二次創作小説(映像)※倉庫ログ

ガラコンの戦慄の楽譜 その1 ( No.857 )
日時: 2014/12/24 15:53
名前: 桜 (ID: ms4vV0xW)

今回はクリスマス話!今回のタイトルの楽譜の読み方は楽譜(フルスコア)。そして「戦慄」には少しのからくりがあって、本来のタイトルは「旋律」。・・・ここまで言えば、分かりますよね?






ウーノ「ツースト、お前、クリスマス・イヴにはあいりと過ごすって?」
ツースト「おう!」


ミラクル☆4の家。ツーストはクリスマス・イヴであいりと過ごすためにどの服を選んだ方がいいかと一人ファッションショーをウーノがスタイリストとしてどの服がいいかと見ているのだ。ウーノはツーストにあいりとのデートにはどこに行くのかを聞く。


ウーノ「で?どこに行くのだ?」
ツースト「ふふん。じゃーん!(何かのチケットを取り出す)観月音楽アカデミーのクリスマス公演、ガラコンサートのチケットの2枚だー!」
ウーノ「これ、毎年のクリスマス・イヴに開催される観月音楽アカデミーの有名なガラコン(ガラコンサートの略語)のチケットではないか!しかも、このチケット、プレミアものでいい席ではないか!」
ツースト「奮発したんだ!あいり、こういうのが好きだからさー」
ウーノ「・・・あれ?このガラコンって・・・」
ツースト「どうかしたか?」
ウーノ「いや、何でもな・・・」


バーン!


ププル「ツーストさん、ウーノさん!今度のクリスマス公演のガラコンにゼオと氷海ちゃんがフルートで出場することにしたのー!」
風雅「王ドラとドラリーニョとタママも行くって。ほら、桜がガラコンに行く全員にいい席のチケットをあげたから、ツーストに・・・」
ツースト「えっ!?」
ウーノ「あ;(ツースト、今年のクリスマス・イヴの予定、決定だな;」


・・・というわけで・・・


王ドラ「私、この日のためにいい服を買っちゃいました!(赤いダウンジャケットの中には赤いネクタイに新作の黒のスーツと白シャツ」
ドラリーニョ「わー、カッコいい!(こちらも正装」
タママ「王ドラさんからクリスマス・イヴに服選びしろって苦労したですぅ・・・;(こちらは白いスーツで正装」
あいり「ランと空のその可愛い服は手作りですわね」
カレン「あ、本当だ」
ラン「クリスマス・イヴのガラコンだから、今回は頑張ってみました!」
空「私はそれぞれクリスマスの色でワンピースとファーコートを作ったよ!」
ランリ(寒い・・・)
あおい(ぷっ、ツーストの奴、ざまあみろです)
ミニッツ「お兄ちゃんが許可してくれたから、ガラコンに行けたよ!」
ジュニア「ぼくもお父さんから許可をもらったよ!」
ププル「鈴花ちゃん、その服、可愛いね!ブランド物?(くぅちゃんはスマブラ屋敷に預けました」
鈴花「うん。普段は買わないけど、氷海のために買っちゃった!」
烈「女の買い物って、長すぎるよな・・・;(風雅と勇飛にひそひそ話」
風雅「うん、氷海も服選びに張り切ってたし・・・」
勇飛「空は服の手作りをすげーがんばってた・・・」
カービィ「今回は行けて良かったねー!」
メタナイト「ゼオと氷海が出るガラコンだからな」
マルク「ゼオと氷海のフルート演奏、楽しみなのサ!」
グリル「そりゃあ、コンクール入賞者などが出場するコンサートだもん!」
マホロア「ヘー。スゴいコンサートナンダネェ・・・ソレより、コンサート前で最もザンネンなヒトは・・・(笑いをこらえている」


この上記な人達がガラコンに来場することになった。マホロアが見ているのはもう一人一緒に行くことになり、リスの姿のクロスを肩に乗せている人物。その人物こそが・・・






ツースト(今日のクリスマス・イヴのガラコンにあいりと2人で行くことになるはずだったのにどんちくしょおおおおおおおおおおおおー!!!これを聞いたフォースとクアトロには笑われるし、ウーノと若とアンとサンには慰められるし、ンビリは我関せずだし、ゼオの馬鹿のせいで散々だ!!(大号泣)
クロス(南無阿弥陀仏・・・(合掌&リスの姿でツーストの肩に乗っている)
王ドラ(ゼオさんの超天然は人をも巻き込むんですね;ツーストさん、可哀想に・・・;(読心術でツーストの心を読んだ)






ツースト、本気であいりを今日のガラコンに誘うつもりだったんだね;そのガラコンの会場は有名な観月音楽アカデミー。この観月音楽アカデミーは優秀な音楽家を輩出してきた超名門な小中高大一貫校だ。ゼオと氷海はこの学校の出身ではないが、有名な2トップのフルーティストとしてこのガラコンに呼ばれたらしい。そもそも、他校出身の音楽家が毎年のクリスマス・イヴに行われるこの有名なガラコンに呼ばれるのは珍しいことではないそうだ(それ以外のガラコンでは珍しいが)。王ドラはパスを持ちながら言う。






クリスマス話!

ガラコンの戦慄の楽譜 その2 ( No.858 )
日時: 2014/12/24 15:56
名前: 桜 (ID: ms4vV0xW)

イヴに間に合って良かったよ・・・;






王ドラ「ガラコン観覧の前にまずはゼオさんの楽屋と氷海さんの楽屋に行きましょうか。私、この学校にヴァイオリニストとピアニストとオルガニストとソプラノ歌手の四人の友人がいますから」
メタナイト「お前、ダメナイト以上に何者なんだ;」
警備員「あ!あなたは王ドラさんですね。そちらの方々は・・・」
王ドラ「私の友人とこの黄緑色の男の子とうさぎ帽子を被っている女の子が私のよ「させませんよ?」・・・このガラコンに私の友人2人が出場してますが・・・」
警備員「じゃあ、ゼオさんと氷海さんの・・・!分かりました、入って下さい」


警備員はあっさりと23人を通してくれた。数分歩いた後にゼオの楽屋にたどり着く。


ププル「ゼオー。来・・・」






ゼオの姿:着替え中の上半身裸のゼオ(細筋肉質)


ガラコンに来た女子組Σ(°Д°*)
大半の男子組Σ(°Д°;;;)






これを見た瞬間、大半の男子組はドアをバンと閉めた。ジュニアとドラリーニョとタママと風雅とクロスはゼオのかなり細筋肉質な身体に「あれだけたくさん食べたのに太らないってどういうことだろう」と思ったそうだ;23人に気付いたゼオはカーテンの奥の窓から様子を確かめる。


ゼオ「おーい。入らなくていいのか?(恥じらいもなし」
メタナイト&マルク&マホロア&王ドラ&ツースト&烈&ランリ&勇飛&あおい「お前は上半身裸で着替え中のまま、私達(俺達)(ボク達)を楽屋に入らそうとするなああああああああー!!!」
ゼオ「着替えたらいいのか?分かった」
ププル(ゼ、ゼオの裸・・・///////////!)


