二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Protect you その1 ( No.54 )
- 日時: 2013/05/19 23:35
- 名前: 桜 (ID: pGxW5X.O)
エキストラの作者さんのあと1人がまだ出したい扱うキャラ記入してこないので、しばらくは短編関連を執筆。あと1人が記入してこない限り、逃走中の更新は無理だろうな・・・;今回のタイトルの意味は日本語で「僕が君を守る」です。王ドラがミニッツへの感情に自覚するお話。王ドラ視点とタママ視点でお楽しみ下さい。
王ドラside
ミニッツ「今日と明日、ミニッツのお家に泊まりに来ない?」
王ドラ「は?」
事の発端はこの一言でした。ミニッツさんはこう言ってます。「今日、自分の家に泊まりに来ないか」と。私は女の子が苦手で、流石に幼女とお泊まりは犯罪ですので、ランさんは泊まりに誘えばいいと教えます。
王ドラ「なぜ、男である私に泊まりに誘うんですか?こういうことなら、ランさんに誘えばいいでしょう?」
ミニッツ「ランはバラエティーの仕事のロケでお兄ちゃんは仕事で2日間お泊まり!ミニッツは今日と明日はオフだから、頼るのは王ドラしかいないでしょ?王ドラは今日と明日は予定ないでしょ?(にっこり」
王ドラ「う・・・;」
ミニッツさんの言葉に私は何も言えなかった。ミニッツさんに甘すぎる私も私ですが、ここ数ヶ月なんでかふと、この子のことを考えていることがあった。考え出したら、気が付けば夕方になっているときもありました。その期間が長引いてくるうちにカンフーの修行での調子も悪くなるし、お医者さんの助手の仕事だって失敗を繰り返すこともありました。お医者さん達も看護士さん達も私のことを心配してくれましたけど、それくらいでは私のモヤモヤは収まりませんでした。今日だって勉強とカンフーの修行で忙しいのに、何故か身体はミニッツさんのところへ向かってしまう。何故だろうーー。で、結局ーー
王ドラ「・・・分かりましたよ。」
ミニッツ「やったぁ!」
少しは恥じらいというものを知りませんか・・・なんで、私は恥じらいも知らないこの子のことが気になるんだろうーー
タママside
タママ「・・・」
・・・ボクは見ましたですぅ。ミニミニが王ドラさんを泊まりに誘ってるところを。恥ずかしながらも王ドラさんが泊まりを承諾してるところを。
タママ「ふっふっふ・・・」
ボクはニヤリと笑ったですぅ。そう、何かを思いついたように。実はボクは作者の過去の小説「不思議な力があるダイヤ」のとき、ボクがたまたま皿を割ってしまい、不幸にも音を聞きつけた王ドラさんに皿が割ったところを見られてしまい、ボクは口止め料として王ドラさんの子分となったんですぅ。それからさんざんコキを使われ、ボクを行くなと言われたところへ連れて行って付き合わされたり、入るなと言われたところに入ってボクも一緒に怒られたり、王ドラさんが知り合いでドラケロ防衛隊の子分のヤンキー達(軽く一万人は超えている)と一緒にユーリさんの城の庭でキャンプファイヤーしてたりなど(ボクも付き合わされ、目の前にいたユーリさんに殺されそうになった(彼の魔剣ダークムーンで)、さんざん迷惑を被ってきたんですぅ。耐えまくって王ドラさんの子分として接してきたんですが、いつか復讐のチャンスのときを伺っていたんですぅ。そして、ようやく・・・
タママ(裏)「ついに復讐のときが来たんだですぅ!!このボクを舐めるとどうなるか教えてやるですぅ!!ターマタマタマァァァ!!」
・・・こうしてボクの「王ドラさんがミニミニに嫌われる大作戦」が始まったですぅ。
王ドラside
