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Re: ポケットモンスターBW2 幻のクロスワード:番外編投票! ( No.148 )
日時: 2013/03/30 21:17
名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 39RfU1Y2)

バトル49:最終決戦!(中篇)

 まさしく、そこに居るのは、キュレムだった。しかし、その姿はあまりにも邪悪すぎた。

「おいおい・・・第2ラウンドの始まりかよ・・・!まぁ、ダークキュレムとでも言っておこうか。」

 その頃、元の場所では、フータとミオがダブルヘッドと死闘を繰り広げていた。

「ドータ、思念の頭突き!」

 ドータの体が不思議な光に包まれ、マイナに攻撃する。マイナは倒れた。やはり、前の戦いでの疲労が溜まっていたのだろう。

「マ、マイナ・・・もど・・・れ・・・。」

 グリードはそう言うと、倒れた。恐らく、暴走状態での疲労が溜まっていたのだろう。一方、ミオとアリスも戦っていた。

「レジスチル、メタルクロー!」

 レジスチルの腕から、鋭いツメが現れる。それは、プーラに直撃した。

「プーラ・・・・おつ・・かれ・・・様・・・・。」

 同じように、アリスも倒れた。フータとミオは安堵のため息をついたが、まだジョーカーがいる。ジョーカーが口を開いた。

「全く、使えない不良品め。さーて、そろそろ、形態変化を遂げた頃だろう。」

 すると、空が光り出し、ライガとダークキュレムが現れた。

「どわぁぁ!?さっきまであの黒い空間に居たのに!!」
「ラ、ライガ!?それに、あのでかい化け物は!?」

 フータが叫んだ。ライガは地面に落ちた。しかし、ダークキュレムはジョーカーがボールの中に戻してしまった。

「この人造ポケモン、XD001”零式”は、戦闘経験が蓄積する事で真の姿へ変身する、最強の怪物!!」
「な、何だと!?」

 ラウルが叫んだ。すると、ライガとジョーカーは対峙する形になった。

「ジョーカー、お前のやってきた事は、多くの人を悲しませた!一体、何が目的だ!」
「ふん、貴様に話すことなど何もない!行け、ダークキュレム!貴様の真の姿、見せてやれ!」

 ジョーカーは、ボールを投げ、ダークキュレムを繰り出した。

「な・・・!あの、ダークルギアが、変身したというのか!!」
「フータ、ミオ、エメナ、ラウルは親父とマスタードレイクの救出に向かってくれ!」
「ああ!なるべく急ぐ!」
「頼んだわよ!」

 そして、ライガとジョーカーは対峙した。

「あくまでも、逆らうか。良いだろう。私も持てるだけの力を用いて相手をしよう。勝つのは、私だがな!」
「黙れ。」
「にしても・・・不完全なクズ共ばかり・・・。四幹部もダブルヘッドも・・・。」
「いい加減にしろ!!」

 ライガが怒鳴った。その顔はまさしく怒りそのものだった。しかし、ジョーカーの顔は余裕すら見せている。

「ならば・・・。勝負で決めれば良いこと!!飛行タイプの使い手である、この私に勝てるわけがない!」
「その汚い口を閉じろ・・・。俺も持てるだけの力でお前を倒す!行け、エモン!」

 ライガは、エモンを繰り出した。一方、ジョーカーも、ボールを握る。

「出よ、ドードリオ!トライアタック!」

 まず、ジョーカーが繰り出したのは、三つ子鳥ポケモンのドードリオだった。

「エモン、雷。」

 トライアタックが発動する前に、静かにライガはそう言った。次の瞬間、雷が落とされ、ドードリオはKOされた。

「ぐぅ・・・、ならばエアームド!」
「交代だ。行け、ヒヒ!」

 ライガもポケモンを入れ替える。

「エアームド、エアカッター!」
「ヒヒ、オーバーヒート!」

 ヒヒのオーバーヒートが決まった。エアームドは倒れる。

「ば、馬鹿な!こんなガキに・・・・!出よ、ボーマンダ!流星群!」
「戻れヒヒ。行け、レジロック!電磁砲!」

 流星群と電磁砲がぶつかる。しかし、絆の力には、ボーマンダの流星群も無力だったようだ。押し切られたボーマンダは電撃を喰らうと倒れた。

「ぐぅぅぅ・・・!役立たず共め!行け、フワライド!」
「戻れ、レジロック。行け、ヌッケ!」

 今度はフワライドが繰り出された。しかし、

「フワライド、怪しい風!」
「ヌッケ、シャドーボール!」

 今度は、シャドーボールが競り勝ち、フワライドは吹き飛ばされる始末。

「き、貴様ァァァァ!!行け、バルジーナ!!」
「よくやったなヌッケ。行け、ナック!」

 今度はジョーカーはバルジーナを繰り出す。

「ナック。破壊光線!」
「バルジーナ!イカサマ!」

 しかし、今度も破壊光線がバルジーナを包み込み、爆破させた。

「ああああ!!くそっ!役立たず共がぁぁぁぁぁ!!ふふふ・・・・・
はははははは!!」
「何がおかしい?」

 ライガが怒りを込めた瞳をジョーカーに向けた。

「ここまで私を追いつめたのは、お前が初めてだ・・・ライガ・・・。
だが、貴様もこいつで終わりだ!出よ、ウォーグル!」
「行け、リオ!」

 最後にジョーカーが繰り出したのは、ウォーグルだった。ライガはリオを繰り出す。

「これでお前は・・・!おしま・・・・!」
「リオ、神速!」

 次の瞬間、ものすごい突風が吹いた。そして、ウォーグルは倒れていた。リオが素早く移動していたのだ。

「お前が仲間をゴミ呼ばわりした時点で、俺の勝ちだった。ポケモン勝負を分けるのは、レベルじゃない。技じゃない。それは何より・・・。」

 ライガが間をおいて叫んだ。」

「”絆”だ!!」
「くっ・・・・!!だが、まだ終わってはいない!行け、ダークキュレム!こいつでイッシュは私の物だ!」
「そうは行くか!てめぇの野望は俺が挫く!」

 これが最後の決戦!次回、遂に決着!イッシュの運命はライガに掛かっている!