二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 第二章:正義の月の秘術の子守歌 その1 ( No.774 )
- 日時: 2014/08/20 19:16
- 名前: 桜 (ID: /XK1VBbn)
今回は戦闘回。果たして、ガルル様の中の傲慢の流星は祓われるのか!?
闇の流星はすごく厄介で、
取り憑かれた人は最後には我をなくすほどに大暴れしてしまうの。
悲劇的な最期を待ちながら。
日常日和。特別編2 ーーー傲慢の流星と闇の巫女の過去ーーー 第二章
- 第二章:正義の月の秘術の子守歌 その2 ( No.775 )
- 日時: 2014/08/20 19:20
- 名前: 桜 (ID: /XK1VBbn)
第二章、一節
第二章 一節 ーーーガルルの日記と6翼(よく)の黒い翼(つばさ)ーーー
王ドラ「・・・ギロロのお兄さんは大王の間にいるようですね」
ドラケロ防衛隊はデデデ城で王ドラの洞察力(いわゆる野生のカン)を使い、ガルルの居所を確かめていた。間違いなく、ガルルは王の間にいるーーー。ドラケロ防衛隊はそう感じた。
タママ「・・・」
キッド「?タママ、どうした?」
タママ「ボク・・・ちょっと、ガルル中尉が傲慢の流星に憑かれた原因を思い出したんですけど・・・;」
キッド「?」
タママは途切れ途切れながらもガルルが傲慢の流星に憑かれた原因を言った。それは・・・一方、タルルに案内されている一行は、シェゾは疑うようにタルルに言う。
シェゾ「本当に敵じゃないだろうな」
タルル「だから、敵じゃないっす!!」
アルル「じゃあ、何でボク達を案内してくれるの?」
タルル「・・・隊長が「あの地球(ペコポン)人の女」にあるものを渡されてからおかしくなったことにオイラとプルル看護長がいち早く気付いて、それで後から気付いたゾルル兵長やトロロも加わって、隊長がおかしくなった理由や原因を調べてたんス。でも、なかなか足取りが掴めなくて・・・」
ツースト「それで、俺達を案内したのか」
タルル「そうっす。あ、着いたっす」
一行はある部屋にたどり着いた。それはデデデの部屋。そこに入ると、ガルル以外の他の隊員がいた。
デデデ「ワシの部屋!?」
冬樹&夏美「プルルちゃん!?」
プルル「あっ、冬樹君と夏美ちゃん!無事で良かったわ!」
ゾルル「・・・」
トロロ「これがガルル隊長がおかしくなった理由の手掛かり?馬鹿ばっかりだね〜。プププ」
ツースト「っ!!てめえ、ガキだと思って黙って聞いてみれば!!(曲刀を構える」
シェゾ「待て、ツースト!!相手は子供だぞ!!ここは穏便に・・・」
トロロ「言葉足らずなキミに庇われたくないな。闇の変態魔導師。プププ!」
シェゾ「(ぶちっ!!)てめえ、黙って聞いてみれば!!」
ランリ「切れるな、シェゾ。お前が悪い」
シェゾ「うるさいわ!!」
キレている2人を放っといて、あいりはプルルに問う。
あいり「ところで、ギロロのお兄様が取り憑かれた理由は何ですの?」
プルル「これのこと何だけど・・・」
カービィ「日記?」
風間「あのお兄さん、日記をやってたのかwww」
全員はガルルの日記を読む。そこにはたわいない日記の内容だった。
アルル「・・・何だ、何てことない日常と変わらないじゃないか」
ユーリ「?ちょっと待て、このページをよく見ろ」
「2014年7月31日」
俺はある男に勝負を挑まれた。未来の地球(ペコポン)で作られたと思われるオレンジの猫型ロボットだ。恐らくはタママ君の付き人だろう。
私は戦ったが、相手の圧倒的な強さにより負けてしまった。俺の何が弱かったんだろうか?