私はミニッツさんと一緒にミニッツさんの家に向かうことになりました。どうやら、ミニッツさんの家は35階立ての分譲マンションでミニッツさんの兄、タイマーさんが番組が終わったあとに出るギャラでローンを払っていたらしいんです。そのギャラは30万でローンの借金は1500万で、ローンを払い終えるまで2ヶ月はかかっていたとか・・・。短すぎです。流石は売れっ子の芸能人は違いますね・・・
王ドラ「それで、なんで人を泊まりに誘おうと思ったんですか?」
ミニッツ「えっ?部屋が広すぎたから、誰かを泊まりに誘おうと思って・・・それに」
王ドラ「?」
ミニッツ「・・・王ドラといると、安心するから(ボソッ」
王ドラ「え?」
ミニッツ「な、なんでもないよ!」
最後の方は聞こえませんでしたけど・・・本人が顔が真っ赤で拒否るから、詮索はしないということにしようか。ただでさえ詮索をしたら、ミニッツさんの魔法で出てきたマカロンが私に向かって爆発して惨事になることに決まってますしね・・・。
タママside
ボクはとりあえずくしゃみで人間に変身し、不良男に変装したですぅ。その変装は黒いモヒカンのカツラをつけて、サングラスをかけて、荒れた学ランの服装。第1の作戦はこうですぅ。
①不良男に変装したボクがミニミニにぶつかる
②王ドラさんがミニミニを避けて、ミニミニがこける
③こけてしまったミニミニは王ドラさんが避けたことに怒る
④そのままケンカに発展し、ミニミニと王ドラさんは互いに嫌いになる
タママ(裏)「完璧ですぅ!完璧すぎるですぅ!!この第1の作戦でボクが写真を撮り、シェゾさんにその写真を添付したメールを送り、そして王ドラさんは誰からも嫌われまくりですぅ・・・。早速、作戦を実行するですぅ!!」
ボクは早速、後ろから2人のところへ行き、さり気なくミニミニにぶつかるですぅ。そして・・・
ドンッ
ミニッツ「きゃっ」
よし!作戦通り!これでミニミニはこけ・・・
王ドラ「ミニッツさん!」
ミニッツ「わっ(王ドラにキャッチされる」
えっ?
王ドラ「全く、本当に危なかっしい人ですね。」
ミニッツ「ご、ごめんね・・・でも、受け止めてくれてありがとう」
王ドラ「はっ!私は女の子の身体を触ってしまいました!私は女の子は苦手なんですよ〜(真っ赤&プシュー&フニャ〜」
ミニッツ「ハハハ、面白い!」
ボクはすぐに塀のそばに隠れて、真っ赤になった王ドラさんと面白がってるミニミニを見ていた。王ドラさんがミニミニを受け止めた・・・ということは・・・
タママ「ボ、ボクとしたことが王ドラさんの優しさに計算を入れてなかったですぅ・・・;だけど、まだ作戦はあるですぅ!!」
ボクは早速、第2の作戦の実行のチャンスを伺うために王ドラさんとミニミニを尾行することにしたですぅ。
第1の作戦失敗(ミッションオーバー)
- Protect you その2 ( No.55 )
- 日時: 2013/05/19 19:17
- 名前: 桜 (ID: pGxW5X.O)
第2の作戦の直前と第2の作戦の王ドラ視点
王ドラside
ミニッツ「あ、ここだよー!」
ようやくミニッツさんが住んでいるマンションに着きました。分譲マンションとはいえ、大きいですね・・・。22世紀もこんな感じでしたけど、50階もあったら、この地球という星を駆け抜けてしまいそうだ。私達はエレベーターに乗り、ミニッツさんが住んでいる階、20階にたどり着きました。そして・・・
ミニッツ「あ、ここだよ!」
タイマー&ミニッツと書かれているプレートがインターホンの上に飾られているミニッツさんとタイマーさんのお家「2003号室」にたどり着きました。・・・つか、プレートがハートの形って、どれだけサタン並の悪趣味なんだ、この兄妹は;・・・ミニッツさん、タイマーさんのことが好きなんですか?って、何考えてるんですか、私は!!ミニッツさんが鍵を解いてドアを開けると、私はミニッツさんの家に招き入れられました。・・・別に私はやましいことなんて考えてませんよ?私とミニッツさんは靴を脱ぎリビングに入ると・・・
王ドラ「ひ、広い・・・;スイートルームですか、ここは;」
