二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ポケットモンスターBW2 幻のクロスワード:オリキャラ募集! ( No.267 )
日時: 2013/04/28 07:50
名前: タク ◆9mCc3lFAO6 (ID: 39RfU1Y2)

バトル13:VSプテラ

「よっしゃー!!着いたぜ!ナフィア地方!」

 着陸後、早速バトルシップから降りたライガは、嬉しそうに叫んだ。

「ここ、ナフィア地方はイッシュから派生した地と考えられているんだ。だけど、イッシュにはあまり生息しない、カントーのポケモンや、ホウエンのポケモンもたくさん生息しているのさ!」

 リュウトが解説するも、リュウトの周りには誰もいなかった。

「アレ?もしかして、みんなもう行っちゃった?」

 お察しの通りだ。ライガは、リュウト・アゲハと町巡り、ビャクヤとアヤはサバイバルチャレンジに向けて、野生のポケモンを捕りに行ってしまった。

「そ、そんな・・・。俺、1人?」

 まさしく。すると、後ろからクレインがやってきた。

「まあまあ、心配しないでくれリュウト君。君には仕事の予定がたっぷりあるから。」
「くっ・・・。こんなの嫌だぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


 
 そのころ、ナフィア地方のピスタシティ。ナフィア地方には、大きな町はここしか無い。そのため、ジムもポケモンリーグも存在しないが、
ポケモンサバイバルチャレンジという大イベントと、珍しいポケモンが多数生息していることがウリとなり、観光地となっているのだ。しかし、この町最大のウリは化石市場であり、採掘されたポケモンの化石が売り出されているのである。

「すっげぇー!!ポケモンの化石がいっぱい売ってあるじゃん!」

 ライガが嬉しそうな声を上げる。

「ああ、目移りしてしまうな。」
「ライガ。ツバキ。虫ポケモンの化石は無いのか?」
「「虫好きか!!」」

 2人はアゲハに突っ込む。しかし、直後・・・。

”ひみつのコハク6000円 中に虫っぽいのが入ったコハク。今なら6000円!”

「それっぽいの売ってあったぁー!!」
「おじさーん!!それ買うのだァー!!」

 アゲハは店に向かって真直線に走っていった。

「いい大人なのに、ガキか、あいつは。」

 ライガは白けた目で、その様子を見ていた。

「よし、6000円ね。んじゃ、復元するよー。」

 店のおじさんは、妙な装置を化石にセットした。そのとき。

「あれ、コハクの中身が大きくなってー・・・。」

 ついにコハクを突き破る。現れたのは・・・。

「きょ、恐竜だあああああああ!!虫じゃねえのだあああああ!!!」
「恐竜っていうか、翼竜じゃないか!!」

 ライガが突っ込む。

「いやー、こんなのになるとは、おじさん予想していなかったねえ。」
「黙れよ、おっさん!!ぎゃあああああ!!暴れ出したのだあああ!」

 プテラは暴走して暴れ出す。ライガとツバキはそれを横目に、去ろうとする。

「こっらあああ!見捨てる気かのだあああ!!」
「自分でどうにかしろよ。ったく・・・。」
「くっ仕方あるまい、行けシュバルゴ!!」

 シュバルゴならタイプ相性で、プテラに有利だ。

「シュバルゴ、アイアンヘッド!!」

 シュバルゴの固い頭が、プテラを直撃する。よろめくプテラ。しかし、プテラは尾で地面を叩き始めた。

「地面が揺れる・・・!地ならしなのだ!!気をつけろ!!」

 地面は揺れ始め、足下がすくむ。

「ったく、何でオレらがこんな目に・・・。しゃーねえな、加勢してやるぞアゲハ!」
「いや、良い!俺1人で手に入れるのだ!!シュバルゴ、アイアンヘッド!」
 再び、シュバルゴのアイアンヘッドが炸裂する。腹に直撃したが、堪えていないようだ。すると、プテラはストーンエッジを放ってきたでは無いか!
しかも、岩の刃がシュバルゴに次々と迫ってくる!だが、アゲハはにやりと笑みを浮かべた。

「シュバルゴ、カウンター!!」

 シュバルゴは、今受けたダメージをすべて槍に込め、プテラに突き立てた。プテラは地面に落ちる。

「行け、モンスターボール!!」

 プテラにこつんとボールが当たり、プテラはボールへ吸い込まれた。
しばらくして、ポン!と音がした。

「や、やったのだぁー!!」
「あーあー、良かったねー、んじゃ行こう。」
「反応、薄ッ!?」



 そのころ、ピスタシティ周辺の林。ここでは、ビャクヤとアヤがポケモンをゲットするため、探索を続けていた。

「さーて、ポケモンはどこにいるんだ?」
「平気で罠を仕掛ける、あなたには寄ってこないわよ。」
「んだとこらぁー!!」

 そのとき、1つ後の草むらに足を踏み入れたときだった。

「や、野生のマンキーだ!!(当てずっぽう。)」
「ええっ、違うんじゃない!?バルキーよね!?名前を間違われて、今にも怒り出しそうなんだけど!!」

 まさしくそこに居座っていたのは、けんかポケモン・バルキーだった。しかし、今にも怒り出しそうである。あわててビャクヤはナナを繰り出した。

「何でも良い!行け、ナナ!電磁波!!」

 ナナは、弱い電流をバルキーに流し込み、バルキーを麻痺させた。

「おっし!!ナナ、切り札!!」

 ナナはエネルギーを具現化したカードを、バルキーに投げつけた。バルキーは、いよいよ怒り(最初から怒っているが。)体当たりを繰り出す!しかし、麻痺状態のせいで動けない。

「頼んだぜ、モンスターボール!!」

 ビャクヤはモンスターボールを投げた。モンスターボールにバルキーは吸い込まれ、そのままゲットされた。

「しゃあっ!バルキー、ゲット!」
「はぁ、一時はどうなることやらと思ったけど・・・。」

 と、アヤが何気なく木の上を見たとたん・・・・。

「きゃー!!かわいいー!!野生のミノムッチじゃなーい!!」

 そこには、木にぶら下がって寝ている、みのむしポケモン・ミノムッチだった。気づかれていないようだったので、アヤはボールを投げる。
そして、驚くほどあっさり捕まった。

「やったー!!ミノムッチゲット!!」
「ねぇ・・・。アナタ達・・・。」
「「?」」

 なんだと思って、後ろを振り向く2人。そこには、青髪にツインテールの少女がいた。ライガと同じ年頃か。

「どうしたんすか?」
「あの、突然で悪いんだけど、ライガっていう人を知らないかな?」

 突如現れたこの少女・・・。まさか!?その正体は、次回のお楽しみだ!