二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re:第三話 ( No.95 )
- 日時: 2013/03/22 09:54
- 名前: 水無月 紅雪 ◆zW64EWZ0Wo (ID: nlCdadAl)
- 参照: 「あ゛」を使ってみたいなぁ、と考えています。
「まあ、私利私欲のために使わないように気をつけろ。」
「分かりました!! ありがとうございます!!」
色々あってリカルド先生に魔法を教えてもらい、職員室を出た。今日は学校の事情で休日なんだけど乗り込んだらリカルド先生がいてくれて教えてもらう事になった。
ちなみに学校を出た直後に藍色の毛玉と衝突した。
「ってぇな……。あ、アトラ。」
「カノン!? 大丈夫!? 大丈夫なの!? 幽霊じゃないよね!!」
「痛いから!! そのほうが痛いから!!」
「あ、ごめん。」
聞きながら肩を力任せに振ってたらそうなるよね。ごめんなさい。
「まだ完全じゃないけど治してみたよ!!」
「どうやって?」
「色々実験したり魔法合成して。」
「ふぅん。……で、皆は?」
「森の奥。魔法練習するって盛り上がってた。」
どうしよう、魔法って何でもありだな。今全力で思ったよ。
そして森に着く。どっちも無言で。すると、向こうの方からコトノさんとシランの声が聞こえてきた。
「ほら!! もう来ちゃったじゃん!! 何だかんだであの子もの凄く色々早いんだから!!」
「分かったから落ち着けシラン!! うっさい!!」
「連れて来たぞ〜!!」
「「「ぎゃあああああああああああ!!!!!」」」
お前ら何が言いたいんだよ……。言うまでもなく瞬を含めた三人はカノンにビビった。要するに自分で怪我治したの?魔法使えないとか言った張本人が何故?
「そう言えばなんで魔法合成出来たの?」
「知らない。なんか出来た。」
「まあ、とりあえず練習だ!!」
僕らの話に割り込んできて、シランが叫んだ。
とりあえず杖を出すと、僕はそれを振った。
「……ねえ。」
「ん? どうしたの?」
「杖って、呪文籠めなくても威力出るの?」
「そんなことないと思うけ——アトラ!?」
ひと振りして木が一本木端微塵事件発生!! 何これ!! 便利道具!?
「おぉ!! アトラ凄い!!」
「あぁ〜……。なんかソレ杖以外の別の素質が隠れてる的なあれだったよね?」
瞬とコトノさんが言う。そこまで行くモノなんだとか思った自分が恥ずかしい。
「えっと、あ、思い出した!! シルクと同じタイプだソレ!!」
「マジか!!」
「神様何考えてんの!?」
「要するにアトラは杖使っちゃ世界を破滅に追い込みかねないのね?」
「酷いよ皆!! 僕だって好きで木を殺っちゃった訳じゃないのに!!」
全員でギャーギャー叫んでいると、シランがポン、と手を叩きながら
「あ、じゃあ塔でソレ用の本調べようよ!!」
と言う。そして、返事する間も無く塔へ行く事になった。
「おぉ!!」
着いた途端、カノンが目を輝かせる。
「この本が良いと思うよ〜!! アトラは恐らく木端微塵的なのが上手かったからこのヘンだと思う。」
「……うん。」
凄く気にしてる事を言われた。泣いて良いかな……。事実だけど。
僕は言われた本を捲った。