ラン「えっ・・・;」
メタナイト「これって・・・;」
タルル&トロロ&ゾルル&プルル以外全員「王ドラ!!?」
プルル「知ってるの!?」
何と、ガルルの日記に王ドラのことが書かれていた!大半は青ざめながら(ユーリは怒りに震えていたが)、日記の続きを読む。
「2014年8月1日」
俺はその男に負けたあと、その男に勝つようにトレーニングや演習を始めた。その度にタルル達を巻き込んでしまった。すまない。
シェゾ「・・・;」
ツースト「・・・;」
プルル「ガルル隊長、必死だったのね・・・;」
タルル「あの時は命に関わることもあって怖かったっす・・・;」
カービィ「?このページが今のところ最後みたい」
「2014年8月13日」
俺に地球(ペコポン)人のお客さんがやってきた。その地球(ペコポン)人は黒い着物を着ており、赤の帯で結び、暗い紫の色の目をした美しい女性。
彼女は私に一つの箱をくれた。その箱の中身は「強い相手でも勝てるクスリ」だと言う。彼女はその箱を俺に渡してから帰ってしまった。
・・・もし、そんなものがあるなら、私はあの男に勝てるだろう。
どんなことをしてもな。
バサ!!
ツーストは日記を落とした。そう、ショックで。原因を作った王ドラに悪気はないが、王ドラやアズサがガルルに闇の流星を憑いた直接の原因になったと言えるだろう。
ツースト「・・・」
冬樹「・・・ギロロのお兄さん、王ドラに勝つことに必死だったんだ・・・」
すると、ランはあることに気付く。アズサの存在をガルル小隊は知らないことに。
ラン「プルルちゃん、アズサのこと・・・」
プルル「アズサ?もしかして、ガルル隊長の下に訪れたお客さんの名前?」
ラン「うん・・・実は・・・」
ランは闇の巫女アズサが闇の流星を使って、人をたくさん殺したこと、そして、第3回の逃走中でアズサによって惨劇を起こしたことをプルル達に話した。
プルル「・・・そうだったの・・・」
トロロ「・・・」
ゾルル「・・・」
タルル「・・・許せないっす!!」
タルル「絶対にあの闇の巫女を許せないっす!!」
ラン「タルル・・・」
タルルはスキルを解放し、デデデの部屋を出る。すると、こう言った。
タルル「絶対に隊長に憑いた闇の流星を祓うっす!!それで、師匠達を助けるっす!!」
ラン「・・・うん!」
プルル「トロロ君は闇の巫女・・・アズサについてのことを調べて!!」
トロロ「OKだよ〜。ププププ!」
アズサのことを調べるトロロ以外の一行はタルルに続いて、次々と部屋を出る。一方、ドラケロ防衛隊は・・・
ガルル・・・
- 第二章:正義の月の秘術の子守歌 その3 ( No.776 )
- 日時: 2014/08/20 19:25
- 名前: 桜 (ID: /XK1VBbn)
大王の間
ドラえもん「・・・ここが大王の間だね」
ギロロ「・・・ああ」
ドラえもんズとケロロ小隊はついに大王の間の前にたどり着いた。全員は覚悟を決め、ドラえもんは言う。
ドラえもん「覚悟はいい?」
全員「OK!」
ドラえもん「よーし・・・行くぞ!」
ドラえもんズとケロロ小隊は大王の間の扉を開けた。すると、王座には6翼の黒い翼が生え、ドラえもんズとケロロ小隊の方にゆっくり振り向くガルルがいた。
ガルル「・・・まさか、ここまでたどり着くとはお前らもしつこいな。しかも、援軍を呼ぶとは」
王ドラ「・・・あ!」
すると、王ドラは思い出した。ガルルは自分が倒した一人で、自分と戦ったことがあると。
