二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケットモンスターBW2 幻のクロスワード:オリキャラ募集! ( No.229 )
- 日時: 2013/04/14 17:46
- 名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 39RfU1Y2)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
バトル8:新型スナッチマシン
「てめえら!カラクサタウンを何故襲った!」
「お前達を誘うためさ。それに、ここら一帯を更地にして基地を建設するのさ!次はサンヨウ、その次はシッポウシティ。邪魔な町は全部は破壊しろとの命令さ!」
セカンが不敵な笑みを浮かべる。
「まあいい、とにかく邪魔なトレーナーも、全員っ、消えな!!」
そう叫ぶと、セカンはモンスターボールを投げる。
「ダークニョロボン、出撃!」
現れたのは、おたまポケモンニョロボンだった。
「オーラサーチャー!!」
リュウトのバンダナに付いた機械から、レンズが飛び出る。そして、リュウトは確信したように呟く。
「間違いない・・・ダークポケモンだ!スナッチマシン、機動!」
「スナッチマシン!?ファースも持っていた、ポケモンを人から奪う機械じゃないですか!」
ライガがリュウトに叫ぶ。
「オーレの研究所で開発されたスナッチマシンだ。ただし、ダークポケモン以外はスナッチ(奪う)できないがな。これは、連中によって改造されたダークポケモンを奪い返すための物なんだ。ボールにエネルギーが注入されると、トレーナーが持っているダークポケモンをスナッチ可能になるのさ。」
「へ、へえ・・・。」
リュウトは、左腕のスナッチマシンをライガに見せた。
「ほーう、スナッチマシンか。だが、オレらには勝てねーよ!おいお前ら!手ェ出すんじゃねえぞ!!」
「はっ!かしこまりましたでございますッ!」
セカンが後ろの部下に向かって怒鳴る。
「こいつ・・・!!ニョロボン一体でオレらに勝つつもりか!」
「ライガ。相手はダークポケモンだ!油断するなよ!」
「は、はい!」
ライガは5番道路での戦闘を思い出した。ポケモン2体がかりでやっと倒せた、ダークブーバーン。ビャクヤのナナで不意を突いたことで、
ようやく倒せたポケモンだ。
「りょ、了解ッ!!行け、エモン!」
「頼んだぞ、ボーマンダ!」
ライガはエモン、リュウトはボーマンダを繰り出した。
「こいつらなら、ニョロボンの水技は通用しないぜ!」
「ニョロボンは格闘タイプ。飛行タイプのこいつらならば、有利だ!」
「さーて、どうかな?」
セカンが不敵に笑う。
「エモン、雷!!」
「ボーマンダ、ドラゴンクロー!!」
2体の技がニョロボンに炸裂した・・・はずだった。
「い・・・居ない!?消えやがった!!」
「んなろォ・・・!どこ行った!!」
完全に避けられている。1つの動作で、雷とドラゴンクローを避けたのだ。
「ダークニョロボン、地球投げ!!」
「なっ、ボーマンダ!!」
ボーマンダは尻尾を捕まれ、上空へ投げ飛ばされる。
「そのまま飛び上がって、地面に叩き付けてやりな!!」
ニョロボンは、ボーマンダよりも少し上の位置に飛び上がり、ボーマンダを地面へ叩き付けようと両腕を振り上げる。
「クリムガン、バークアウト!!」
「サザンドラ、アクロバット!!」
クロのサザンドラと、フウリのクリムガンの不意を突いた技がダークニョロボンに炸裂した。
「ナイスアシスト!」
「多人数で攻めれば問題ないわ!」
クロとフウリは、戦闘意欲を見せる。
「やりやがったなァ!!」
セカンが叫ぶ。リュウトがスナッチマシンのエネルギーで満たされたボールを握った。
「スナッチボール!!」
リュウトは、ボールをニョロボンに投げた。ニョロボンはボールの中に吸い込まれる。ところが、ボールは弾け飛んで壊れた。
「ど、どういう事だ!!今までボールが弾け飛んで壊れるなんて無かったぞ!!」
「へへ・・・、こっちもそろそろ、てめーらをいたぶるのに飽きてきたところさ。失せなッ!!ニョロボン、ダークフリーズ!!」
ニョロボンはダークオーラから、とてつもない冷気を放った。
「しまった!ここに居る味方ポケモン、全員氷タイプが弱点だ!!」
「何ィー!?」
「凍れェェェェ!!!」
セカンが口角を上げて叫ぶ。冷気も勢いを増す。・・・まるでトレーナーに同調するように。しかし、次の瞬間、3つの影がニョロボンにぶつかった。
「な、何だ!!」
振り向くと、見覚えのある人影が見えた。そして、3つの影はいずれも、プラスル・マイナン・バシャーモだった。そして、彼らの物であることが分かった。
「水くさいっすよ、ライガさん!」
「私たちもいますから!」
「俺の事も忘れるなよ?」
そこには、ビャクヤ、アヤ、ツバキの姿があった。
「お前ら・・・!」
「ライガさん!これを使ってください!ほんとなら、アララギ博士がお遣いのご褒美に渡すつもりだったらしいですけど・・・。とにかく、これを!」
ビャクヤが投げたのは、1つのスーツケースだった。ライガは急いで開ける。
「こ、これは・・・!!」
それはまさしく、スナッチマシンだった。そして、ポケモンの入ったモンスターボールが1個入っていた。
「えーと、これは・・・。まさか、この状況を打開できる切り札か!?」
しかし、覗くと中身はタマンタだった。
(何でタマンター!?進化前だなオイ!!)
ライガは正直、絶望した。
「おいライガさん、どうしたんすか?もしかして、ハズレだなんて思って・・・。」
「思いっきりハズレだろォー!!」
ライガはビャクヤに向かって突っ込んだ。
「ダメっすよ、ハズレにハズレって言っちゃ・・・。」
「てめーもそう思ってんじゃねーか!!」
ライガはもう一度突っ込んだ。と言うか、そもそもポケモンのことをハズレと言ってはいけない。
「とにかく、あいつ(ニョロボン)をこの新型スナッチマシンでスナッチすれば良いんですよ!」
ライガは、スナッチマシンを腕に取り付けた。ボディは黒に黄色のライン。そして、肩のパッドから、二の腕の部分にコードが繋がっている。つまり、一言で言えば近代的なデザインだ。
「とにかく、今はライガさんと俺、アヤの分しかないですけど、ヤツをとにかくぶっ倒しますよ!」
「ああ!!」
ライガ達VSセカンのバトルに、次回ッ!終止符が打たれる!