二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Mirror of land 後編 その1 ( No.640 )
日時: 2014/06/15 20:37
名前: 桜 (ID: H65tOJ4Z)

後編です!あの闇の王ドラの正体は一体、誰なのか!?今回はダークマインドとあのオリキャラ悪魔族三姉妹とオリキャラ吸血鬼が登場します。プリンプタウンの落としモノシリーズを読んだ方は分かりますよね?ちなみに鏡王はオリキャラではありませんよ?漫画ザ・ドラえもんズスペシャル5巻を読んだ方はご存知でしょうか?






ウサギのおひめさまはかがみのくにのしろのとあるへやでめをさましました。そこはキングのへやーーーもとかがみのだいおうのへやで、げんざいのかがみのしょうねんのへやでもありました。こんわくしているウサギのおひめさまのまえにかがみのしょうねんがあらわれました。かがみのしょうねんはじょうきょうがわからずにいるウサギのおひめさまに、あることをいいました。
「あなたはきょうから、ぼくのとなりにたつおひめさまだ」。そういって、かがみのしょうねんはウサギのおひめさまをだきしめました。
いっぽう、せんしたちはオリジナルのだいおうをさがしました。すると、たおれているだいおうをみつけました。せんしたちはだいおうのからだをおこして、だいおうはやっと、いしきをとりもどしました。だいおうはからだをおこしてくれたひとりのオリジナルのしょうねんに「こい」といわれてついてきました。すると、せんしたちのまえにあんこくのいちぞくのひとりで、かがみのくにのしはいしゃがあらわれました。ですが、こんかいのげんきょうはこのかがみのくにのしはいしゃではありません。かがみのくにのしはいしゃはせんしたちにちからをかしてほしいとたのみこみました。そこにはあるりゆうがかくされていたのですーーー。






夏美「この部屋に閉じ込められたんだけど・・・」
ペインシア「色々、あるねー」
ブラデ「見たいDVDはここから出すんだゾイ」


鏡の国のブラデ城。その城のある部屋に閉じ込められたが、食糧とか娯楽性があるものが色々あった。あの目つきが鋭い王ドラのほんのちょっとの優しさだろう。しかし、ここから早く出たい夏美はブラデに問う。


夏美「ねぇ、あんた。ここから脱出する方法はないの!?」
ブラデ「・・・今は無理だゾイ。」
夏美「何でよ!!?」
ブラデ「あいつから自力で逃げ出すことは不可能だゾイ。今は助けを待つしか・・・」
ペインシア「そんな・・・!」


一方、ミニッツはある夢を見ていた。それは王ドラがミニッツを助ける夢を・・・。


王ドラ『見つけましたよ、ダークマインド!』
Dマインド『ハハハ!!この強い私を倒すというのk『ホワチャア!!』


ドカーン!!(Dマインドが爆発する音)


ミニッツ『王ドラ!助けに来てくれたんだね!』
王ドラ『ミニッツさん!良かった・・・(ミニッツを抱きしめる』
ミニッツ『王ドラ・・・ありがとう』
王ドラ『私、これからもずっと、あなたを守りますからね!』
ミニッツ「うん・・・王ドラ!」


ミニッツは目を覚ました。キングサイズのベットの上で。ミニッツは辺りを見渡した。


ミニッツ「ここ・・・どこ?」


すると、ミニッツの前に王ドラが現れた。しかし、彼は王ドラではなかった。王ドラの闇だ。


王ドラ?「おはよう、ミニッツ。お目覚めはいかが?」
ミニッツ「・・・(じーっ」
王ドラ?「そ、そんな目で見ないでくれミニッツ/////////。ドキドキしてしまうよ」
ミニッツ「あの・・・キミは王ドラに似てるけど、誰なの?」


ちびっ子アイドルの質問に王ドラの闇は答えた。


王ドラ?「・・・やっぱり、口調を変えるべきだったか・・・;オレはオリジナルの心の闇だが、あんな情に脆い奴とは違う。オレこそが「王ドラ」だ。」


王ドラは「でも」と言いながら、ミニッツの方に振り向いた。


王ドラ?「お前だけはオレを別物扱いしていいよ?」
ミニッツ「えっ?」
鏡王「鏡王(ワン)!目つきと後ろ髪が違う王ドラだ!」
ミニッツ「鏡・・・王・・・?」


鏡王はミニッツの手を握り、微笑みながらこう言った。


鏡王「そう!オレが鏡の国の王様、鏡王ドラ!そして、キミはオレの隣に立つお姫様なのだよ、ミニッツ?」
ミニッツ「・・・っ(恐怖でゾクッ」

Mirror of land 後編 その2 ( No.641 )
日時: 2014/06/15 20:39
名前: 桜 (ID: H65tOJ4Z)

鏡の国






一方、デデデは・・・。


デデデ「はぁ・・・なんていい世界だゾイ」


デデデは幸せそうな顔をしながら、迷宮と化した鏡の国を歩いていた。こんな平和な世界なら、好きなだけ食べ物が食べられるし、何より大暴れする奴がいないことは至福だろう。


デデデ「こんなに平和なら、この世界にいるのも悪くないゾイ。しかし、この世界にいつまでもいるのはよくないゾイ・・・さっさと、元の世界に・・・!!?」


すると、デデデはある音が聞こえた。そう、不吉な音が・・・。


デデデ(か、風の音ゾイ;もしくは、ルーンロードの部下とか・・・;)


デデデがゆっくり振り向くと、そこには・・・。






ドラケロ防衛隊「ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!:D)1!!!(荒ビィのポーズで走っている」
デデデ「いやああああああああああああああ!!!!!」