ミニッツ「スイートルームのほどじゃないよ?このリビングは19畳あるけどね!」
王ドラ「そうですか・・・;」
スイートルームってわけじゃありませんが、サタンの悪趣味な城でもこんな広さでした。でも、この家は悪趣味じゃありませんし、何より生活感がありますね。
王ドラ「ところでポップンデパートで夕飯の買い物に行きませんか?私が夕飯を作りますよ。」
ミニッツ「えっ、ホント!?じゃあ、ミニッツ、王ドラのお手伝いをしたいし、買い物にも行く!」
・・・なんだかんだ言って、笑うのはかわいいんですよね、ミニッツさんは。後から聞いたら親はいないって聞きましたし。私はミニッツさんの頼みを承諾し、すぐに買い物への準備に向かった。
タママside
タママ「わ、王ドラさんが・・・;」
笑ってた。しかも、あんな優しそうに。マンションがあまりにも大きいから、モモッチの親衛隊の力を借りて、ヘリコプターで王ドラさんのところまで来てましたのに(もちろん少し遠いところで見てた)、衝撃的なものを見つけてしまったんですぅ。そう、滅多に本当の笑顔を見せない王ドラさんがミニミニに向かって優しげな笑みを浮かんだことを。あれは心を開いた奴に見せる「天使な笑み(ラブ・スマイル」。王ドラさんが優しげな笑みをしたということは・・・
タママ(裏)「王ドラさんって、実はロリコン趣味!!?正式名称ロリータ・コンプレックス!!?あの人って、女の子が苦手なんじゃ・・・」
吉岡平「・・・あの、そろそろヘリコプターを降りてもいいですか;」
タママ(裏)「いや、まだですぅ!!2人が出たら、ポップンデパートへ行くですぅ!!そこで第2の作戦に協力しやがれですぅ!!!」
吉岡平「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!(大号泣」
そして、2人が出たあとにボク達は2人を尾行することにしてポップンデパートへ向かったですぅ。
王ドラside
今日の夕飯はオムライスとフルーツサラダとミネストローネにするため、私達はオムライスとフルーツサラダとミネストローネの材料を買いました。そして、ようやく買い物を終えましたが、まだ時間がありますからミニッツさんの要望を聞きますか。
王ドラ「ミニッツさん、何か要望がありませんか?」
ミニッツ「えっ!?でも、時間・・・」
王ドラ「大丈夫ですよ。さて、要望は?」
ミニッツ「じゃあ・・・」
私達はいつのまにかゲームセンターにいました。理由を言うと・・・ミニッツさんの要望は「ゲームセンターで王ドラと一緒にポップンバトルしたい!」ということらしい。まぁ、私もポップンの腕前はHでオプションをつけても大丈夫な感じということでポップンバトルをすることにしました。こうしてる間にも一層この子に甘くなってる気がする。どうしてでしょうーー
王ドラ「一曲目と三曲目は私が選んでいいですか?」
ミニッツ「じゃあ、ミニッツは二曲目と四曲目を選ぶね!」
一曲目は私が選んだ「チャイナプログレッシブ」を選んで僅差で私の勝ち。二曲目はミニッツさんが選んだ「ちびっ子アイドル」で圧倒的の差でミニッツさんの勝ち。三曲目は私が選んだ「エピックポエトリー」で圧倒的の差で私の勝ち。最後の曲はミニッツさんが選んだ「パティスリーポップ」で僅差で私の勝ち。3対1ーーつまりは私の勝ちです。
ミニッツ「あーあ、負けちゃった。でも、楽しかったよ!」
王ドラ「負けちゃったのになんで楽しかったんですか?」
ミニッツ「勝負するのに勝ち負けは関係ないよ?楽しかったなら、それでいいじゃない」
王ドラ「・・・!」
そうだった。この子には勝ちも負けも関係ないんでした。それがこの子のいいところでしたっけーー
「きゃああああああああああああ!!!」
ミニッツ「!?今、叫び声が・・・」
王ドラ「行ってみましょう!」
私達は足を速めて叫び声がする方へ行った。
一体何があった!?
