二次創作小説(映像)※倉庫ログ

第二章:逆襲 その1 ( No.393 )
日時: 2014/01/10 20:15
名前: 桜 (ID: 0ZpCyTcF)

第二章です。続きを書いてくれみたいなタグをいただいたので、頑張って書きました!カービィがメタナイトに対してある感情に気付き始めます。






ツースト「ふーん。二人の間にそんな出会いが・・・」
ティクタ「じゃあ、最初から惚れてるじゃねぇか(出されたカップケーキを食べている」
デデデ「まあ、それはそうなんだが・・・」
王ドラ「じゃあ、二人はいつ付き合っても、おかしくない状態じゃないんですか?」
全員「・・・あ」
デデデ「そ、それとこれとは別ゾイ!!じゃあ、話を続けるゾイ。「メタナイトの逆襲」のことなんだが・・・」
夏美「ああ、SDXやUSDXの神すぎるモードで有名な?」
デデデ「そうだゾイ。実はこれにはある秘密が隠されたんだゾイ」
サン「どんな?」
デデデ「それは・・・」


デデデが話した「メタナイトの逆襲」。実はこれにはある秘密が隠されたのだ・・・。






日常日和。特別編1 ーーー出会ったあの日からーーー 第二章

第二章:逆襲 その2 ( No.394 )
日時: 2014/01/10 20:18
名前: 桜 (ID: 0ZpCyTcF)

メタ逆






第二章 一節 ーーー逆襲での挑戦状ーーー


◆メタナイト 〜プププランド「戦艦ハルバード内部」にて〜


アックス「カ、カービィがやってきました!まっすぐ、こちらに飛んできます!」
水平ワド「たいへん!たいへん!どうしよう!」
メイス「こんなところで邪魔されたくないダスよ!!」
バル「メタナイト様、いかが致しましょう?」
メタナイト「甲板付近の者は戦闘準備!他の者は離陸に備えよ!」
四人「了解!」


私はワープスターに乗って、戦艦ハルバードの甲板に向かっているカービィを見ていた。普段、こんな私でもメタナイツに的確な指示を出す。これだけでも、あっという間にこなしているように見えるが、敵はどんどんカービィによって倒されてゆく。そんなとき、カービィがロケットバルブに進入した。


アックス「カービィがロケットバルブに突入!」
バル「ヘビーロブスターを投入しろぉ!急げぃ!」


メタナイツをロケットバルブに送り込んだが、カービィは俊敏にロケットバルブを突破する。


メイス「ノズルの後ろでカービィが戦っているダス!」
メタナイト「離陸を強行するぞ!カービィを吹き飛ばせ!」
アックス「OK!メインエンジン点火!」
バル「今だ!スイッチオフ!」
水平ワド「バル艦長、落ち着いて;」


私は離陸を強行しろと命令して、カービィを吹き飛ばす。その結果、カービィは海まで飛ばされた。






逆襲での挑戦状

第二章:逆襲 その3 ( No.395 )
日時: 2014/01/10 20:25
名前: 桜 (ID: 0ZpCyTcF)

メタ逆は元が神すぎるので、自分なりに気をつけて手を加えました。いかがでしたか?






◆メタナイト 〜プププランド上空「戦艦ハルバード内部」にて〜


アックス「カービィは海まで飛ばされたようです」
メイス「ふぅ、ヤバかったダス」


メタナイツが喜んでいる中、私は考え事をしていた。その最中にバル艦長が話しかけてきたが、気にしないことにしよう。


メタナイト(しかし、カービィはいつも我らの前に立ちはだかってくる・・・何か考えていることでもあるのか・・・?)
バル「いきなりの邪魔者でしたが、セーフでしたね、メタナイト様」
メタナイト(・・・まさか、本気で私を止めに・・・プププランドを救う以上に・・・)
バル「これも、ハルバードのおかげですね!」
メタナイト(いや!!あの鈍感なカービィにはそんなはずはない!!断じて!!)
バル「あのー、メタナイト様・・・;話、聞いてる?」
メタナイト「ふん・・・まあいい。この戦艦ハルバードでプププランドは時期に制圧される!」
バル「あの・・・;メタナイト様・・・;それ、私のセリフ・・・;(聞かれてない」


