二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ポケットモンスターBW2 幻のクロスワード:番外編投票延長! ( No.172 )
日時: 2013/04/05 08:50
名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 39RfU1Y2)

バトル3:ダークポケモン

「バルジーナちゃーん!!バークアウト!」

 ダークバルジーナは、まくし立てるように怒鳴り散らす。その大声は
リオでも後退させられるぐらいだ。

「ちきしょっ・・・!リオ、飛び膝蹴り!」

 リオは再び飛び膝蹴りで、バルジーナを攻撃するが、バルジーナは吹っ飛ばず、むしろリオを弾き飛ばしてしまった。

「その程度なの?」
「くっ・・・!何だコイツの異常な耐久力・・・・。今までこんなヤツとは戦ったことがない!」
「ライガさん!諦めずに攻撃を続けましょう!ナナ、切り札!」

 今度は、ナナが切り札でバルジーナを攻撃した。カードがバルジーナに刺さっていく。が、バルジーナは気にも求めない。

「あ〜らら?それで終わりかしら?」
「まだまだぁー!!リオ、神速!!」

 神速のごとき動きで、リオはダークバルジーナを牽制する。しかし、ダークバルジーナの耐久力は侮れない。

「特防・防御、共にずば抜けている・・・。」
「おーほっほっ!!ダークバルジーナちゃーん!ダークミスト!」

 闇の霧が、リオ達を包み込む。

「これで、回避しづらくなったでしょ?おーほっほっほっ!!」
「オイ、貴様ァー!そこで何をしている!」

 マッスルは後ろを振り向く。すると、そこには警官達がいっぱいいるではないか!

「器物破損の罪で、逮捕する!」
「ウググ・・・!あんた達!撤退するわよ!」

 マッスルがそう叫ぶと、したっぱ達はやはりワープ装置で、逃げてしまった。

「それじゃぁーね!坊や達!また可愛がって、ア・ゲ・ル!」

 そう言うと、マッスルも去ってしまった。ライガ達は安堵のため息をついた。

「あ、あぶね・・・。」
「君達!大丈夫かね!」

 警官達が、ライガ達に駆け寄る。ライガは、「大丈夫です。」と応えると、ため息をついた。すると、ライブキャスターが鳴った。着信元は
アララギ博士だった。

『ハーイ!ライガ君。大丈夫だった?ライモンの襲撃事件は、ニュースで見たから知ってるわよ。』
「あっ、博士。こっちは大丈夫ですよ。ただ、今からそっちに向かって良いですかね?敵について、話しておきたいことがあるんですが。それとダークポケモンについて。」

 ライガは今まであったことを、全部話した。

『ダークポケモン?興味深いわね・・・。OK!すぐに来て頂戴。』

 そう言うと、通信は切れた。

「んじゃ、早速行くか。」
「まて、結局移動手段は?ここから、カノコまでは時間が掛かるぞ。」
「だからさぁ、お前のフライゴンで移動するんだよ!」
「えー・・・。」

 結局、ツバキのフライゴンに乗ることに。

「すっげぇー!これがフライゴン!かっこいいや!」
「こんなに大きいんですね!」
「喋るところがあるけど、気にするな!」
「へ?何て?」
「いや、何でもない。」

 こうして、一行はフライゴンに乗り、カノコへ。フライゴンのスピードは速く、振り落とされそうになったが、何とかカノコに着いた。ただし、軽く2時間掛かったが。

「ここが、アララギ研究所だ。」
「おー、大きいんですね!」
「ああ、アララギ博士は、ポケモン学の第一人者だからな。んじゃ、中に入るか。おじゃましまーす!」

 そう言って、研究所の中に入る。

「いらっしゃい!実は、ダークポケモンと言われて、色々資料を探してみたんだけど・・・。オーレ地方にも、同じような事件があったのよ。」
「オーレ?あんまし聞かないな。ただ、野生のポケモンがあまり生息していない事、そして腕利きのトレーナーが集まる、コロシアムが多数あることだけは知ってます。」