王ドラ「思い出しました!あなたは私が倒した一人の・・・!」
タママ以外のケロロ小隊&ドラえもんズ「えっ!!!?」
ガルル「思い出してくれたか。」
王ドラ「まさか、あなたがギロロさんのお兄さんだとは思いもしませんでしたよ。・・・だけど、あなたに私を倒すことはできませんよ」
王ドラはヌンチャクを構えた。他のキャラ達もみんな武器を構える。これを見たガルルは。
ガルル「・・・フフ、最強の力を手にした私を倒すことはできるというのか?」
王ドラ「はい(きっぱり」
クルル「王ドラがここまではっきり言い切ると、逆に清々しいな・・・」
ガルル「・・・いいだろう。私に勝てるというのならば・・・その己自身の愚かさを悔やむがいい!!!」
ガルルはよりすぐりの銃の一つを持ち、ドラえもんズとケロロ小隊に立ち向かう。キッドは空気砲で撃つが、ガルルはそれをよけた。
キッド「ドッカーン!!」
ガルル「甘い!!(よけながら、銃で撃つ」
マタドーラ「おおっと!この闘牛士でドラえもんズ一の2枚目、エル・マタドーラ様の華麗なるひらりマントでお見舞いするぜ!(愛用のひらりマントでガルルの銃弾を跳ね返す」
ガルル「チッ・・・!(よける」
ガルルvsケロロ小隊&ドラえもんズの戦いは実に壮絶なものだった。ギロロがガルルのところに銃で撃ち、タママがタママインパクトを放ち、ドロロがガルルの銃弾からバリアで守り、ドラリーニョがサッカーボールを蹴り、ドラメッドが魔法でガルルの銃を操って奪還し、ケロロがガンプラ魔法でガンプラを操ってガルルに攻撃し、ドラニコフがユーリの魔法を解放し、丸いものを見て変身してガルルに噛みついた(うちのドラニコフは丸いものを見てもやたら変身しないようにユーリに制御の魔法をかけられています)。
ドラニコフ「ウガァー!!」
ガルル「くそっ、離せ!!」
王ドラ「アチョー!!」
ガルル「!!」
バキッ!!
王ドラは蹴り技でガルルを蹴った。王ドラは余裕綽々な笑みを浮かべ、こう言った。
王ドラ「どうだー!」
マタドーラ「お前、誰であろうと問答無用で殴れるな;」
ケロロ「・・・!!ちょっと、あれをよく見るであります!!」
ケロロが見たものはガルルがもう一つの銃を持ってきて、それを地面に撃った。すると、ガルルの前にいた王ドラ以外全員が地面から出てきた薔薇の紫色の茨に絡まれた!!
王ドラ&ガルル以外全員「うわぁっ!!!」
ドラリーニョ「ぐっ・・・!!」
王ドラ「!!ドラリーニョ!!」
ドラリーニョ&ガルル以外全員「俺(オレ)(我輩)(吾輩)(拙者)(ボク)らは呼ばないんかい!!!(大汗」
ガルル「ククク・・・お前一人では戦えないんじゃないか?」
王ドラ「少なくとも、戦えますよ・・・」
王ドラ「たとえ、私一人でもポップスターとコーネリア、地球は渡しませんよ!!」
ガルル「・・・いいだろう。その思いを粉微塵にしてくれるわ!!」
王ドラは跳び、ガルルは6翼の黒い翼で飛んだ。両者は互いに一歩も隙を見せない状況だ。
王ドラ(ここで私の華麗なるスピードでギロロさんのお兄さんを仕留めれば・・・)
ガルル(ここで私の銃で奴を仕留めれば・・・)
すると、王ドラが前に出た!
王ドラ「そこですよ!!」
ガルル「・・・!(ニヤリ」
先に制したのは・・・
王ドラの後ろの壁に撃ったガルルだった・・・。
タママ「!!王ドラさああああああああああああああん!!!!!」
王ドラ・・・!!
