二次創作小説(映像)※倉庫ログ

高飛車な姫とヘンタイな騎士と俳優の王子 後編 その1 ( No.321 )
日時: 2013/12/26 18:41
名前: 桜 (ID: iVrcVWnH)

後編です。この前後編は今年最後の小説になります。そういえば、こないだ、ぷよクエでニジイルカを進化させました。コストが狭いな・・・;微エロ注意。






前編のあらすじ:鴨鍋パーティーしようと思っているシェゾとアルルと話していたあいりはシェゾと触れ合えた過去を思い起こす。そして、アリスはあいりに変身を解いた際にあいりは見ず知らずの男に正体を見られてしまった。つまり・・・






正体がバレました(爆)。






あいり「見ず知らずの男にっ!!変身をっ!!!見られてしまったんですのよぉ!!!!ああもう、私は終わり!昨日はあのまま逃げてしまいましたけれど、すぐに捕まりますわ!!そして、私とあおいはカツ丼を食べさせられ、運悪く豚コレラになって、食べられてしまうんですのよ!!」


あいりはよよよと泣いているときに何も知らないカービィがあいりに声をかけた。


カービィ「あいりー」
あいり「ひぃ!!」
カービィ「何、驚いてるの?大掃除、手伝って!」
メタナイト「このスマブラ屋敷が広大で私達だけじゃ手が回らんのだ」
ミニッツ「ちなみに、ドラケロ防衛隊は先に大掃除が済んだから、シェゾお兄ちゃんとアルルお姉ちゃんと一緒に手伝ってるよ!」
あいり「あれ・・・?(バレて・・・ない?そういえば、今日、ニュースにも出てませんでしたわ・・・」


あいりはすかさず、窓拭きをする。あいりは窓拭きをしながら、カービィをじっと見る。


あいり(カービィ・・・あなたにバレなくて良かったですわ・・・。私にとっては大事な人だから、悲しませたくはありませんでしたの・・・。でも、アリス団をやめるわけには行きませんわ。私と私との約束ですもの)
カービィ「?窓拭きはー?」
あいり「今、やってますわよ!(でも、カービィの願い事なら叶えてあげますわ。どんなことでも叶えてあげますから・・・」


あいりは窓拭き掃除を終えたあと、大広間に掃除しに行った。そこにはランとサン、他のスマブラファイターが掃除していた。あいりはふと、あることを思い出した。


あいり(とにかく、あの男の人を探して、口止めをしないと行けませんわ!じゃないと、豚コレラが、カツ丼がぁぁ!王ドラには怒られるし、散々でしたわ・・・;)
サン「ランちゃん!」
ラン「はい、何でしょうか」
サン「こないだ、もっと、女優業を勉強したいって言ってたアルね?」
ラン「はい、そうですが・・・」
サン「そんなランちゃんにいい演技面のプロデューサーを呼んだでアル!しかも、強力なのを呼んだでアル〜♪」
ラン「ほ、本当ですか!!?」
サン「入っていいでアルよー」


サンに呼ばれた人物は静かに大広間に入る。その人物はアラビアン調の姿をしていて、ポプ10の衣装を着ている。そう、彼こそがご存知ポップンのアイドルグループ、「ミラクル☆4」の2番手で人気俳優である、ツーストだ。


ツースト「ミラクル☆4の2番手、ツーストだ」
ピーチ「ミラクル☆4のツーストですって!!?」
フォックス「でかした、サン!!」
レッド「サン、好きだー!!(ツーストを連れてきてくれた意味で」
あいり「あーーーーーーーーーー!!!あいつっ!!」


あいりが叫んだあと、一同は一斉にあいりの方へ見た。すると、その場にいたスマブラファイター全員があいりを囲む。


ミュウツー「おい、あいり。お前、ツーストと知り合いなのか?」
サムス「今度、紹介しなさいよ!!さもないと・・・」
あいり「いや・・・その・・・;(そんな・・・あの人がランの演技面のプロデューサーなんて・・・;」
ツースト「まだ、俺は多少未熟なところがあるが、こんな俺で良ければ、よろしく」
ラン「こちらこそ、よろしくお願いします」
あいり(嘘でしょーーーーーーーーー!!!?)