デデデは荒ぶるカービィシリーズのメタ様のように泣き叫びました。デデデは泣きながら、ドラケロ防衛隊に問う。


デデデ「な、何で、こうなるゾイ・・・(号泣」
王ドラ「はぐらかすんじゃないですよ、この黒き馬鹿!!」
マタドーラ「おめー、スマブラ屋敷をワックス掛けにして恥ずかしくないのか?」
ドロロ「変態潔癖症が泣くなでござる」
ツースト「ドラケロ防衛隊、頼むから俺の格好で大王にあんまり酷いことは言わないでくれOTL」
デデデ「ドロロまで!!どうしたら、ワシと変態潔癖症は違うって、分かってくれるんだゾイ・・・?」
王ドラ「荒ぶるカービィシリーズの荒ビィの真似をして下さい。そしたら、あなたと黒き馬鹿とは違うことを分かってやりますよ」
デデデ(無理だ!!しかし、ワシがやれば、あいつらは分かってくれる・・・)
シェゾ「もうよせ、ドラケロ防衛隊;そんなことで、俺らと大王との仲にヒビを入れたく・・・」






デデデ「ビョアラディマジョラアリン!!!!ベアマントヒヒクロウベアーーーーーーー!!!!!:D)1!!!」






この荒ぶるポーズを見た人達はそのうちの3人の純粋組のカービィとシャドーと空を保護者組が保護し、そして・・・。


王ドラ「えーと、ダメナイトさん、次は?(ガン無視」
ダメナイト「次は・・・(こちらもガン無視」
デデデ「殺せよ!!!殺したらいいだろもう!!!」


号泣しているデデデを空とカービィとシャドーが励ましている中、デデデはあることに気付く。


デデデ「そういえば、カレンとランリは・・・?」
あいり「あの2人は割れた鏡を魔法で直してますわ。ちょうど、そこのオレンジが鏡を割っちゃったみたいで・・・」
メタナイト「もう直した寸前みたいだから、一旦ワープミラーに戻るぞ」
カービィ「おーい、ワープスター!」
ドラメッド以外のドラえもんズ「タケコプター!」
ドラメッド「魔法の絨毯であーる!」
ケロロ小隊「フライングソーサー!」
ラン「ムーンウィング!」


ケロロ小隊は専用のフライングソーサーに乗り、ランは月魔法の翼で飛び、ドラメッド以外のドラえもんズはタケコプターを頭に乗せて飛び、ユーリは翼で飛び、ドラメッドは春我部防衛隊と飛べない人達を乗せて飛び、2人の星の戦士と2人の鏡の国の戦士はワープスターで飛ぶ。えっ?デデデは?


デデデ「何で、ワシだけこんな扱い!!ぎゃああああああああああ!!!(デデデの右足がワープスターの右の角に縛ったロープに縛られている」
王ドラ「カービィさん。ワープスターにデデデさんを落として下さいって言って下さい」
カービィ「えっ、なんで?」
デデデ「やめて!!!!!」


一方、カレンとランリは魔法で割れた鏡を直していた。理由?王ドラの意地悪で、任命させられたからだろ。


カレン「全く、あいつは・・・!!言うこと聞かないからって、他人を脅せばいいってもんじゃないわよ・・・!!フラワートゥーン!!」
ランリ「どうどう」
???「私も手伝おうか?」
カレン「はぁ?こんなの、私達2人で直せるーーーえっ?」

Mirror of land 後編 その3 ( No.642 )
日時: 2014/06/15 20:44
名前: 桜 (ID: H65tOJ4Z)

デデデの夢






デデデはある夢を見ていた。それは優しい夢を・・・。


夏美『大王、大王!』


・・・夏美?ここは・・・元の世界なのかゾイ・・・?


夏美『今日から、ブラデ大王がCOMに入ることになったのよ!あんたの代わりにブラデ大王がいるから心配ないわ!だから、もう帰って来ないでね!(満面の笑み&ブラデの手を握る』
デデデ「冗談じゃないゾイ何であいつが元の世界に!!!?早まるな、夏美!!!そんな変態潔癖症の薄汚い手を触るなぁっ!!!!(開眼」


ドラケロ防衛隊とその13人は驚いていた。デデデの目覚め方に。特にギロロは疑いの眼(まなこ)でデデデを見ていた。


シャドー「えっ・・・夏美の夢を見たんだ;」
あいり「起き方キモっ・・・(°д°;;;)」
ユーリ「ほう・・・そんなに夏美のことが憎たらしいのか?相手は女だぞ;」
デデデ「ち、違うゾイ///////!!」
シェゾ「ところで、ランリ。カレンは・・・」
ランリ「今、来客ともめてるらしい」
王ドラ「来客・・・?「だーかーらー!!!」
シャドー「あっ!!」


シャドーが見たのはカレンとダークマインドがもめている姿。そう、Dマインドはカレンとランリと一緒に鏡を直していたが・・・。


カレン「私は強く美しき旅人の花の魔導師なのよ!!?私を子供扱いする余裕があったら、私を一人前のレディーとして扱いなさいよね!!」
Dマインド「ちょっと大人っぽくても、よく見たらまだ13の子供だろ!!?これだから、粋がっている少女は無駄にプライドが高くて嫌なんだ!!・・・あ(鏡が粉々に割れる」
カレン「あーもー、言ってるそばから!!だから、私に任せろって言ったのに!!あんたの手はどこぞのキザ吸血鬼野郎の性分と一緒なのよ!!!」
Dマインド「このガキ、言わせておけば・・・!!お前の母親で偉大なる魔導師のミスティアも、お前を心配してるぞ!!」


この2人の喧嘩に全員は呆れていた。特にDマインドを知っている人達は。


ダメナイト「・・・あんなDマインドの顔、初めて見たな」
メタナイト「ああ、奴も昔は冷酷非情だったのにやっぱり、カービィとシャドーに倒されてからだな・・・」
ユーリ「ところで、カレン。お前の母親はやっぱり、偉大なる魔導師の・・・(カレンの肩に手を置く」
カレン「ユーリ?(^ω^###)」
ユーリ「!?」


カレンは杖を構えて、ユーリに攻撃した!