 ビャクヤが応えた。

「ええ。で、今回の件を受けて、オーレ総合研究所の所長、クレイン氏にも連絡しておいたわ。偶然、連絡先を知っていたからね。」

 アララギ博士は、またまた古そうな本を取り出した。

「そして、この資料。この写真を見て。」
「黒い・・・・影?赤い瞳・・・。まさか・・・!」
「そう、これこそがダークルギアのオリジナルよ。」
「「「「!!」」」」

 アララギ博士は、ため息をついた。

「そして、今分かっているダークマターとアンチネルという組織も、どうやらオーレで暗躍していた、シャドーと言う組織とは、完全に別物らしいわ。」
「あー、そうですか・・・。」
「とにかく、クレイン氏に連絡したから、もう良いはず・・・。」

 アララギ博士が、コーヒーを少し飲んだ時だった。

「アララギ博士ェー!!」
「へ?もう来たわけ?」

 外から少年の声がする。次の瞬間、墜落音。

「どわぁーい!!」
「ど、どうしたの!?」

 全員、外に出た。見ると、ボーマンダとそれに乗っている少年が、木にぶつかっていた。見ると、縄でボーマンダの背中に縛り付けられている。

「痛た・・・。何でこんな目に・・・。」
「ちょっ、大丈夫ですか!?」

 見ると、ライガよりも年上そうだった。

「ははは・・・。もう大丈夫です。オーレから飛ばすために、ボーマンダには全速で飛んで貰ったんですよ。で、振り落とされないように、俺は自分で自分の体をボーマンダに縛り付けていた訳ですよ。はい。ホント、お騒がせしました。ついでに・・・。」

 少年は間を開けていった。

「この縄、ほどいてくれません?」
「・・・・・・って、アホかぁ----------------------------!!」

 ライガ達が、盛大に突っ込んだ。

(10分後、研究所内)

「いやー、助かりましたよ。所で、自己紹介がまだでしたね。俺の名はリュウト!一応、クレインさんのトコで働いてる、トレーナーです。」
「リュウトさん!?もしかして、オーレトップクラスとも名高いあのリュウトさん!?」
「あはは、大げさだな。」

 アヤに言われ、リュウトは少し、照れて見せた。

「で、本題は?」
「ええ。クレインさんは、またダークポケモンが現れたと聞いて、早速
飛行機でイッシュに向かってる所です。」
「で、敵について分かったことは?」

 ライガが聞いた。

「それが、まだ両組織の情報も掴めていない状態で・・・。」
「成る程、そいつは困ったな。」
「ですが、奴らを誘う方法はあります!」
「「「「「?」」」」」

 リュウトは、1枚のポスターを見せた。

「これ!ナフィア地方で今度、行われる、ポケモンサバイバルチャレンジ!」
「ポケモンサバイバルチャレンジ!?」

 ビャクヤは思わず声を上げた。

「そう!奴らはポケモンをスナッチするために、ここを狙うはずです!
ポケモンサバイバルチャレンジとは、言うなればトレーナーの育成・戦闘・そしてアウトドア知識の両方が試される大会です!」
「そんな大会が?」

 ライガが声を漏らす。

「まぁ行ってみれば分かる!」
「あの、リュウトさん。こんな時にのんきだと思うかも知れませんけど・・・。」

 ライガが、リュウトの前へ出た。

「ん?」
「俺とバトルしてくれませんか!?」
「えっ、まぁ良いけど・・・。手加減はしないぜ?」
「あ、ありがとうございます!!」
「あーあ、また始まった・・・。」

 ツバキがあきれる。ライガがツバキに向かって、言った。

「どっちみち開催は1週間後!まだ大丈夫だ!」
「それじゃあ、審判はこの俺、ツバキが務めよう。」 
 こうして、ライガ対リュウトのバトルが始まった。勝者は、一体!?