それから、ツーストはランに45分間演技指導を行った。もう、12時が過ぎるのを見たツーストは。


ツースト「もう、昼か。今日はもう上がっていいぞ」
ラン「今日はありがとうございました。また、明日もよろしくお願いします。」
あいり「ツーストさん」
ツースト「ん?」
あいり「私、ツーストと2人きりでお話したいことがありますが・・・ぐほっ!」


その時、複数のスマブラファイターがあいりを蹴り飛ばした!


あいり「なにするんですのよ!!」
ピーチ「あいりちゃん!いくら、あなたでも抜け駆けは許さないわよ!あなたの周りにはイケメンがたくさんいるんでしょ!?」←代表
あいり「そりゃ、そうですけれど・・・」
シェゾ「どうしたんだ、お前ら」
あいり「!!シェゾ!!」


そこにシェゾが来た!まずいと思ったあいりは。


あいり「アディオス!!」
シェゾ「えっ、あいり!?」
あいり(正体がバレたなんて、口が裂けても言えませんわ!早く、あの男に口止めにしなくちゃ行けませんわ!)


その後、ツーストに口止めしようとしたが、スマブラファイターのガードが固すぎて、全く近づくことはできなかった。落胆しているあいりに王ドラが近づいた。






いつも、大胆不敵なあいりちゃんが今回は慌てます。

高飛車な姫とヘンタイな騎士と俳優の王子 後編 その2 ( No.322 )
日時: 2013/12/26 18:46
名前: 桜 (ID: iVrcVWnH)

うちの王ドラは問題児ですが、時には困っている人に手を差し伸べたりしています。






王ドラ「あいりさん。口止めは上手く行きました?」
あいり「人はアイドルに目がありませんでしたわ・・・;」
王ドラ「つまり、スマブラファイターのガードが固すぎて、未だに近づけてないんですね;大体、あいりさんはうっかりさん何です。あんな見通せる木なら、そりゃあ、バレますよ?」
あいり「でも、ニュースにも出てなかったし、いいんじゃないかしら?」
王ドラ「あいりさん。・・・でも、あなた達のおかげで犯罪が5割は減りましたよ。アリス団はどこの世界も有名になってますし。」
あいり「まあ、双子怪盗アリス団は無敵ですわ!」
王ドラ「そうですね。・・・そうだ!今日はミニッツさんとランさんとドラケロ防衛隊と一緒に年越しパーティーの料理の材料の買い物がありました!行ってきますね!」
あいり「行ってらっしゃい」


あいりは去ってゆく王ドラの背中を見て、こう思った。


あいり(シェゾも・・・ドラケロ防衛隊やアルルやカービィ達に守られて来たのかしら・・・?)
???「分かりやすい狸だな」
あいり「ひゃあっ!!」


あいりは急に誰かに声をかけられたことにびっくりし、バランスが崩れそうになった。それを誰かが受け止めた。あいりは恐る恐る目を開けてみると、そこには人物を受け止めてくれたツーストがいた。


あいり「わあ!!すみません!!」
ツースト「いや、いいぞ。それより、危なかったな」
ツースト『分かりやすい狸だな』
あいり(びっくりしましたわ・・・。この人、私達の会話を聞いたの・・・?)