- Protect you その3 ( No.56 )
- 日時: 2013/05/19 19:21
- 名前: 桜 (ID: pGxW5X.O)
第2の作戦のタママ視点と第3の作戦
タママside
ボク達(ボクはまたくしゃみで人間に変身して)は強盗に変装して、ポップンデパートに来たですぅ。で、現在は女を人質に取っているんですぅ。要求はこうだ。
タママ(裏)「お菓子50個分と特大コーラと漫画一年分と澄色のタヌキをよこせ!!」
吉岡平「さ・・・さもないと、この女がどうなるか分かってるんだろーな!?」
女性A「きゃああああああああああ!!!」
ふっふっふ・・・作戦通りですぅ。この第2の作戦はこうですぅ。
①強盗に変装したボク達がどっかの女性を人質に取る
②王ドラさんとミニミニが来る
③王ドラさんが怯える
④王ドラさん、ミニミニに「男らしくない」と言われ嫌われる
今度こそ、完璧な作戦ですぅ。王ドラさんにボクを怒らせるとどうなるか教えてやるですぅ!!
王ドラ「どうしました!?」
ミニッツ「わっ、強盗だ!」
女性B「女性が人質に取られているんです!」
刑事A「我々だけじゃ手に負えない。だから、助けてくれないか?ちゃんとご褒美はあげるよ」
王ドラ「・・・」
ほらほら、王ドラさんが考え事してるですぅ。これで第2の作戦は上手く行った・・・
王ドラ「ミニッツさん、これは連携して強盗を捕まえましょう。私達はこの強盗の一人を捕まえます。」
ミニッツ「OK!」
え?
王ドラ「強盗、痛いのはほんの一瞬ですからねー?アチョー!」
吉岡平「ぶはぁ!!」
吉岡平さんは王ドラさんの蹴りを喰らいやがったですぅ。・・・やっべぇ。ボクも今のうちに早く逃げるですぅ!!
ミニッツ「そうはさせないよ、強盗さん!マカロン・ボム!」
タママ「わーいvマカロンですぅ!」
カッ
タママ「えっ?」
チュドーン!!
ボクはミニミニの魔法のマカロン爆弾を受けて倒れたですぅ。ん?人だかりができてる?まさか・・・;
刑事B「強盗、強盗の容疑で逮捕する!!」
警察官A「大人しくしろ!!」
タママ(裏)「わー!!離せですぅ!!ボクはあいつに復讐をおおおおおおおおおお!!!」
王ドラside
強盗は無事に倒し、ご褒美であるどら焼きとマカロンは明日もらうと刑事さんと約束してから私達はミニッツさんのお家へ帰り、私は夕飯の支度をしていました。ミニッツさんに人参の皮むきを手伝ってもらい、彼女にフルーツサラダを作らせてもらいました。本人がやりたがっていましたので、彼女は料理も上手いんだなーと思いました。やっぱり、1人で料理を作ってきたのですか・・・?彼女は「お兄ちゃんと一緒にいるから大丈夫!」って言ってましたけど、心細かったはずです。・・・私がそばにいることはできないのでしょうか?って、何考えてるんですか、私は!!そんなことを考えている私達はようやくオムライスとフルーツサラダとミネストローネが完成です!
ミニッツ「美味しい!」
王ドラ「ミニッツさんの作ったフルーツサラダは美味しいですね。」
ミニッツ「でしょ?」
王ドラ「・・・ミニッツさんは私を見て胸が苦しくなったりすることがありますか?」
ミニッツ「?しないよ?王ドラと一緒にいるのは楽しいよ?」
王ドラ「・・・そうですか;」
ミニッツさんは胸が苦しみませんか;それなのに、私はミニッツさんを見てなんで胸が苦しくなるんですか?どうしてだろうーー
王ドラ「ちょっと、トイレに行ってきますね。」
ミニッツ「いってらっしゃーい!」
ウィーン・・・
ミニッツ「ん?なんで真上からUFOキャッチャーみたいなUFOがあるんだろ?」
タママside
ふっふっふ・・・王ドラさん達が夕ご飯を食べる前から天井にいたのは正解だったですぅ。クルルさんに作ってもらったUFOで第3の作戦を実行するですぅ!第3の作戦の内容はこうですぅ。
①UFOがミニミニの前に現れる
②そのUFOでミニミニのご飯を奪い取る
③そこで現れた王ドラさんにミニミニが疑いをかける
④疑いをかけられた王ドラさんは激怒し、2人は喧嘩に
タママ「今度こそ完璧な作戦ですぅ!!完璧すぎて可愛くてボク、困っちゃうですぅ〜♪」
おっと、これ以上声を出すと見つかっちゃうので、口チャックですぅ。ボクはUFOでミニミニのオムライスを取ろうとした。だが・・・
ガシッ(ミニッツがUFOを掴む音)
えっ?
