二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケットモンスターBW2 幻のクロスワード:オリキャラ〆切 ( No.90 )
- 日時: 2013/03/07 22:22
- 名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: 39RfU1Y2)
バトル33:物々交換
「あ?こんな時に何をのんきな・・・。」
「まあそう言うなライガ。」
ライガは、ソウリュウシティのポケモンセンターに居た。フータに呼び出されていたのだ。
「お前なぁ、こんな時に何で物々交換なんだ!?」
「ライガ。話を聞け。実は、わらとある物を交換してくれる人が居てな・・・。」
「どんなわらしべ長者だ!!」
「わらを渡したら、アルセウスのプレートと言う道具をくれたんだ。ちなみにその人は、今大富豪で・・・。」
「はぁ!?」
「ポケモンセンターの目の前に建っている、豪邸がその人の家だ。」
見ると、ポケモンセンターの目の前に、見事な豪邸が建って居るではないか。
「とんだわらしべ長者だな!!しかし、そのプレート・・・。何かの役に立つのか?」
ライガが疑いの眼差しを向ける。
「立つぞ。このプレートには、技の威力を強化する効果があるんでね。
ただし、プレートにも色ごとにタイプがあって、それと同じタイプじゃなきゃ、まるきり役に立たない。」
「少なくとも戦力になるって事か・・・。ところで何枚もあるんだな。
これって・・・。ポケモンのタイプの数だけあるのか。」
全部で今は、6枚ある。
「全部は集まらなかったが・・・。これがこわもてプレート、こっちが
こぶしのプレート、これがこうてつのプレート、こっちが・・・。」
「もう良いよ面倒くさい・・・。」
「それともう一つ・・・。」
「ん?」
フータが一つのモンスターボールを取り出した。
「これは黄金のコイキングだ。」
「それがどうした。」
「これも物々交換で貰ったんだ。実はな、こんな伝説があってな。」
「あ?」
「むかーし、むかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが居ました。おじいさんは、山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯をしに行きました。」
フータは突然語り出した。
「聞いたことあるぞその話。絶対アレだろ。もも・・・。」
「おばあさんが川で洗濯をしてると、川上からどんぶらこっこどんぶら
こっこと、コイキングが流れてきました。」
「何でコイキングーッ!?」
フータはライガの声を遮り、語り続ける。
「そのコイキングは世にも珍しい、黄金のコイキングだったのです!」
「うるせーぞ!!絶対、もも・・・。」
「おばあさんは、家に帰ると、おじいさんにコイキングを見せ、水槽で
飼うことにしました。」
「何故水槽!?」
「丁度その頃、村では、恐ろしい暴れポケモンが暴れていたのです。おじいさんとおばあさんは、川を経由して、暴れポケモンの本拠地、ポケが島にコイキングを向かわせました。」
「向かわせたのかよ!!絶対無理だ・・・。負ける。」
「ポケが島に着いたコイキングは、いきなりギャラドスに進化して、四方八方を焼き尽くすまで、暴れ回り、村人から未来永劫、恐れられたと言うことです♪おしまい。」
「こえーよ!!暴れポケモンより恐れられてどうする!!」
ライガは思わず声を上げた。
「決して、桃太郎のパクリと言ってはいけない。」
「言うよ、その内容じゃ・・・。ツッコミどころ満載だな。誰から聞いたんだその話・・・。」
「貰った人から。ちなみにその人は、あの豪邸の真横にある、豪邸に住んでいる。」
「まさかの豪邸×2!?」
「でも2件とも、住民から迷惑がられて、今度引っ越すらしい・・・。」
「で、このコイキングはどうすんだ?」
「お前が育てろ。」
「いやだ!!」
結局恐ろしくて、エメナに渡したライガであった。エメナは喜んでいたから良いが。無論、例の昔話はしていない。
「絶対、桃太郎のパクリだ・・・。」