私はメタナイツの方に向き、ある命令をする。


メタナイト「まずは小手調べだ。目標グレープガーデン!」


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アックス「カービィが飛んできます!」
メイス「主砲準備OKダス。一発いってみるダスか?」
バル「よし、ドッカーンと行け、ドッカーンと!」


私は高笑いしながら命令するバルを見ていた。・・・どうも、この男は特技もなしに運だけでハルバードの「艦長」の役目に付いたのだから、内心ではあまりいけ好かない。その結果、カービィは森に落ちたようだ。


アックス「カービィ撃退!森に落ちたようです!」
バル「よし、今度こそ追いつけまいっ」
水平ワド(そーかなー・・・)


私はメタナイツに背中を向き、こう思う。


メタナイト(・・・ふん、これで奴も諦めただろう)
バル「いいぞー!ハルバード!プププランド制圧も朝飯前!遥か遠い星「地球」も「ハルカンドラ」の制圧も夢じゃないな!」←世の中、そんなに甘くない
水平ワド(なぜか、この人の言うことは説得性に欠けるな・・・;)


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水平ワド「あれ?何か、あっちに光るものが・・・」
アックス「えっ?」


その光るものは・・・






カービィが乗っているダイナブレイドが飛んでいる姿だった。


アックス&メイス&水平ワド「鳥だああああああああああああああ!!!!(目玉が飛び出し、大絶叫」
バル「えっ、何!?ワシが何かした!!?(気付いてない」






ダイナブレイド。プププランドの作物を荒らした怪鳥。私は少し驚きながら、水平ワドの話を聞く。


水平ワド「メタナイト様!カービィが鳥に乗って、こっちに向かってきます!」
メタナイト「ダイナ・・・ブレイド・・・だと・・・」


私はこんなことを思う。なぜ、プププランドの作物を荒らしたダイナブレイドがカービィと手を組んだ?いや、そんなことは考えるのはよそう。私はメタナイツの方へ振り向き、こう伝える。


メタナイト「だが、ダイナブレイドもこのハルバードの前ではただの鳥当然!あの邪魔な鳥を撃ち落とせ!」
アックス「はい!(バルに向けた大砲に火をつける」
メイス「これで、ドッカーンと行くダス!」
バル「えー!!?ワシー!!?」←鳥
メタナイト「これで、邪魔な鳥を撃て(真顔」
バル「メタナイト様!?」


ダイナブレイドを撃つ前はもめていたが、何とかダイナブレイドを撃つ段階に出てきた。そして、ダイナブレイドを撃ち落としたが、カービィは甲板に降りていた。


アックス「ダイナブレイドを撃墜しました!」
メイス「でも!でも!カービィが甲板にいるダスぅ!」
メタナイト「落ち着け。冷静に対処すればいいのだ(しつこい奴め・・・」
バル「者共であえぃ!カービィを蹴散らせっ!」


私はメタナイツを「刺客」として、カービィの元に送り込む。私はある言葉を言う。


メタナイト「そこまでだ、カービィ!メタナイツの力を思い知るがいい!」
バル「あのー、メタナイト様・・・;それも私のセリフ何ですけど・・・;」
水平ワド「ファイトっ!」


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何か、ニコニコ動画に掲載されている「コロコロ好きが(ryシリーズ」の一つの劣化版みたいになってるお(´・ω・`)

第二章:逆襲 その4 ( No.396 )
日時: 2014/01/10 20:33
名前: 桜 (ID: 0ZpCyTcF)

数々の対決






メイス「カービィが甲板に出ようとしているダスね」
バル「では、そばにある主砲の前にご案内しろ」


カービィが甲板に出ようとしていた。当然ながら、ハルバードには数多の「エレベーター」というものがある。カービィはそのエレベーターを使って、甲板に入ろうとしているのだろう。だが、私はある考え事をしていた。「夢の泉」からずっと考えていること。それはいつまで経っても消えない。カービィともう一度戦った時もハルバード建設の時もハルバードが完成した時も。






ずっとずっと、カービィの優しい微笑み、嵐のようなカービィの激情、後先を考えない危なっかしいカービィ、カービィの優しさ、そしてーーー・・・他にもカービィの「全部」を考えていたことを・・・