ミニッツ「わー、このUFO本格的ー」
タママ(裏)「わわっ、離せ!」
ボクが離せと言っても、ミニミニが面白がってるから聞かない。そして・・・
ビッ ガシャン!
ミニッツ「あ、壊れちゃった」
タママ(裏)「あーーーーーー!!!?」
ボクが叫んだ瞬間、ミニミニは。
ミニッツ「?だあれ?」
タママ(しまった!)
ボクはミニミニに見つかる前に逃げたですぅ。もし、バレたら王ドラさんに大目玉じゃ済まない。それが王ドラさんの性格だからーー
王ドラ「どうしました、ミニッツさん。」
ミニッツ「上からね、UFOキャッチャーのUFOみたいなのが落ちてきたの。」
王ドラ「ふーん・・・」
華やかな夕食
- Protect you その4 ( No.57 )
- 日時: 2013/05/19 19:26
- 名前: 桜 (ID: pGxW5X.O)
第4の作戦と最後の手段前半
王ドラside
風呂は入りましたし(一緒には入ってません。絶対に!!)、ミニッツさんはもう寝る時間なので、ミニッツさんを早めに寝かせて、私はミニッツさんが用意してくれた部屋で小説の続きを読んでいました。その小説の内容は囚人が柵の向こうにいる少女に恋をし、飛行機に折った手紙を交わすようなもの。桜がこの本を読んで私に勧めてくれたのですが、囚人がいる収容所がヤバいところだったり、囚人の父親がなんと帝國に反旗を起こした主犯格、“元英雄”だったりするなどの驚愕な内容でしたので、わくわくしながら次々と読んでいきます。そのときーー
コンコン
王ドラ「誰ですか?」
ミニッツ「王ドラ・・・ミニッツ・・・」
王ドラ「ミニッツさんですか。入っていいですよ。」
ミニッツさんがドアを開けた瞬間に私は驚愕しました。何故ならーー
ミニッツ「王ドラ・・・」
ミニッツさんが泣いていたから。私はミニッツさんをあやそうと彼女に近づく。
王ドラ「ど・・・どうしました;」
ミニッツ「・・・」
ぎゅっ
突然、身体が締め付けた。何故なら、ミニッツさんが私を抱きしめてきましたから。
王ドラ「///////!!!?」
ミニッツ「ひっく・・・怖い夢、見たの・・・」
王ドラ「えっ?」
ミニッツ「皆が・・・ひっく・・・ミニッツを置いて死んじゃう夢・・・」
どうやら彼女が泣いていたのはその夢のせいらしい。私はミニッツさんをあやすように頭を撫でる。
王ドラ「大丈夫です。私はここにいますから・・・。皆もいますよ。」
ミニッツ「うん・・・」
その言葉でミニッツさんは泣き止んだ。やっぱり、皆が好きだからなんでしょう。そう思うたびに胸がチクッとするのはなんででしょう。
ミニッツ「ねぇ、王ドラ」
王ドラ「なんですか?」
ミニッツ「一緒に寝ていい?」
王ドラ「へっ///////」
ミニッツさんの衝撃発言に私はぼっと赤くなる。あがってしまいそうになりましたが、ここは我慢して・・・
ミニッツ「ねぇねぇ、いいでしょ?」
王ドラ「い・・・いいですよ///」
ミニッツ「やったぁ!」
私はミニッツさんと一緒にベットで寝ることにしました。別にやましいことなんて考えてませんからね!私は横を向きましたが、ミニッツさんが寄り添ってきました。
ミニッツ「なんだかね、王ドラといるとね、すごく落ち着くの・・・」
王ドラ「そ・・・そうですか」
私は顔が赤くなって、無意識にミニッツさんに寄り添いました。そして、ミニッツさんが寝る前の言葉を言った。
ミニッツ「おやすみ」
ミニッツさんがそう言ったあと、ミニッツさんは眠ってしまった。気持ちよさそうに寝てるミニッツさんに私は優しく微笑みました。
王ドラ「おやすみ」
タママside
