二次創作小説(映像)※倉庫ログ

6.管理者とプレゼントボックス(その1) ( No.141 )
日時: 2013/05/19 23:04
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

まずは通達内容から。

通達1

この街の禁忌である中央エリアに侵入した
ことが原因で、現在全ての逃走者が疑われている!

その為に、黒いローブを着た"管理者"達が
2人1組で巡回し、君達逃走者を発見次第、
捕縛し、記憶を処理しようと動いている。

よって、これ以降管理者達に接触されたら、
強制的に失格扱いにする。

反応、どうでしょう?

6.管理者とプレゼントボックス(その2) ( No.142 )
日時: 2013/05/27 00:15
名前: YUMA (ID: nAia7yCz)

通達の反応、その1と...

緑間「"管理者"だと?」
夏天「不味いネ。ハンターが増えた様なモノだニャ!」

深刻な顔をする秀徳のエースと中学生歌姫。
そう、それが見たかったんだ。追い詰められる深刻な顔。
だが、2人の話を少し離れた所から聞いている人物がもう1人いた。

カナン(白鐘)「!(あいつらが!?は、早く逃げなきゃ!(゜Д゜))」

タッタッタッタ....

そう、あの時に2人が発見した少女、カナン。
彼女は管理者の名前を聞いて驚き、走って
その場から去る!

緑間&夏天「!?、待て!(待つニャー!)」

しかし、反応が遅れた為、すぐに

夏天「行っちゃった....。」
緑間「....(危険過ぎるのだよ。狙われていると言うのに!)」

実はこの2人、カナンからこの街の事情を
聞いていたのだ。
それはミッション終了直後に遡る。

92:00 中央エリア、北側、噴水庭園。

カナン(白鐘)「...?」(キョロキョロ。)

倒れていたカナンが目を開ける。
2人はあの後彼女を噴水近くのベンチに運び、
寝かせて様子を見ていた。

夏天「大丈夫か?」
カナン(白鐘)「....(そうだ、私...は...ッ!)」(ガバッ!)

カナンは何かを思い出して飛び起き、
立ち上がろうとするが、足がまだふらつく。

緑間「落ち着くのだよ!俺と彼女は敵ではない!」

倒れそうになった彼女をすぐに
後ろから緑間が支える。

カナン(白鐘)「...何故、貴方達は禁忌の場所にいるの?
様子が違うから、まさかとは思うけど。」

急に口を開いた彼女。

2人「?」

2人は首をかしげる。

カナン(白鐘)「貴方達、この街の人間じゃないでしょう?
...1つ聞くわ、構わないかしら。」

彼女は真面目な眼差しで見つめる。

夏天「私達はヒマネ。だけど、黒い服が来たら、
しばらく離れるアル。それでも大丈夫か?」
緑間「事情は長いが、俺達は黒い服の奴等に
狙われている。」
カナン(白鐘)「ありがとう。貴方達も狙われていたのね。
私も狙われているわ。黒い服なのは同じだけど。」

幾らか信頼された様だ。

夏天「質問は何だニャー?」
カナン(白鐘)「嫌な事とか、思い出したくないとか、不快な記憶ってある?」

2人「.....」

2人は少し考えていた。
少し間をおいてシアが口を開く。

夏天「...昔、事故でお姉ちゃんと離ればなれに
なって、死にたくないって無我夢中だったのニャ。
あまり思い出したくないネ。」

弐寺を知らない人の為に説明しよう。
シアは昔、海難事故で家族と生き別れた過去がある。
現在は色々あって家族と再会出来たが、
まだ当時の恐怖は残っていた様子。
彼女が話し終えると緑間が話し始める。

緑間「高校のバスケの大会で、赤司...いや、負かしてやりたいと思う相手に返り討ちにされた事だ。負けて悔しいよりも、その時のメンバーで二度と試合が出来ない事が辛いのだよ。」

黒バスを知らない人に説明しよう。WC準決勝の
洛山戦での敗北よりも、またそのメンバーで試合が
出来ないという事実の方が彼には辛いのだ。
バスケを愛する人間らしい答えである。

カナン(白鐘)「2人共"ある"のね。」

その後の彼女の話、それは。

88:35、中央エリア、中央広場。

緑間「"この街の住人全てが記憶を操作され、
苦痛で嫌な記憶を全て消去されていた"....
人事を尽くしていないよりも...酷いのだよ!」
夏天「気持ち悪い!辛くても...苦しくても、
大切な記憶もあるネ!」

2人は嫌悪と怒りの顔を隠せなかった。
そう、この街"ステラ"の住人全ては記憶を
操作され、嫌な記憶を消されていたのだ。

な、なんだってー!?