・・・こんなこと、いつまでも考えているなんて、私は騎士失格だな。


バル「見つけられたか・・・」
メイス「何ダスか、ここは?」


バル艦長の声で私は我に返った。どうやら、回復アイテムがある部屋を見つけたようだな。その部屋には「無敵キャンディー」があるらしく、カービィはそれを頬張った。すると、カービィの身体は光り出し、飛んでいき、走り出してゆく。ついに、カービィは2連主砲の近くにたどり着いた。


アックス「カービィは現在、2連主砲に近づきつつあります」
バル「これで真っ黒焦げだな!がはははははははっ!」
水平ワド「あははははっ!」


ーーーバキッ!


バル「がははははっ!」


ドカッ!


バル「がははははっ!」


ドッゴォーン!


バル「がはははがははっ!ふぅ・・・笑ったら、不安がちょっとなくなった♪」
メイス「ギャー!!主砲がバラバラダス!!使いもんにならないダス!!」
バル「なんだとぉ!?そ、そんな馬鹿なっ!」


あの2連主砲が・・・いとも簡単に・・・まあ、カービィらしいと言えば、カービィらしいか。


アックス「カービィは現在、左ウィングに向かっています」


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アックス「左ウィング大破!被害面積約74%!」
バル「げげっ!!」
メイス「左右のバランスを崩しまくってるダス!!」
メタナイト「セイル収縮!右ウィングの浮力を下げろ!」


私は的確な指示をしながら、カービィが映ってるモニターの方へ見る。的確な指示をする反面、内心ではカービィが無事で安堵する自分もいた。


アックス「カービィがダクトを進んでいます」
バル「何をする気だ?」
水平ワド「道に迷ったの?」
バル「待てよ・・・いいことを思いついた。フフ」


バル艦長は何やら不敵な笑みを浮かべていた。何かを思いついたのだろう。私はモニターでカービィが武器貯蔵庫に入って行く姿を見かけた。


バル「武器貯蔵庫に入られたか」
メイス「よりどりみどりダスな」


こんなことを言う者もいたが、私は内心ではカービィの成長を期待していた。カービィは短期間でこんなに成長したようだ。そんなとき、カービィは武器貯蔵庫を出た。彼女なりに何か考えがあったのだろう。


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バル「準備はいいな?」
アックス「本当にやるんですか?」
メイス「ぷん。きっと、後悔するダス・・・」
バル「やかましいっ!あのピンク玉を倒すには今しかあるまい!2度目の正直!ヘビーロブスター発進っ!」


カービィの元にヘビーロブスターが立ちはだかった。ヘビーロブスターはカービィを追っていく。


バル「ぶひゃひゃひゃっ!潰せ、潰せぇっ!」
アックス「ああ・・・我らの戦艦が壊れてゆく・・・(号泣」
バル「細かいことは気にするな!ガンガンいけぇ!」
メタナイト「・・・;」


バル艦長は高笑いしながら、「地球」の「日本」の旗が書かれた扇子を持つ。この男はハルバードを壊すつもりか!そんなとき・・・


キィィン・・・!ズバッ!


全員「!!?」
バル「あ、あれはスパークのはどうだん!?あ、あれは故障か!?」


私は心の中でヘビーロブスターの爆発までの時間を数えた。爆発5秒前、4、3、2、1・・・。そしてーーー・・・


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ワープスターに乗っているカービィをモニターで見たバル艦長は呆然としていた。


バル「・・・(呆然」
メイス「何で、あんな機能を搭載しちゃったんダスかー!!!?(大号泣」
水平ワド「もし、ヘビーロブスターの爆発がハルバード全体に広がってたら、どうするんですか!!?」
バル「だ・・・だって、ハルバード内で使うメカじゃなかったし・・・;それにもし、障害が起きて、暴れ出したら大変じゃん・・・?」
アックス「でも、そのせいで右ウィングまで壊れちゃいましたよ!!」
バル「ふ、ふ〜んだ。左右が壊れてちょうどいいわい」
メタナイト「・・・」