ゼオが正装に着替え中の中、氷海が先に着替えが終わって、風雅達に会う。


氷海「あら、風雅と鈴花と烈!来てくれたのね。烈達はどうしたの?」
風雅「氷海!烈達はゼオが恥じらいも持たないままだから、怒ったらしくてな・・・;」
氷海「恋人と想い人とその弟の嫉妬は激しいからね;」
鈴花「ゼオ君って、何で恥じらいを持たないんだろ?」
???「おや?そこにいるのは王ドラ君かね?」


すると、ある中年の男が王ドラに声をかけてきた。その男に王ドラは気付く。


王ドラ「あ、草芽さん!」
草芽「やっぱり、王ドラ君か。まさか、ピアノとオルガンが上手なキミがうちのクリスマス公演のガラコンに見に来るなんて・・・おや?王ドラ君、氷海さん、そちらの方々は?」
氷海「私の友人です。」
王ドラ「三宅風雅さんは氷海さんの恋人です。」
氷海「こら///////!」
ドラリーニョ「あ、ぼく、ドラリーニョ!ブラジルのサッカーチームのストライカー何だ!」
タママ「ボクはタママ二等兵!普段はオタマジャクシの姿何ですけどね・・・(今回の人外組は全員擬人化」
ジュニア「ぼくはクッパJr.!今日はお父さんの許可を取って来たんだ!」
ミニッツ「ミニッツ!ミニッツもお兄ちゃんの許可を取って来たの!」
ツースト「俺はツースト。今日はゼオと氷海のフルート演奏を見るためにきたんだ(本当はあいりとのデートなはずなのに・・・OTL」
クロス「私はクロスだ。普段はツーストの意向でリスの姿だが、本来の姿は人間型の式神だ」
ラン「私はランです。クラシックに興味があるから、今日はガラコンを見に来ました!」
カレン「私はカレン。強く美しい花の魔導師よ」
空「天川空でーす!ランと同じく、クラシックに興味があるので来ましたー!」
あいり「私は月島あいりですわ。クラシックが好きなので見に来ましたの」
あおい「僕はその月島あいりの双子の弟の月島あおいです。今日は姉さんに誘われたので来ました」
勇飛「・・・俺は辻宮勇飛。空の幼なじみで恋人だ」
ランリ「俺はランリ。悪魔族の男だ」
カービィ「ボク、カービィ!星の戦士なんだ!」
メタナイト「私の名はメタナイト。カービィの恋人だ」
マルク「本当のこととはいえ、勝手に決めんな(^ω^#)ボクはマルク。道化師で魔法使いなのサ!」
グリル「ボクちんはグリル!マルクちんの幼なじみの魔法使いだよ!」
マホロア「ボクはマホロア。プリティーな魔術師ダヨォ」
ププル「ボクはププル!このガラコンに出るゼオ・ウィグルゥの友人なんだ(本当はゼオと恋人になりたいんだけどね・・・OTL」
烈「俺は焔烈。氷海の友人で幼なじみだ」
風雅「俺は三宅風雅。王ドラの言うとおり、このガラコンに出る清水(きよみずと読みます)氷海の恋人だ」
鈴花「私は菊池鈴花。あなたは世界的に有名なオルガニストでこの観月音楽アカデミーの理事長の堂島草芽さんですね?」
草芽「私のことをご存知でしたか。私はオルガニストでこの観月音楽アカデミーの理事長の堂島草芽と言います。王ドラ君とは彼がうちの学校のオルガンを上手に弾いていたのを見た時からの仲何ですよ。王ドラ君がたまにこの学校に遊びに来ていることもありまして」
タママ「へー・・・(王ドラさんって、何者?」
草芽「今日は私の妻が遊びに来てて、王ドラ君の友人である生徒達がこの学校のガラコンに出場するんですよ。ゼオ君が着替え中の間、会ってみませんか?」
ププル「いいの!?」
ラン「会ってみましょうか。せっかく、歓迎されてますし」
グリル「うん!」


氷海と草芽を含む25人はガラコンの出場者の控え室に行く。すると、その控え室にたどり着き、25人は入る。






観月音楽アカデミー

ガラコンの戦慄の楽譜 その3 ( No.859 )
日時: 2014/12/24 16:00
名前: 桜 (ID: ms4vV0xW)

今回はオリキャラを多く出させました。






草芽「みなさん、王ドラ君と氷海さんとその友人ですよ」
控え室にいた出場者全員「わぁ!」
草芽「ランさんの前にいるあのソプラノ歌手が王ドラ君の友人である麗美(れいみ)初さんです」
ラン「あの有名なソプラノ歌手の・・・!」←初のファン
初「はじめまして、ランちゃん。あなたのことはテレビや王ドラ君の話で知ってるわ。神のような歌声を持つ大人気歌手兼アイドルだとね。歌声では私はあなたに負けてるわ(ランに握手」
ラン「いえ、そんな・・・!(←遠慮がち」
草芽「あのヴァイオリンを弾いている女子生徒が王ドラ君の友人で私の姪である石本詩月(しづき)さんです」
ジュニア「ヴァイオリンの音色が綺麗だなー。身体から優しい薔薇の香りがするし・・・」
詩月「私の薔薇の香りは生まれつき何ですよ。王ドラ君がいてくれて助かりましたね。いい意味で」
タママ「まあ、王ドラさんの交友関係は・・・;」
草芽「そして王ドラ君の友人である天才ピアニストの譜和始(はじめ)君です。歌手達に歌唱指導をしているのはコレペティトゥールで私の妻の堂島歌子さんです」
始「また理事長、紹介の時に歌ちゃん先生をさん付けにしてるよ」
歌子「こら、譜和君、歌子先生と呼びなさい!まったく、草芽さんはいつもその癖何だから」


いくらかの楽器奏者と歌手達は23人の方に集まる。王ドラ以外の全員は困った顔をしていたが、楽しそうに会話をしているのが見えた。すると、ゼオがスーツに着替えを終わって控え室にやってきた。


ゼオ「楽しんでるな」
ププル「ゼオ!着替えが終わったんだね!」
ゼオ「そういえば、この学校に結婚式(ゼオ君は結婚の意味も知りません)にやってくる砂賀堂と三室財閥の話は知ってるか?」
初「ああ、あの有名な本屋店会社の砂賀堂のお嬢様と都内有数の財閥のお坊ちゃまの話ね!実はこのガラコンにはお二人の結婚式の祝いも兼ねていて、今日のガラコンの後は私達生徒と出場者達と来客達と先生達と理事長が出席者になる結婚式を行うのよ!」
詩月「まあ、その結婚式は今日ですけどね」
始「流石にこの話は知ってるでしょ、日本有数の菊池財閥の娘の鈴花さん」
鈴花「あ、バレた?」
草芽「あ、砂賀堂と三室財閥の人達が来ましたよ!」
風雅「えっ?」


すると、砂賀堂の社長である兄とその妹(妹さんが三室のお坊ちゃまと結婚するようです)と三室財閥の社長(ハゲた中年のおっさん)とその息子と副社長とその副社長の秘書が舞台裏である教室にやってきた。その4人が控え室に入る。


