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Re: ポケットモンスターBW2 幻のクロスワード ( No.19 )
日時: 2013/01/27 20:23
名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 39RfU1Y2)

バトル8:ヤーコンロード捕獲戦線

 ヒウンシティのポケモンセンター。ここはIPQのメンバー、ライガとミオの拠点となっているし、他のトレーナーにとっても、憩いの場でもある。同じく拠点にしている者、たまたま寄った者、人が集まるのを利用してアンケートを採る者・・・。それぞれにドラマ(?)がある。
ライガは先ほど買った、ヒウンアイスを食べていた。そしてミオはノートパソコンを開き、なにやら調べていた。

「いやぁー、甘いなぁこの味!チャンピオンが、ひいきにしてるってだけはあるぜ!」
「ところでアンタ・・・。チャンピオンが何者か知ってるの?」
「知らねーよ。オレは幻のポケモンを昔っから、追ってたんだ。ポケモンリーグに興味はない。今の標的はただ一つ!」

 ライガはヒウンアイスを全部食べた後に、続けた。

「海の王子、マナフィさ。」
「マナフィ!?存在するかどうかも分かんない状態よ!IPQは、幻のポケモンはもちろん、伝説・準伝説に指定されたポケモンの情報を集めイッシュ地方が今後どうあるべきかを考える組織。その中でも、マナフィは調査を諦めたポケモンよ!」
「だからってオレは諦めない!これだけのマナフィにまつわる伝説があるんだ!」

 そう言って、ライガはバックから資料をガサゴソと取り出した。ミオが驚く。

「ここまで執念深いとは思わなかったわ!私が見たことも無い、伝説も・・・。」
「へへん・・・。どんなもんだい!マナフィは確かに存在・・・。」

 その時、ライガとミオのライブキャスターが鳴った。

「マスタードレイク!何があったんですか!?」
「へ!?この人って・・・・。」

 ライガはマスタードレイクの素顔を初めて見た。

「シャガさん!?ソウリュウシティジムリーダーのシャガさん!?」

 ライブキャスターごしに、マスタードレイク、いやシャガが喋り出す。

「うむ。私こそがソウリュウシティジムリーダー、シャガだ。私とした
事がミスを犯したな。公になるのが嫌だから、いつもは他の団員には覆面で話しているのだが。」
「ミオは知ってたのか!?」
「そうよ。私は、IPQファーストランクの団員よ。知ってて、当然だわ。限られた者にしか、姿を現さないのよ。」
「だから、このライブキャスターごしに話す時は、マスタードレイクと
呼んで欲しい。」
「ああ・・・。で、ご用件は何ですか?」

 シャガは話し始めた。

「早速だが、ヤーコンロードに向かって欲しい。」
「ヤーコンロード!?」
「そうだ。そこに古代ポケモンがいるとの情報が入ってな。しかも、ホウエン地方のポケモンだ。そこで、君達に捕獲を依頼したい。」
「成る程・・・。すぐ向かいます!」

 ヤーコンロード。ホドエモシティジムリーダー、ヤーコンが掘り続けて、1年前開通した洞窟だ。ライガとミオは急いで、入った。が、そこには・・・。

「残念だったな。古代ポケモンを狙っているのは、お前らだけじゃねーんだよ!」
「勝つのはアタシ達、IPQトリプルチーム・プライドよ!」
「さぁ、勝負するんだな!」

 若い男女のトレーナーが3人。しかも同じくIPQのメンバーとは。

「参ったわね・・・。まさか、アンタら3人に出会すなんて・・・。」
「俺達2人だけだけど!?」

 その時だった。

「2対3はフェアじゃないよ?」

 洞窟に聞き覚えのある声が響く。

「何ィ!?」
「フータ!お前、来てくれたのか!」
「ちっ、厄介なヤツに出会したな・・・。」

 フータはこちらに加勢してくれるようだ。

「ライガ、ミオ!行くぞ!」
「OK、行くぜ!」
「アンタが仕切らないでよ!」

 こうして、バトルが始まった。

「行け、リオ!」
「出てきて、ブルンゲル!」
「ドータ。やってしまえ!」

 ライガ達3人はそれぞれのエースを繰り出した。一方、チーム・プライドの面々は、

「フーディン、バトルスタンバイ!」 
「ブーバーン、焼き尽くせ!」
「エレキブル、頼むわ!」

 中々凶悪なポケモンを繰り出す。が、

「リオ、波導弾!」
「フーディン、サイコキネシス!」

 波導弾が競り勝ち、フーディンはダメージを受ける。一方、フータは・・・。

「ドータ、ジャイロボール!」
「エレキブル、雷パンチ!」

 ドータは耐えきり、ジャイロボールを放った。

「エレキブル!」
「極限まで素早さを低くしたドータだからこそ、出来る戦法だ。覚えておけ。」

 そして、ミオは・・・。

「ハイドロポンプ!」
「ブーバーン!!」

 ブーバーンは瀕死になった。相性の点で、楽勝だったのだ。

「リオ、悪の波導!」
「フーディン!」

 リオはフーディンを撃破した。そして、

「ドータ、催眠術!」
「エレキブル!」
「手こずらせやがって・・・。ドータ、ジャイロボール!」

 こうして、勝負が決まった。

「くぅ・・・、お前ら!撤収だ!」
「「お、OK!」」

 チーム・プライドは逃げていった。

「こいつら、口ほどにも無かったな。」
「まあ、準備運動にはなったかな?」
「ところで、フータ。お前も古代ポケモンを?」
「そうだ。古代ポケモンは全部で3体。その内の1体をボクが手に入れても問題ないだろう。これも仕事だ。」

 その頃、地底遺跡・岩山の間。

「レェ・・・ジィ・・・ロォッ・・・ク・・・・!!!」

 氷山の間。

「レジジ・・・レジアイス・・・・!!!」

 鋼鉄の間。

「レ・ジ・ス・チ・ルゥゥゥ!!!!」

 ライガ達を待ち受ける、バトルとは!?次回・・・。激闘!!