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Re: ポケットモンスターBW2 幻のクロスワード:オリキャラ募集! ( No.264 )
日時: 2013/04/22 07:06
名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 39RfU1Y2)

バトル11:VSジョーカーJr

「ほら、奴らが飛んできたぜ。」
「ほーう、のこのこと飛行船で、出てきやがったなァ・・・!」


 イッシュ地方、上空。バトルシップは順調に空路を進んでいた。

「わーお、すげぇ良い景色!」
「しっかしよォ、ビャクヤ。暇じゃないか?」

 リュウトがビャクヤに話しかけてくる。

「リュ、リュウトさん!あ、はい・・・。まあ、暇ですけど・・・。」
「実は、この船にはバトルフィールドが付いているのさ!それ故、バトルシップ。」
「マ、マジですか!!行きます!!」
「俺も行くのだ。」
「アゲハさんもですか!」

 ちゃっかり同席していたアゲハも、乗り気だ。

「んじゃ、行くか!!」
「「おぉー!!」」

 それを横目に、ライガはカイスの実のジュースを飲んでいる。テーブルに座っていて、目の前には後輩のアヤが座っていた。

「で、相談って?」
「え、あ・・・ハイ・・・。ビャクヤの事で・・・。」

 アヤの顔は僅かながら、赤くなっていた。

「で、何なのさ。」
「実は・・・私・・・その・・・ビャクヤの事が・・・。」

 ズゴガァァァァァァーン!!!!!!

「何事だァー!!」

 ライガが慌てて席を立つ。

「どうやら、襲撃のようだよ!」

 クレインさんが、険しい顔をして駆けてきた。

「犯人から、メッセージが送られてきたよ!」
「へ!?」

”俺はライガが許せない。絶対許さない。ライガの身柄を出せ。出さないなら、この船を撃ち落とす。”

「カイスの実を出すから許せと送って下さい。」
「アホかぁー!!」
「半分ね、半分。」
「余計怒られますよ!ドケチですか!」

 アヤが突っ込んだ。

「え?もうメッセージ送っちゃったよ?」
「あんたも天然か、クレインさーん!!」

 すると、こんなメッセージが返ってきた。

”カイスの実!?よこせ!これで和解してやろう。”
「待て待て待て待て!!何でこれで解決するのよ!」
「ははは!俺の作戦、大成功!」
「あんたはぼけただけでしょ!」

 アヤの結論。ライガさんは馬鹿の天然記念物。

「その結論酷くない!?」
「”何て言うと思ったか、バーカ!!”だって。君、誰かに恨まれてるんじゃないの?」
「心当たりありませんし、思い切り罵倒されたし!!」

 すると、再び機体がぐらつく。

「ぐあああああああああああああああ!!!」
「あいつはっ・・・!!!!あれはのばとポケモン、ハトーボー!今の攻撃は、エアカッターだ!上に乗っているのは犯人だ!!恐らく、ダークマターの刺客だろう。」

 クレインは、ズーム画面を見ながら言った。

「あれ?ライガ君は?」
「今、外に繋がるドアを開いて、ビブラーバのナックに乗って外へ行きましたよ!?」
「ああ、今そうしろと言うトコだったんだ。」
「どんな無茶ぶりですか!?」

 
 上空。ナックに乗ったライガは、ダークマターの少年が乗ったハトーボーへ突っ込んでいく。

「お前ェ・・・!!何者だ!!」
「貴様がライガか!!おのれ、父の敵!!ハトーボー、エアスラッシュ!!」
「何のことか・・・・、分かんねえよ!!ナック、破壊光線!」

 ハトーボーは、翼から真空波を放つが、破壊光線に消されてしまう。

「へへ!どんな・・・・もんだ・・・い?」

 そこに、少年の姿は無かった。

「俺の名は、ジョーカーJr・・・。冥土のみやげに、覚えておけ!ハトーボー、電光石火!」

 声が聞こえたと、振り向いた途端、ハトーボーが飛び出してくる。が
寸前で避けた。

「あぶねっ・・・。ジョーカー?まさかお前・・・・!!」
「貴様ァ・・・!!ちょこまかとォ・・・・・!ハトーボー!進化だ!」

 ジョーカーがそう叫ぶと、ハトーボーの体は光り出し、直後、一気に
大きくなった。

「プライドポケモン、ケンホロウか!!しかも、この鮮やかな体色、♂か!そして、お前・・・。まさかあのジョーカーの・・・!」
「あの世へ行けェェェー!!ケンホロウ、催眠術!」
「ああぁ・・・!!ナック、避けろ!」
「へへへ・・・ここで、そのビブラーバが眠れば、こっちのものだ!落ちて、バラバラになれぇー!!」

 催眠術をかろうじて避ける、ナック。

「ちッ・・・。もう一回ッ・・・!!待てよ・・・。ケンホロウ、かまいたち!」

 今度は、圧縮された真空の刃が飛んでくる。かろうじて、ナックは避けることが出来たが、真空の刃はライガを追い続ける。そして、ライガにぶつかった・・・と思うと一気に爆発した。

「ぐあああっ!!!!」
「ははは!圧縮された空気は、物にぶつかると、弾け飛ぶ!どういう事か、分かるな?」
「こいつ・・・。」

 ライガは、前のめりに倒れ、さらに勢いでナックから落ちてしまう。

「ははは!哀れだなあ!せめて、骨は拾っておいてやるよ!下が地面ならな!ギャハハハハハ!!」
「うっ・・・うわあああああああ!!!!」


(落ちるッ!!このままじゃ・・・・!!死ぬ!!)

 どっちみち、ただでは済まされないだろう。

「誰かッ・・・!!」
「キュオオオオーン!!!」

 ナックが、こちらへ急降下してくる。

「ナックッ!!ダメだ・・・。お前のスピードじゃあ・・・!!」

 その時、ナックの体が光り出した。

「・・・!!し、進化ァー!?」
「まさか・・・。この土壇場で・・・!!いかん、ケンホロウ!ヤツを撃ち落とせ!!」

 ケンホロウはエアカッターをはなつ。しかし、間に合わなかった。次の瞬間、ナックの姿は、美しい精霊竜・フライゴンへと進化していた。
そして、音速とも言える速さで、ライガの下へ回り込み、ライガを助けたのである!

「ば、馬鹿なァー!!」
「これが・・・精霊ポケモン、フライゴン・・・。頼むぜッ!!ナック、流星群!」

 ナックは、無数のを流星を呼び出し、ケンホロウの上に落とした。直後、爆音が轟く。

「てめえの親父を救うことができなかった・・・。俺の永遠の呪縛だろう・・・。」
「ふざけるなッ!!」

 なんと、煙が晴れると、ジョーカーは鎧鳥ポケモン、エアームドに乗り換えていたのだ!

「ふざけるなッ!!てめえは絶対許さないぞ!!」
「ジョーカー。今すぐ戻れ。」
「「!!」」

 そこには、ダークマター幹部格、ゼロが火炎ポケモン・ファイヤーに乗っていたのだ。

「あ、あんたは・・・!!」

 ライガが叫ぶ。

「我が名はゼロ。ダークマター幹部と言えば、分かり易いかな?」
「幹部!?なーるほど、よく分かったぜ・・・。お前も悪人か!まあ、顔つきから分かるけど。」
「おい。」

 突如、姿を現した、幹部・ゼロ!彼の目的はいかに!?