ここまでの事態は予想していなかった。・・・私の読みが甘かったか。


アックス「カービィは外壁に伝って、戦艦底部へ向かうようです」


カービィは外壁へ伝って行くのかと思いきやーーー雲の方へ向かった。


メイス「ややっ!?カービィがレーダーから消えたダス!!」
バル「見失ったのか!?探せ探せぃ!」


雲の中に紛れたようだな。・・・そのうち、出てくるだろう。


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アックス「カービィは戦艦底部へ進行中」
バル「手薄なところだな。・・・しかし、風が寒い」
アックス「さむい」
水平ワド「たかい」
メイス「こわいダス」
バル「・・・お前ら」


カービィは戦艦底部に進行していた。バルが3人に拳骨をしたのを尻目に私はこんなことを考えていた。






あんな危険なところ、私がいたらカービィを助けたのにーーー・・・。






・・・いつの日かプププランドを制圧する者が何を言ってるんだ。はは、私はいつの間におかしくなってしまったようだ。


メイス「あああ!!ワシのへそくりのトマトと1upがあああっ!!!」
バル「お前、そんなものを貯め込んでいたのかぁ!馬鹿者!」
水平ワド(・・・美味しそう)


バル艦長が再びメイスに拳骨をしたあと、私はこんなことを思った。もし、私があのトマトと1upをあげたら、カービィが喜ぶのだろうか?いや、今はこんなことを考えるのはよそう。それよりも、まずはプププランド制圧からだ。






メタ様・・・

第二章:逆襲 その5 ( No.397 )
日時: 2014/01/10 20:38
名前: 桜 (ID: 0ZpCyTcF)

リアクター






アックス「カービィがリアクターに向かっています!」
メイス「動力がなくなったら、今度こそアウトダスよ!!」
バル「案ずるな。リアクターはカービィのどんな攻撃も受け付けまい!無駄に足掻くがいいわ!」
水平ワド「そっか。じゃあ、反射レーザーがリアクターに当たらなければ、無敵なんだ」
バル「そうなんだよねー。あのレーザーだけはねー・・・って、余計なこと言うなあああああああああああああ!!!」


水平ワドがしゃべった時点で、もう我らの勝機はなくなってしまった。しかも、不幸にもカービィに聞こえていたらしく、あっという間にリアクターは倒されてしまった。


アックス「リアクターを破壊されました!」
メイス「動力であるウィリー達が逃げていくダスぅ!」
バル「ええい、何をやっておるのだああああああああああ!!!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


アックス「各部の機能が低下しております!第3、第5エンジン停止!」
メイス「もう、ボロボロダス!すぐに落ちるダスよ!」
水平ワド「そ・・・そんなぁ!!」
バル「やだよおおおおおおおおおー!!!(大号泣」


不覚・・・だが、やむを得まい。こうなったら・・・


水平ワド「メタナイト様・・・我々はどうすれば・・・」
メタナイト「クルー全員に告ぐ!至急本艦により、脱出せよ!!」
バル「あひえぇぇぇ!!この艦はもうダメだぁぁぁ!!ワシは逃げるぅぅ!」
アックス「あ・・・諦めるんですか!?」
バル「ええい、こうなっては仕方ないだろう!!やはり、カービィ何かに適うわけがなかったんだー!!!じゃ、ワシは逃げますぅ!悪く思わんで下さい!それでは!!」
水平ワド「バル艦長〜!!!Σ(°д°;;;)」


バル艦長はパラシュートを背負って、ハルバードの外に出て行った。・・・ヘビーロブスターを使って、あれだけハルバードを壊した奴が逃げたな。今後、私はこの男を頼りにしないことに誓う。


メイス「さんざん、えらそうなこと言っといて〜・・・(°д°###)」
アックス(°д°###)
メタナイト「さあ、次はお前達の番だ」


私はバル艦長と同じくメタナイツが逃げ出すように促した。だが、メタナイツは。


アックス「・・・いえ、最後までお付き合いさせていただきます!」
メイス「カービィにぎゃふんと言わせて、それからみんなで逃げるダス!」
メタナイト「・・・」


まだ、剣術は修行が必要だとはいえ、私についていく一心は本物だようだ。彼らは本気だ。彼らに忠誠を誓われる私は。


メタナイト「・・・死に損ない共め。勝手にするがよい」


涙目を浮かべる彼らを見て、こんなことを答えた。水平ワドは泣きながらハルバードの天井を見ている。


水平ワド「・・・」






・・・すまない。






メタ様、かっけー!!!

