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Re: ポケットモンスターBW2 幻のクロスワード ( No.35 )
日時: 2013/02/10 22:48
名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 39RfU1Y2)

バトル14:フキヨセに迫る危機(後篇)

「ビークイン、ヘラクロス・・・!やってしまうのだッ!!」

 セキュリティー・イッシュの4幹部の1人、アゲハ。彼は突如、このフキヨセシティに現れ、アララギ博士とミオを襲撃。目的は、アララギ博士の持つ、スーツケース内のレアアイテムだ!そこに現れたのはIPQのライガとフータ!アゲハのレアアイテムの強奪を阻止し、今ッ!対峙していたのだ!アゲハは、ビークインとヘラクロスを繰り出した。

「虫タイプか・・・。俺、ハチが嫌いなんだよなぁ・・・。」

 ライガはハチが苦手らしい。しかし、フータはスルーして、

「ドータ、ヘラクロスにサイコショック!」

 と言った。ライガが憤慨する。

「無視はねーだろ!?無視は!!」
「うるさい。ボクもハチは嫌いだ。だからボクはヘラクロスをやる。貴様はビークインを倒せ。ミオはアララギ博士を安全な所へ。」
「分かったわ!じゃあ博士!」
「OK!行きましょう!」

 ライガの怒りが、ぐーんと上がった。

「いやがらせか!?オレもハチが嫌いなんだよ!あの羽音!虫酸が走るんだよ!!」

 そうこうしているうちに、ビークインが飛んでくる。ライガはすかさずエモンに指示を出す。

「エモン、10万ボルト!」
「ビークイン、パワージェムなのだ。」
「げっ、パワージェム!?」

 パワージェムはエモンに対し、効果抜群の岩タイプの技だ。超能力で
精製した岩を、コントロールして飛ばす技だ。

「エモン!10万ボルトは中止!」
「ふん、今更遅いのだ!」

 岩が飛んできた。ビークインが超能力で、操作しているのだ。

「エモン、フラッシュ!」
「!?」

 一瞬、強い光がビークインを襲った。ライガとアゲハはとっさに目を覆う。しかし、ビークインはまともに食らってしまった。

「ビークイン!」
「目が潰れたらパワージェムは撃てないだろ?狙ったところに撃てないからなッ!」
「・・・・!!」

 ビークインは潰れた目で、岩を撃とうとするが・・・。

「バカッ!撃つなのだ!」

 時既に遅し。岩は全て外れてしまった。

「ぐぅ・・・!!ヘラクロス!!ドータクンはあきらめるのだ!こっちに加勢するのだ!」

 フータが叫ぶ。

「逃がすか!ドータ、通せんぼう!」

 ドータはヘラクロスの行き先を塞ぐ。これではヘラクロスは逃げられない。

「ヘラクロス、飛んで逃げるのだ!」
「させるかよ!ドータ、サイコショック!」

 サイコショックが決まり、ヘラクロスは倒れた。ライガが言った。

「諦めろ。とっとと退け!」
「フン、ビークイン、攻撃指令!」

 ビークインの体の下から、小型のハチが大量に現れた。ビークインの
子分だ。

「ぎゃあああ!!ハチ嫌ーッ!!」

 ライガが絶叫する。その時、一匹が・・・。

 プスン

「・・・ぎゃあああ!!!痛い痛い!!!」

 ライガの腕を刺した。その直後、ライガに異変が起こる。

「ぐ、ぐあああああ!く、苦しい・・・!!」
「ライガ!?」
「ふはははははは!!どうやら、ハチ毒の症状が出現したらしいなのだ!」
「こいつ・・・!」

 フータが、怒りの形相でアゲハを睨み付ける。その時だった。アゲハのライブキャスターが鳴りだした。アゲハが応える。

「もしもし?”カシワ”。何のようだ?何?すぐに帰れだと!?分かったのだ。」

 通話が終わった。アゲハは、ビークインを手招きすると、

「急用だ。今回は見逃してやるのだ。」
「くっ、くそっ!!」
「さらばなのだ!」

 そう言って、アゲハは去っていった。

「ぐ、ぐああああああ!!!」
「ライガッ!!まずい・・・。とりあえず、ポケモンセンターに!」

 毒に蝕まれるライガの体・・・。ライガの運命はいかに!?