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Re: ポケットモンスターBW2 幻のクロスワード ( No.20 )
日時: 2013/01/27 23:39
名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 39RfU1Y2)

バトル9:VSレジロック・レジスチル・レジアイス

 ヤーコンロードを抜けた先にある、地底遺跡。チーム・プライドを撃破したライガ達は、この目的地に辿り着いていた。そこに、人影が。しかし、砂煙でよく見えない。

「またトレーナーか?なぁミオ。」
「アタシに言われても困るわよ!誰ですかぁ?」
「ちっ、やっと来たか!待たせやがって!」

 感じの悪い、低い声が響く。そこに居たのは・・・。

「ホドエモシティジムリーダー、ヤーコンさん!?」
「言い訳は無用だ!散々待たせやがって・・・。と言いたいところだが、今日の所は目をつぶってやる。ここに、3つの扉がある。」
「3つの扉!?壁にしか見えなかった!」
「そうだ。その先に、奴らは確かにいる!」

 ヤーコンはそう言うと、立ち去ろうとした。

「俺は生憎、これからまた仕事が入って居るんでな。じゃあな!精々やられないようにするこった!」

 捨て台詞を吐いて。

「ちきしょー!よし、とっとと古代ポケモン捕らえに行こうぜ!そして、あのヤーコンさんを驚かせてやろうぜ!」
「まて。さっきの捨て台詞・・・。逆に言えば、自分でも敵わなかったから気をつけろ、という解釈も出来るぞ。」
「確かに・・・。もしかしたら、もう自分のポケモンがやられた後だったかも。だって、奴らは確かにいる!って言ってたでしょ?普通なら、奴らはいるかも知れないとか、言うでしょ。」

 ライガは武者震いした。あのヤーコンでも敵わなかった・・・。そう
思えただけで、彼の闘志は燃え上がってきたのだ。

「よっしゃーっ!俺、真ん中の部屋行くぜ!」
「あ、ちょっと・・・。」
「ボクは、右行こう。」
「え?ちょっ待・・・。」

 2つの部屋は、完全に閉ざされてしまった。

「もーっ!結局、アタシがこの部屋!?」

 真ん中の部屋・・・、それは岩山の間。ライガが奥を見渡すと、石像が見えた。

「何だこれ・・・。」

 ランプが7個付いた、変な石像・・・。その時!

「レェ・・・ジィ・・・ロォッ・・・クゥゥゥゥ!!!!!」
「げぇぇぇ!こいつが古代ポケモンか!やべーな・・・。昔、本で見たことあるぞ・・・。こいつは、岩山ポケモン・レジロックだ!行け、リオ!」

 リオに向かってレジロックは早速、岩雪崩(いわなだれ)を使ってきた。

「リオ、波導弾!」

 これを、リオが打ち砕く。しかし・・・。

「レェ・・・ジィ・・・・!」
「馬鹿力(ばかぢから)!?避けろ!」

 しかし、一歩及ばず直撃。レジロックの攻撃と防御は下がるが、リオは瀕死だ。その頃、右の部屋・氷山の間では・・・。

「微妙に温度が低い・・・。何だあの氷像は。」

 フータが氷像に触れたその瞬間・・・!

「レジジ・・・レジアイス!」
「ッ!氷山ポケモン・レジアイスか・・・!だが・・・。カイ!」

 フータは、カイリキーのカイを繰り出す。レジアイスは、冷凍ビームを放つ。カイは自身の特性、ノーガードでまともに食らってしまった。

「カイ、爆裂パンチ!」

 これで、大幅に体力が削られる。一方、左の部屋・鋼鉄の間では・・・。

「何で、最初っから戦闘モードなのよォォォ!!!」

 さっきヤーコンが戦った相手は、この鋼鉄ポケモン・レジスチルだった。

「上等よ・・・、メタモン!」

 メタモンはレジスチルに変身した。そして、電磁砲を放つ。

「レジジジ・・・!スチルルルルッ!」
「メタルクロー!?耐えて!」

 今のメタモンに、あまり効果は無い。

「メタモン、馬鹿力!」

 この一撃で、一気にギリギリまで追い込んだ。

「行け、ダークボール!」

 麻痺状態で、動けなかったのと、ギリギリまで弱っていたのもあって、レジスチルはミオの手中に収められた。その頃、氷山の間。

「ドータ、催眠術!」
「レジッ!?」

 眠らされたレジアイスにフータが、ハイパーボールを投げる。

「・・・良しッ!」

 レジアイスは無事、捕獲完了した。そして、岩山の間・・・・。

「エモン、10万ボルト!」
「レジィィィ!!」

 麻痺状態で動けないレジロックに、ライガがタイマーボールを投げた。

「捕まってくれ・・・!」

 しかし、それも虚しくボールから出てしまう。さらに・・・!

「悪あがき!?」

 悪あがき・・・。ポケモンが、全ての技のPPを使い切ったときに使える技。しかし、自分にもダメージがくる。

「かわせ、エモン!くっそぉぉぉ!!!行け、タイマーボール!」

 ボールは命中し、揺れ始める。1回・・・2回・・・3回・・・!

「入れッ!お願いだ!」

 ポンッ!と音がした。レジロックは無事、捕獲できたのだ。

 ホドエモシティ。

「見直したぜ!まさか、3匹を捕まえるなんてよ!研究で、3日くらい借りるぜ!」
「へへへ・・・。」
「また、何かあったら頼むぜ!」
「「「はいっ!」」」

 こうして、IPQはまた1つ謎を解明したのだった。