- 第二章:正義の月の秘術の子守歌 その4 ( No.777 )
- 日時: 2014/08/20 19:28
- 名前: 桜 (ID: /XK1VBbn)
第二章、二節
第二章 二節 ーーー光の歌声ーーー
王ドラは薔薇の紫色の茨に絡まれた。王ドラは顔には出さなかったが、苦しそうにしていた・・・。
王ドラ「・・・っ」
ガルル「ハハハ、無様だな。エースが私が出した紫色の茨にキツく絡まれるとは・・・」
ガルルは別に用意していた銃を出す。そして、その銃口を王ドラに向けた。
ガルル「これで最後だ、王ドラ!!」
王ドラ「くっ・・・!!」
絶体絶命の危機になるその時・・・
???「ムーンカッター!」
???「アレイアード!」
???「ロゼプリエール!」
バシュッ
王ドラ以外のドラえもんズ&ケロロ小隊「!」
王ドラ「!」
ガルル「!!グアアッ!!」
王ドラ達を絡ませた茨は斬られ解放され、ガルルは何者かの攻撃を受けた。王ドラはその何者かの姿を見て、ニヤリと笑った。
ガルル「ぐっ・・・!お前らがいたか・・・!!」
王ドラ「・・・来るの遅いですよ・・・!」
その何者かは・・・
シェゾ「遅れてすまないな、王ドラ」
ラン「何とかは助かって良かったよ〜・・・;」
ユーリ「怪我はなかったか?王ドラ」
王ドラ「・・・まあ、ギリギリセーフってことにしてあげますよ・・・」
何と、シェゾ達一行がドラえもんズとケロロ小隊を助けに来てくれたのだ!それに続いて、タルル達も大王の間に来たのだ!
タルル「師匠、大丈夫っすか!?」
タママ「これくらい大丈夫だ!それより、オレの弟子のくせに来るのがおせーよ!!」
タルル「ピンチになったら、助けようと思ったっす」
タママ「じゃ、ずっと見てたってことかよ!!」
タルル「それより、師匠の付き人がやらかした経緯について、説明を付き人にさせて欲しいんスけど・・・;」
タママ「えっ!!?(バレて・・・!!?」
タママは王ドラの方に向く。向かれた方の王ドラは。
王ドラ「・・・・・・・・・・・・。ごめんねーv殴る相手、間違っちゃったみたいですv」
タルル「えっ?」
ゴッ!!(ユーリが渾身の力で王ドラを殴った音)
タママ&タルル∑(°д°III)
王ドラ「痛い・・・(号泣」
ユーリ「流石、偏見の詰まった石頭だな!!割れやしないぞ!!(激怒」
王ドラ「割らないで下さい・・・;マジで痛いですよ・・・;」
王ドラ達は放っといて、春我部防衛隊は王ドラ以外のドラえもんズとタママ以外のケロロ小隊をじーっと見ていた。
春我部防衛隊「・・・」
ギロロ「おっ、おい・・・どうした?」
春我部防衛隊(´;д;)うりゅっ
王ドラ以外のドラえもんズ&タママ以外のケロロ小隊∑(・ω・;)ぎょっ
春我部防衛隊「わああああああああん!!!馬鹿ああああああああ!!!すごく心配したんだからああああああああ!!!!(大号泣」
キッド「おっ、おい、ちょっと!!」
泣いている春我部防衛隊の前に大半の隊員は彼らをなだめる。すると、ランとアルルと夏美がこう言った。
ラン「みんな、ドラえもんズとケロロ小隊が心配だったんだよー」
アルル「これに懲りたら、今度はキミ達だけで行っちゃわないでね!」
夏美「その時は私達が駆けつけるから!いいわね!?」
ギロロ「は、はい、分かりました;」
これを見た人達は・・・
プルル「みんな、心配だったのね〜」
ツースト「まあ、場合によっちゃあ、場合によるものかな」
ゾルル「・・・ゼロロ・・・」
あいり「こらこら、今は戦うときではありませんわ」
ランリ「・・・(マカロン、食べたい」
カービィ(マキシムトマト、食べたい)