健二「はじめまして、観月音楽アカデミーのみなさん。俺は砂賀堂の若社長である砂賀健二です」
三室「私は三室財閥の社長の三室隆介と申します。そして、この2人は今日の結婚式を祝われる砂賀沙里さんと私の息子の和男です」
沙里「はじめまして」
和男「・・・よろしく」
カレン「沙里さんは美人ね(ひそひそ」
空「それに比べて、和男さんは地味顔だね。やっぱり、金目当てだね(ひそひそ」
カレン「そうね」
三室「丸聞こえです(怒」
カレン&空「すみません(棒」
桑原「私は副社長の桑原由紀夫と言います」
岩井「私はその副社長の秘書の岩井益男と言います」
勇飛「副社長とその秘書もも来てるのか」
ランリ「すごい豪華な客だな」
健二「では早速、王ドラ君に頼みたいことがあるんですが・・・」
王ドラ「えっ?」
健二「昨日、これが届いたんです」


王ドラに渡されたのは一通の手紙。その手紙の内容は・・・






「砂賀堂の社長の妹と三室財閥の息子の結婚式を今すぐ中止しろ。さもなければ、明日のクリスマス・イヴに行われるガラコンの会場の観月音楽アカデミーに災いが起こる」






全員「脅迫状!?」
草芽「この学校に・・・災いが起こる!?」
三室「はい。頭がいい王ドラ君なら、この事件の真相を分かるんじゃないかって・・・」
健二「こんなのただの悪戯に決まってますよ!」
王ドラ「・・・大丈夫ですよ」


すると、王ドラは何かを取り出して・・・






王ドラ「この名探偵、タママさんがこの脅迫状事件を解決しますから☆(タママにシャーロック・ホームズセットを着させる」
タママ「え゛!?」






何と、またもや王ドラがタママに推理を推薦。これを聞いた全員は言う。


沙里「それはいいわね!」
マルク「頑張るのサ、名探偵タママ!」
鈴花「頑張ってね!」
タママ「えっ、ちょっと!!?ボクはやらな「親分の言うことをもちろん、聞きますよね?」はい、聞きます(震え声」
ゼオ「・・・?」
タママ「どうしたんですか、ゼオさん」
ゼオ「何か、この脅迫状から香りがするんだが?」
タママ「えっ?」


タママが脅迫状の匂いを嗅いでみると、そこには優しい香りがあった。






タママ(優しい香りがする・・・?この脅迫状にはこんな香りを・・・?)






今回のクリスマス小説にはミステリー要素が入ってます。

ガラコンの戦慄の楽譜 その4 ( No.860 )
日時: 2014/12/24 16:02
名前: 桜 (ID: ms4vV0xW)

そして、ガラコンが始まった!順番が進み、22番の詩月はヴァイオリンを見事で華麗な演奏で弾いていた。詩月の弾くベートーベンのヴァイオリンソナタ第5番の「春」の第一楽章だ。その伴奏を始がしている。


グリル「・・・うわ、綺麗」
ププル「でも、ゼオのフルートの方が綺麗だよ!」
風雅「俺の氷海のフルートもな」
ツースト「自慢か;」
ドラリーニョ「見てよ、砂賀堂と三室財閥の人達も来てるよ」
ジュニア「やっぱり、音楽が好きなんだねー」


客席にいる大半の人達が毎度の演奏にうっとりしている中、タママは何かしら嫌な予感を察していた。


タママ(嫌な予感がしますけど・・・気のせいとは思えないですぅ・・・ん?)


すると、タママはあるものに気付く。それは全体の複数の飾られているライト。その複数のライトがぐらぐらしていた。すると、タママはあることに気付く!


タママ「あれは・・・(まさか・・・!)みなさん、よけて下さい!!」
観客全員「えっ?」


ぐらっ・・・ガシャーンガシャンガシャンガシャーン!!


男性客「おい・・・!?ライトが落ちていくぞ・・・!?」
子供「うわーん!!怖いよ、ママー!!」
母親「しっかり捕まって!!」
鈴花「みなさん、落ち着いて下さい!!」
メタナイト「くそっ、どうにかならんか!!」
王ドラ「みなさん、その場から離れないで下さい!!」
タママ「あっ!」


すると、詩月と始の上のライトがぐらっと落ちてきた!それに気付いたタママは2人の元へ走る!


タママ「シーヅン(タママが呼ぶ詩月のあだ名)!ハッチー(タママが呼ぶ始のあだ名)!!」
詩月&始「えっ!?」






ぐらっ・・・ガシャーン!!






カレン「タママ!!」


駆け付けたガラコンのスタッフ達は一斉に観客全員の無事を確かめる。幸いにも奇跡的に3人は無傷なようだ。


詩月「タママ君、大丈夫ですか!?」
タママ「大丈夫ですぅ。ちょっと擦りむいたですけど・・・」
始「良かったー!」


幸いにも詩月の演奏と始の伴奏の「春」は終わり、観客全員も無事だ。もう少し遅ければ、悲劇の「春」に仕立て上げられたのだろう・・・。すると、タママの杖がピコーンピコーンと鳴った。


タママ「ヒント・・・!?」






・優しい香りはまるで美しい花である
・ライトに何かをしたのは脅迫状を送った犯人ではない






タママ(この2つが・・・?分からないですぅ・・・)


ついに2つのヒントを手に入れたタママだったが、まだ答えは導き出されない・・・。その後の控え室では氷海がホールでの騒ぎを聞いて身体が震えていた。

ガラコンの戦慄の楽譜 その5 ( No.861 )
日時: 2014/12/24 16:08
名前: 桜 (ID: ms4vV0xW)

氷海「もう嫌・・・!私、怖い・・・!」
草芽「大丈夫ですよ、よくあるトラブルですから。ゼオ君と氷海さんと麗美さんの順番は一番最後に回しましたから」


メインの3人の安全を考慮して順番を一番最後に回してもらったが、慣れないトラブルに氷海は怯えていたのだ。タママ達は何とか彼女に励ましの言葉をかけたいが、今の彼女に普通の方法が効果的だとは思えない。すると、ゼオは氷海に言った。


ゼオ「・・・俺、その気持ちが少し分かるよ」
氷海「えっ?」
ゼオ「俺も幼い時の慈善音楽会でフルートを演奏することになった当日に会場でトラブルがあったんだ。俺は珍しく、緊張感と恐怖感に駆られたんだ。・・・でも、フランツ先生は言ってたよ」






フランツ『楽器は不思議だね。心の中の気持ちを指の先から正直に伝えてしまう。もちろん演奏だけでなく、作曲することでも自分の気持ちを表すことはできるんだ。今、ゼオ君自身がここで怯えてしまってはキミのフルートがキミの緊張感と恐怖感を正直に伝えてしまう。だから、ゼオ君・・・キミは思い出しなさい。初めてコンクールに出たときの身体が震えるほどの拍手、歓声、熱狂の嵐を。』






ゼオ「そのおかげで俺はいつも通りにフルートを吹くことができたんだ。もちろん、拍手と歓声と熱狂の嵐だった」
氷海「それで・・・?」
ゼオ「お前がここで怯えたら、お前のフルートが正直にお前の緊張感と恐怖感を伝えてしまうことを言いたかったんだ」
氷海「・・・!」
ゼオ「だから、お互いにいいフルート演奏と・・・初」
初「は、はい!」
ゼオ「初はいいソプラノを出せ。それも美しいソプラノを」
初「はい・・・v」
メタナイト&マルク&マホロア(あ、これはゼオのファンが増えた)
ツースト(この天然誑し;)←あんたもだ