カレン「あんたっていう人はああああああああああ!!!」
ユーリ「うおおっ!!?」
アルル「カレン、やめてーーーーーーーー!!!」
Dマインド(あれが・・・花の魔導師の本気か・・・(ゴクリ)
デデデ「いや、止めとけゾイ!!」


〜10分後〜


ユーリ「あー;疲れたな」
カレン「何か、馬鹿馬鹿しくなってきた;」
アルル「ユーリはよく頑張った;」
シャドー「ねえ、Dマインド。これはどういうことなの?」
カービィ「教えてよ。今、鏡の国がどんな風になってるかを・・・」
Dマインド「・・・その前に私のことを知らない奴に私の名を言った方がいいな」


そして、Dマインドは自分の名前と起こったことを言った。


Dマインド「私はダークマインド。鏡の国の支配者だ。で、今の鏡の国はとある影に支配されている。・・・頼む!力を貸してくれ!!」


Dマインドは頼み込んだ。そして、戦士達の答えは・・・。


王ドラ「えっ・・・?それ、マジで言ってるんですか?」
ユーリ「そういうのは私達COMに頼んでから言ってくれないか?」
デデデ「帰りたいんだが・・・;」
Dマインド「お前らさぁ・・・;本当、ふざけんなよ・・・;話だけでも聞いてくれ!」


王ドラは考え込んだ。聞かなければ鏡の国に帰れるが、ミニッツを助ける目的で来たのだから、こいつに力を貸せばミニッツと、もう一人の私(ついでに夏美とペインシアとブラデ)の居所を知ることができるかもしれないと。


王ドラ「(いいでしょう、話くらいは聞いてやろうじゃないですか)分かりました、話して下さい」
Dマインド「実は・・・」


Dマインドはこの鏡の国に起こっている異変の全てを話した。


Dマインドside


COM設立・・・すなわち、逃走中第3回の前にある影が2つできたんだ。その一人は黒い色と悪い目つきをしたブラックデデデ、略してブラデ。そして、もう一人は鋭い目つきと後ろの結び髪が一つ結びの鏡王。ただ、鏡王は突然変異で色がオリジナルのままでな・・・。そんな奴は初めてだと、私は絶賛してたから気にしてなかったけどな。
鏡王は見た目は可愛いが、わがままで乱暴者の性格のせいで、何考えてるか分からない感じで、みんな近寄らなかったんだ。見た目は可愛かったから黙ってても目立ってはいたんがな。
そんな時に鏡王はディメンジョンミラーで外の世界を見たんだ。そこにはミニッツと一緒にいて、幸せそうにしているオリジナルの王ドラがいたんだ。仲間がいない鏡王は王ドラを妬んだんだ。鏡王は王ドラが嫌いになった。そして、鏡王は自分が想いを寄せているミニッツを誘拐し、鏡の国を制圧したんだ。
あいつの色を見たか?奴のオレンジの髪はオリジナル同様に美しい。まるで、「鏡王」は最初から生まれてきたかのように・・・。


ナレーションside


ツースト「そんなことがあったなんて・・・」


Dマインドの話を聞いた全員は驚いた。そんな話を聞かされたユーリはあることを言う。


ユーリ「ならば、鏡王とミニッツ達の居所を案内しろ。奴に説得する」
Dマインド「こっちだ」


全員はDマインドに案内される。王ドラは微かに震えていた。


空「どうしたの、王ドラ!大丈夫!?」
王ドラ「大丈・・・夫、です」
シェゾ「・・・」


王ドラは震えていた。自分自身のロボット学校入学直前までの失った記憶に・・・。






王ドラ・・・?

Mirror of land 後編 その4 ( No.643 )
日時: 2014/06/15 20:47
名前: 桜 (ID: H65tOJ4Z)

ブラデ城






ついにせんしたちは、かがみのしょうねんがいるしろにたどりつきました。かがみのくにのしはいしゃにあんないされたからです。じょうないにはいると、どこかからこえがしたのです。ほしのてんしたいとほしのおんなせんしとほしのきしは、ほかのせんしたちとわかれてこえがするほうにたどりつきました。
すると、あくまの3しまいとあかききゅうけつきとはべつのきゅうけつきがいました。しょうねんはじじょうをはなすと、あくまの3しまいときゅうけつきはきょうりょくすることをきめました。ほしのてんしたいとほしのおんなせんしとほしのきしはその4にんをつれてきました。すると、その4にんをしっているひとたちはおどろきました。はなのまどうしはなぜ、つれてきたのかをといただしましたが、しょうねんは「かれらなら、このしろのじょうないのことはわかるかもしれない」といいました。そして、4にんといっしょにどうこうすることにきめました。そして、とらえられたかがみのだいおうとあかきおんなせんし、かいがのまじょのいもうとをすくうことができたのですーーー。






Dマインド「ここが鏡王がいるブラデ城だ」
ランリ「本当にデデデ城とそっくりだな」


ドラケロ防衛隊と15人はDマインドに案内されて、ついにブラデ城にたどり着いた。ブラデ城の城内に入ると、王ドラはある声が聞こえた。


王ドラ「あれ?女の子の声と・・・男の声がします」
カービィ「ちょっと、見に行く?」
メタナイト「そうだな、ドラケロ防衛隊、行くぞ」
ドラケロ防衛隊「OK」
カレン「こら!勝手な行動しちゃダメよ!」


