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Re: ポケットモンスターBW2 幻のクロスワード ( No.28 )
日時: 2013/02/05 20:53
名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 39RfU1Y2)

バトル12:合体技VS合体技

「リオ、はっけい!」
「ドータ、サイコショック!」
「ザングース、かわせ!」

 ザングースはぎりぎりサイコショックを受け流し、

「ハブネーク、蛇睨み!」
「リオッ!?」

 ハブネークはリオを麻痺状態にしてしまった。しかし、ザングースは苦しそうだ。

「へへへ・・・。どくどく玉の効果でオレのザングースは、毒状態だ。しかし見てろ!」
「!?何をするつもりだ!!」

 フータが叫ぶ。標的はドータだ。

「炎のパンチ!!」
「ドータ!!受け止めろ!!」

 受け止めるも、ドータは大ダメージを受けてしまった。

「何故だ!?効果抜群とはいえ、ここまで威力が高いのか!?」
「ザングースの特性:毒暴走!毒状態だと、物理技の威力が上がる!」

 ここまで計算していたのかと、フータは怯む。しかし、突破口を開くしかない。ライガがリオに指示を出す。ところが・・・・。

「リオ、ハブネークに波導弾!」
「ハブネーク、地震!」

 地震の効果で、リオは大ダメージを受けてしまう。しかし、ドータのダメージは特性:浮遊で0。

「さぁ、これで決めるぜ!ハブネーク、ザングースにヘドロ爆弾!」

 ザングースの体が、毒に包まれる。

「ザングース、合体技・ポイズンタックル!!」
「合体技!?」

 しかし、リオには効いていない。ライガは呆れて笑い出した。フータもだ。男が叫ぶ。

「何でだぁ!?何で効かないんだ!?」
「当然だ。その技、毒タイプだろ?鋼タイプに、毒タイプの技は0ダメージ!!効果はない!!」
「・・・・・・!」

 こいつらは、タイプ相性すら覚え切れてないのかと、ライガとフータは呆れる。

「しゃーねーな、フータ!こっちも合体技を使おうぜ!」
「ちょっと待て、何をすればいい!?」

 フータが慌てる。ライガが、フータに言った。
「ドータへ、普通にジャイロボール出すよう指示すればいい。」
「分かった。ドータ、ジャイロボール!!」
 ドータが回転し始めた。ライガが、リオに技の指示をする。

「今だリオ!神速で、ドータの回転を速くしろ!」

 回転したドータを、リオが神速で打ち出す。回転が掛かり、ロケットのようにドータが飛び出す。フータが絶叫した。

「ドータァァァ!!!こんなの、人間大砲じゃなくドータクン大砲だ!!」」

 しかし、ドータは止まらない。回転したままハブネークに突っ込む。

「あわわわわ!!避けろハブネーク!」
「無駄だ!!これが合体技、ジャイロブレイカーだ!
行けェェェ!!!」

 これは効いた。ハブネークにドータがめり込む。

「ハブネーク!!」

 1人目は撃破した。フータが、ライガに詰め寄る。

「ふざけるな!誰がドータを打ち出せと・・・。」
「まあまあ、だけどこれはドータの耐久力を計算して
やった事だ。ホラ。」

 ドータは、表面にキズが出来ただけで、無傷だ。

「成る程・・・。回転していることで、ドータには無傷なのか。ならば、こんどはボクから仕掛けさせて貰う。ドータがサイコショックを撃つのと同時に、波導弾を撃て。」
「OK!やってやらぁ!」
 ライガはニッと笑い、リオに波導弾を撃つ準備をしろと言った。しかし、相手のザングースが突撃してくる。

「今だドータ!サイコショック!」
「リオ、波導弾!!」
「な、何だァァ!!ザングース!!」

 2つの技が合わさり、超絶ダメージを作り上げる。
ライガとフータが叫んだ。

「「喰らえ合体技、月影の波導!!」」

 超の力と闘の波導が合わさり、月の光のような波導が起こる。

「ザ、ザングース!!」
「よしっ!!」

 ザングースをKOし、セキュリティー・イッシュの男達の戦える手持ちは無くなった。

「くっ、ここはひとまず退散だ!!」
「ああ、どうせアレは無かったからな!行こーぜアニキ!うりゃっ!!」
「・・・!煙玉!!」
「ゲホッ、ゲホッ・・・。」

 煙が晴れた時にはもう、2人の姿は無かった。
フータが呟いた。
「ライガ、あいつらは何が目的なんだ!?」
「ああ、幻のクロスワードか・・・。謎だな・・・・。」

 ライガとフータは電気石の洞窟を進む。しかし、セキュリティー・イッシュは何が目的なのか!?幻のクロスワードとは!?次回、再び強襲!!