ゼオのおかげで氷海の恐怖感を完全に和らいだ。すると、空が言う。


空「そろそろ、客席に戻ろうか。その場に居座ったら、ゼオ君と氷海と初に悪いし」
ププル「そうだね」


タママ達が出る中、ジュニアはこんなことを考えていた。


ジュニア(やっぱり、ゼオはすごいな。コクッパ七人衆が迷った時にお父さんがコクッパ七人衆に諭してくれた時の微笑みとそっくりだったな・・・ぼくもお父さんみたいなクッパ一族の大魔王になれたら・・・)


ガッ(何者かがジュニアの口を塞ぐ音)


ジュニア「もがっ!!?」
???「頼みがあるの・・・」
ジュニア「!?」


ジュニアはそのまま、何者かに連れてこられた・・・。その異変にランは気付き、後ろに振り向く。


ラン「ジュニア・・・?」


すると、ランのスマホに1通の電話があった。ランは電話をかける。


ラン「はい」
???「クッパの息子であるクッパJr.を誘拐した」
ラン「えっ!?」


ランはその電話も切らないまま、みんなのところに行く。まだ客席も来てないままだ。


ラン「ジュニアが誘拐されたー!!」
全員「えっ!!?」
烈「ジュニアが・・・!?」
タママ「ちょっと、その電話を貸してほしいですぅ!」


タママは耳にスマホをかける。すると、脅迫状の犯人が電話で言う。


???「貴様が名探偵タママか?ならば、観月音楽アカデミーの館内を教え・・・おい!!」
タママ「えっ!?」
ジュニア「みんな!(沙里に抱っこされている」
あいり&あおい「ジュニア!」
ツースト「それに沙里さんまで・・・」


何と、誘拐されたはずのジュニアが沙里に抱えられて戻って来た!鈴花は沙里に聞く。


鈴花「何で沙里さんがここに?」
沙里「誘拐犯から逃げてくジュニア君を見たから、助け出して連れてきたの」
メタナイト「感謝する!」


全員は沙里に感謝する中、タママの杖がピコーンピコーンと鳴った。


タママ「今度は何ですか?」






・小さきクッパを連れ出したのは脅迫状を送った犯人だ






タママ(やっぱり、ジュニアを連れ出したのはか脅迫状を送った犯人ですね。じゃあ、さっきのライト落としは?王ドラさんからもらった「あれ」をこの学校中に付けてやりますか・・・)


タママはこのヒントに少しは答えを導き出そうとする。全員が客席に戻る中、8番の始の演奏はモーツァルトのピアノソナタ第11番の第三楽章(その第三楽章が有名なトルコ行進曲だ)だ。この演奏に観客全員はうっとりする。






ガラコンがどんどん進んでいく・・・

ガラコンの戦慄の楽譜 その6 ( No.862 )
日時: 2014/12/24 16:10
名前: 桜 (ID: ms4vV0xW)

グリル「すごい上手いね・・・!」
カービィ「超絶技巧〜」
ドラリーニョ「?タママ君、どこに行くの?」
タママ「ちょっと調べにですぅ」


タママはゼオと氷海の控え室の西棟の教室に行く。控え室にたどり着いてゼオと氷海はまだ残っており、初は先に行ったようだ。


タママ「ゼオさん、ヒーミ(タママが呼ぶ氷海のあだ名)!」
ゼオ「何だ?」
氷海「私達に何か聞きたいことでもあるの?」
タママ「はい。ーーーーーーーーー」
ゼオ「そうだな・・・ーーーーーーーー」
氷海「ーーーーーーーー。これで私達の答えは以上よ」
タママ「ありがとうございま・・・」


ガンッ(ゼオと氷海を何かで殴る音)


ゼオ&氷海「!!」
タママ「ゼオさん、ヒーミ!?「ガンッ」うっ・・・」






タママが目を覚ました場所は広めのスワンボートの中だった。そのスワンボートにゼオと氷海も乗っている。その場所は観月音楽アカデミー内の湖。そう、3人はこのスワンボートに乗せられて、湖の真ん中あたりにいるのだ。


タママ「ゼオさん、ヒーミ!起きて下さいですぅ!」
ゼオ「・・・?おはよー、タママ・・・」
氷海「おはようじゃないわよ;」
タママ「何とか漕ぐものがあったから、助かったけど、時間が・・・」


すると、タママの杖がピコーンピコーンと鳴った。


タママ「ヒント!?」






・名探偵達を運んだのはライトに何かをした犯人である
・この2つの胸騒ぎは一つは優しく、そしてもう一つは厳しいものである






タママ「やっぱり、ボク達を襲った犯人はライトに何かした犯人・・・!!?」
ゼオ「どうした?」
タママ「そうですか・・・!分かった・・・!」
氷海「えっ?」






「優しい香りはまるで美しい花である」「小さきクッパを連れ出したのは脅迫状を送った犯人だ」「ライトに何かをしたのは脅迫状を送った犯人ではない」「名探偵達を運んだのはライトに何かをした犯人である」「この2つの胸騒ぎは一つは優しく、そしてもう一つは厳しいものである」






タママ(2つの事件・・・!?そしてその一つは脅迫状を送った犯人が知らなかった事件・・・!!)






何と、この一連の事件は2つの事件だった・・・!しかも、その一つは脅迫状を送った犯人が知らなかった事件・・・!氷海は様子がおかしいタママに声をかける。


氷海「どうしたの?」
タママ「いや、何でもないですぅ。戻るですぅ」


3人はスワンボートを漕いでか会場に戻る。一方、ゼオと氷海を待っている初は何かに怯えていた。


初(どうしよう・・・私、歌ちゃん先生の指導のおかげ(実は歌ちゃん先生こと歌子は有名なコレペティトゥールでその指導はいくらかの音楽学校や音大の声楽科の生徒達を声楽コンクールで入賞させるほど)で去年の全国規模の声楽コンクールで1位になったけど、やっぱり緊張する・・・2人も来ないし・・・怖い・・・!助けて、ゼオ君・・・!)


すると・・・


バンッ


ゼオ&氷海「すみません、遅れました!!」
初「ゼオ君!氷海ちゃん・・・!遅れてどうしたの?」
ゼオ「その話は後だ」
氷海「ゼオ、初、しっかりやるわよ」
ゼオ「ああ」
初「うん!」


一方、タママは客席に戻って来た。王ドラはタママに問う。


王ドラ「タママさん、こんな遅くまでどこに行ってたんですか!?」
タママ「ちょっと調べにですぅ。ゼオさんとヒーミと初の番に間に合ったから、いいじゃないですか」
ミニッツ「それもそうだね」


すると、ゼオと氷海と初の番が来た。曲は林光の道だ。


BGM:桜版林光の道


ラン「わ・・・綺麗な歌声」
ププル「あの2人の奏でるフルートも素敵じゃない?」
風雅「確かに良きライバルでパートナーな感じだな」
王ドラ「2トップのフルーティストと全国規模の声楽コンクールの1位の初さんはなかなかのものですね。美しい音楽はいい友情から。」
クロス「王ドラ、名言だ!」


2つの美しいフルートの音色と一つの美しいソプラノ・・・。まさに神に愛された天使達のようだった。そして演奏が終わり、会場は拍手と歓声と熱狂の嵐に包まれた。そしてガラコンが終わり、その後の控え室では・・・






ガラコンは無事に成功

ガラコンの戦慄の楽譜 その7 ( No.863 )
日時: 2014/12/24 16:13
名前: 桜 (ID: ms4vV0xW)

だが・・・!?