ふっふっふ・・・やっぱり、天井から潜入して正解だったですぅ。ボクは王ドラさんが泊まる部屋の天井から降りて、ベットで寝てる王ドラさんを見た。やっぱり、ミニミニもいるなと思ったらそれこそ作戦通りですぅ。だって、ドラリーニョから借りてきた「ゆめコントローラー」でミニミニの楽しい夢を怖い夢に変えたから。「ゆめグラス」でミニミニの夢を見たけど、流石にここまではないと思うですぅ・・・;まぁ、とにかく第4の作戦を実行するですぅ。その第4の作戦は・・・
①ボクが王ドラさんに近づく
②ボクが王ドラさんに夜這いをかける
③声に気付いてそれを見たミニミニがドン引き
④結果的に王ドラさんはミニミニにホモだと思われて嫌われる
タママ「ボクの身体は軍曹さんのものにしたかったけど・・・さーて」
ボクは王ドラさんの寝顔に近づき、舌なめずりをした。
タママ(裏)「いただきm「バキッ!!」」
ボクは話をそられた。何故なら、王ドラさんが寝ぼけながらボクに正拳突きをされたからだですぅ。ボクは痛かった顔を押さえる。
タママ(裏)「こうなったら、最後の手段「ミニミニが王ドラさんに近づかない作戦」をしてやらぁ!!!」
次の日に午前6時になった頃、ボクはある地球(ペコポン)人スーツを着ていた。ミニミニが来るようにあの子の家の2003号室のリビングを見渡す。モモッチほどではないけど、やっぱり広いんだなと思った。そして、ミニミニの足音がした頃・・・
タママ(来た!)
ミニッツ「だあれ?泥棒さん?」
タママ「あ、ボクは泥棒じゃないですぅ。カメラマンなんですぅ。」
ミニッツ「カメラマン?」
タママ「ちょうどミニミニに急に仕事の撮影のオファーが来たんで迎えに来たんですぅ。」
ミニッツ「面白そう!行く!」
バカめ、まんまと引っかかりやがって。まぁ、所詮は子供で純粋な子なんですぅ。そう、ボクが操縦している地球(ペコポン)人スーツは・・・
タママが操縦している地球(ペコポン)人スーツ:地球(ペコポン)人スーツMkーⅡ「インチキエロカメラマン」仕様(ロボット型)
タママ「こいつでミニミニのお下品な写真をゲットして、王ドラさんに近づかないよう脅迫するですぅ〜v(そして、ボクを舐めやがった王ドラさんを思い知らせてやるですぅ〜」←この地球(ペコポン)人スーツの操縦室のお腹のなかでしゃべっている
説明するですぅ!この地球(ペコポン)人スーツMkーⅡ「インチキエロカメラマン」仕様はケロロ軍曹の漫画、アニメに登場したロボット型の地球(ペコポン)人スーツなんですぅ〜!頭の部分に乗り込むのではなく、お腹のなかで操縦するのがポイントなんですぅ〜!(これで最後の手段をやるつもり)過去にこれでモアのお下品な写真をゲットしようとしたけど、(クルルさんに作ってもらったモア殿探知機で)軍曹さんがモアを助けに来やがったことで軍曹さんを殴ったらモアが激怒し、黙示録撃(ハルマゲドン)1/1000(効果が弱いやつ)を喰らいやがったですぅ・・・まぁ、クルルさんに作り直してもらったけど。
タママ「さぁ、行こうか」
ミニッツ「えっ、どこへ?」
タママ「ひ☆み☆つ☆」
ボクはミニミニを連れて、マンションを出て行った・・・
ミニッツちゃん、騙されないで!!
- Protect you その5 ( No.58 )
- 日時: 2013/05/19 19:30
- 名前: 桜 (ID: pGxW5X.O)
最後の手段、後半
王ドラside
王ドラ「そろそろ起きなくちゃいけませんね・・・」
朝練もサボってしまいましたし、たまにはこんな日も悪くないでしょう。ミニッツさんはいませんし、朝ご飯を作ってるんでしょうか?そう思ったあと、私は部屋を出た。
王ドラ「ミニッツさん、朝ご飯は作ってる・・・」
私がリビングに顔を出したあとにミニッツさんがいません。仕事か何かでしょうか?と思ったら私はテーブルに置かれていたある紙を発見しました。
王ドラ「なんでしょう、これは・・・!!」
私はその紙を読み上げると、とんでもないことが書いていた・・・!!
