二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 【どうぶつの森】この広い世界の中で 次回作アンケート実施 ( No.34 )
- 日時: 2013/04/10 17:18
- 名前: レモン (ID: leOS3oG6)
第13話 苦労の末
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ああ、イライラする。
せっかく残りの三人の身元が掴めたというのに・・・・・・!
『旅行中です』だと・・・・・・!
ああ、イライラする!!
俺は家の壁を力一杯殴りつける。
ああ、イライラする・・・・・・!!!
怒りばかり俺はぶつけ続ける。
無意味だと分かっていようとも家の壁を殴り続ける。
そうしている内に、一匹の住民がやって来た。
俺は万一の為にスタンガンをポケットに入れ、その『ベン』というらしい犬と話をした。
「どうしたんですかーぁ?」
そいつは俺にのんびりした口調で質問する。俺は、チャンスとばかりに質問し返した。
「あ、あのさ……ここの家に住んでいる人達って知ってるか?」
「ああ! 春真くん達だねーぇ! 春真君達は、『コトブキ・ランド』へ旅行に行ったよーぉ!」
簡単に思わぬ情報が聞き出せた事に、俺は思わず荒い息を漏らす。
「それ、本当か?」
「うん、本当だよーぉ! でも、どうしてそんなこと聞くのーぉ?」
不思議そうな顔で尋ねる犬。無理もない事だ。俺は適当に答えておく。
「その……、その人達に、今すぐ読んでほしい大事な手紙が届いたんだ。だから、読んでほしくてね」
そう言うと、犬は明らかに納得と言うような顔をする。なんかペース乱れるぜ……
とにかく、俺は今すぐコトブキ・ランドに行く事にした。
ボスに報告した後少ない荷物をまとめ、空港へと電車に乗る。
一秒が一時間に感じられた車内で、『次は〜冬田〜冬田〜』という声がどんなに嬉しかった事だろう。
空港に着くと、急いで手続きを済ませる。
そこで、ロクに何にも食ってなかった事を思い出した俺は、空港内のレストランにて飯を食い、急いで最後の手続きを終わらせた。
飛行機を待つロビーにて、俺は力が抜けた体を腰掛け、いつの間にか眠っていた。
「おーい、おーい」
誰かの声で目が覚める。
「飛行機、到着しましたよ。」
その人は、そう言うと去っていった。
俺は、急いで離陸直前の飛行機に乗り込み、そこで安堵のため息をつくと同時に、『機内食』の存在を思い出した。
飛行機が、音をたてて着陸する。
飛行機から降りた俺は、急いで手続きを済ませると、三人の場所を特定し始めた。
それは、案外直ぐに終わった。
水族館に、ボスやパロンチーノの話と同じような人が二人、水族館の周りをうろうろしていた。
もう一人も何処かにいるだろう。
俺は、静かに身を隠し、その三人の後を付けて行った。
水族館の中に入るのは、チケットを買うのが面倒だった。でも最後の三人を殺せると思うと体がゾクゾクする思いだった。
そして…………遂に、一人にナイフを刺すことに成功した。恐らく、致命傷にはなってないだろう。
そして、全員を無事にお殺す……
後書き
気が付いたら前回更新まで十日はたっていた。すみませんorz
これからも頑張るので、よろしくお願い致します。