二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケットモンスターBW2 幻のクロスワード ( No.27 )
- 日時: 2013/02/05 20:34
- 名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 39RfU1Y2)
バトル11:襲撃
電気石の洞窟。ライガも何度か立ち寄った事があるが、余り好きな場所では無い。バチュルがしょっちゅう出てくるし、特性:頑丈で一撃では倒れないガントルがうろうろ徘徊しているのだ。特にガントルはライガが一番嫌いなポケモンだった。間違いなくストレスが溜まるのだ。
「良いなオレ、ガントルと遭遇したら絶対逃げるんだ!戦うな!」
そうライガが自分に呼びかける程だ。よほど毛嫌いしているのだろうが、現実そう甘くは無い。案の定ガントルと遭遇し、逃走を試みるも、追いつかれてしまう。最近、電気石の洞窟のポケモンのレベルが上がっていると言うのが納得できる。
「くっそぉーっ!リオ、波導弾!」
しかし、一撃では倒れない。特性・頑丈のせいだ。実質、技のPPを2倍減らされるような物である。
「リオ、波導弾!」
今度は倒れた。ライガはようやく先に進む事が出来た。スプレーを振っても、向こうの方がレベルが高いのでポケモンに遭遇してしまう。その時だった。耳をつんざくような爆音。ポケモン達が驚き、洞窟の方に
逃げていく。
「何があったんだ!?」
「全く、馬鹿騒ぎがあったと思ったら・・・。」
「フータ!ヤーコンロード以来だな!」
博識なイメージを持たせる少年、フータだ。彼とは一度、ガブリアスを巡るバトルになり、勝利している。その後、ヤーコンロードでは味方としてトリプルチーム・プライドとの勝負に協力してくれたのだ。
「けっ、だから洞窟は嫌いなんだ!特にここはな!」
「ライガ、洞窟を毛嫌いするのは個人の自由だが、誰がこんな事を・・・。」
洞窟の岩は破壊され、元の形を保っていなかった。そして、土煙から現れたのは、見知らぬ格好の男達だった。
「ちっ、洞窟を破壊しても何も出てこない。」
「結局、嘘だったんだよ幻のクロスワードなんて。」
ライガとフータはとっさに隠れる。
「こいつら・・・。セキュリティー・イッシュの連中じゃないのか?ただ、制服が違うんだが・・・。前に顔を見たことがあるぞ。」
「セキュリティー・イッシュ?確か、イッシュ地方の治安監視組織だよな。にしても幻のクロスワードって・・・。」
「おい、そこ!誰か居るのか!?」
「「!!」」
まずい、ばれた。ライガとフータはポケモンを構え、岩陰から出てきた。
「セキュリティー・イッシュがここで何をしているんだ?」
フータが冷たく2人の男に言い放つ。
「げっ、IPQ!!」
男はIPQを知っているようだ。
「仕方ねぇ、やっちまおーぜ!!アニキ!」
セキュリティー・イッシュの2人はハブネークとザングースを繰り出した。ライガとフータもポケモンを
繰り出す。
「行け、ドータ!・・・まさかライガ。2度も貴様に、手を貸すことになるとはな・・・。」
「違うな!オレがお前に手ェ貸してるんだよ!出てこいリオ!」
「貴様ァ・・・!誰に向かって言ってるんだ!?」
しかし、いがみ合いながらもライガとフータは、互いの実力を認め合っていた。ただ、相手のコンビも1筋縄では行かなさそうだ。ライガのリオと、フータの
ドータ。戦闘スタイルも真逆の2人と2体が、勝てるのか!?