二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 【どうぶつの森】この広い世界の中で ( No.2 )
日時: 2013/02/23 07:46
名前: レモン (ID: 1z5T3GJG)

第2話 小さすぎる家




「あら、あなた方が今日引っ越して来られた春真さん、雄二さん、由美さんですね。村長〜!」
しずえという名前の犬が、色々話している。
しずえが村長を呼ぶと、村長はすぐやって来た。
「よく来た!ワシはこの村の村長をいやってるコトブキじゃ!大変だったじゃろう?ゆっくりしていってな!」
「は、はぁ。」
コトブキという推定年齢70代前半の亀は、痛いほど3人の手を握って握手した。
「痛いです。」
と言うと、コトブキは
「ふぇっふぇっふぇっふぇ!すまんのう!」
と言った。
「では、まず、家を買って下さい。その後に住人登録をします。」
しずえが言うので、3人はしずえが教えてくれたたぬきハウジングと言う所に行った。

「いらっしゃいませだなも!・・・・・・どうか、したんだも?」
たぬきハウジングと言う不動産には、
デブなたぬきがいた。
それを見たとたん、由美と雄二が笑い始めた。
「アーーッハッハッハッハ!!!」
「ギャハハハハハ!!」
しかし、
「やめなさい。たぬきちが涙目になつてますよ。」
春真の制止で2人は一応笑いは収まったが、時おり、
「イヒヒヒ・・・・・・」
「ククク・・・・・・」
と、不気味な笑いを漏らした。

「さて!本題にはいるだなも!あなた達3人の家は、ここだなも!空家はここだけだなも!」
たぬきちが地図を指差した所は・・・・・・
「ここって・・・・・・さっき通った小さすぎる廃墟?」
そう、由美が言う通り、そこは役場に近い小さすぎる廃墟だった。いや、1人ならいいが、3人は狭かった。
「ホームレスはいやでしょ!文句言わずに住むだなも!」
と言い、たぬきちは強引に3人を連れていった。

「さあ、着いた!これが鍵だなも!中に入るよ!」
たぬきちが鍵を開けて中に入る。中は・・・・・・

「汚っな!?」
「ナニコレ?!」
「Gがでそう・・・・・・。あ、Gの死骸だ。」
そう、そこあまりにホコリまみれの荒れた感じだった。
「さあ、掃除するだなもよ!」
たぬきちが言うが、
「由美、たぬきちを殴ってよし。」
「了解。」
こんな話をしていた。
「わーー!まつだなも!掃除すれば綺麗になるだなも!」
たぬきちがいうので、
「仕方がないなあクソダヌキ!」
の罵声で終わりになった。

「ひぎゃあ!ゴッキーの巣だ!」
「賞味期限14年切れのタルタルソースが・・・・・・」
「なにこのカビた箱は・・・・・・?」

掃除を終えた頃はもう16時を指していた。
「さて!綺麗になった事だし、ローンとして、198000ベル、組ませていただきますだなも!払い終わったら、増築できるだな・・・・・・」
「はい。」
春真は、その場で198000ベル渡した。
「え?」
たぬきちが不思議がる。
「死んだ人のだよ。特例で、前の村の村長が・・・・・・。」
と、春真は悲しそうに言う。
「そういうことだったんだもか。」
たぬきちは全てを察し、話題を変えた。
「じゃあ、増築で、2階を作るだなも!明日完成するから、待っててだなもね。」
たぬきちはこの事を言うと、店に戻った。

3人は、しばらく無言でいたが、由美が
「住人に挨拶しに行こう。」
と言うので、3人は外に出ていった。