カレンの制止もお構いなしにドラケロ防衛隊とカービィとメタナイトは声がする方まで行く。声はどんどん聞こえていき、ついに声がする方にたどり着く。


メタナイト「この部屋だ!」
???「・・・カレンが」
マタドーラ「ウヒョー!巨乳の美人が2人もいるぜ!しかも、2人も露出度が高い衣装!あの幼女も可愛いな!」
王ドラ「ユーリさんとは別の吸血鬼がいますね」
マサオ「でも、あの女の人達3人、悪魔の翼と尻尾が生えているような・・・?」


ドラケロ防衛隊とメタナイトとカービィが覗き見ているのは桜の外伝小説プリンプタウンの落としモノシリーズに出てきた悪魔族三姉妹のナナとココとミミ(オリキャラ)と、吸血鬼ハウルだ。彼らはカレンとアルルに倒された「レッド」の元幹部で、何やら話し込んでいた。そう、「冷酷非情な絵画の魔女」としてのドロシアのことを・・・。


ココ「まさか、カレンが冷酷非情のドロシアに味方するとはなー」
ミミ(オ)「いくら、親友のアルルの頼みだからって、やっていいことと悪いことがあるですー。まあ、旅先でドロシアよりも厄介な人物に会ったのは同情するですけど・・・」
ナナ「その厄介な人物は星のカービィなのよね。彼女とその恋人のメタナイトとドロシアの弟子達は共謀して、プリンプタウンや私達の町を牛耳ろうとしているとか・・・」
ハウル「他にもドラケロ防衛隊とかいう機関が星のカービィとも共謀しているとか・・・」
ココ「あたしは曲がったことは嫌いなんだ。なんたって、悪魔族の正義だからな!」


すると、ドアが開いて、カービィとメタナイトとドラケロ防衛隊が怒りながら入ってきた!


カービィ「酷い!!ボク達、そんなことしてないよ!!」
ココ「あっ!!」
ミミ「ほら、もたもたしてるからですよ!!」
メタナイト「お前ら、自分達が住んでいる町で、そんな噂が立っていたのか?やれやれ、これじゃあ、お前らが住んでいる町も長くなさそうだ」
ココ「お前、言わせておけば・・・!!デビルファイヤー!!」


ココが悪魔族の魔法を放つと、メタナイトのマッハトルネード、マタドーラのひらりマントで悪魔の炎はあっという間に相殺された。


ナナ「あらー。相殺されちゃったわね」
ハウル「その情熱・・・いつ見ても美しい」
ココ「そんなこと言ってる場合じゃねーよ!!」
王ドラ「・・・ところで、悪魔族幼女。ドロシアさんは冷酷非情な魔女だった・・・と?」
ミミ「そうですけど・・・」


王ドラは「やっぱり」と言いながら、こう言った。


王ドラ「あのドロシアさんはもう過去のものですよ。今はドロシアさんは改心してスマブラ屋敷の隣のローアに住んでます。カレンさんはランさんという女の子と一緒にランさんが住むマンションに住んでます。その悪い噂は過去のもので、噂を信じちゃいけないものってものがありますからね」
ココ「嘘・・・嘘だろ!!?」


ココはその場に立ち尽くした。次に王ドラはある質問をする。


王ドラ「可愛い悪魔族さん。「シェゾ」という名前に聞き覚えがありますか?」
ココ「シェゾのこと、知ってんのか?」
王ドラ「いいから、答えなさい」
ココ「・・・知ってる。確か、カレンの友人だったな」
王ドラ「そうですか・・・じゃあ、何で4人とも、鏡の国にやってきたんですか?」
ココ「迷ったんだよ。カレンに問いただそうとスマブラ屋敷というところに来たら、偶然、ディメンジョンミラーに吸い込まれちまって。そこから帰れなくなって、この城にたどり着いたんだ。今まで見つからなかったのが不思議なくらいだ」


「なるほど」と王ドラは言いながら、あることを言った。


王ドラ「OK。鏡王に見つからなくて良かったですね。それではあなた達もついてきて下さい。」
ハウル「何をするんだ?」
王ドラ「あなた達には城内を私達に案内してもらいます。城内の間取り図は知ってるでしょう?」
ミミ「知ってるです」
王ドラ「じゃあ、カレンさん達の方へ行きましょうか。」
カービィ「行こうよ!」
ココ「・・・仕方ないな」

Mirror of land 後編 その5 ( No.644 )
日時: 2014/06/15 20:50
名前: 桜 (ID: H65tOJ4Z)

再会(?)






ココはカービィの手を取り、ココを含めた4人はついていく。すると、シェゾ達の姿が見えた。


シェゾ「あ、戻って来た・・・ぶっ!!」
カレン「何で、ココ達がここに・・・!!?ちょっと、王ドラ!!これはどういうことなの!!?」
王ドラ「そのままの意味ですよ、彼らに案内してもらおうと・・・」
カレン「ふざけんじゃないわよ!!私はこんな悪魔女と一緒にいたくないわ!!」
ココ「何だと、このガキー!!」
ラン「やめて下さい!!」


乱闘に発展しそうになる2人の喧嘩にランとツーストが仲裁に入る。


ラン「今は喧嘩してる場合じゃありませんよ!今はミニッツ達を探すのが先ですよ!」
ツースト「そうだぞ。何か騒ぎが起きたら、鏡王に見つかる可能性が高い」
ココ「(ミラクル☆4のツースト!?)・・・まあ、騒ぎ出したら鏡王とかいう奴に見つかるな」
カレン「・・・っ」
あいり(今、この人、ツーストを見て喧嘩はやめましたわ;)


城内を歩く中、Dマインドはある部屋を見つけた。


Dマインド「?何だ、これは」
ツースト「俺達が出演した映画の音声が聞こえる・・・多分、この部屋だ!」
空「突入!」


空の言葉に続いて、一同は部屋に突入した!


