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Re: ポケットモンスターBW2 幻のクロスワード:オリキャラ〆切 ( No.85 )
日時: 2013/03/07 22:03
名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 39RfU1Y2)

バトル31:VSオルディナ

「ラ、ラウルーッ!!」
「!!」

 ラウルに影のエネルギー弾・・・シャドーボールが飛んでくる。しかし、それは寸前で反れた。


(外した!?いや違う・・・。動かなければ当たらないようになっていたんだ!!)

「大丈夫か?ラウル!!」
「あ、ああ・・・。動かなければ当たらないようになっていたらしい。
全然平気だ・・・。」
「シャドーボールが飛んできたのは・・・!」

 その方向を見ると、骨のようなポケモンがいた。そして、それを従えているのは、そのポケモンの後ろにいる少年だ。しかし、その背格好は
ライガ達よりも幼く見える。

「あは♪自己紹介するよ!ボク、セキュリティー・イッシュ四幹部、ノーマルタイプの使い手、ムツキって言うんだ♪よろしく!こいつはオルディナ!人間から僕らがポケモンにしたのさ♪」
「何だって!?」

 見た目こそ、人懐こく見えたが、ポケモンに人間をダイレクトアタックさせるなんて、何事だ。

「テメェ、何をするんだ!!」
「何って、裏切り者を陶太しようとしただけだよ?悪い?邪魔するなら
・・・。オオタチ!!」

 ムツキは、オオタチを繰り出した。しかし、ボールはライガの背後で
開き、出てきた途端、オオタチがライガを締め付ける。

「ぐああああ!!」
「ライガ!!ムツキ・・・・!!」
「あれー?上司にそんな口利いても良いの?仕方ないなー。ホントに痛い目に遭わなきゃ、分かんないみたいだね?」
「何ッ!!」
「オルディナ、シャドーボール!!」

 ラウルはかろうじてかわした。しかし、ライガが気がかりだ。

「あは♪とっとと楽にしてあげるよ。だから、止まってて♪」
「こいつ・・・!!」
「シャドーボール!!」

 またシャドーボールが飛んでいった。しかし、その方向は・・・。

「ぐああああ!!!」

 オオタチに固定された、ライガだった。タイプ相性で、オオタチにダメージは無い。しかし、ライガは傷だらけだ。

「あはははは!!ゴメンゴメン!お友達の方に当たっちゃったね!事故事故・・・あれ?」
「貴様ァ・・・・・・・・・・!!!!」
「あれ?どうし・・・。」

 次の瞬間オオタチは、ラウルのエルレイドによって、倒れた。同時に
ライガも倒れ込む・・・が、持ち前の根性で、踏みとどまった。

「サンキュー、ラウル。」
「礼はいらない。」
「こいつ・・・・!!ボクのオオタチを・・・!!」
「宣言する!!」

 ラウルが大声で叫んだ。

「僕、ラウルは、今日限りでセキュリティー・イッシュを離脱する!」
「ラウル・・・!」
「オルディナ!!シャドーボール!!」

 しかし、オルディナはシャドーボールを撃たなかった。

「ま、まさか・・・。人間としての感情が戻ってきているのか!?」

 ムツキは驚いた様子だった。

「い、いけない・・・。これでは、せっかくエサにした先住民の生命エネルギーも、全部水の泡・・・・!」

 すると、辺りに、幽霊のような物が現れ始めた。

「や、止めろォー!!」
「ラウル・・・!あれは?」
「肉体を、気体にすることで出来る、半人半ポケモン、プロトゴースト
だ。まさか、本当に実現するとは・・・。奴らはこれで、オルディナの
力を増強していたのか・・・。」
「いけない・・・。いけない・・・・!!」

 その時、オルディナの体が光った。次の瞬間、オルディナがいた場所
には、セキュリティー・イッシュの制服を着た少女が倒れていた。

「くっそぉー!!オルディナが元に戻ってしまった!!これはまずいよ
・・・。ボスに報告しなきゃ・・・!」
「逃がさないぞ!!」
「あっかんべーだッ!次こそは勝ってやる!!」

 そう言うと、ムツキは、迎えのヘリに乗って、逃げてしまった。しばらくすると、プロトゴースト達は、次々に人間の姿へ戻っていった。

「おお・・・、元の姿に戻っておる!」
「やったーっ!俺達、元に戻ってるぞ!」

 しかし、喜んではいられなかった。ミオから嬉しくないしらせが届いた。

「ミオ!フータ!大丈夫か!?」
「ああ、大丈夫だ。」
「でも・・・、雷のワードが奪われてしまったの!」
「ええっ!?」
「奴らはこれで全てのワードをそろえてしまったらしい。これはまずいことになる・・・。ライガ!そいつはセキュリティー・イッシュの!」

 フータが、ラウルを指さして言った。

「まぁ待てフータ。こいつはもう大丈夫だ。セキュリティー・イッシュ
を辞めたから。」
「そ、そうか・・・。」
「みなさん初めまして。ボクはラウルと言います。IPQに入りたいと思うのですが・・・。」

 こうして、ラウルは晴れてIPQの仲間入りした。

「そ、そう言えば、あの女の子!」
「大丈夫だ。その子なら、僕たちが保護した。」
「あ、あんがと・・・フータ・・・。俺もIPQに再加盟させてくれないか?」
「あたりまえだ。僕たちにはお前の力が必要だからな。」
「ありがとう!!」

 その時、レイが叫んだ。

「ねえライガ!そう言えば、マスタードレイクは!?」
「あれ?どこ行ったんだろう・・・。」
『IPQ諸君!!』
「!!」

 その場にいた全員が空を見上げた。そこにあるのは、セキュリティー・イッシュ空中基地だった。そこから、立体映像が出ている。映し出されているのは、ガートだった。

『我々、セキュリティー・イッシュは、マスタードレイクこと、ソウリュウシティ市長兼ジムリーダーシャガを拘束した!かえしてほしければ、幻のクロスワードをよこせ!さもなくば、貴様らに、宣戦布告をし、イッシュ全域に攻撃を開始する!!』
「何ィー!?」

 遂に始まる最終決戦・・・!どうなる!?