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Re: ポケットモンスターBW2 幻のクロスワード:番外編投票! ( No.149 )
日時: 2013/03/30 23:55
名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 39RfU1Y2)

バトル50:最終決戦!(後篇)

「マスタードレイク、立てますか?」
「う・・・・ぐぅ・・・・。大丈夫だ・・・。」

 フータ達は、着陸している空中基地へ、マスタードレイクことシャガを救出しに行った。マスタードレイクは、オリの中で鎖につながれており、鎖を解くのに相当時間がかかった。今は、空中基地から脱出し、最果ての孤島に降り立った所だ。ふと、シャガは目の前を見た。

「キュレム・・・・!?いや、違う・・・あれは邪悪そのもの・・・・。何てまがまがしいんだ・・・!!」
「ライガは・・・・。あんな化け物と戦っているのか・・・・。」


 その頃、ライガはジョーカーとの死闘を繰り広げていた。

「ダークキュレム、ダークフリーズ!」

 ダークキュレムは、闇に覆われた冷気をリオに吹き付けた。

「リオ、シャドークロー!!」

 リオはすかさず、シャドークローで冷気を掻き消した。ダークキュレムは、リオを睨み付け、威嚇した。
リオは精神を落ち着けて、構えた。

「リオ、飛び膝蹴り!」
「ダークキュレム、ダークブレイクだ!」

 リオの飛び膝蹴りと、ダークブレイクが激突し、両者は衝撃で弾き飛ばされる。

「ダークキュレム、フォルムチェンジ!!」
「ヒュララララ!!」

 するとキュレムは直後、激しい炎に包まれ、咆哮を上げた。尻尾のターボエンジンは激しく燃えている。

「バーァニキュロム!!」
「おいおい・・・本で見たぞ!あれって伝説のポケモン、レシラムに似てるような・・・。」
「これは、ダークキュレム・ホワイト。レシラムの力を得た姿だ。」
「ならば!リオ、神速!」
「ダークストームで吹き飛ばせ!」

 今度は、リオは吹き飛ばされてしまう。

「ダークファイア!」
「シャドークローで掻き消せ!」

 ダークキュレムが放った闇に包まれた炎を、リオはシャドークローで掻き消した。

「飛び膝蹴り!!」
「接近してくるか。ならば、フォルムチェンジ!」

 今度は激しい電気を帯びる。次の瞬間、ダークキュレムは咆哮を上げた。

「バリバキュロム!!」
「今度はゼクロム!?これも本にあったな・・・!」
「そうだ!これがダークキュレム・ブラックだ!ダークキュレム、ダークサンダー!!」

 今度は闇を帯びた電気が放出される。

「んなろ・・・!!リオ、神速!」

 神速で、素早くリオは電気をかわす。

「確かに、強いルカリオだ。しかし、ダークキュレムの前では無力!フリーズボルト!!」
「やって見なきゃ、分かんねーだろ!!リオ、飛び膝蹴り!!」

 ダークキュレムは、凍てつく冷気を身にまとい、突撃してくる。

「こいつ・・・!間合いによってフォルムを変えてきやがるな!ならば、神速!」
「ふん、もう一度ダークサンダー!!」

 しかし、これも全て避けられ、ダークキュレムは顔面にキックを貰う。

「成る程・・・。ならばフォルムチェンジ!!」

 今度は再び炎に包まれる。

「ダークキュレム・ホワイトか・・・!」
「そう!ダークキュレム、コールドフレア!!」

 今度は凍り付いた氷が、リオを襲った。

「へっ、避ければなんともないぜ!!」
「ならば、ダークキュレム、フォルムチェンジ!!」

 今度はダークキュレムは、元の姿に戻っていた。

「ダークキュレム、ダークフリーズ!」
「し、しまった!!」

 ジャンプしてかわすリオだったが、足が凍ってしまう。

「ま、まずい・・・!足下が凍ったら、敵の攻撃が避けられなくなる上、照準も自由に合わせられない!」
「ふはははははは!消し飛べ、ダークエンド!!」

 ダークキュレムは闇のオーラを身に包み、突撃してきた。

「も、もうダメだァー!!!!」
「ミュー!」

 すると、後ろから声が聞こえた。出てきたのは、ミュウ達だった。ミュウ達は咄嗟にバリアを張り、リオを守った。

「ミュウ達か!!ありがとな!」
「ミューミュウ♪」

 さらに、ミュウはリオの体の周りを飛び回る。すると、リオの傷が一気に癒えて行くではないか!さらに、氷も溶けていく!

「おっしゃー!!」
「何だとォ!?ゴミ虫のくせにぃぃぃ!!ダークキュレム、必殺のダークエンド!!」

 ダークキュレムは、今度こそとばかりに突撃してくる。

「ありがとな、ミュウ達。この一撃に全力を賭ける!
行くぜリオ、波導弾!!」

 リオは、両手をかざし、闘気のエネルギー弾を発射した。エネルギー弾は、ダークキュレムを貫く。その瞬間、ライガが駆け出し、ダークキュレムの体にぽっかり開いた穴へ飛び込んだ。そして、次の瞬間、ライガの腕にはミュウが抱きかかえられていた。すると、
何かに連れ去られたような感覚を覚えた。ミオのチルタリスだった。ミオが呆れたように言った。

「ったく、無茶をするわね。」
「あたぼーよ!」

 そして、ダークキュレムは次の瞬間、虹色の光が体内から吹き出し、爆発した。ジョーカーも虹色の光に飲まれていく。

「ぐああああああああ!!覚えておれい!!!!」

 そして、ダークキュレムの姿もジョーカーも無くなった。島には、きれいな虹がかかっていた。そしてライガ達は確信した。勝ったんじゃない。守りきったんだ、と。