第二章:逆襲 その6 ( No.398 )
日時: 2014/01/10 20:42
名前: 桜 (ID: 0ZpCyTcF)

カービィ視点






★カービィ 〜プププランド上空「戦艦ハルバード内部底部」にて〜


ボクは爆弾ブロックを壊しながら、先に進んでいた。いつの間にか敵は誰もいなくなった。


カービィ「あと少し・・・か・・・」


ボクがこれから向かう目的はプププランドを救うことだけど、もう一つの目的がある。それは指揮官であるメタナイトを止めることだった。メタナイトは一体、何でこんなことをしたんだろう?ボクはそれが聞きたい。そんなことを考えて進んでたら、武器を持ったメタナイツが現れた。


アックス「待て、カービィ!」
メイス「こっから先には通さないダスよ!!」
カービィ「無駄な犠牲は出したくない!指揮官に会わせて欲しいだけだ!」
アックス&メイス「!?何!?」
カービィ「ボクはメタナイトに話がある!」
アックス&メイス「・・・」


ボクが言った瞬間、二人は考え込んだ。でも、二人はボクをキッと睨んで。


アックス「これだけの艦を壊して、何を言う!」
メイス「貴様にぎゃふんと言わせるまで、ワシらは死にきれないダス!」
カービィ「・・・」


ボクはこの瞬間の後にメタナイツと戦った。吸い込んで、吐いて、吸い込んで、吐いて・・・そして、メタナイツとの戦いの結果、ボクが勝った。


アックス「メタナイト様、あとはお願いしますぅ!」
メイス「ダメなワシらはお先に失礼ダスぅ!」


メタナイツは武器を持ってハルバードの外に逃げていった。これで、残りはメタナイトと・・・水平ワドという女の子がいるんだっけ?どんな覚悟してでも、ボクはメタナイトと戦う。






・・・あれ?ボク、何で泣いてるんだろ?






カービィ・・・(号泣)

第二章:逆襲 その7 ( No.399 )
日時: 2014/01/10 20:46
名前: 桜 (ID: 0ZpCyTcF)

対決






第二章 二節 ーーー騎士の初めての涙ーーー


◆メタナイト 〜プププランド上空「戦艦ハルバード」にて〜


水平ワド「メタナイツがみんな、やられちゃいました!・・・あっという間に・・・!(ぐすん」
メタナイト「・・・」


その時、足音がこっちに近づいてきた。カービィのだろう。


水平ワド「メタナイト様!カービィがこっちに来ます!」


どうやら、水平ワドもカービィの足音に気付いたらしく、私に伝える。私は水平ワドを逃がすために、こんなことを言った。


メタナイト「お前がここにいる理由もない。時を見計らい、脱出しろ」
水平ワド「じゃ、じゃあ、メタナイト様は・・・!?」
メタナイト「奴の狙いは私だ。ここまで巻き込んで、悪かったな・・・」
水平ワド「・・・!」


私はディメンジョンマントを使って、カービィのところまで向かった。


★カービィ 〜プププランド上空「ハルバード内部」にて〜


カービィ「見つけたよ、メタナイト!もう勝手なことはさせない!」
メタナイト「・・・」


ボクは高いところにいるメタナイトを見つけ、止めるように話しかけた。すると、彼は。


メタナイト「お前は変えようとは思わないのか、この平和ボケした国を!」
カービィ「・・・」
メタナイト「私がプププランドを征服した暁にはどんなに敵に現れても陥落されない、難攻不落の富強大国に変えてみせよう!」


ボクは彼からこんなクーデターを起こした理由を聞いた。でも、「理由」はそれだけじゃないはずだ。ボクは口を開こうとした瞬間、彼が口を挟んできた。


メタナイト「・・・しかし、侵略拠点であるハルバードがこうなってしまった今・・・私の野望は、この艦が堕ちるまで・・・」


彼はボクの近くに剣を投げつけてきた。きっと、これがーーー本気の勝負なんだろう。


メタナイト「これが最後だ、カービィ!いざ勝負!!」
カービィ「・・・望むところだ!!」


ボクはコピー能力ソードになって、メタナイトと戦った。剣の交わる音が聞こえる。


キィン!キィン!


