二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 【どうぶつの森】この広い世界の中で 次回作アンケート実施 ( No.31 )
- 日時: 2013/03/25 20:55
- 名前: レモン (ID: leOS3oG6)
第11話 観光
「んんー!」
由美が大きく伸びをする。
時は7時。
旅行にやって来た3人の、旅行先での最初の朝だった。
珍しく最初に起きた由美は、二人を揺り起こす。
「はるまー、ゆうじー、おきろー!」
終いには耳元で叫び、春真に殺されかけた。
「さて、それでは観光に行くとしますか。」
春真が言う。
朝御飯を食べた3人は、これから観光に行くところだった。
「どこに行く? 水族館とかショッピングモールとか色々あるよ。」
「あのしょぼくれた干し椎茸みたいな村長も、実は金持ちなんだねー。」
「干し椎茸www成る程ねwwwぐがぁっ!」
「ふざけた話は止めなさい。」
春真に殴られる雄二。主犯? は由美なのだが・・・・・・
「で、どこに行きたい?」
話題を元に戻した春真は、二人の顔を見つめる。はいはーい! と元気に手を挙げる由美、春真は、
「はい、由美君」
と、先生風に言った。
「水族館が良いー!」
元気にそう言った由美、春真は
「なにか意見がある人?」
と聞く。雄二が手を挙げようとするが、由美にどす黒い視線で見つめられ、すごすごと引き下がる。
「それじゃ、水族館に行きましょうか。」
行く場所が決まった3人は、意気揚々と出発して行った。
「着いたよー。」
二人に声を掛ける春真。由美は、結構ゼーゼー言いながら、
「やったー!」
と手を振り上げた。雄二は、
「やっとか。」
とむすっとしている。恐らく由美を恨んでいるのだろう。
「さて、券を買って入るとしますか。」
と春真が言う。その途端由美が、
「え、買う、の?」
とたじろぐ。そして、恐々券売り場を指差した。
「うわぁ、凄い列・・・・・・」
春真も心底ビックリする。これは某並びニストも真っ青であろう。
「春真、任せた!」
由美はそう叫ぶように言うと、何処かへ行ってしまった。
「やれやれ・・・・・・あとで拷問にかけなければ。」
春真も相当黒い事を考えていた。
「次の方ー。」
暑い中つっ立っているのは相当疲れる、やっと順番が回ってきた時には、心の底から喜んだ。
「ええ、普通券を3枚下さい。」
春真は三千ベルを支払い普通(中学生以上)券を三枚ゲットする、と思った途端由美と雄二がむっくり現れた。
「・・・・・・見張ってましたか?」
にこりと笑って言う春真の顔には有無を言わせぬ迫力がある、二人はたじたじになる。
「だって並ぶのやだから・・・・・・」
由美に至っては言い訳を初め、春真の形相は怒った人レベルから鬼レベルへと変化していった。
「由 美 さん、拷問かけますね。」
春真はそう言い由美を一発殴った。
とりあえず一段落し、場所が変わって水族館内。
「わあ、凄ーい!」
由美の歓声。
三人は、現在エイが展示されている場所へとやってきた。
「エイの英会話! なんちゃって。」
駄洒落をいって自分で笑う由美には目もくれず、春真はエイを鑑賞する。
雄二が由美と話しているが、内容はよく分からない。
とりあえず、次の展示室に行くか。
春真はそう思って辺りを見回すが、
あの二人はその場に居なかった。
その頃、その二人は・・・・・・
「え・・・・・・嘘でしょ?」
「いや、マジだ。頼む!」
人目に付かない場所で・・・・・・