始「今回のガラコン、すごかったなー。ゼオと氷海のフルート演奏と初の美しいソプラノ、お客さんが大勢来てたね」
詩月「そうですね」


控え室ではタママ達とガラコンの出場者達は雑談で盛り上がっていた。これで残るは沙里と和男の結婚式パーティとそれを兼ねたクリスマスパーティだ。すると、砂賀堂の健二と沙里と三室財閥の三室と和男と桑原と岩井が控え室に来た。


三室「ガラコンの出場者のみなさん、ガラコンでの演奏、お疲れ様でした」
ゼオ「労いの言葉をありがとう」
風雅「ん?その大きな箱は?」


風雅は桑原と岩井が持っている大きな箱に気付いた。それを健二が言う。


健二「ああ。これはウェディングケーキですよ。沙里がどうしても一度だけ見たいと申してましたから」
ゼオ「ケーキ・・・(じゅるり」
ププル「こらこら、ウェディングケーキ全体はキミのものじゃないよ;」
ツースト「本当に食い意地が張ってるな、ゼオは;」
あいり「そうですわね;ん・・・?」


すると、あいりはウェディングケーキの箱の中からの微かな音に気付く。他の人達もこの微かな音を聞いた瞬間、気付いた。


あいり「これ、何か入ってるんじゃないんですの?」
あおい「そういえば・・・」
ミニッツ「開けようか」


あいり達はウェディングケーキが入っている箱を開ける。すると、中にはウェディングケーキではなく・・・






口も身体も赤いリボンで縛られているか草芽と歌子の姿だった・・・!






詩月&初「歌ちゃんセンセー!!!?」
始「理事長!!?」
王ドラ「草芽さん!!?」


全員が縛られた2人の方に駆け寄るが、「何か」の邪魔でリボンが取れない。その「何か」とは・・・


クロス「おい・・・!!これ、爆弾だ・・・!時限式の・・・!」
空「爆弾!!?」
マホロア「ア、こういうコトなら、ボクに任せてヨ」
グリル「本当!?」
マホロア「大体、こういうバクダンは赤のコードなんダヨネェ。コレを切れば・・・」


マホロアがペンチで赤のコードを切ると・・・爆弾が作動してしまった(爆弾投下)!


メタナイト&マルク「馬鹿ーーーーーーーーーー!!!爆弾が作動しただろうがああああああああああー!!!(大激怒」
マホロア「落ち着いてヨォ。30秒という時間の中で青のコードを切れば・・・(爆弾の中身を開ける)なかったヨォ」
カレン「馬鹿!!爆発までもうあと8秒しかないわよー!!」
ツースト「みんな、伏せろー!!(伏せながらあいりを抱きしめる」
あいり「きゃっ////////」


大半の人達が伏せる中、8秒が過ぎ・・・






ゼオ「どーん!!(ゼオ専用の杖で壁を強く叩く」
全員Σ(°Д°III)






今日のクリスマス・イヴ、ドッキリビデオみたいにドキッとしました(自分もびっくりした)。びっくりしたツーストはゼオに怒る。


ツースト「お前、何してんじゃー!!!?」
ゼオ「いや、盛り上がるかなと思って・・・」
ツースト「盛り上げなくていいわ!!!」


しかし、爆弾は爆発しなかった。その様子がおかしいタママと王ドラは爆弾を見る。


王ドラ「爆発しませんでしたね(心臓に悪い・・・;」
タママ「?小さなくす玉・・・?」


王ドラが2人の縛られている赤いリボンを取る中、タママがそのくす玉を割ったらこんなことが書かれていた。






割れたくす玉の中の紙「これが最後の警告だ。今日のクリスマス・イヴの結婚式を中止しろ!」






全員「最後の警告・・・」


最後の警告にとんでもないことを予感した沙里は三室に言う。


沙里「三室さん、この結婚式を中止した方が・・・」
三室「そうだな」
健二「三室社長!この騒ぎはただの悪戯に「もう終わりにしないですか?」えっ?」


タママが口を挟む中、タママは脅迫状の犯人の犯行を推理する。


タママ「ボクには分かりますよ。脅迫状を送った犯人が誰なのかを!」
始「本当!?」
タママ「まずは脅迫状の紙から推理するですぅ。ゼオさん、あなたはあの脅迫状から優しい香りがするって言ってたですよね?」
ゼオ「ああ、そうだが・・・」
タママ「それが犯人が誰なのかを分かる証拠ですよ。ゼオさん、こんな重要なことを教えてくれてありがとですぅ・・・そう、優しい香りは美しい花・・・すなわち・・・」






優しい香り+美しい花=棘がない薔薇






タママ「そう、あなたですよ!シーヅンこと石本詩月さん?」






何と、詩月が脅迫状を送った犯人だった・・・!この推理なら、詩月が犯人だということは断定できる。しかし、それだけでは推理にはならないとタママが判断した。詩月はすぐさま反論をする。


詩月「わ、私が犯人じゃないです!変なことを言わないで下さい!」
タママ「もちろん今回の脅迫事件の犯人はあなただけじゃないですぅ。あなたに「指示を送った」犯人はシーヅンが生まれつき身体から薔薇の香りをしていたのにボク達に気付かれないと決断して、結果は下調べに詰めが甘かったようですねぇ・・・」






タママ「砂賀沙里さん?」

ガラコンの戦慄の楽譜 その8 ( No.864 )
日時: 2014/12/24 16:18
名前: 桜 (ID: ms4vV0xW)

沙里「な・・・!?私が詩月ちゃんに指示を送るわけないでしょう!!?どうして、知ったかぶりを・・・!」
タママ「調べたんですよ」


タママは沙里が違うと言いながら推理を続ける。


タママ「次にジュニアの誘拐未遂事件。あれは草芽さんと歌子さんを最後の警告のくす玉入りの爆弾のレプリカ付きのリボンで縛るための時間稼ぎをするためにジュニアに協力させた。そして、その「芝居」は騙されたように見えて実は簡単なものだった。そうでしょう?ジュニア」
ジュニア「・・・その通りだよ」
ドラリーニョ「ジュニア君、そうなの!?」
タママ「ちなみにシーヅンと同じ音楽家の二人に直接聞いたところ、その一人は「ジュニアを誘拐する暇があるなら、フルートの練習を頑張ってるぞ?」と言って、そしてもう一人は「もし、ジュニアを誘拐するならば簡単かつ騙されやすい芝居をしてるわ」だそうですよ?」
ゼオ&氷海Σ( ・ω・)←シーヅンと同じ音楽家の二人
沙里「違うわ!!私はみんなとほぼ一緒にいたのよ!?それに私は詩月ちゃんとは何の接点も・・・!」
タママ「シーヅンと沙里さんの二人の接点なら、あるですよ?」