あいりが戸惑う中、ツーストはクフィーヤを直していた。


あいり「あ・・・クフィーヤが取れちゃったんですのね。ごめんなさい」
ツースト「気にしなくていいぞ。お前の身体の方が大事だからな」
あいり「・・・//////(シェゾ並の素行イケメンですわ」
ツースト「それより、ちょうど良かった。お前を探してたんだ。月島あいり」
あいり「えっ!!?(まさか、私を脅して、あんなことやそんなことをさせるつもりでは!!?(お好きなことを想像して下さい」


あいりはさらに戸惑っていた。ツーストはあるものをあいりに渡した。


ツースト「はい」
あいり「ひゃあっ!!えっ?年越しパーティーの招待状?」
ツースト「あの狸が落として行ったんだ」
あいり「えっ?この招待状、誰が作ったんですの?」
ツースト「カービィが。やっと、年越しパーティーの日にちが大晦日に決まったから、渡して欲しいと王ドラに頼んだんだ。大掃除で忙しいから、直接送ることはできなかったみたいだぞ。」
あいり「ありが・・・とう。ツーストさん」
ツースト「呼び捨てでいいぞ。」
あいり「用事って・・・これだったんですのね・・・(全然正体がバレてませんわ。きっと、逆光で顔までは見てなかったんですのね」


あいりはひとまず、安堵すると、大掃除の続きしようと向こうに行こうとした。すると、ツーストが。


あいり「私、もう行きますわね」
ツースト「あんまり、危ないことしちゃダメだぞ」
あいり「(えっ・・・?)はい、バランスを崩すのは気をつけますわね」


あいりはスマブラ屋敷内に入ると、こんなことを思った。


あいり(ニュースに出なかったのも、当然ですわね♪さて、大掃除の続きをしないと行けませんわね)


去ってゆくあいりの背中を見たツーストは赤面になりつつうずくまった。


ツースト「ああもう!!何て可愛いんだ!!せっかく、あいりに会えたのに・・・進展なしだな・・・」
サン「せっかく、好きな子に会えたのに、進展なしでアルな」
ツースト「サン。見てたのか;」
サン「「ランちゃんの演技面でのプロデューサー」は口実で、せっかく、私を通じて、あいりに会わせてあげたのにー」
ツースト「それはお前があいりの友人だからだ」
サン「そういえば、親友の私に願い事をしたのは初めてでアルね」
ツースト「それはそうだが」
サン「私の力を借りなくとも、ここはひとまずあいりに告白したらどうでアル?ちょうど、今日はあおいが予告状を届いたっぽいし」
ツースト「・・・」


ツーストは考えて見るものの、心は決まっていた。今日の夜、あいりに告白しよう。そう思った。






なんと、“俳優の王子”はツーストでした!皆さん、分かりましたか?

高飛車な姫とヘンタイな騎士と俳優の王子 後編 その3 ( No.323 )
日時: 2013/12/26 18:50
名前: 桜 (ID: iVrcVWnH)

夜中






同日 夜中


ウサギ(あおい)「いいですか、姉さん。今回は複数のスマブラファイターもいますから、僕の指示通りに敵の攻撃をよけて下さいね?大王が仕掛けた罠もありますから、それを飛び越えて下さいね?」
アリス(あいり)「分かりましたわよ」
ウサギ(あおい)「ドラケロ防衛隊とシェゾとアルルとランも罠を飛び越えるのを援助して下さいよ?」
ギロロ以外全員「イエッサー!!」
ギロロ(あの不憫大王、まだ根に持ってたのか・・・;)


〜一方その頃、デデデ達は〜


夜神「今日はよろしくお願いしますよ、スマブラファイター」
デデデ「任せるゾイ!」
メタナイト「陛下、まだ根に持ってたんですか・・・;(短編参照」
カービィ「今日は頑張ろうね!」
プリン「はいでしゅ!」
トゥーン「眠い〜・・・うにゃーん・・・」
ウルフ「我慢しろ。アリス団を捕まえたら、夜神刑事からご褒美と報酬をやるってさ」


6人のスマブラファイターと警察と宝石を盗んだ権力者がいる中、アリスはバラの花を落とした。そして・・・


アリス(あいり)「双子怪盗アリス団参上!!」
デデデ「来たゾイ!!アリス団!」
夜神「それは私が言うセリフだ、大王!ぐあっ!」


すると、あいりが夜神の上に乗ってきた!そして、メタナイトとカービィは一斉に飛び襲いかかる!


