、なお強く、飛行タイプのアーケオスには海という物は関係ない。(飛んでいるから。)

「厄介な面々が来たわね・・・。全員、この地形に適応している!」

 シホが顔をしかめて言った。するとカシワが話し始める。

「さて、この第二爆撃ユニットを停止させるには、私の持つ電子キーが必要だ。果たして、奪えるかが問題だが・・・。」
「上等よ!」

 シホが威勢良く言った。周りのIPQメンバーもやる気のようだ。と、その時だった。海中から次々にダイバーの格好をした男達が現れた。カシワが不気味な笑みを浮かべて言った。

「カシワ制圧部隊・・・。長期間をかけ、養成した多数の精鋭相手に、
貴様らが勝てるかな?」

 ダイバー達は、途端にポケモン達を繰り出した。現れたのは、主にクロバットや、ギャラドスなどだ。それに乗じて、IPQメンバー達とシホもポケモンを繰り出した。IPQメンバーは、ボールを投げる。

「行け、ヌオー!」
「頼むぜ、ニョロボン!」
「やれ、シンボラー!」
「ママンボウ、お前の出番だ!」

 そして、シホはラプラスで応戦することに。さらにもう1体繰り出した。

「エモンガ!頼んだわよ!」

 エモンガは、標的をキッと睨み、戦闘モードだ。こうして、水道の死闘が始まった。一体勝つのは・・・・!?その頃、セキュリティー・イッシュ空中基地。ライガ達は、大胆にも正面玄関から入ろうとしていたのだ。

「ダメだ。開かない!」
「アホだろ!!」

 ライガが突破を試みたが、開くはずもない。すると、ライデンが何かを取り出した。衣装のような物だ。

「宅配便に変装して突破しよう!!」
「無理があるだろ!!」

 ライガが突っ込むも、早速、ライデンは着替えてしまい、玄関の戸を叩いた。

「すんませーん、宅配便でーす。」

 開くわけがない。

「やはり無理があったか。」
「ふざけんなよ、アホ親父!!」
「何だとーっ!!」

 ライガとライデンが火花を散らす。その時、連絡が入った。ライデンがライブキャスターを見ると、第三爆撃ユニットに向かったメンバーだった。ライデンが応える。

「こちらライデン。どうした?」
『こちら、第三爆撃ユニット停止部隊!!ぶ、部隊が壊滅状態です!たった1人の男が・・・幹部が繰り出したポケモンに・・・・!!』

 その瞬間、通信が途切れた。

「ま、まずいな・・・・。これは一旦、第三爆撃ユニットに向かおう!
良いな!」
「あ、ああ!!分かった!!」

 ライガ達は、第三爆撃ユニットに向かうことに!!一体何が起こっているのか!?その頃、第三爆撃ユニットでは----------------------。

「早く来い・・・。ゲノセクトの餌食にしてやろう・・・ライガ!!」