二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 【どうぶつの森】この広い世界の中で ( No.17 )
日時: 2013/02/28 22:34
名前: レモン (ID: leOS3oG6)

第5話 闇は着々と手を伸ばす



? ? ?
「次は〜虹色村〜虹色村〜 ウッキー!」
男は、車掌の声を遠くに聞きながら、ウトウトしている。
しかし、

プシューゥ!!
と音がして、ドアが開くと、男は目を覚まして、電車を降りた。

男は虹色村の地図に目を落とす。

目的の場所を確認する為だ。

男は、目的の場所を再確認すると、そちらの方向へ歩いて行った。

男は、目的地へ到着する。
そこは、何者かの家だった。

男はナイフを構え、ドアを開ける。

ガチャリ!!

音と共に、男が現れたのをみた家の住民は、声も出ないほど驚いている。
「な・・・・・・なぜっ!」
と、つっかえながら言っている。
男は叫んだ。
「俺等のおふくろと親父はなぁ! あの村と連中に殺されたんだよ! だから・・・・・・連帯責任、だよ。」
男は、そう言うと、ナイフを家の住民に突き刺す。
「そ、そんなこと・・・・・・知る・・・・・・かよ・・・・・・。」
家の住民は、そう呟くと、息絶えた。

男は、フッと笑うと、風のように消え去った。



その後、男は電話をかけ、また、何者かに「若葉村」の住民を殺したと報告した。電話の相手も、この間のような返事をする。

男は、その後、呟いた。
「あと3人。住所と名前が分かれば、なあ。」



一方その頃、「あおぞら村」では・・・・・・

春真は、ピアノを弾いていた。
春真は、表現こそ劣るものの、技術は、天才盲目ピアニスト辻井 伸行さんにも劣らない。
その日は、春真はピアノを、由美と雄二が雑談をしていた。

「ところで、さぁ。」
突然由美が話題を振る。
「この頃最近、妙な胸騒ぎがするんだ。」
由美が悲しそうに言う。雄二は、
「由美もか。実は・・・・・・俺もなんだ。」
と言う。春真は、ピアノを弾きながら2人に聞こえないように呟く。
「胸騒ぎ・・・・・・よからぬことでないといいんだが。」






しかし、もうあの運命が始まっていることは3人共知る由もなかった。