メタナイト&デデデ(何か見える気がするが、そっとしておこう・・・)
ペインシア「ドロシアお姉様達は無事かな・・・?」
冬樹「大丈夫だよ」
シェゾ「さて、問題は・・・」
シェゾ達はガルルの方を見る。すると、ガルルは立ち上がり、こう言った。
ガルル「・・・言っとくが、私は最強の力を手にした。実力者がいても最早お前らなど恐るに足らぬ!」
???「ギロロのお兄さん、言っとくけど、アルル達だけじゃないわ。私もいるわよ」
すると、そこにいたのは・・・
カレン「私もアルル達とともに戦うわ。たとえ、プライドを捨ててもね!」
アルル「カレン!」
何と、カレンが一行の助っ人にやってきたのだ!アルルはカレンに駆け寄り、こう言った。
アルル「来てくれたんだ!」
カレン「本当は今すぐ助けに行きたかったんだけど、「みんな」を集めてたら遅くなったわ」
あいり「?みんなって?」
カレン「あなた達の関係者よ。サン以外のマジカル★4やツースト以外のミラクル☆4のメンバーを呼んだら、バレるのは流石にまずいから呼ばなかったけど」
ドラえもん「ぼく達の関係者って・・・もしかして、のび太君達!?」
カレン「事情を話したら、すぐに駆けつけてくれたわ。桜の交流相手、アークさん達もね。そのみんなは今、ガルルの刺客と戦ってるわ」
すると、夏美がカレンに図星を突くように言った。
夏美「あれ?他人事だと思って降りようとしたのはカレンちゃんじゃなかったっけ?」
カレン「・・・!!か、勘違いしないでよね!!別にセクトニアに言われたからって、ドラケロ防衛隊の馬鹿のためにわざわざ、みんなを集めて助けに来たわけじゃ・・・」
ランリ「・・・カレン、ありがとう。俺達を助けに行こうとしてくれて・・・」
カレン「・・・/////////!ふ、ふん/////////!」
一行はガルルの方を見る。一行はニヤリと笑う。
カレン「それより、まずはギロロのお兄さんを何とかしなくちゃいけないわね」
タルル「そうっすね。傲慢の流星を祓わないと・・・!」
ガルル「・・・黙れ・・・私は誰にも倒されないぞ!!」
カレンちゃんが来てくれた・・・!
- 第二章:正義の月の秘術の子守歌 その5 ( No.778 )
- 日時: 2014/08/20 19:33
- 名前: 桜 (ID: /XK1VBbn)
いよいよ、傲慢の流星との戦いも大詰め
ガルルは黒い翼で飛び、一行も跳ぶ。・・・一部を除いては。
カレン「私も行・・・ぐえっ!?(ランリに服を引っ張られる」
ラン「私も行きま・・・ほわっ!?(ユーリに月の巫女verの服を引っ張られる」
ドラリーニョ「ぼくも行・・・ひょわっ!?(ユーリにユニフォームを引っ張られる」
ユーリ「お前らは私達と一緒に協力しろ。傲慢の流星を封印するためにな」
ランリ「ラン、ドラリーニョ、魔法陣描きに手伝え」
ラン「魔法陣描き?」
ランリ「ああ、カレンが傲慢の流星を封印するためにな」
ランリは封印の魔法陣を描いていた。ランリはこの魔法陣の効果を言う。
ランリ「この魔法陣は闇の流星の封印を助力できる効果があると言われている。強いて言えば、この魔法陣の上にカレンが乗って天使のリボンの力を借りれば、封印はできるということだ。」
ラン「なるほど!(チョークを持つ」
ドラリーニョ「ようやく、理解できたよ!(同じく、チョークを持つ」
ランリ「まあ、分かったのならそれでいい」
3人はチョークで魔法陣を描く。そんな中、ユーリはカレンにこう言った。
ユーリ「カレン」
カレン「?」
ユーリ「失敗することは有り得るか?」
カレン「有り得ないに決まってるわよ!少なくとも、どこかの青ダヌキじゃないし」