カービィ「宝石を盗ませないよ!」
メタナイト「これはどうする!?」


ぐるんっ(アリスがメタナイトを後ろに回す音)


メタナイト「え?」
アリス(あいり)「アリスアターック!!」


アリスはメタナイトをバレーボールのようにアタックした!これを見たカービィはメタナイトに駆け寄る。


カービィ「メター!!」
プリン「はたく!」
アリス(あいり)「そんな攻撃じゃ、効きませんわよ!」


アリスはプリンを抜かし、次はトゥーンがアリスに襲いかかる!


トゥーン「回転斬り!これはどうだ!?」


キン!


トゥーン「・・・うにゃ?」
アリス(あいり)「そんな剣技じゃ、私は効きませんわよ!(アリス用のレイピアでトゥーンの攻撃を受け止める」


呆然としているトゥーンに今度はウルフが銃を持って、襲いかかる!


ウルフ「ウルフスラッシュ!」
アリス(あいり)「おっと!」


銃でアリスを撃つも、超人的な身体能力で完璧によけられた。そして・・・。


ウルフ「弾を使い尽くした!!」
デデデ「どけゾイ!!おにごろし・・・ゾイ!?」


アリスはデデデの頭の上に乗っかって、宝石のところまで行こうとした。そして・・・。


アリス(あいり)「ありましたわ!天界の美しき天使ルシファーに愛された真紅の宝石、レッドアメジスト!いただきましたわ!」


アリスは窓から飛び降りて行った。それを見たデデデはニヤリと笑った。一方、アリスは。


アリス(あいり)「これが大王が用意した罠、行き止まりの壁ですのね。」
ウサギ(あおい)「もうすぐ、ドラケロ防衛隊とシェゾがこっちに来るので、少しの間待ってて下さい」
アリス(あいり)「そんなの、すぐに見つかってしまいますわ!私の身体能力で・・・」


こけっ


あいり「ひゃあっ!何で、転んだのかしら・・・!!!(あいりになってますわ!!転んだ時にカチューシャが取れちゃったんですのね!!?」


その時、蛍光灯の光があいりを照らした。デデデを含むスマブラファイターと警察はまだ、あいりに気付いていない。


あいり「!!」
デデデ「もう逃げられないゾイ!!」
あいり(どうしましょう!!)


一方その頃、ウサギは〜


ウサギ(あおい)「姉さん!?変身が解けたんだ!シェゾ!!」
シェゾ「何だ!?」
ウサギ(あおい)「姉さんを助けて下さい!!変身が解けたんです!!」
シェゾ「!!あいりが・・・!?」


シェゾが早く駆けつける中、一方その頃、あいりは。


あいり(やっぱり、ウサギの言うこと、ちゃんと聞けば良かったわ!!どうしましょう!!?)


ぐいっ(誰かがあいりの腕を掴む音)


あいり「シェ・・・」


あいりは誰かを見た瞬間、驚いた。すると、デデデが音に気付いた。


デデデ「アリス!そこだゾイ!!・・・あれ?」
ウルフ「いねぇな」


警官全員があいりがいる方向に蛍光灯を照らしたが、そこにはあいりがいなかった。すると、バイクの音が聞こえた。


シェゾ「あいり!?」


あいり「いたた・・・」
???「だから、言っただろ。」






ツースト「危ないことはしちゃダメだって・・・」
あいり「ツー・・・スト」






果たして、本当にあいりの正体がバレてしまったのか!?






