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　「　我は奇なり人間ヒトなり虹蛇なり、ユルルングル＝X！　」

　「　そりゃァ、アタシだって『自分』はあるよ。それでも自分を見失ったのなら、創れば良い話じゃない！　」

　「　ねえねえ、どうしておにーさんはそんなに悲しい面相かおをしているんだい？　」

　「　……ふむ、それじゃあちと遊ぼうかの。なァに、ワシャァ弱いモンでね。そう堅くなるでない　」

　「　百鬼夜行、魑魅魍魎。好いね善いねェ、和国のバケモン共の宴は　」

　「　それじゃあ、一つバカデカい災害起こして帰るとするよ。礼を言うぞ、和国の女子おなご　」


　　ユルルングル＝X（イクス）

　　Gender　：　不明
　　Age　：　本人曰く「全人類が見た夢の数」

　時には少年、時には青年、時には少女、時には女性、時には老人——常に状況に見合った姿に変える謎の人物。故に特定するのは難しい。正体は、銅の体を持つ巨大な虹蛇。体は錆びることなく、美しい光沢を放つ。
　口調も声も性格も全て変わるが、『中立的立場』を常とする考え方はどれも変わらない。演技をしている時は姿に見合った口調だが、バレると古風なものになる。気分屋なところがあるが、あくまで立場を重んじる。そして、危害は加えない。味方はおらず、寧ろ敵視されているような気がするが本人はスルー。戦闘は、相手が襲ってきたら“それなりに返り討ちにする”程度。怒ったら洪水を起こすなりあらゆる種類の災害を起こすとか言われているが、そもそも怒らない。
　彼が半年以上眠り続けた場合、既に干ばつが起き人類が干乾びてしまう。天候を司るため、眠り続けているのなら定期的に“騒々しい儀式（雨乞い）”をする必要がある。よく夏になると眠り始める（期間は千年くらい）。

　武器は、彼の創造するありとあらゆる武器——が普通なのだが、今は片手剣『百面相』で戦う。正直弱い、が蛇ゆえか全ての武器に毒を持つ。解毒方法はユルルングルのみが知る。

　『百面相』と言われたり言われなかったり。とにかく“面相かお”が非常に多い。