ユーリ「・・・」
一方、突撃組はガルルと戦っていた。今のところ、突撃組が有利だ。
ガルル「チッ・・・!」
ツースト「いい加減に諦めたらどうだ?お前がいくら最強の力を手にしたって、俺らには勝てない」
ガルル「だが、あの地球(ペコポン)人の女が・・・あっ!」
ガルルは気付いた。そう、自分はその地球人の女性に騙されていたことに。
王ドラ「あなた、その女性にーーーアズサに利用されたんですね。随分、傀儡(くぐつ)な力だこと」
王ドラからの容赦ない言葉にガルルは激昂した。
ガルル「黙れ!!私のこの力はーーー私のものだああああああああああ!!!」
ガルルの目は本気に近い・・・。一方、3人はようやく、魔法陣を描き終えた。
ランリ「ようやく、魔法陣を描き終えた・・・!」
ラン「あとはこれにカレンさんを乗せるだけですね!」
ドラリーニョ「カレンちゃん、乗って!」
カレン「まあ、あんたに言われるならば、乗ってあげなくもないわ。よいしょっと」
カレンはその封印の魔法陣に乗る。カレンは天使の姿に変身し、天使のリボンの詠唱を言おうとしたが・・・。
カレン「花よ、風よ、我らを信じーーーーーー」
ガルル「させるかああああああああああ!!!」
ドドドドド(銃で撃つ音)!!
カレン「!!きゃあ!!(間一髪でよける」
ランリ「!!カレン!!」
何と、ガルルがカレンを撃とうとした!実はこれはアズサの作戦の一つで、カレンがガルルの中の闇の流星を封印するのを阻止するために予め仕掛けたのだ。
シェゾ「行かん!!今のガルルの狙いはカレンだ!!」
プルル「ガルル隊長はカレンさんを殺すつもりっす!!」
カレンが翼で逃げる中、ランはカレンを見て、うろたえていた。
ラン「どうしよう・・・!!カレンさんがいないと、私は・・・!!」
ドラリーニョ「・・・ランちゃんの「ジャスティスムーンの秘術」があるじゃない」
ラン「えっ!?でも、私はあの秘術はまだ・・・」
ドラリーニョ「秘術を乗せればいいんだよ。・・・歌に」
ラン「えっ、歌!?私の歌に!?」
ドラリーニョ「ユーリ君は「あとは自分で試行錯誤しろ」って言ってたよね?ランちゃんの場合は歌だと思う。・・・ユーリ君に認められたいなら、歌を歌って。ぼくもランちゃんの歌が大好きだからさ!」
ラン「・・・うん・・・!」
一方、ガルルはカレンを追いかけていた。他のキャラ達はカレンを助けようとするも、ガルルが撃ってきたせいで、なかなか上手く行かない。ガルルはついにカレンの足を掴んだ。
カレン「きゃあっ!!」
ガルル「ついにこの地球(ペコポン)人を捕らえたぞ・・・!お前を殺せば、私は最強の力を失わずに済む!!」
ランリ「カレン!!」
ガルルがカレンを撃とうとしたその時・・・
♪目覚めたとき僕はひとり 黒く塗りつぶされた部屋
王ドラ(歌・・・?)
カレン(心地いい・・・)
ツースト(ランの歌声・・・ジャスティスムーンの秘術か?)
♪何も見えず 何も聞こえず 一人震える闇の中
ランの歌声が聞こえてきた。同時に光を帯びてくる。正義の光が。これがジャスティスムーンの秘術の力だ。そのランの歌声に一行は涙を流した。そして、驚いたことにーーーガルルも涙を流していた。ランの歌声の心地よさと傲慢の流星の力が弱まっていくことに苦しみながら。
ガルル「・・・あ・・・あ・・・ああああああああああああああー!!!!!」
ガルルの身体が光り、ガルルの身体の中から黒い流星を出した。傲慢の流星が小瓶の中に封印される中、ランは傲慢の流星を封印できたことに安心する中で意識を手放した。
今回はここまで。次回はアズサとルナの過去話です。
感想をお願いします。