ピクシブの漫画でツーストがバイクに乗っているのを見た時、私はカッコいいと思いましたよーv

高飛車な姫とヘンタイな騎士と俳優の王子 後編 その4 ( No.324 )
日時: 2013/12/26 18:56
名前: 桜 (ID: iVrcVWnH)

でも、バイクの音って、私は嫌いなんですよ。バイクに乗るツーストは嫌いじゃないけどね(!?)。






ツースト「・・・ということは、悪人から宝石を取り返すために、双子怪盗アリス団になったと・・・」
あいり「その通りでございます;ブヒ」
ツースト「そのブヒは何だ?」
あいり「ツーストが警察に漏らせば、私は豚コレラの刑でございます;」


ツーストに正体がバレたと察したあいりはツーストに双子怪盗になったことを話した。現在、ツーストとあいりはツーストが運転するバイクに乗っている。


あいり「(あーあ、最悪ですわ!結局、正体がバレた上に助けられてしまうなんて)どうして、私を騙してたんですの!?」
ツースト「人聞き悪いな。俺はお前の正体を知ってるとも知らないとも言わなかったじゃねーか」
あいり「(ぐっ;この人、私があたふたするのを楽しんだのですのね!?ずるい!酷い!せこい!)ツーストと書いて、卑怯と読みますわ!」
ツースト「豚コレラになってみるか?(豚の着ぐるみ所持」


あいりがムスッとする中、あいりはこんなことを聞き出した。


あいり「でも、ツースト。どうして、あの時現場にいたんですの?」
ツースト「・・・別に」


すると、ツーストのバイクが止まった。目的地に着いたのだろう。


ツースト「ここでいいか?」
あいり「ここでいいですわ!今日はありがとうございますわ」


あいりはニコッと微笑む。その笑顔にツーストの胸は高鳴った。あいりが去ろうとすると。


ツースト「待て、あいり!」
あいり「何ですの?」
ツースト「現場に来た理由が「別に」と言ったこと。あれは嘘何だ。お前に告白しに来たから・・・」
あいり「えっ?」


ツーストは勇気を振り絞って、あいりに告白する。


ツースト「ーーーお前が好きだ」
あいり「ーーーえっ?」
ツースト「恐らくは昨日の夜、お前を初めて見た時から、ずっと・・・」


ツーストに告白されたあいりは内心戸惑いを見せるも、こんなことを思った。


あいり「(・・・今まで、私に告白してきた男はみんな、私の立場や親の肩書きが好きでしたわ。きっと、この人も・・・それに・・・)ごめんなさい。私、好きな人がいるんですの」
ツースト「えっ!?付き合ってるのか!?」
あいり「付き合ってはいませんわ」
ツースト「じゃあ、好きな奴の名前だけでも・・・」
あいり(普通、聞くのかしら?)


あいりは自身の好きな人の名前をツーストに話した。


あいり「シェゾ・ウィグィィ。じゃ」


あいりはツーストに背中を向けて、去っていった。すると、ツーストは遠くからある声が聞こえた。あいりの好きな人であるシェゾの声だ。


シェゾ「あいりー?どこだー?」
ツースト「・・・!(あいつが・・・あいりの好きな人、シェゾ・ウィグィィ・・・」


ツーストは夜中になる前、サンと話した出来事を思いついた。


サン『シェゾにはアルルという彼女がいるでアルよ』
ツースト『へー』
ツースト(シェゾにはアルルがいるのに・・・あいりは本当の恋をしてるんだな。あいりは一途だ。だけど、これまでにどれだけ、あいりは傷付けられたんだろう?そう考えると・・・やっぱり、あいりを諦められない)


ツーストはギュッと拳を握りしめた。






ツーストも本当の恋をしてるんだよなぁ・・・。

高飛車な姫とヘンタイな騎士と俳優の王子 後編 その5 ( No.325 )
日時: 2013/12/26 19:01
名前: 桜 (ID: iVrcVWnH)

翌日






翌日 スマブラ屋敷


あいり(昨日は言い過ぎましたわ。でも、本当のことですし・・・)


あいりの頭はシェゾを浮かんできた。


あいり(・・・ダメ。シェゾには言いたくありませんわ。まだ、正体がバレたとも言ってないのに・・・)


次にカレンを思い浮かんだ。こんな時に相談ができる相手を・・・


あいり(・・・!!)