タママは調べてきた資料を沙里の前に出す。そしてこう言った。


タママ「沙里さん。あなたはこの学校の卒業生ですね?もちろん健二さんもこの学校の卒業生ですぅ。」
沙里&健二「!?」
タママ「あなた達は二人とも、ピアノ科で卒業したですぅ。そして、今の在学生のシーヅンとは・・・」






タママ「再従妹(はとこ)・・・つまりはあなた達は草芽さんと歌子さんの孫だったんですよ!」
ププル「草芽さんと歌ちゃんさんの孫・・・!?そんな馬鹿な・・・!!?」






何と、沙里と健二が草芽と歌子の孫だった・・・!沙里はタママの推理に反論する。


沙里「でも、同じ名前の人ならいくらでもいるじゃないですか!」
タママ「いや?証拠ならあるですぅ。それはこれだ!(王ドラからもらった盗聴器」
王ドラ「それは私があげた盗聴器!?」
タママ「これらをこの学校中に貼り付けて、その一つのこれが三人の会話の録音に成功したんですよ?これを聞いて下さい」


タママが盗聴器のボタンを押すと・・・






「おじいちゃん、おばあちゃん・・・」「なあに、沙里。私達はこれで満足よ?」「こんなことに巻き込んでごめんなさい・・・」「いいんだよ。可愛い孫のためなら何だってやるさ」「詩月ちゃんがおじいちゃんとおばあちゃんを案内するから、詩月ちゃんの言うとおりにしてね?」「詩月ね」「じゃあ、私は戻るわね」






タママ「・・・これが沙里さんが犯人だという決定的な証拠ですぅ」


何と、脅迫状事件の決定的な証拠が台詞から見てみれば、のほほんとした会話を録音した盗聴器だった・・・!沙里の兄である健二は沙里に問い詰める。


健二「沙里・・・どういうことだ・・・?」
沙里「・・・」
健二「沙里!!(左手で沙里の右肩を掴んで揺らす」
歌子「やめなさい、健二!!この子はねえ・・・あんたを止めようとしたのよ!!」
草芽「沙里はずっと、私達や詩月に相談に来ていたんだ!」
歌子「あんたに・・・」






歌子「復讐を止めさせたいってね・・・!」
カービィ「復讐!?」






歌子の「復讐」という言葉に三室は耳を疑い、健二に問う。


三室「健二さん・・・これはどういうことだ!?」
健二「・・・俺は・・・お前に地上げされた・・・砂賀ピアノ教室の息子だ!!」
ゼオ「やっぱり、砂賀という名字、どこかで聞いたな」
烈「いいから、黙って聞け;」
健二「あんたには分からないだろうな・・・!毎日、借金取りが来て・・・俺ら兄妹と生徒さん達がどれだけ怯えていたか!!おふくろは・・・俺らを育てながら一人で生徒さん達にピアノを教えて頑張ってきたのに!!家も教室も奪われ・・・心労に心労を重ねて死んで行った!お前に殺されたも同然何だよ!!」
沙里「お兄ちゃん、復讐何かやめて!!」
健二「うるさい!!(ポケットからナイフを取り出す)三室・・・お前だけは絶対に許さんぞ!!(ナイフを持って走りながら三室を刺そうとする」
ゼオ&ププル&グリル「やめろ!!!(自分達のそれぞれの2つの杖と一つの箒で健二の右腕を強く叩く」
健二「がっ・・・!!」


間一髪では悲劇は未然に防いだ。ゼオとププルとグリルは健二に怒る。


ゼオ「いい加減にしろ!!」
ププル「キミねえ・・・妹さんの気持ちも分からないの!?」
グリル「ええ!?」
健二「・・・っクソぉー!!」


タママは健二が持っていたナイフを持ち、もう一つの事件の推理を続ける。


タママ「この計画・・・あなた一人で考えたんじゃありませんよね?ボクは脅迫状の事件とは違う事件も考えたんですよ。犯人は三室さんの失脚を狙って、わざと全体の複数のライトに細工をした。そしてその計画の一つが失敗し、犯人はゼオさんとヒーミが絶対音感を持っていること、そしてシーヅンとハッチーを助けたボクを恐れてボクとゼオさんとヒーミをこの学校の湖の上のスワンボートに置き去りにした。この推理ならば、2人の犯人・・・ボクが持っているナイフの所有者のその一人の犯人は・・・」


タママはナイフをその人物の鞘に納める。そう、この事件の犯人は・・・!?






タママ「三室財閥の副社長の桑原由紀夫さんとその秘書の岩井益男さん、お前らがもう一つの事件の犯人ですぅ!」






何と、もう一つの事件の犯人は桑原と岩井だった・・・!三室は2人に問う。


三室「桑原、岩井!そうなのか!?」
桑原「・・・バレちゃあ仕方ないな」
岩井「そうですね」


健二を操った2人は全てを認める。これに三室は2人に問う。






推理は考えるのが楽しいです。

ガラコンの戦慄の楽譜 その9 ( No.865 )
日時: 2014/12/24 16:23
名前: 桜 (ID: ms4vV0xW)

三室「お前ら、これはどういうことだ!?」
岩井「・・・ふふふふふ、ハハハハハ!」
ゼオ&王ドラ「ハハハハハ!(返す」
ツースト「2人とも、返さなくていいから!!どうして、お前らはそういう波長が合うんだ!!?」
岩井「砂賀堂の社長の妹と三室財閥の地味な息子を結婚させて、ゼオ・ウィグルゥと清水氷海と麗美初はガラコンに無断欠場になり、三室財閥の事業は失敗し、その責任として三室・・・あんたは責任を取って会社から追い出される。そして、桑原さん・・・副社長は次代の社長になる!」
桑原「タママと言ったな?どうして、分かったんだ?気付かれないように裏で犯行を行ったのに」
タママ「殴られる時の意識を失う前にボクは見たんですよ。2人の男が木刀でゼオさんとヒーミを殴る姿を!それがお前ら2人ですぅ!」
岩井「ちっ・・・!もうここまでバレていたか・・・!」
桑原「こうなれば・・・!!」
ゼオ&氷海&ププル「!!?」


すると、桑原と岩井がゼオと氷海とププルの三人を人質に取り、それぞれのナイフをゼオやププルに向けた。


マルク「ゼオ!!ププル!!」
烈「氷海!!」
桑原「静かにしろ!!もし、静かにしなかったらこの2トップのフルーティストとその友人一人を刺すぞ!!助けて欲しかったら・・・三室!5000万、用意しろ!!」
三室「そんな大金、用意できるわけない!!」
桑原「何だと・・・!?」
ゼオ「しゃーりしゃりー(桑原のナイフでりんごを剥く&こんな時でも動じない」
桑原「りんご剥くな!!残念だったな、三室。お前のせいで神童のフルーティスト2人とその友人が犠牲になることになるんだからな!(ゼオと氷海に向かってナイフを向ける)殺れ!!」
岩井「はい!(ププルに向かってナイフを向ける」
氷海&ププル「きゃああああああああー!!!」
風雅&ツースト「待て!!」


