二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケットモンスターBW2 幻のクロスワード:オリキャラ募集! ( No.51 )
- 日時: 2013/02/25 13:39
- 名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 39RfU1Y2)
バトル21:覚悟
「・・・何故だ。」
フータの顔には動揺が表れていた。しかし、あくまでも平静を保っていた。
「今のオレじゃ、セキュリティー・イッシュには遠く及ばない・・・。
それに、たった1体の手持ちじゃ、お前らの足をひっぱっちまいそうだろ。」
ライガは昨日の夜悩んだ末、新たな戦力を手に入れるため、そして強くなるため、一度IPQを離れることを決意した。
「そうか・・・。」
フータは呟いた。その時、ライブキャスターが鳴った。マスタードレイク(シャガ)からだ。ライガが出た。
「あ、マスタードレイク!何でしょうか?」
『実は、君達が向かう前に、その派遣したメンバーが、暴れポケモンを
討伐してしまったのだ。惜しかったな。』
「1人で!?」
フータは驚いた。おそらく、シホと同レベル・・・。いや、それ以上の実力を持つのだろう。
「はい。・・・実は、IPQを一旦離脱したいと思うのですが。」
今の言葉に、ドレイクは眉間にしわを寄せた。だが、理由を悟ったらしく、落ち着いて、「そうか。」と言ったきりだった。
『強くなれ。その時はまた、メンバーに認定しよう。』
「はい!」
こうして、通話は切れた。フータが言った。
「ライガ。ミオには?」
「ああ、言わないでおいてやれ。もう、今から目的地は決まって居るんだ。すぐに出る。船でな。」
「ああ、行ってこい!」
「ついでに、ワード探しも兼ねておくぜ。あれはオレも興味があるんでな。」
こうしてライガの一人旅が始まる。強くなるため。そして、仲間を取り戻すため・・・・。
「ちょっと待ちなさい!!」
「げっ、この声は・・・!」
ドアの向こうから聞こえる声は、まさしくミオだった。恐らく立ち聞きしていたのだろう。仕方なく、開けてやった。
「全く・・・。無茶も良い所よ!止めても無駄なんでしょ?」
「まあね。このサザナミタウンで、もう一回旅立つなんて、思ってもなかったな。」
「絶対、帰ってきなさいよ!アンタが居ないと、ダブルバトルで火力が足らないから。」
「ボクじゃだめなのか!?」
そして、サザナミ港・・・。この1年で港が出来た
サザナミタウン。ついに、一人旅が始まる。客船に乗り込むライガは、見送りのフータとミオを見る。こうして旅が始まった。ワード集めと、強化修行。少年ライガは今、発つ!!