そして、あいりはカレンに相談した。あまり頼りたくはなかったが、こんな時に相談ができる相手だろう。なぜなら、カレンは芸能人とかに疎いから(コラ)。


カレン「ミラクル☆4の2番手、ツーストに告白されたですって?」
あいり「はい。誰にも相談ができなくて・・・(カレンは芸能人とかに疎いですし・・・」
カレン「ふーん。でも、その人って、あなたの立場や親の肩書きが好きなだけでしょ?」
あいり「それはそうですけれど・・・」
カレン「だったら、良かったじゃないの。もし、そんな男がいたら、さっさと断ればいいのよ。」
あいり「・・・(よし、決めましたわ!」


あいりは心の中であることが決まり、立ち上がる。


あいり「ちょっと、シェゾのところに行ってきますわ!」
カレン「えっ!?行っちゃった;(シェゾはアルルといちゃついてるのに・・・」


気が付いた時はあいりはいなかった。そして、あいりは大広間にシェゾを発見した。だが・・・


あいり「シェ・・・」


シェゾはアルルとキスをしていた。この光景を見たあいりは胸がズキンと痛む。そして、あいりは大広間に入らずに、向こうに行った。


あいり(キスは好きな人とするものですわ。シェゾはすごくアルルのことを愛してますのね。でも・・・)
ルイージ「あいり、どうしたの?」
あいり「ルイージ。・・・何でもありませんわ」


あいりはあることを思い起こす。それはシェゾにちゃんと言おうと決めたこと。そして、あいりは大広間の方へ走り去った。


ルイージ「えっ、あいり、どこに行くの!?」
あいり(やっぱり、こんなのダメですわ!!ちゃんと、シェゾに伝えないと!!シェゾ!!)


あいりは大広間に着くも、そこにはシェゾはいなかった。もう行ってしまったのだろう。


あいり(シェゾ・・・)


すると、あいりはバランスを崩して、倒れてしまった。一方、シェゾは。


シェゾ「ルイージ!!」
ルイージ「!!?何!?」
シェゾ「あいりは知らないか!?」
ルイージ「さっき、大広間の方へ走り去ったみたいだけど・・・それがどうかしたの?」
シェゾ「・・・っ!!」


シェゾは息切れしながら、目を瞑った。一方、倒れているあいりを発見したツーストはあいりをお姫様抱っこした。


ツースト「・・・」






そして、気が付いたら、あいりはスマブラ屋敷のどこかにいた。目の前にはツーストが座っていた。


あいり「ツッ、ツースト!?なんで、ここに・・・」
ツースト「ここは客間だ。お前が倒れて、マスハンが客間を貸してくれたんだ。軽い貧血だそうだ。」
あいり「(じゃあ、ツーストが私を運んでくれたってことですの・・・?)・・・」


あいりは拳をギュッと掴んだ。そして、目尻に涙がたまっていた。


あいり「優しく・・・しないで」
ツースト「え・・・?」
あいり「・・・だけなら・・・っ。私の立場や親の肩書きが好きなだけなら・・・もう、優しくしないで下さい・・・!!」
ツースト『お前を初めて見た時から、ずっと・・・』
あいり「私の立場が好きなだけなら・・・あんなこと言わないで下さい・・・。「好きだ」なんて・・・言わないで下さい」


ツーストは泣いているあいりにキスをした。あいりはファーストキスを奪われたことに戸惑うが、ツーストは唇を離さなかった。


あいり「やっ・・・!・・・っ」


一度、唇を離したものの、ツーストはまたあいりにキスをする。そして、ツーストが唇を離したあと・・・。


ツースト「・・・俺はお前の立場や親の肩書き何かで、好きになったんじゃない。」
あいり「!」
ツースト「諦めようと思ったけど・・・諦めようとはしないから、抱きしめたくなるんだ。」