すると、風雅とツーストが桑原と岩井の前に立ち向かう!桑原は立ち向かう2人に対して、怒号を上げる。


桑原「何だ、お前らは!!」
風雅「氷海は俺にとっては命よりも大事な人だ!」
ツースト「ゼオとププルは俺が手がかかるけど可愛い弟と可愛い妹のように思ってる2人だ!」
風雅&ツースト「だから、3人を離してくれ!!」
桑原「邪魔するな!!(ナイフで風雅とツーストの手を傷付ける」
風雅&ツースト「ぐあっ!!(右手を怪我した」
ゼオ&ププル&あいり「ツースト(さん)!!」
氷海&烈&鈴花「風雅!!」
王ドラ「!!」


自分以外が風雅とツーストを傷つけた(王ドラ的には遊んだ)時、王ドラの堪忍袋の緒が切れた。王ドラは可愛らしい声の割にドスの利いた声で桑原と岩井の前に近づく。


王ドラ「・・・おい」
桑原「なんだ、お前は・・・ひぃっ!!」
王ドラ「私の玩具に何てことをするんですか?私の仲間(王ドラ的には玩具)で遊んでいいのは私だけだ!!(桑原の胸ぐらを掴む」
タママ「(!チャンスですぅ!)リニョりん!このサッカーボールを桑原と岩井の上の壁にかけている大きなダーツバードの真ん中のブルの的に当たって欲しいですぅ!」
ドラリーニョ「シュートしていいの!?(ぱああっ)分かった!シュート!(サッカーボールに回転をかけたシュートをする」


そしてその王ドラが0.5秒の速さで桑原に鉄拳をかましたあと、その0.5秒の中でドラリーニョのボールは俊敏の速さでダーツバードのブルに命中し、ダーツバードがくす玉のように割れて、紙には「Merry Christmas!」と書かれていた!その変形した元ダーツバードの紙が岩井に当たり、慌てる中でゼオとププルと氷海はみんなのところに逃げ出した!


初「あれ、理事長が作ったんですか?」
草芽「はい。今日のガラコンはクリスマスパーティと沙里と和男様の結婚式も兼ねて・・・」
勇飛「ここってどんだけ金があるんだ?」
桑原「このガキ共〜・・・!!邪魔しやがって・・・!!」
岩井「お前らからぶち殺す!!」






人質救出!

ガラコンの戦慄の楽譜 その10 ( No.866 )
日時: 2014/12/24 16:26
名前: 桜 (ID: ms4vV0xW)


激昂した2人は王ドラとドラリーニョとタママを刺そうとする。だが、これが行けなかった。なぜなら・・・


王ドラ「アチョチョチョー!!(タママとともに桑原を蹴る」
タママ「とりゃー!!(王ドラとともに桑原を殴る」
ドラリーニョ「シュートー!(岩井に向かってサッカーボールを驚異的な速さで蹴る」
桑原「ぐあっ!!」
岩井「げっばぁ!!」


3人は桑原と岩井を倒した。しかし・・・


桑原「ふふふ・・・」
王ドラ「何がおかしいんですか?」
桑原「今から出てくる奴らは私が集めたヤクザ達500人だ!王ドラは流石にこのヤクザ達と戦ってないよなぁ?」
王ドラ「確かに戦ってませんね。ですが、そんな程度の人数、私が「ヒドウンチューブ」


すると、空は自分も含めてさ3人にヒドウンチューブをかけた。この防御魔法のヒドウンチューブは外からは見えないのだ。


王ドラ「空さん!?」
空「3人は桑原と岩井を倒したから、疲れたでしょ?みんながヤクザ500人を倒し終わるまでに私がヒドウンチューブを発動し続けるから任せてよ」
ドラリーニョ「みんなって・・・」
空「ラン達オリキャラ(ヒドウンチューブを発動したオリキャラの自分以外は)とつぎドガ組とメタカビと魔法使い三人組とププルちゃんとゼオ君とツースト君とクロス(クロスはオリキャラです)とミニッツちゃんとジュニアを見て。みんなスキルを解放してヤクザ達を倒してるんだよ。ちなみに理事長さんと奥さんと初達は私が避難をしたよ」
タママ「あ・・・ありがとですぅ」
空「いえいえ。はい、タママ(ハチミツプリンをタママに渡す」
タママ「これは?」
空「ゼオ君からって。タママ、頭を使ってたから疲れたでしょ?」
タママ「・・・ありがとですぅ(ハチミツプリンを食べる」


そして、大半のスキル所持者や武器所持者がヤクザ500人を倒し、目を覚ました桑原と岩井をツーストと風雅(ちなみに2人とも、右手はカレンと鈴花のヒーリングで治りました)が取り押さえる。すると、三室が言う。


三室「おい!桑原と岩井と・・・砂賀を警察に突き出せ!」
ツースト「待ってくれ。三室社長、今、健二さんを警察に捕まらせたらあんたが地上げ屋やってた時の悪事の数々が世間に公になるんだぞ」
マルク「草芽、どうするのサ?」
草芽「・・・三人を警察に突き出すのはやめましょう。幸いにもツースト君と風雅君の傷は治ったし・・・」
ゼオ「でも、砂賀は三室を刺そうとしたんだよ!?」
ツースト「お前、ややこしくさせるな!!」
三室「・・・分かった。桑原、岩井、貴様らはクビだ。今すぐ立ち去れ!」
桑原&岩井「ひ・・・ひぃーーーーーーーーーーっ!!!」


離された桑原と岩井は恐怖に怯えて逃げた。三室は和男に言う。


三室「和男。結婚式も中止だ!」
和男「どうしてですか・・・!?僕は沙里さんと・・・!」
三室「あのな。こんなお前と結婚してくれる奴はいない。家に帰って目を覚ませ!!」
和男「・・・はい、父上・・・」


三室と和男は控え室を出て、観月音楽アカデミーを出て行ってしまった。事件の元凶である健二と沙里は謝る。


健二「沙里・・・おじいちゃん、おばあちゃん、みなさん・・・ごめん・・・」
沙里「みなさん、ご迷惑をおかけしました・・・本当はお兄ちゃんの言う通りに私が結婚すれば良かったのに・・・」
タママ「いいじゃないですか。本当は和男さんのことを好きでも何にもなかったんですね?それでいいじゃないですか」
健二「キミ達は・・・どうして、キミ達の心が強いのか分かったよ。俺、目が覚めたよ。タママ君、キミのおかげだありがとう」
タママ「いえいえ・・・(変なことに巻き込まれるから、もう探偵はやらないですぅ;」←しかし、王ドラからは絶対に逃げられない
始「それより、クリスマスパーティ「だけ」をやるんだろ?今回のクリスマスパーティはガラコンの出場者がオーケストラでやるってさ」


すると、王ドラが何かを思いついた。気付いたツーストに王ドラは耳打ちをする。その様子にツーストはOKを取る。そして、クリスマスパーティになり、ガラコン出場者達はオーケストラでドラランドのクリスマス交響曲を演奏する。


