二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケットモンスターBW2 幻のクロスワード:オリキャラ募集! ( No.73 )
- 日時: 2013/03/01 19:13
- 名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 39RfU1Y2)
バトル28:変化
超能力で出来た刃が、ヒヒに向かって飛んでいく。ヒヒにぶつかったと思うと、爆音が轟き、土煙が舞った。
「他愛もない。一発で終わりだ。」
「何発で終わりだって?」
土煙の奥から、ライガの声がした。ラウルは、ライガが負け惜しみを言っているのかと思ったが、土煙が晴れた途端、答えが分かった。
「ヒヒ、フレアドライブ!!」
「何ィ!?」
何と無傷。いや、それどころか、こちらにフレアドライブで突っ込んでくる。
「舐めたマネを・・・!エルレイド、影分身!!」
エルレイドは高速で動き回り、残像を利用して避けた。
「へへっ、ヒヒの耐久力はそこらのヒヒダルマとは違うんだよ!さすがにサイコカッターを受けたときは、ヒヤヒヤしたけどな!」
「ふん、ならばインファイト!!」
エルレイドが防御を捨てて、ヒヒに襲いかかる。
「ヒヒ、近づいたところをアームハンマー!」
「エルレイド!かわせ!」
しかし、エルレイドの腕にはうっすらと傷が出来ている。
「いい加減にくたばってくれ。サイコカッター!」
「へっ、それはこっちのセリフだ!ヒヒ、フレアドライブ!」
ヒヒは再び炎を身にまとい、エルレイドに突撃した。何と、サイコカッターをもはじく勢いだ。
「怯むな!連続でサイコカッター!」
「へっ、効かないぜ!ヒヒ、直前でサイコキネシス!」
「何だとぉー!?」
ぶつかる一歩手前で、ヒヒが超能力を使用し、エルレイドの体を固定する。
「なっ!!避けろ!!」
「喰らいやがれ!必殺のフレアドライブ!!」
エルレイドは、諸に喰らい、倒れた。ラウルが呟く。
「あり得ない・・・。この僕がいきなり・・・!しかも、エルレイドは
僅かながら楽しそうだった・・・。成る程、君を甘く見ていたようだ。
行くよ、キュウコン!」
「へっ、そう来ないとな!ヒヒ、サイコキネシス!!」
ヒヒは、いきなりサイコキネシスを使う。恐らく、短期決戦に持ち込むつもりだ。しかし、ラウルも負けてはいない。
「祟り目で打ち消せ!」
何とか相打ちに持ち込むつもりだったのか。
「げっ、あいつあんな技をッ・・・て怯んでられるか!ヒヒ、アームハンマー!」
「こいつの素早さはエルレイドに見劣りしない。避けろ。そして、火炎放射!」
キュウコンの口から、強力な炎が放たれる。効果は今ひとつのはずなのに、何故か威力が強い。
「ん・・・、暑いな・・・。そうか!!キュウコンの特性は・・・!」
「日照りだ。今更気付いたか。」
この天気では、炎タイプの技の威力が上がり、水タイプの技の威力が
下がる。しかし、逆に言えば、ヒヒも同じように炎タイプの技の威力が上がる。その頃、四幹部ガートは、シャガと対峙していた。
「おやおやこれは、IPQ総裁、マスタードレイク。」
「お前達は何を企んでいる?これは単なる噂だが、お前達が人間を使った生体実験を行っていると言うことだ。」
「言いがかりはよしましょう。ならば、ポケモンバトルで決めません?
あなたが勝てば、我々ガート工作部隊は立ち去る。私が勝てば、あなた達が立ち去る。これでどうでしょう?」
「いずれ戦うことになる。それまでお預けだ。」
「本当に?」
ガートは不敵な笑みを浮かべる。
「あなたの大切な孫・・・。アイリス様がどうなっても良いと?」
「何ッ!?」
シャガの顔色が急に変わった。
「ポケモンリーグは既に我々の監視下・・・。こちらの方が勢力は圧倒的・・・。もしあなたがここで戦わないというなら・・・。」
「ふざけるな!!」
「そうですよね・・・。血が繋がっていないとはいえ、アイリス様は大事な孫・・・。ここで自分の意地の為に、切り捨てるなど、あり得ない
のですよ・・・。」
シャガは遂にモンスターボールを取り出した。
「ぐっ・・・、汚いぞ!」
「何とでも言いなさい。ふふふ・・・。勝負は1対1のシングルバトル
で。良いでしょう。」
「上等だ・・・!オノノクス!」
シャガはオノノクスを繰り出した。
「やってしまいなさい。ゲノセクト!!」
「!!」
そこに現れたのは、古生代ポケモン・ゲノセクトだった。
「ここに今いるのは、かつてプラズマ団が復元・改造したポケモンです
よ。あなたがゲノセクトに勝てるなど、100%不可能!!」
遂に両者が激突!勝負の行方は!?