二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケットモンスターBW2 幻のクロスワード ( No.32 )
- 日時: 2013/02/07 20:00
- 名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 39RfU1Y2)
バトル13:フキヨセに迫る危機(前篇)
フキヨセシティ。電気石の洞窟を抜ければ、すぐそこにある町。ミオはライガとフータよりも先に、立ち寄っていた。しかし、待ち合わせの
場所にライガは居ない。ミオはぼやく。
「ここで待ち合わせなんだけど、ライガとフータは、まだ来ないなぁ・・・。」
(2日前、レジスチル、レジアイス、レジロックをヤーコンに渡した後、ポケモンセンターにて。)
ミオは、ホドエモジムをライガ、フータと一緒に出た後、ライガに言った。
「アタシは、セッカシティに用があるわ。だからここで、いったん別れることになるわ。だけど、ライガとフータには、すぐにフキヨセシティに行って欲しいのだけど・・・。」
「またまた何故?」
ライガが言った。ミオは答える。
「アララギ博士から、直々に渡したい物があるって。丁度今、フキヨセに滞在しているからね、直接フキヨセに来て欲しいとのことだわ。電気石の洞窟は長いから、丁度同じ日に着くと思うの。」
「ボクはもう少し、ここにいることにする。大丈夫。電気石の洞窟は攻略した事があるから、すぐに追いつくはずだ。」
ライガは納得し、
「それじゃあ、フキヨセで会おうな!」
と言い、去ってしまった。
「じゃあ、アタシもセッカに行くわね、チルタリス!」
ミオは外に出て、チルタリスを繰り出した。そして、チルタリスに乗り、フータに手を振って飛んでいってしまった。
「さて、ボクはアレを引き取りに行くかな。」
フータの行き先は、パソコンだった。
(回想終了)
すると、アララギ博士が現れた。重そうなスーツケースを持っている
。そしてミオに話しかけてきた。
「ハーイ、ミオちゃん!」
「アララギ博士!お久しぶりです!」
ミオも元気よく答えた。アララギ博士は、やはりライガ達が居ないの
を気にしていたが、ミオから、もうじき来ると言われ、安心して話を始めた。
「実はこの中には、ある超レアアイテムが入っているのよ!」
「え!?何ですか!!」
ミオは素っ頓狂な声を上げた。アララギ博士が続ける。
「実はこの間、この近くの電気石の洞窟を作業員達が掘っていたら、出てきたらしいのよ!」
「ホントですか!?見せてください!」
ミオがスーツケースを貰おうとした瞬間・・・・。
「見付けたのだ!」
「!!」
上空から声がした。見上げると、メガヤンマに掴まった青年だった。
外見は、左目の上と右胸から脇腹にかけて、大きい蝶のタトゥーを入れており、鋭い目つきに若干やせ形の体格だ。20歳ほどか。青年が続ける。
「全く、電気石の洞窟を隈無く探したのに見つからなかったと言う報告が来たときには、冷や冷やしたのだ。」
ミオが青年に向かって、話しかける。
「アンタは何者よ!そして何が目的よ!」
青年は、メガヤンマの足を離して、答えた。
「俺の名前はアゲハ。セキュリティー・イッシュ4幹部の内の一人なのだ。」
「そのセキュリティー・イッシュが、何の用よ!」
ミオが威勢良く問いかける。しかし、答える気配は無い。その時!アゲハが、メガヤンマに何か話しかけると、メガヤンマがアララギ博士に
向かって飛んできた!博士が悲鳴を上げる。ミオが自分のモンスターボールに手を掛けたが、もう遅い。そのまま、メガヤンマがスーツケースを引ったくろうとする。
「これだけは渡さない!」
と博士が伏せた時、メガヤンマは突如電撃に当たり、倒れた。博士と
ミオがその方向を見ると、あっと声が漏れた。そこに居たのは・・・。
「セキュリティー・イッシュ!これ以上の横暴は許さないぞ!」
ライガだった。ライガがそう言うと、エモンもアゲハを睨み付ける。
するとミオがライガに駆け寄って行く。凄まじい形相だが。
「ちょっと、ライガ!あんた、遅いわよ!」
「わりー、わりー、ちょっとな。」
すると洞窟から、フータも出てきた。彼の相棒、ドータも一緒だ。
「セキュリティー・イッシュか?貴様らの横暴は放っては置けない。」
するとアゲハは、モンスターボールを投げた。しかも2つだ。
「ビークイン、ヘラクロス・・・・。やってしまうのだッ!!」
遂に現れた敵の幹部。アゲハの実力は!?