ギロロ「夏美いいいいいいいいいいいいいい!!!」
夏美「ギロロ!みんな!」
ペインシア「デデデお兄様!私を助けに来てくれたのですか!?」
デデデ「それもあるけど・・・;」
夏美「ところで、カレン。この人達、誰?」
カレン「悪魔族の三姉妹のナナとココとミミ。ユーリと一緒にいる吸血鬼がハウルだけど、話してたらすっかり、ユーリと意気投合しちゃったわよ;」


後ろでユーリとハウルが楽しそうに話している。ここで3人の救出が完了だ。あとの問題は・・・。


アルル「ミニッツだね」
タイマー「あの鏡王、会ったらただじゃおかないよ!!」
Dマインド「よし、ミニッツのところに急ぐぞ!」


大半の一同はミニッツの救出に急いだ。しかし、王ドラだけが立ち止まっていた。その様子にシェゾとツーストが近づく。


シェゾ「・・・どうした、王ドラ。追いかけないのか?」
王ドラ「・・・実は私はロボット学校に入学する前の記憶がないんです。このこと、ドラえもんズと校長先生しか知りませんから・・・」
ツースト「えっ!?冗談は性格だけにしておけよ、王・・・」
王ドラ「・・・」


王ドラの弱そうな震えにシェゾとツーストは確信した。


シェゾ「・・・本当なのか、王ドラ」


シェゾの問いに王ドラはコクリと頷いた。続けて、王ドラは鏡王のことを話す。


王ドラ「Dマインドさんは「鏡王は最初から生まれてきた」と言いました。正直それは当たってます。鏡王は私のフエルミラーで生まれてきたんです。私は彼と戦いました。結果は私の勝ちでしたが、その日から私の失った記憶の自分ではないかと思うようになったんです。シェゾさん達と出会ってからはすぐに治まりましたが・・・」


王ドラの微かな震えの理由はこれだと、シェゾは確信した。すると、シェゾはあることを言った。


シェゾ「・・・怖いんだろ?鏡王が」
王ドラ「!!」
ツースト「おい、シェゾ!いくら何でも、相手は王ドラだぞ!怒らせたりしたら・・・」
シェゾ「ツーストは黙っててろ」


王ドラはシェゾに言われた言葉は図星だと思った。すると、ごまかすように言った。


王ドラ「・・・いやですね、シェゾさん。私がそんなものに・・・」
シェゾ「・・・」
王ドラ「・・・っ!!ああ、そうですよ!!怖いですよ!!たとえ、記憶が戻ったとしても・・・ロボット学校に入学する前の自分が鏡王だったら・・・!!もう死にたくなるくらい、怖いですよ!!ずっと・・・記憶を取り戻したら、みんなが私から離れることが怖かった!!」


王ドラは珍しく、子供のように泣いた。その様子にツーストは泣きそうになり、シェゾは安心していた。それは嫌な意味ではなく、いい意味で。


シェゾ「・・・やっと、本音を言ってくれた」
王ドラ「えっ?」
シェゾ「お前、微かに震えてたからな。今は少しずつ、ゆっくりでいいんだよ。記憶を取り戻すのはまず、そこからでいいんだ。・・・闇の魔導師である俺が言う台詞じゃないけどな」


シェゾは一同の後を追っていった。残されたツーストは。


ツースト「・・・俺もサンやあいりと出会う前は人間不信だったからな。時々、過去の自分がとても怖くなる。だから、お前の気持ちはちょっとは分からなくもない。・・・ほら、置いてくぞ。」
王ドラ「・・・はい!」


王ドラは涙を拭いながら、ツーストや一同の後を追っていった・・・。






王ドラの過去

Mirror of land 後編 その6 ( No.645 )
日時: 2014/06/15 20:53
名前: 桜 (ID: H65tOJ4Z)

一方・・・






さいしょ、ウサギのおひめさまはかがみのくにでなにふじゆうなくすごしていました。かがみのしょうねんがウサギのおひめさまののぞむものはなんでもかなえてくれます。しかし、ウサギのおひめさまがなにをもらっても、なにをしてもらっても、こころからまんぞくすることはありませんでした。
あるひ、ウサギのおひめさまはポケットにはいっているものにきづきました。それはちいさなちいさなひとつだけのおはな。それはオリジナルのしょうねんがウサギのおひめさまにくれたものだったのです。ウサギのおひめさまはそれをみて、オリジナルのしょうねんのことをおもいだしました。そして、「しょうねんのもとにかえりたい」とないたのです。しかし、ウサギのおひめさまはかえるほうほうがわかりません。なんでもねがいをかなえてくれるかがみのしょうねんもこれだけはいうことをきいてくれませんでした。
「だって、かえしてしまえばあなたはにどとここへはこない。もう、ぼくはひとりにはなりたくない」。かがみのしょうねんはそういって、ウサギのおひめさまをひきとめるのです。しかし、かがみのしょうねんにはあるいわかんがありました。
せんしたちはついにおうのまにたどりつきました。そこにはこうだいなもので、かがみのしょうねんをみつけるのはむずかしいようでした。すると、まほうのかがみにとじこめられているウサギのおひめさまをはっけんしました。そのまえにかがみのしょうねんがたちはだかっていました。かがみのしょうねんはオリジナルのしょうねんをあいてにしめいし、オリジナルのしょうねんはかがみのしょうねんとたたかいました。しとうのすえについにオリジナルのしょうねんがかちました。かがみのしょうねんはさびしさゆえかみずからのいのちをたとうとしましたが、オリジナルのしょうねんはひきとめながらいいました。「さびしいなら、ぼくのところにおいでよ!ぼくらのせかいはちょっとはさわがしいけど、さびしくはないよ」。かがみのしょうねんは「でも」とためらいました。その様子にオリジナルのしょうねんはかがみのしょうねんをだきしめてささやきました。「みんなといっしょにいればこころづよいよ。もうキミはひとりぼっちじゃないよ。だいじょうぶだよ」と。すると、かがみのしょうねんはいわかんのしょうたいにきづきました。
かがみのしょうねんはオリジナルのしょうねんがすきでした。オリジナルのしょうねんといっしょにあそびたかったのです。
それがわかったしゅんかん、かがみのしょうねんはわっとなきだしてしまいました。「ごめんなさい、ごめんなさい」。なんどもあやまるかがみのしょうねんに、オリジナルのしょうねんは。「もういいよ」。げんいんであるじぶんをゆるしてくれたオリジナルのしょうねんに。ナミダがとまりませんでした・・・。






一方、ミニッツの頭はキングサイズのベットで意識があるかないかの夢うつつが支配していた。ここにいていいのか自分でも分からない。すると・・・。


ミニッツ(・・・ん?何か、ポケットに入ってる・・・?)