テーブルに置かれていた紙「お前のお姫様であるミニミニはいただいたですぅ!返してほしくはリズムタウン郊外にある廃ビルに行って、ミニミニを取り返してくるがいいですぅ!まぁ、無理だがな! インチキエロカメラマンより」
王ドラ「・・・ミニッツさん!!」
ミニッツさんをさらったインチキエロカメラマンの口調は誰かに似ていた気がしましたけど、私は慌てて2003号室を出た。私が無我夢中で走っているとき、私達ドラケロ防衛隊の子分であるヤンキーの「マサキ」さんに携帯で電話をかけた。
マサキ「わっ、王ドラ兄貴!?」
王ドラ「マサキさん、リズムタウン郊外にある廃ビルはどこですか!?」
マサキ「確か・・・」
私にはマサキさんが場所を言う前にも待ってられない。ミニッツさん、ミニッツさん、ミニッツさん・・・!!
タママside
タママ「はいはい、いいよ〜。瞳を甘くしてー。ですぅ」
ミニッツ「こ、こうかな・・・?」
タママ「そうですぅ。」
ふっふっふ・・・騙されたことも知らずに健気ですね、この子は。ボクが夢中で写真を撮っていると。
ミニッツ「あっ、そろそろ行かなくちゃ!」
タママ「えっ、どこへ!?」
ミニッツ「今日、昨日のポップンデパートの強盗事件解決で王ドラと一緒にご褒美をもらう約束したんだ!」
タママ「ええっ!?そんなの明日にすれば・・・」
ミニッツ「王ドラが言ってたんだ!約束は絶対に破っちゃいけないって。だから・・・」
ブチッ
ボクはキレた。そう堪忍袋の緒が・・・!!
タママ(裏)「とにかく、俺の言うことを聞きやがれですぅ〜!!(地球(ペコポン)人スーツMkーⅡを操縦し、ミニッツを手で掴む」
ミニッツ「きゃあ!!誰か助けて!!∑(;°Д°)」
お前のような綺麗で眩しい心を持つ奴は大嫌いなんじゃ、ボケ!!まあ、モアほどではないんですけどね!!ボクが操縦しミニミニの服を脱がせようとした瞬間・・・
王ドラ「ミニッツさん!!」
ガシャーン、パリーン!!
タママ(裏)「!!?」
ミニッツ「王ドラ!」
王ドラさんが突入してきた瞬間、ガラスは割られ宙返りで着地しやがったですぅ;王ドラさんは突き刺さったガラスの破片を捨て、ミニミニとボクに近づいてきたですぅ。
王ドラside
王ドラ「やっと、見つけた・・・」
ミニッツ「王ドラ・・・!」
王ドラ「ほら、さっさとこんなインチキエロカメラマンを倒して刑事さんからご褒美をもらいますよ。」
ミニッツ「うん!」
ミニッツさんが涙を浮かべて微笑んだあと、私もミニッツさんに微笑み返しました。そして、微笑み返したあとインチキエロカメラマンに向けてキッと睨んだ。
タママ(裏)「ひぃ!!?」
王ドラ「あなた、よくも私の大事な人に手を出そうとしましたね?あなたの邪な心に比べたら、ミニッツさんの心は純粋ですよ?」
タママ(裏)(あわわわわ・・・;)
怯えてるかと思いきや、急にインチキエロカメラマンが私の顔を殴ろうとしてきた。
タママ(裏)「とにかく、ボクの邪魔をする奴は失せろですぅぅぅぅぅぅ!!!」
王ドラ「・・・!」
私は気付き、間一髪で避けた。だが、どうも左頬が痛いーー。どうやら私は間一髪で避けたところで掠ってしまったようです。
王ドラ「・・・っ」
ミニッツ「王ドラ!・・・よくも、お友達を・・・(ゴゴゴゴゴ・・・」
タママ「えっ?」
ミニッツ「よくも、ミニッツの大切なお友達に怪我をしてくれたねえええええー!!!チョコレート・ハルマゲドン!!!」
ドーーーーーーーーーーーン!!!