BGM:桜版ドラランドのクリスマス交響曲


ゼオ(そういえば、ププル達は?)
氷海(どこに行っちゃったのかしら?)
ププル「ゼオ!氷海ちゃん!」
ゼオ&氷海「!」


すると、ププルの身体がイルミネーションのように光り出しながら、タケコプターで飛んでいた!実はこれは王ドラのアイデアであり、ゼオと氷海以外の王ドラ達23人がひみつ道具のイルミネーションクラッカーを食べて好きなようにタケコプターで飛ぶことを草芽が許可してくれたのだ。ププルが向こうに行ったあと、ゼオと氷海は優しく微笑み、演奏を続ける。そして、今日のクリスマス・イヴに雪がシャンシャンと降ってきた・・・。






ーーー今日のホワイトクリスマスには特別な日である。


ーーーそれは地上の人々の想いが伝わって、サンタクロース・・・もとい夜空の神様が何か最高の幸せを送らせる日。


ーーー夜空の神様はクリスマス・イヴに雪達を降らせて人々に最高に幸せな日を送らせた。


それは最高に幸せな日で雪達に希望と勇気の曲であるベートーベンの交響曲第9番を歌わせるために、そして雪達も人々に希望と勇気を送るために風のオーケストラの演奏とともに歌ったーーー・・・。






Merry Christmas!


おわり

ガラコンの戦慄の楽譜 その11 ( No.867 )
日時: 2014/12/24 16:29
名前: 桜 (ID: ms4vV0xW)

「オリキャラ紹介」


・堂島草芽
世界的に有名なオルガニストで超名門の観月音楽アカデミーの理事長。詩月の伯父。妻の歌子の紹介の時にさん付けで呼んでしまう癖がある。王ドラの友人。実は有名な本屋会社の砂賀堂の社長の健二とその妹の沙里の祖父。


・堂島歌子
草芽の妻で有名なコレペティトゥール(歌唱指導者)。いくらかの音楽学校や音大の声楽科に指導してたまに観月音楽アカデミーの声楽科の生徒達にも指導するが、その指導はいくらかの声楽科の生徒達を声楽コンクールで入賞させるほど。生徒達に「歌ちゃん先生」と呼ばれているが、本人はコレペティトゥールとしての立場上拒否している。実は健二と沙里の祖母で沙里が兄の健二の復讐を止めさせるために夫の草芽とともに沙里と夫の姪である詩月が起こした事件に協力した。


・砂賀健二
砂賀堂の社長で沙里の兄。詩月の再従兄(はとこ)。彼の母親が経営していたピアノ教室と家がまだ地上げ屋だった三室に奪われ、母親が心労のに末亡くなってしまった過去を持つ。そのことから三室を恨んでおり、彼に復讐をしようとしたところを桑原と岩井に利用された。その後は三室に警察に突き出されそうになるが、ツースト達の計らいで罪は許されて逮捕に至らずに済んだ。実は観月音楽アカデミーのピアノ科の卒業生。


・砂賀沙里
健二の妹で詩月の再従姉(はとこ)。美人。とても心優しく兄思いで祖父母思いであり、身内思い。三室の息子の和男と結婚させられそうになるが、兄がその結婚を利用して三室に復讐しようとしているところを止めるために詩月とともに事件を起こした。観月音楽アカデミーのピアノ科の卒業生。


・石本詩月
健二と沙里の再従妹(はとこ)で草芽の姪。王ドラの友人。観月音楽アカデミーの高等部のヴァイオリン科の女子生徒で今回のガラコンの出場者。彼女のヴァイオリン演奏は表現力に定評がある。沙里の頼みに承諾し、彼女の指示を受けて事件の裏側で暗躍している。生まれつき優しい薔薇の香りがするが、それがタママが真実に導き出させる鍵となる。


・麗美初
観月音楽アカデミーの高等部の声楽科の女子生徒で優秀な学生。今回のガラコンの出場者で詩月と始とは同級生。全国規模の声楽コンクールで優勝した経験を持ち、声楽界期待の星。王ドラの友人でランのことは王ドラの話を聞いて知っている(本人曰わく歌声ではランに負けている)。同じ今回のガラコンの出場者であるゼオに好意を持つ。


・譜和始
観月音楽アカデミーの高等部のピアノ科の男子生徒で天才ピアニスト。今回のガラコンの出場者で詩月と初とは同級生。彼のピアノ演奏ではテクニックに定評がある。王ドラの友人。


・三室隆介
都内有数の三室財閥の社長。昔は地上げ屋をやっていたらしく、その数々の悪事の中で健二と沙里の母親のピアノ教室も地上げした。そのことで健二に命を狙われるが、間一髪で助かった。その後は桑原と岩井と健二の逮捕を促すが、ツースト達の計らいで逮捕を促すのをやめた。その後、桑原と岩井を解雇する。


・三室和男
三室隆介の息子。地味顔でカレンと空に「やっぱり、金目当てに違いない」と小声で言われた。沙里との政略結婚が決まっていたが、事件を経て三室によって婚約は破棄された。


・桑原由紀夫&岩井益男
桑原は三室財閥の副社長で、益男は桑原の秘書。桑原と岩井は桑原(自身)が次代の社長になる野望を持っており、三室に復讐心を抱いている健二を利用して、“もう一つの事件”を引き起こした。タママ達に成敗されたあと、三室に解雇された。


「後書き」


今回はクリスマス話でした。今回のクリスマス話はコナンの映画の「戦慄の楽譜(フルスコア」に影響を受けてミステリー×音楽の話を書こうと決めて書きました。でも、音楽はあんまり目立ってないかな;
今回もクラシック曲を調べて書きました。すっげー頑張ったよ自分;いろんな時代の作曲家の作品を表現するのに楽しいです。そういえば、私、最近はフルートを始めましたよー。嘘ではないです。まだ始めたばかりですが、2週間で音が出るようになり、今は複式呼吸の練習真っ最中です。自分は元から音楽が好きなので案外楽しいです。フルートが吹けない日は「フルート欠乏症」(みたいなもの)を発症してしまいますね;
ちなみに今回の観月音楽アカデミーの在学生と教師のオリキャラの名字と名前は音楽の音域から取りました。例は・・・


堂島草芽&堂島歌子=ド
麗美初=レ
譜和始=ファ
石本詩月=シ


名探偵コナンのゲストキャラクターの容疑者として疑われているキャラの名前が音楽の音域でしたのでそれにちなんで頑張って見ました。では・・・Merry Christmas!






「おまけ」裏側


ゼオ「パーティだ!食べ物だー!」
ツースト「おい、あんまり食べ過ぎるな・・・!」


観月音楽アカデミーのクリスマスパーティの中、ツーストはゼオが落としたものを発見する。それは・・・






マジカルワールドがリリン帝国に理不尽な侵攻を受けている時の新聞の切り抜きだった・・・。その新聞は逃走中4でツーストとマルクとサタンが読んだもの・・・。






マルク「ツースト・・・」
ツースト「しっ。・・・今は何も言うな。・・・本当は全部知ってたんだな、ゼオとププル・・・最初から何もかも」


ーーー優しさなんて欲しくない。


ーーー頼れる人も欲しくない。


ーーーただ友人を巻き込むのが正しいと説くのなら、


ーーー教えにだって背ける。






ーーー死ぬのは決して怖くない。


大切な人達を、助けることができるから。






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