ミニッツはそれをポケットから出した。それは林檎のブローチ。これは鏡王がくれたものではない。王ドラがお守りとしてくれたものだった。ミニッツはそれを見て、王ドラのことを思い出した。代わりに言い知れぬ孤独感と寂しさがミニッツを感じさせた。


ミニッツ「王ドラ・・・っ。王ドラぁ・・・っ・・・。ふ、ええええええええ・・・」


ミニッツは泣き出してしまった。その涙は零れ落ちてはシーツに染みを作っていく。それはどんなに泣いても泣き止むことはなかった。時折泣きじゃくってはそれでも嗚咽と一緒に涙が流れた。


鏡王「何で、泣くんだよ・・・」


泣き止まないミニッツのそばに鏡王が寄り添う。ミニッツは王ドラとよく似た声に顔を上げるも、よく似ていてもこのキャラは王ドラじゃない。ミニッツはその違いに余計、王ドラに恋しくなり、また泣き始めてしまった。


ミニッツ「王ドラに会いたい、帰りたいよぉ・・・」
鏡王「突然、何言い出すやら、オレがいるじゃないか」


鏡王はそんなミニッツを抱きしめて、寂しそうに言った。


鏡王「オレではものの役に立たないというのか?オレを見てはくれないのか?」


お世辞や詭弁には聞こえない、まるですがるような寂しそうな声。その声にミニッツはこれ以上、厳しく言及することができなかった。


鏡王「オレにはもう、お前しかいない・・・お願いだ、どこにも行かないでくれ」
ミニッツ「・・・っ(どうしたらいいんだろう・・・?」


ミニッツはこれ以上、抵抗することができなかった。鏡王は王ドラとそっくりな故に拒まれない理由なのか・・・。

Mirror of land 後編 その7 ( No.646 )
日時: 2014/06/15 20:56
名前: 桜 (ID: H65tOJ4Z)

王の間






ココ「ここが王の間だ・・・」


一同はついに王の間にたどり着く。ここに鏡王がいる可能性は高いが、広大な故に見つけることは難しい。あいりはココに問う。


あいり「ココ、あなた、この部屋にも通ったことがあるんですの?」
ココ「通ったことはあるんだけど、誰にもいなかったからさー。とりあえず、ここ王の間を出たんだ」
カレン「見つからなくて良かったわね;」
シェゾ(この城、壁も天井も床も氷の鏡だらけだなー。流石は鏡の国・・・)


すると、王ドラとタイマーとランはあるマジックミラーを発見した。その鏡の中にはミニッツが閉じ込められていた!


タイマー&ラン「ミニッツ!!」
王ドラ「ミニッツさん!!」
Dマインド「待て、3人とも!!罠だ!!」


すると、ミニッツがいた場所から鏡王の拳が出てきた!それと同時に鏡は割れ、3人の身体を傷ついた。


王ドラ&タイマー&ラン「ぐあああ!!!!」
ドラリーニョ「ランちゃん!!!」


すると、鏡王が現れ、後ろにはもう一つのマジックミラーに閉じ込められている本物のミニッツがいた!タイマーとランが一同に手当てされている中、王ドラだけは手当てを拒み、ミニッツに呼び掛けるが返事はない。


王ドラ「ミニッツさん!!私です!!ここにいてはいけません!!帰って来て下さい!!」
鏡王「何を言っても無駄だ。声を聞き分けられるのは本人に触れた者の声だけだ!!」


鏡王は王ドラに拳で攻撃し、王ドラもそれに応戦する。鏡王は王ドラにこう言い放った。


鏡王「誰に断って、ここに来たかは知らないが、オリジナルに最早用はない!ここで、死んでもらう!!」


鏡王は王ドラと戦った。2人の実力は互角であり、弱点を見破ることも、隙を突くこともできない。すると、鏡王の蹴りが王ドラにクリティカルヒットした!


王ドラ「ぐあっ!!!」
鏡王「人が苦しむ姿は、いつ見ても美しい・・・例え、憎き相手ほど、美しさが増す・・・お前はオレの屍となれ・・・」
王ドラ「・・・あなたが私と互角なのは認めます。だけど、ミニッツさんを連れて帰るためにも、諦めるわけには行きません・・・!」


王ドラは立ち上がり、鏡王に拳で戦った。これを見た人達は・・・。


アルル「ちょっと・・・!!これ、ヤバいんじゃない・・・!!?」
シェゾ「せめて、鏡王が隙を見せればいいが・・・!?」


すると、シェゾはあることに気付いた。それを王ドラに伝える。


シェゾ「諦めるな、王ドラ!!勝利のカギは鏡だ!!」
王ドラ「えっ!!?ミニッツさんを壊せと言うんですか!?」
シェゾ「違う!!拳以外の武器を使え!!答えはこの王の間にあるんだ!」
王ドラ「王の間・・・!!光線銃!せいやっ!!」
鏡王「!!」


王ドラは遠方から光線銃で撃った。しかし、鏡王はよけたため、目的の鏡王から外してしまった。


鏡王「ふ・・・フハハハハ!お前も落ちぶれたもの・・・」
王ドラ「もらいました!」
鏡王「えっ!?うわああああああああああ!!!」


鏡王が光線銃の攻撃を受けて倒れた!外れたはずの光線がなぜ、鏡王に当たったのだ・・・!!?