あいりの鼓動は高まりつつあった。ツーストはそんなあいりを抱きしめる。ツーストに抱きしめられたあいりはツーストが激しく鼓動をあいりに鳴らしているのを聞いた。


あいり「(この人は・・・「本気」何ですのね。でも・・・)・・・ダメです」


あいりはツーストの身体を押した。そして、あいりはあることを言う。


あいり「私・・・シェゾのもの何ですの」
ツースト「そうじゃない。あいりの気持ちが知りたいんだ」
あいり「シェゾが、好きなんですの」


あいりは立ち上がろうとしたが、ツーストはそんなあいりを押し倒した。


ツースト「じゃあ、奪うことになるな」
あいり「・・・っ!やっ・・・っ!」


ツーストはあいりの首にキスをした。そして、ドアが開かれたあと、リンとレンが入った。それに気付いたあいりは二人に駆け寄る。


あいり「リン!レン!」
リン「あら?ツーストと一緒だったから安心したけど、そんなに怖かったの?」
レン「あいり・・・大丈夫かい?」
あいり「・・・(コクリ」
レン「・・・?」


レンは去りゆくツーストの背中を見た。そして、客間から去ったツーストは何かに気付いた様子で言った。


ツースト「サン、見てたのか」
サン「おや、バレたでアルか?せっかく、あいりを自分のものになりかけたのにー」
ツースト「・・・それでもいい。時間をかけて、あいりを俺のものにするから。」
サン「・・・ふーん。頑張ってアル」
ツースト「お前こそ、頑張れ」


一方、客間にいるあいりは。


あいり(・・・まだ、ドキドキしてますわ・・・。ツースト・・・)
ツースト『諦めようとはしないから、抱きしめたくなるんだ』
あいり(私のこと・・・本当に・・・考えちゃダメですわ!!)


あいりは布団に潜り込んだ!それは・・・。


あいり「考えちゃダメですわ!!私はシェゾが好きなんですから!!ファーストキスもツーストに奪われましたし、しっかり!!双子怪盗アリス団のアリスゥ!!」


あいりは一通り叫んだあと、こう思った。


あいり「・・・(でも」






あいり(ちょっとだけ、いいなと思いましたわ・・・。ほんのちょっとだけですわよ!!)






何気にあいりとツースト、両思い?

高飛車な姫とヘンタイな騎士と俳優の王子 後編 その6 ( No.326 )
日時: 2013/12/27 15:16
名前: 桜 (ID: iVrcVWnH)

大晦日






翌日 大晦日


あいり&ツースト&シェゾ&アルル「あ」


年越しパーティーの会場に向かっている中、4人は鉢合わせになった。しかも、シェゾはアルルと一緒にいるため、さらに気まずい。


あいり(今、距離を置きたい3人と会ってしまいましたわ・・・;)
シェゾ「あいり。元気出たようだな。良かった」
あいり「!」
アルル「みんな、心配してたんだよ?」
あいり「・・・ごめんなさい。ですわ」
シェゾ「分かればよろしい」
ツースト「・・・」


四人は会話しながら、急いで年越しパーティー会場に急ぐ。そして、会場の宴会間のドアを開けると、そこには・・・






ドラケロ防衛隊「ツースト×あいりのキスシーンのDVD「高飛車な姫と俳優の王子」を一枚一万円のところを五千円で販売だよー!」
腐った女子「きゃー!!買うわ〜!!」
悪戯三人組「僕(俺)達も今度の悪戯のネタに買おうかな」
王ドラ「まいど!」
四人「」






これはどういうことだ?えっ?要は昨日、クルルが客間に隠しビデオカメラで撮って(透明マントを使って)、完全に焼き増しで撮れたから、それを腐った女子に販売した?これを見たあいりは。


あいり「いやーーーーーーーーーーー!!!!(号泣」
アルル「・・・あとで、ドラケロ防衛隊の馬鹿に厳しく言うよ;」
シェゾ「口元まで、綺麗に映ってんな、これ・・・;ツースト?」
ツースト「ーーーーーーーーーっ!!!(顔真っ赤」


ツーストは武器である曲刀の二刀流を使って、ドラケロ防衛隊のところまで行って叩きのめそうとした!