音もこないだ戦った時とは違う。彼は本気だ。ボクを圧倒させるほど強くなった。ボクの剣が近くに飛ぶ音が聞こえる。彼はボクを押し倒した。宝剣ギャクシアを持って。


メタナイト「・・・私の勝ちだ」


メタナイトはボクにゆっくり、宝剣ギャクシアを突き立てようとする。このままじゃ、ボクは彼に「理由」を聞けないまま死んじゃう。ボクはどうすれば・・・。


デデデ『メタナイトはワシを圧倒させるほど強いゾイ。あいつの凶刃の前に散った騎士は数知れずゾイ。しかし、あいつは強くなってもある癖があったんだゾイ』


突如、デデデの言葉を思い出す。そして、あることを思い出した。その“あること”とは・・・。


デデデ『あいつが最後に狙ってくる場所・・・それは敵の心臓ゾイ!』


そうだ。ゆっくり剣を近づけてくる彼にボクは近くにある剣を取り、メタナイトの剣を飛ばした。


メタナイト「・・・な・・・!?」


ボクは慌てて宝剣ギャクシアを取りに行く彼の仮面を斬った。彼は素顔をさらけ出しながら、こう言う。


メタナイト「・・・見事だ。どうして、私の癖を分かった?」
カービィ「キミ、デデデから聞いてなかったの?」
メタナイト「!・・・陛下から聞いたのか。自分の弱点を知りながら、それを直せなかった私の怠慢・・・負けるのは当然だな」
カービィ「・・・メタナイト。プププランドを乗っ取ろうとしたもう一つの理由は何なの?」


メタナイトは素顔をマントで隠しながら、こう言い放った。


メタナイト「・・・お前には関係のないことだ」


彼はディメンジョンマントで向こうへ行った。もう後がないだろう。






★カービィ 〜プププランド「オレンジオーシャン」にて〜


ボクはウィリーに乗って、メタナイトの妨害に遭いながら、なんとかハルバードから脱出できた。ボクは落ちてゆくハルバードを見ながら、こう思った。ーーーメタナイトも無事だろうかーーー?


カービィ「・・・ウィリー、ちょっと行ってくるね」
ウィリー「えっ?」


ウィリーは呆然としていた。それはそうだろう。メタナイトを助けにいくことは知らないんだから。メタナイトを探す理由?そんなの決まってる。ボクはメタナイトが大切だから。メタナイトが好きだから。ボクは一生懸命、メタナイトを探した。すると、高いところにいるメタナイトを見つけた。


カービィ「・・・メタナイト」
メタナイト「・・・何だ。私を捕まえにきたのか?」
カービィ「ううん、違うの。一緒にデデデ城に行こうよ!デデデなら、きっと許してくれるはずーーー」
メタナイト「ーーーっどうして、そんな風に言い切れる!?今回のクーデターだって・・・」






メタナイト「全てお前のためにやったことなのに!」
カービィ「えっ・・・?」






ボクはとんでもない事実に驚いた。ボクの、ため?


メタナイト「プププランドの住民が・・・お前に頼ってばかりいたから・・・もうこんなことはさせないように・・・クーデターを起こした・・・」


いつも強い彼とは思えないほど弱々しい声で彼は言う。ボクはそんな彼にあることを言った。


カービィ「メタナイト・・・顔、見せて・・・」


ボクは仮面を取ると、メタナイトは一生懸命に涙をこらえてる顔をしていた。ボクは彼を諭すように言う。


カービィ「メタナイト・・・ボクはそんなこと、ちっとも嬉しくないよ。ボクはみんなを守れれば、それでいいの。それにメタナイト自身も傷つける。だから、大丈夫・・・大丈夫だよ・・・」
メタナイト「カー・・・ビィ・・・カービィ・・・!」


ボクは声を押し殺して泣いているメタナイトを包み込むように抱きしめた。すると、彼は咆哮を上げるように叫んで泣いた。ボクのためにやってくれたんだね。






ずっとずっとーーー・・・。






第三章:恋はプププランドの(夢の泉よりも)高い丘が舞台ですので、今回はここまで。






メタ逆はセリフの資料を見ながら書かなくちゃいけなかったので、大変でした;感想をお願いします。