二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケットモンスターBW2 幻のクロスワード:オリキャラ募集! ( No.42 )
- 日時: 2013/02/12 21:21
- 名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 39RfU1Y2)
バトル15:ギリギリの生還
「ぐぐ・・・。」
ポケモンセンターにて。ライガ達は、見事アゲハを撃退することに成功した。しかし、アゲハのビークインの手下による攻撃で、ライガの体は毒に蝕まれてしまう!
「フータ君、どうするの、ライガ君が・・・。」
「アララギ博士!ちゃんと、毒消しを使って居るんですが・・・。」
フータが一瞬唸った。何かを思い出したようだ。
「ビークインの手下による毒は、本来なら通常の毒消しで消せるはずです。本来ならしかし、この症状は、人工的に調整された物。それをビークインの手下に与えたのでしょう。”何でも治し”も効きません。」
「セキュリティー・イッシュならやりかねないわね・・・。」
ミオも納得したようだ。しかし、このままではライガは死んでしまうだろう。だが、フータが付け加えた。
「ですが、この毒を分解する方法が1つだけあります。それは、ガバイトの鱗を使うことです。あれは、どんな病気にも効果を発揮する。それなら効くはずです。」
ミオがフータに聞いた。
「進化系のガブリアスじゃ、ダメなの?アンタ持ってたじゃない。ウェーブ島で手に入れた・・・。」
「ミオ、生憎ガブリアスでは効果がないんだ。」
「普通に使うのならね。」
「「え?」」
アララギ博士は続けた。
「ガブリアスの鱗で代用することは、不可能じゃない。ただし、それには”退化の石”という道具が必要なの。」
「退化の石!?」
フータが叫ぶ。アララギ博士は続けた。
「それを使うことで、ポケモンの細胞の一部を退化させることが可能なの。ただし、効果範囲は狭く、ポケモン自体を退化させることは不可能
よ。」
「でも鱗一枚なら・・・。」
「ええ、充分よ!」
「話は聞かせて貰ったぜ!!」
「「「!!」」」
次の瞬間、天井に穴が開く。そこには、黒ずくめの服装の男が居た。
フータが怒鳴る。
「セキュリティー・イッシュか!?」
「そうだ。オレは、4幹部アゲハ親衛隊隊長、カゲロウだ。貴様ら、”ガバイトの鱗”が欲しいと言ったな。」
「何のことだ?」
「しらばっくれても無駄だ。ちゃーんと聞こえてたんだからさぁ。なぁ
取引しないか?」
「取引だと?」
フータは、汚らわしいとばかりにカゲロウを見る。
「乗るわけがないだろう。」
「まあ、そのスーツケースとこれを交換するだけさ。」
「それは・・・!」
まさしく退化の石だった。
「青白い・・・。まさしく本物よ!」
「さーて、それをよここしな!」
「分かった。・・・ホラよ。」
フータは、スーツケースを投げる降りをして・・・。
「ドータ、サイコショック!!」
「へっ、そう来ないとな!行け、ヤンヤンマ!」
ヤンヤンマは、銀色の風で応戦する。サイコショックは掻き消され、
ドータはダメージを受けた。さらにヤンヤンマが追撃する。
「ソニックブーム!!」
「ぐっ、ドータ!!」
ソニックブームは、固定ダメージを与える技だ。
「ドータ、ジャイロボール!!」
「無駄だ!!ヤンヤンマ、シザークロス!!」
2つの物理技がぶつかり合う。しかし競り勝ったのは・・・。
「ああ、ヤンヤンマ!!」
「よしっ、ドータ!!」
ドータだった。カゲロウが口を開く。
「まあ良い。お前らの事、少しは認めてやろう。ホラ、退化の石。」
「わっ!!ととと・・・。」
退化の石を投げたカゲロウは、そのまま去っていった。フータが呟いた。
「あの人・・・。いい人だったのか?」
「とにかく、ガブリアスの鱗を!!出てこい、ガブリアス!ちょっと鱗をもらうぞ。良いな?」
ガブリアスはうなずいた。10分後・・・。アララギ博士が、ガブリアスの鱗に退化の石をかざすと・・・。
「あ、水色になった!」
「大成功よ!早くこれを煎じて飲ませなきゃ!」
倒れているライガに、ミオが駆け寄る。
「ライガ、起きて!」
「わりぃミオ・・・。オレもう・・・。」
「何言ってんの!!ほら、これ飲んで!!」
「へ?・・・・・・苦ぁぁぁーっ!!!何これ、ペッペッ!!」
20分後、ようやく落ち着いたライガに、3人は訳を話した。
「なーるほど。ありがとな!もう元気ピンピンだ!」
「いや、カゲロウさんに言ってくれ。どうやら、セキュリティー・イッシュと言っても、完全な悪では無いらしいな。」
「ああ!!」
「ところでー・・・・。」
アララギ博士が口を挟んだ。
「これ、開けても良いかしら?」
「あ、ハイ!!でも中身は・・・?」
ライガが聞いた。
「これはね、ジャーン!」
「あ!!」
黒い、石版だった。しかし、何かがはめ込める。
「これって・・・。」
「これは、”幻のクロスワード”と言って、古代人のパズルよ。」
「だが、これを何でセキュリティー・イッシュが・・・。」
フータが疑問に思う。
「フータ君、それは分からないの。でも、この石版の文字は既に解読できているわ。これは、雷のワードというアイテムが、今のライモンシティにあると言うことを示しているの。そこでIPQに依頼するわ。幻のクロスワードの謎を、解明してちょうだい!」
これで3人の、次の目標は決まった。ライガが叫ぶ。
「よーし、目的はライモンシティだ!」
「「おーっ!!」」
ついに明らかになった、幻のクロスワード。そして、石版の示すアイテム・雷のワードはライモンシティにあるらしい・・・。さあ、冒険の
幕開けだ!!