カレン「これ・・・どういうことなの・・・!?」
シェゾ「ツースト、ユーリ、大王、壁を見てみろ」
ツースト「?・・・あ!!」
ユーリ「私とツーストが壁の鏡に映っている・・・そうか!」
デデデ「王ドラが鏡の床に撃って、鏡王に反射攻撃したのかゾイ!」
シェゾ「そうだ。このブラデ城は城内の床・天井・壁が氷の鏡だ。恐らくは氷でブラデ城を作ったんだな。氷の鏡でも映すことはできる。俺はそれに気付いたんだ」
キッド「でも、氷って割れたらヤバいんだろ?光線銃で撃っても、ダメ何じゃないか?」


シェゾは一瞬、呆れながらもキッドにこう言い返した。


シェゾ「キッド、お前、ディズニー映画の「アナと雪の女王」は見てなかったか?アナの姉エルサは珍しく自分の意志で、氷の城を深く一段一段と作ったんだ。それと一緒だぞ」
キッド「そうか!」
ブラデ「シェゾ、よくぞ、俺様の城が氷の鏡でできたことを見抜いたゾイ・・・」
Dマインド「私も見抜いてなかったぞ」
シェゾ「俺の洞窟に氷と鏡があったから、思っただけだ」
アルル「万能な洞窟だね!!?」
王ドラ「シェゾさん、ありがとうございます」

Mirror of land 後編 その8 ( No.647 )
日時: 2014/06/15 21:01
名前: 桜 (ID: H65tOJ4Z)

戦いの後






雑談している中、鏡王は王ドラに近づく。すると、ナイフを床に投げつけてきた。


王ドラ「・・・何のつもりですか?」
鏡王「これで、オレを殺せ」
全員「!!?」


すると、鏡王が自決を決意した!その様子にココは文句を言う。


ココ「おい!!お前、負けたからって自殺するつもりか!?これはれっきとした自殺こう・・・むぐっ!!(ナナと夏美に口を塞がれる」
鏡王「オレはひとりぼっちだ。仲間もいないし、友達もいない。こんなオレを好きになってくれる奴はいない」
王ドラ「・・・」
鏡王「こんな自己中でどうしようもないオレは死んで、代わりの「お前」になった方が・・・」
王ドラ「鏡王」


王ドラはナイフを捨てて、鏡王を抱きしめた。鏡王は一瞬、抵抗する素振りを見せたが、王ドラはそれを放さなかった。そして、こう言った。


王ドラ「寂しいなら、私のところにおいでなさい。そこでは騒がしいけど、どこか温かいですよ。それに私は鏡王のことが好きです。別人として。例え、誰の代わりにはいないんです。もちろん、あなたの代わりにも・・・ね」


鏡王は目を閉じた。それはどこかで何かを拒んでいるかもしれない。しかし、Dマインドは。


Dマインド「・・・あーあ、やっぱり」
シャドー「そうだね」
Dマインド「鏡王は・・・王ドラのことが別人として、好きだったんだよ。友達になりたかったんだ」






鏡王「・・・う・・・う・・・うわああああああああああああああああ!!!!!」






鏡王は目を開けた瞬間、大粒の涙が浮かんで、今まで溜め込んできた感情を叫び出された。王ドラは鏡王が泣き止むまで頭を撫でて、一同は「辛かったんだろうな」と温かい目で見ていた。いい意味で。ランは涙を拭いながら、マジックミラーに触れた。


ラン「ミニッツ!」
ミニッツ「・・・ラン!」


ミニッツはランに抱きついた。ランもミニッツの小さな身体を優しく、だけど力強く抱きしめた。


ラン「ミニッツ、もうどこにも行かないでね?私、ずっとずっと心配してたんだから!」
ミニッツ「うん・・・うん・・・!」


ミニッツは涙ぐみながら、ランに抱きついた・・・。これを見た一同は・・・。


ユーリ「・・・何か、薔薇と百合展開になってきてないか?」
ドラえもん「ぼくに聞くなよ;」
カービィ&シャドー&ペインシア&空&ランリ&ドラリーニョ「???(保護者組に耳ガードされている」
シェゾ「ところで、ドラケロ防衛隊。お前らは野比家で留守番じゃなかったのか?」
王ドラ以外のドラケロ防衛隊「あっ、忘れてたー!!!」
Dマインド「まあまあ、私がワープミラーまで送ってやろう。ブラデもカービィ達の住む世界に行きなさい」
ブラデ「いいのかゾイ?」
Dマインド「ちょうど、新作スマブラにお前カラーのデデデが出るかもしれないしな。それに新たなことを学ぶのも大事なことだ」
ブラデ「・・・分かったゾイ」


その後、Dマインド以外の一同は元の世界へ帰って行った・・・。新たなことを学ぼうと決意したブラデと鏡王も行ってしまった・・・。だが、Dマインドは我が子を送り出すかのように優しく微笑んだ・・・。






Dマインド、いい奴になったな・・・。

Mirror of land 後編 その9 ( No.648 )
日時: 2014/06/15 21:07
名前: 桜 (ID: H65tOJ4Z)