ツースト「誰だー!?DVDを売った奴らの首謀者はー!!」
王ドラ「はーい」
ツースト「てめぇ、俺があいりのこと好きなのを知っていたな!!?」
王ドラ「だって、こう見えても私はほんの少しの読心術を使えますよ?知っておくのが礼儀というものじゃないですか」
ツースト「DVDを売った時点で礼儀じゃねーよ!!ここでお前を倒す・・・!!」
王ドラ「やってみて下さいよ?どうせ、私の勝ち何ですがね!」
ツースト「やってやろうじゃねーか・・・!」


王ドラとツーストは大乱闘になり、場はすごい盛り上がった。これを見たシェゾは。


シェゾ「ツースト・・・あいりのことが好きなんだな・・・」
アルル「また、一波乱の幕開けだね;」
あいり「どうしましょう・・・絶対に噂にされますわ・・・(半泣き」


その後、二人は後から来たユーリに沈められました(笑)。その後、年越しパーティーをし、最後は鴨鍋を食べ尽くして、年越しそばを食べた。代表のランが読者のみんなに感謝の言葉を言う。


ラン「これまで、この「日常日和。」に感想や評価、参照をくれてありがとうございます!おかげで、参照が5700突破しました!これからも「日常日和。」をよろしくお願いします!そして・・・」


全員がランの方へ集まる中、今年最後の言葉を言う。






全員「よいお年を!」


おわり






「オリキャラ紹介」
・夜神蒼真
双子怪盗アリス団の捜査本部長だったツカマエルから本部長の座を彼に引き継いだ刑事。性格はクールで冷静だが、多少ドジ。双子怪盗アリス団の事件の謎を追う。






「後書き」


やっと、今年最後の前後編終わりました!私は今年はいろんなことがありました。逃走中を始めたり、短編を始めたり、私の誕生日を他の作者さんが祝ってくれたり、クラスメートのみんなで修学旅行に行ったり、姉が料理を始めたり、クリスマスにタルトケーキを作ってくれたり・・・とにかく、いろんなことがあったんです。私の今年の漢字は・・・「心」ですね。いろんな人の心からの気持ちを忘れないようにします。では、長話はここまでにして、来年にまた会いましょう。少し早いですが・・・






よいお年を!!

高飛車な姫とヘンタイな騎士と俳優の王子 後編 その7 ( No.327 )
日時: 2013/12/26 19:08
名前: 桜 (ID: iVrcVWnH)


「今年最後におまけ」あおいはやっぱり、シスコンだった


シェゾ「ツースト、お前、あいりのことが好きなんだよな?」
ツースト「・・・ああ。それがどうかしたか?」
シェゾ「だったら、あいつには気をつけろ。ほら」
ツースト「?」


シェゾが指差した方向にツーストが振り向くと・・・






あおい「シェゾには僕も認めてるから、姉さんと会うことを許したんです。でも、他の男が姉さんに手を出したら、殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す・・・(王ドラに借りてもらった鎌を磨く」






シェゾ「あおいにお前の命を奪われないように気をつけろ。俺、あいりに手を出してないのに何度殺されかけたか・・・それでも、あいりを好きでいられるか?」
ツースト「・・・;あいりを好きでいられるぞ」
シェゾ「じゃあ、頑張れ」
ツースト(そこはいいのか!!?)


お粗末様でした。






今年最後に感想をお願いします。