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Re: ポケットモンスターBW2 幻のクロスワード:オリキャラ募集! ( No.79 )
日時: 2013/03/02 14:32
名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 39RfU1Y2)

バトル29:究極のゲノセクト

「チルタリス、ゴッドバード!!」

 ミオ達は、沢山いるしたっぱ達と戦っていた。また、シホも戦線に加わっている。

「エンブオー、ソーラービーム!!」

 エンブオーの放ったソーラービームは、何故か溜める時間無しで撃てた。上を見上げると、靄こそ掛かっているが、天気は晴天だ。

「誰かが天気を変えた・・・。そう考えた方が妥当ね・・・。」

 しかし、倒しても倒してもきりがない。

「ドータッ!!ヘヴィボンバー!!」

 ドータのヘヴィボンバーが、したっぱのガマガルとドクロッグに炸裂
した。さらに別方向では、レイが戦っている。

「ゴウカッ、フレアドライブ!!」

 炎を身にまとったゴウカが、したっぱのポケモンに襲いかかる。数秒も経たないうちに、したっぱのポケモン達は、山積みになっていた。たくさんの意味で恐ろしい。そのころ、シャガはガートと激突していた。

「ゲノセクト、マグネットボム!」
「オノノクス!」

 磁力で、オノノクスの体に大量の砲弾が吸い付く。そして、爆発した。

「・・・・ッ!!オノノクス、立てるか?」
「ふふ・・・。ドラゴンタイプの技は、鋼・虫タイプのゲノセクトには
通用しない!!攻防、全ての面でゲノセクトが有利ですよ!」
「ならば・・・オノノクス、岩砕き!」

 牙の手痛い一撃がゲノセクトに刺さる。が、そこは虫タイプ。等倍のダメージで抑えた。

「こんな弱い攻撃で・・・!ゲノセクト!テクノバスターッ!!」
「・・・!?」

 ゲノセクトは砲台から、白の光を放出した。危機を感じたオノノクス
は、回避する。しかし、僅かに掠った。しかし、オノノクスのダメージが大きい。

「掠っただけなのに・・・!」
「おやおや?言いそびれましたね。このテクノバスターは、ゲノセクト
が所持している”カセット”によって、タイプが変動するのです。難点は威力が中途半端。そして、ゲノセクトがこれよりも使いやすい、火炎放射、冷凍ビーム、10万ボルトを技マシンで覚えてしまうことか。ほとんど、戦力にはなりませんけど、意表を突くのには使えたようです。
くくく・・・。これで勝ったも同然!!」
「そうかな?」

 シャガが笑みを浮かべる。

「オノノクス!逆鱗!」
「無駄だと言ったでしょう!?」
「いや、思い通りにいかない事があるのが、ポケモンバトルだ!」

 オノノクスは、怒りにまかせて、暴れ回る。本来ならダメージは半減されるところだが・・・。

「何故だ!?普通に効いているだとッ!?」
「岩砕きは、相手の防御力を下げる技。防御が固いなら、挫くまで!もう一度、逆鱗!!」

 さらに暴れ回るオノノクス。ゲノセクトは多大なダメージを受け、倒れた。

「勝負あったな。さて、約束通り、この島から出ていって貰うぞ!」

 その頃、ライガは、ラウルとの激戦を繰り広げていた。

「キュウコン、火炎放射!」
「しまった・・・!ヒヒーッ!!」

 この日差しで、ヒヒの炎技の威力が上がると言う活路を見付けたのは
良かった。しかし、フレアドライブは悉くかわされ、アームハンマーも
避けられ、しまいにダルマモードからのサイコキネシスも、祟り目で打ち消される始末。そして、現在に至る。

「次の手持ちは何だ?」
「ちっ・・・、ナック!」

 ライガが次に繰り出したのは、ナックだ。が、次の瞬間、ライガの首から上は、ナックに噛みつかれ、見えない。

「しまった・・・。」
「ナックゥ♪」

 甘噛みだからまだしも、痛い。

「離れろぉー!!」

 何とか、ナックを振り払った。ラウルは呆れている。

「ナック!地鳴らし!」

 戦闘モードに突入したナックに、ライガが指示を出す。ナックは体を揺さぶり、地面を揺らした。

「キュウコン、飛び跳ねてよけろ!」

 キュウコンはジャンプして、揺れを受けずに済んだ。が、

「ナック!キュウコンが着地した瞬間、もう1度、地鳴らし!」
「何ィ!?」

 着地したばかりのキュウコンに、揺れが襲う。効果はバツグンだ!キュウコンは倒れた。

「馬鹿な・・・。進化前のポケモンだぞ・・・!たかが、この程度の相手にキュウコンが!!」
「ダメージが、溜まってたんだな。」
「く・・・!行くよ!マンムー!」

 次に繰り出されたのは、マンムーだった。

「さて、地面タイプは氷タイプが弱点だからな!マンムー、氷の牙!」
「やっばっ!地鳴らし!」

 しかし、止められるはずもなく・・・。

「ナックーッ!!」

 あっさり倒されてしまった。

「やばい・・・。最後はお前しかいない・・・!リオッ!」

 ライガが繰り出したのは、リオだ。するとラウルは
思い出したように呟く。

「まてよ・・・。アレを使ってみるか・・・。」
「アレ?」
「戻れ、マンムー!そして・・・。」

 マンムーを引っ込めたラウルの口からは、衝撃の言葉が飛び出た。

「行くよ、レジロック!」

 まさしく、飛び出たのは、正真正銘、ライガのレジロックだった。