元の世界






イセカイにおくりだされたかがみのしょうねんとかがみのだいおうはさいしょはほかのせんしたちにこころよくおもわれませんでしたが、かがみのくににやってきたせんしたちのじんりょくですぐにうちとけました。
かがみのしょうねんとかがみのだいおうのすむところはもうきまっていました。かがみのだいおうはせんしたちがすむやしき、かがみのしょうねんはあかききゅうけつきのすむしろです。あかききゅうけつきとはちがうきゅうけつきもすすめられて、あかききゅうけつきのすむしろにすむことになりました。そして、あくまの3しまいもつきのみこと、はなのまどうしがすむいえのとなりのいえにすむことになりました。
オリジナルのしょうねんとウサギのおひめさまはこんかいのけんをヘても、コイビトになることはありませんでしたが、キズナはつよまり、いつまでもしあわせにくらしました。
めでたし、めでたし。


ーーーフェアリー童話「オリジナルのしょうねんとかがみのしょうねん」よりーーー






元の世界に帰ってから、数日後。最初は快く思われてなかった鏡王とブラデだが、鏡の国に行った王ドラ達の尽力により、すぐに打ち解けることができた。ブラデはスマブラ屋敷に住んで新たなスマブラファイターに、鏡王はユーリの城に住むことになった。ついでに言えば、ハウルもユーリの城に住むことになり、悪魔族三姉妹はランとカレンの住むマンションの部屋の隣の部屋を借りて住むことになった。ちなみにドラケロ防衛隊は留守番をサボったことがバレ、のび太にシバかれたという(笑)。ある日のスマブラ屋敷、カレンは悪魔族三姉妹にあることを聞いた。


カレン「ちょっと聞きたいけど、何でディメンジョンミラーがあることを知っていたの?」
ココ「あの女に言われて、ここにやってきたんだ。その時にあの女が去り際の言葉を聞こえなかったけど・・・」
アルル「あの女?」
ミミ「確か、黒い着物を着てて胸が超絶大きい人だったです」
シェゾ「!・・・アズサか」
ナナ「確か、その人、リリン帝国に向かって行ったわ!」
カレン「!!」
シェゾ「じゃあ、そこに別のディメンジョンミラーがある可能性は高いな・・・」


リリン帝国・・・。それはアズサ達の根城にしている国。桜にこのことを伝える故に生きてアズサを倒せることの確率は低い。それでも、一同はアズサを倒せることに真剣になりつつもあった。すると・・・。


BGM:凛として脱ぐ裸の如く


ココ「おい!!今、ポップンの名曲が出てなかったか!!?」
シェゾ「まさか・・・;」






裸族「脱いで 脱いで 月にお願い 激しさの影に裸踊り しらずしらず 裸族!と呼んだ パンツは 行方知れず のまま」
全員「」






何と、裸族が替え歌を歌いながら、裸族技でやってきたああああああああ!!!ココはミミの目と耳を塞ぎ、他の保護者組も純粋組を保護していた。


ミミ「あれ?ココお姉様、何で私の目を塞いでるですか?」
ココ「ミミは見なくていい!!姉さんからもこの変態に「素晴らしいカオスね!」ゑ?」
ナナ「私が求めていたのはこのカオスよwwwやっべえwww私も人のこと言えないwww」
ハウル「私が求めていたのはこのカオスの情熱だ!このカオスを私は見たいwwwもっと、私にカオスをーーーーーーー!!!」
カレン「ぎゃああああああああー!!!ついにオリキャラにもギャグカオス大好物組が出ちゃったああああああああー!!!」
マリオ「ついにオリキャラにも裸族ファンができたんだな!俺はうれ・・・」
ルイージ「クソ兄貴、オリキャラの純粋組にも変なものを見せるんじゃねええええええええええええー!!!!」
裸族「ぎゃああああああああああー!!!」


こんな騒ぎが起きる中、王ドラとミニッツは庭にいた。もちろん、裸族騒動が起きたことは知らない・・・。


王ドラ「・・・鏡の国で、寂しくなかったのですか?」
ミニッツ「えっ?うーん、ちょっとは鏡王がミニッツの願いを叶えてくれたから、嬉しかったんだけど・・・やっぱり、王ドラやみんながいなかったから寂しかったよ。この林檎のブローチのおかげで、王ドラのことを思い出したの」


ミニッツがそんな言葉を言うと、王ドラはミニッツを優しく、だけど力強く抱きしめた。その様子にミニッツは困惑する。


ミニッツ「!?王ドラ、どうしたの!?」
王ドラ「いえ・・・何か嬉しくなってしまって・・・少し、このままでいて下さい」
ミニッツ「・・・うん・・・」


男女はすぐには恋人にはならない。だけど、もし、2人の間に赤い糸が繋がっていたら、恋人になれるだろう・・・。


おわり






「後書き」


今回は鏡の国の前後編でした。いやー、ところどころに詰まったんだ・・・。
今回は鏡組が中心でしたから、他の星カビ組は出てきませんでした。鏡の大迷宮はカービィとメタナイトが中心でしたので・・・;
鏡の大迷宮は何だかお伽話みたいでしたので、場面毎に絵本風を挑戦しました。ひらがなだらけだったのはそのためです。
ちなみに言いますが、Dマインドはカービィ大好き組の一員で、ブラデはギャグカオス大好物組です(爆)。ブラデは今回の鏡の国の一件から、ペインシアちゃんが好きなようです。
おまけも書きました。どうぞ!






「おまけ」ペイント嬢←間違い


ブラデ「(愛しい、愛しいペイント嬢v今日もオレンジがよく似合うゾイv)ペイント嬢、ラブ・・・v」
鏡王「・・・あのさ、ブラデ;」
ダメナイト「「ペイント嬢」じゃなくて、ペインシアだぜ?」


ブラデは一瞬、きょとんとしたが・・・。






ブラデ「ペイント嬢、ラブ・・・v」
鏡王&ダメナイト(知ってたのに、知らんぷり!!?)
シャドー「ブラデの恋の力って、すごいねー」






このことがペインシアの耳に入り、無視され続けるまで、ブラデのブームは続いたという・・・。






長かった・・・;感想をお願いします。