その時の魔法によって廃ビルは崩壊しました。私とミニッツさんは無事でしたが、インチキエロカメラマンの姿が見当たりません。まさか、逃げたとか・・・?
ミニッツ「良かった、王ドラが無事で良かったよー!(王ドラに抱きつく」
王ドラ「分かりましたから、抱きつくのはやめましょうね////////!!?」
タママ「・・・(2人の遠いところで気絶」
・・・でも、ミニッツさんを自分の足で助けに行きました。普通なら警察に連絡するはずでしたのに。なんででしょう?
・・・ああ、そうか。
これが“恋”・・・というものですか。
その後(ちゃんとマンションに帰って朝ご飯は食べて)、私達は刑事さんからご褒美をもらうためにポップン警察署に向かっていました。すると、ミニッツさんが突然こんなことを言いました。
ミニッツ「王ドラって、やっぱりミニッツのこと嫌い?」
王ドラ「えっ!?べ、別に嫌いとかはそんなんではなく・・・」
ミニッツ「じゃあ、これからも“もう1人のお兄ちゃん”としてミニッツを助けに来てね!」
王ドラ(°ω°)
やっぱり、ミニッツさんは私のことをお兄ちゃんとして見てないんですか・・・;まあ、でもこれからは“もう1人のお兄ちゃん”としてーー
Protect you(キミを守る)
おわり
最後は後書きとおまけ!
- Protect you その6 ( No.59 )
- 日時: 2013/05/19 19:33
- 名前: 桜 (ID: pGxW5X.O)
後書きとおまけ!
「後書き」
これは王ドラが恋に芽生えるまでの話です。うちの王ドラって、ミニッツちゃんと出会った第1回の逃走中のアリスと白の女王の話からミニッツちゃんに気があったんですね。
実はタママは私の好きなキャラではあったんですが、どうやって出番が来るかは試行錯誤してました(笑)でも、このお話を考えている途中に「これだ!」と思い、書くのを走らせました。タマちゃんには悪いけど、ケロロ小隊のマスコット兼王ドラを復讐する役ということで・・・;(ひどいですぅ!byタママ)
ちなみに、王ドラが読んでいた小説というのはもちろん「囚人と紙飛行機 少年パラドックス」です。私もあれを見たときは驚愕でしたので、今回の話に採用しました。少女アポリアはまた王ドラに貸すつもりです(笑)
裏方アンチノミー、早く出てこないかな。おまけも書きましたんで、できれば見て下さい。では!
「おまけ」翌日の出来事
タイマー「ミニッツー!お兄ちゃんが帰って来たよー!」
ポップン界のうさ耳アイドルはようやく仕事から帰って来た。だが、いつものように真っ先に掛けてくるミニッツは玄関にいない。タイマーにとっては珍しい出来事だった。
タイマー「ミニッツー?お兄ちゃんが帰って・・・」
王ドラが泊まってる(しかもタイマーに内緒で)部屋のドアを開けると、タイマーの目は見開いた。そこには・・・
王ドラとミニッツが2人で一つのベットに寝てるからだ。(裸じゃないよ☆)
タイマー「」
タイマー「王ドラぁぁぁぁぁ〜?」
王ドラ「ん?(起きた)わっ、タイマーさん!?」
タイマー「僕の大事な妹になにしてるんじゃ、ゴルァァァァァァァァァァァ!!!(タイマーの魔法、タイムクロック発動」
王ドラ「ぎぃやあああああああああああああああ!!!」
一方、タママは・・・
プルル「切り傷、打ち身捻挫、右腕骨折・・・;全治1ヶ月2週間ってことかしらね;何かあったの?」
大怪我を負ったタママは秘密基地の医務室でプルル看護長に見てもらっていた。プルルが何があったのかと聞くと・・・
タママ「あいつに・・・復讐したくて・・・ううっでも、あいつの大切な人に逆に返り討ちをされて・・・ううっ(号泣」
プルル(要するにまたモアちゃんに復讐しようとして、ケロロ君に返り討ちにされたのね・・・)
プルルちゃん、それは違うぞ;
感想をお願いします。